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8.リザードマン達の救世主
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レッドベアから見れば、今の俺はただのリザードマンに見えているはずだ。
そうなると、他の今まで戦ってきたリザードマンと同じように思うだろうし、それこそが俺の最大のチャンスとなる。
実際レッドベアは、少し様子を見てきてはいたが、さほど時間かからずに一気に突進して俺に向かってきた。
俺をその突進を真正面から受け、体がいくつかに分裂する。
そしてレッドベアが攻撃を終えて動きが止まったタイミングに、俺は分裂した体からいくつも緑色の触手を作り出し、その触手でレッドベアの手足を拘束!
さらにレッドベアの口の中にも触手を入れ、洗脳を試みる!
バタバタ暴れて抵抗するレッドベアだったが、脳の自由が効かなくなったからか、抵抗は次第に弱まっていき、ピタリと身動きが取れなくなった。
そして、洗脳が完璧に終わり、抵抗ゼロになったレッドベアを、俺はゆっくりと捕食していく。
細胞量が少ないとはいえ、無抵抗のままに捕食できたから、1分ちょっとで捕食は完了し、この場には静寂が訪れた。
戦闘が終わったので、俺は分裂した体を繋ぎ合わせ、触手を身体の中にしまってから、リザードマンの群れの方を向いて声をかけようとするのだが。
「みんな、もう目を開けていい……」
「おい、マジかよ? 見たか、今の戦い?」
「いや、戦いとは言えないだろ。蹂躙だ。まさに、圧倒的だ!」
距離をとっているリザードマン達は、既に目を開けていて、俺の戦闘が終わると、ザワザワとし始めた。
うわ、これ、完全に俺の言う事を無視してこっそり戦いを見られていたパターンじゃねえか。
つまり、リザードマン達に俺が異物だと言う事がバレてしまったことになる。
……今度こそ、リザードマンの村にいられなくなるな、俺。
ザワザワと話しているリザードマンの中から、一人俺の方へと近付いてきた。
「リザーク、レッドベアを倒してくれてありがとう。さっきの力で、クロコダイル達も倒したのか?」
「……えっ、ああ、そうだが」
「なるほどな。それだけ強力な魔法が使えるんだったら、クロコダイルのヤツらだってイチコロなのも分かる。なあ、みんな?」
リザードマンがそう言うと、うんうんと頷く他のリザードマン達。
……どうやら、リザードマン達は俺が魔法を使って倒したものだと勘違いしてくれているらしい。
体が分裂してから元通りに直る様子を見て、そう思えるのは、なかなかに鈍感というか、何ていうか……。
見た目がグロテスクだから、忌避感を持つ者がいてもおかしくないのだが、今のリザードマン達からはそんな様子すら見られない。
それから他のリザードマン達も俺の近くに寄ってきて、口々に感謝の言葉を言ってきたり、どうやってあの魔法を使ったのかとか聞いてきて、俺は色々と引っ張りだこだった。
俺は適当にそんなヤツらの相手をしつつ、一方で、座り込んだまま動かないでいるリザードマンの姿が目に留まる。
俺はリザードマンの人混みをかきわけ、そんなリザードマンの近くまで近寄る事にした。
「どうしたんだ? 大丈夫か?」
「あっ、リザーク。おれは大丈夫。ちょっと休んでいるだけ……」
座り込んでいるリザードマンは、そういって何かを隠すような仕草を見せる。
「もしかして、ケガをしているのか? さっきのレッドベアとの戦いで?」
「……ああ、そうだよ。だけど、すぐに治るから、心配しないでくれ」
「いや、心配するだろ。ちょっとケガの様子を見せてくれないか?」
「うっ、分かった。だけど、本当に心配しなくて良いから……」
そう言って両手で覆っていた左脇腹あたりを隠すのをやめたリザードマン。
すると、その脇腹がえぐれていて、緑色の血が止まらない様子が目に入った。
それを見た周りのリザードマン達が血相を変える。
「……なっ、お前、なんで隠していたんだ!? そこまでのケガをしたら、死んじまうじゃねえか!?」
「ああ、そうだよ。おれはもう助からない。だから、それよりも他の助かるリザードマンを一人でも助けてやってくれ……お願いだ……」
リザードマンはそう言って、だんだんと血の気が失せていっている。
その様子だと、本当に彼に残された時間は長くないのだろう。
……俺の力で、何とかできないかな?
周りのリザードマン達は、幸いにも、俺の力を魔法だと勘違いしてくれているし、スライムの能力を使う事はできそうだし。
彼のえぐれてなくなってしまった部分、臓器や血液を補ってやれば、何とかなるんじゃないだろうか?
「……ちょっとそのままじっとしていろよ?」
「えっ、リザーク、一体何を?」
俺は右腕から緑色の触手を出し、触手でリザードマンのえぐれた部分を包み込む。
……このリザードマンの血液の採取完了。
皮膚、あとは臓器の遺伝子も採取完了。
失った臓器については、リザークの体構造から流用して―――
よし、いけそうだ。
俺は、リザードマンの体の一部を捕食して、得られた情報をフル活用し、リザードマンの体の修復を試みる。
すると、みるみるうちに失った臓器、血液が戻っていき、その外側にあたる皮膚も形作られていって、ついには完全に傷が塞がった!
「……ふう、上手くいったみたいだな。体調はどうだ?」
「えっ……うそ、信じられない。全然苦しくない。おれ、まだ生きられるのか……?」
「その様子だと大丈夫そうだな」
俺はほっと胸をなでおろしていると、周りのリザードマン達は、「すげぇ!? 奇跡、奇跡が起きたぞ!?」とか、「リザーク、お前は神かよ!? 最高すぎるっ!?」とか、すごく興奮して、まるでお祭り騒ぎになっていた。
それからは、俺は希望するリザードマン達に対し、ケガを治して回ることになる。
先ほどの彼のように致命傷を負った者は他にはいなかったものの、みんな傷が治っていく様子に感動して、ものすごく感謝してきていた。
こんなに喜んでもらえるなら、ちょっと出しゃばった甲斐があったってもんだな。
「……お前で最後かな。ケガを見せてみろ」
「あっ、よろしく頼むよ、リザーク!」
ケガをした最後のリザードマンにケガの修復を行う俺。
何回もやっているおかげでだいぶ慣れてきたかもしれない。
「……これで完了だな」
ケガをしたリザードマンを全員治療しきり、ほっと一息つく俺。
すると急に目の前がグラリと傾く。
……あっ、やべぇ。
どうやらリザードマン達のケガを治すために細胞を使いすぎたみたいだ。
かっ、形が保てねぇ……。
「……おっ、おい、リザーク!? どうしちまったんだ!?」
「な、なんか、体が溶けちゃって―――」
「リザークーーーーー!?」
周りのリザードマン達の悲鳴が聞こえてくる中、俺はその場にばたりと倒れてしまう。
そして自分の残り細胞が少なくなった俺は続いて視界を失い、そのまま意識が飛んでしまうのだった。
そうなると、他の今まで戦ってきたリザードマンと同じように思うだろうし、それこそが俺の最大のチャンスとなる。
実際レッドベアは、少し様子を見てきてはいたが、さほど時間かからずに一気に突進して俺に向かってきた。
俺をその突進を真正面から受け、体がいくつかに分裂する。
そしてレッドベアが攻撃を終えて動きが止まったタイミングに、俺は分裂した体からいくつも緑色の触手を作り出し、その触手でレッドベアの手足を拘束!
さらにレッドベアの口の中にも触手を入れ、洗脳を試みる!
バタバタ暴れて抵抗するレッドベアだったが、脳の自由が効かなくなったからか、抵抗は次第に弱まっていき、ピタリと身動きが取れなくなった。
そして、洗脳が完璧に終わり、抵抗ゼロになったレッドベアを、俺はゆっくりと捕食していく。
細胞量が少ないとはいえ、無抵抗のままに捕食できたから、1分ちょっとで捕食は完了し、この場には静寂が訪れた。
戦闘が終わったので、俺は分裂した体を繋ぎ合わせ、触手を身体の中にしまってから、リザードマンの群れの方を向いて声をかけようとするのだが。
「みんな、もう目を開けていい……」
「おい、マジかよ? 見たか、今の戦い?」
「いや、戦いとは言えないだろ。蹂躙だ。まさに、圧倒的だ!」
距離をとっているリザードマン達は、既に目を開けていて、俺の戦闘が終わると、ザワザワとし始めた。
うわ、これ、完全に俺の言う事を無視してこっそり戦いを見られていたパターンじゃねえか。
つまり、リザードマン達に俺が異物だと言う事がバレてしまったことになる。
……今度こそ、リザードマンの村にいられなくなるな、俺。
ザワザワと話しているリザードマンの中から、一人俺の方へと近付いてきた。
「リザーク、レッドベアを倒してくれてありがとう。さっきの力で、クロコダイル達も倒したのか?」
「……えっ、ああ、そうだが」
「なるほどな。それだけ強力な魔法が使えるんだったら、クロコダイルのヤツらだってイチコロなのも分かる。なあ、みんな?」
リザードマンがそう言うと、うんうんと頷く他のリザードマン達。
……どうやら、リザードマン達は俺が魔法を使って倒したものだと勘違いしてくれているらしい。
体が分裂してから元通りに直る様子を見て、そう思えるのは、なかなかに鈍感というか、何ていうか……。
見た目がグロテスクだから、忌避感を持つ者がいてもおかしくないのだが、今のリザードマン達からはそんな様子すら見られない。
それから他のリザードマン達も俺の近くに寄ってきて、口々に感謝の言葉を言ってきたり、どうやってあの魔法を使ったのかとか聞いてきて、俺は色々と引っ張りだこだった。
俺は適当にそんなヤツらの相手をしつつ、一方で、座り込んだまま動かないでいるリザードマンの姿が目に留まる。
俺はリザードマンの人混みをかきわけ、そんなリザードマンの近くまで近寄る事にした。
「どうしたんだ? 大丈夫か?」
「あっ、リザーク。おれは大丈夫。ちょっと休んでいるだけ……」
座り込んでいるリザードマンは、そういって何かを隠すような仕草を見せる。
「もしかして、ケガをしているのか? さっきのレッドベアとの戦いで?」
「……ああ、そうだよ。だけど、すぐに治るから、心配しないでくれ」
「いや、心配するだろ。ちょっとケガの様子を見せてくれないか?」
「うっ、分かった。だけど、本当に心配しなくて良いから……」
そう言って両手で覆っていた左脇腹あたりを隠すのをやめたリザードマン。
すると、その脇腹がえぐれていて、緑色の血が止まらない様子が目に入った。
それを見た周りのリザードマン達が血相を変える。
「……なっ、お前、なんで隠していたんだ!? そこまでのケガをしたら、死んじまうじゃねえか!?」
「ああ、そうだよ。おれはもう助からない。だから、それよりも他の助かるリザードマンを一人でも助けてやってくれ……お願いだ……」
リザードマンはそう言って、だんだんと血の気が失せていっている。
その様子だと、本当に彼に残された時間は長くないのだろう。
……俺の力で、何とかできないかな?
周りのリザードマン達は、幸いにも、俺の力を魔法だと勘違いしてくれているし、スライムの能力を使う事はできそうだし。
彼のえぐれてなくなってしまった部分、臓器や血液を補ってやれば、何とかなるんじゃないだろうか?
「……ちょっとそのままじっとしていろよ?」
「えっ、リザーク、一体何を?」
俺は右腕から緑色の触手を出し、触手でリザードマンのえぐれた部分を包み込む。
……このリザードマンの血液の採取完了。
皮膚、あとは臓器の遺伝子も採取完了。
失った臓器については、リザークの体構造から流用して―――
よし、いけそうだ。
俺は、リザードマンの体の一部を捕食して、得られた情報をフル活用し、リザードマンの体の修復を試みる。
すると、みるみるうちに失った臓器、血液が戻っていき、その外側にあたる皮膚も形作られていって、ついには完全に傷が塞がった!
「……ふう、上手くいったみたいだな。体調はどうだ?」
「えっ……うそ、信じられない。全然苦しくない。おれ、まだ生きられるのか……?」
「その様子だと大丈夫そうだな」
俺はほっと胸をなでおろしていると、周りのリザードマン達は、「すげぇ!? 奇跡、奇跡が起きたぞ!?」とか、「リザーク、お前は神かよ!? 最高すぎるっ!?」とか、すごく興奮して、まるでお祭り騒ぎになっていた。
それからは、俺は希望するリザードマン達に対し、ケガを治して回ることになる。
先ほどの彼のように致命傷を負った者は他にはいなかったものの、みんな傷が治っていく様子に感動して、ものすごく感謝してきていた。
こんなに喜んでもらえるなら、ちょっと出しゃばった甲斐があったってもんだな。
「……お前で最後かな。ケガを見せてみろ」
「あっ、よろしく頼むよ、リザーク!」
ケガをした最後のリザードマンにケガの修復を行う俺。
何回もやっているおかげでだいぶ慣れてきたかもしれない。
「……これで完了だな」
ケガをしたリザードマンを全員治療しきり、ほっと一息つく俺。
すると急に目の前がグラリと傾く。
……あっ、やべぇ。
どうやらリザードマン達のケガを治すために細胞を使いすぎたみたいだ。
かっ、形が保てねぇ……。
「……おっ、おい、リザーク!? どうしちまったんだ!?」
「な、なんか、体が溶けちゃって―――」
「リザークーーーーー!?」
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