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12.理不尽な種族格差のある世界
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リザードマンが語ってくれたのは、この世界の仕組みについてだった。
この世界に存在する、知能が発達した種族全般を人類と呼ぶらしく、その人類に該当する種族は20あるのだそうだ。
そして、その20種族には世界に及ぼす影響力の大きさで序列がつけられているのだという。
ちなみにその序列は上から順に
1.デーモン
2.エンジェル
3.ドラゴン
4.スピリット
5.ゴースト
6.ドラゴニュート
7.オーガ
8.マシン
9.ウルフ
10.グリフォン
11.エルフ
12.ヒューマン
13.ドワーフ
14.ミノタウロス
15.オーク
16.クロコダイル
17.サハギン
18.コボルド
19.ケットシー
20.リザードマン
と現在はなっているらしい。
つまり、リザードマンは最下位の序列なんだとか。
ヒューマンというのは多分人間のことなんだろうな。
12位とほぼ中間の順位にいるくらいだし、それなりに繁栄しているとみて良さそうだ。
あと気になるのは、オーガが7位とかなりの高順位にいることだな。
日本のゲームのオーガのイメージだと、こんな強キャラなイメージはないんだけどな。
多分そんな順位になるほどの何かがあるんだろうな、きっと。
要注意だ。
ちなみにこの20種族以外は人類とはみなされないらしく、スライムの俺は人類ではなく、魔物に分類されるらしい。
まあ、そりゃそうだろうな。
俺の日本のゲーム知識でも、スライムが魔物以外に分類される事の方が圧倒的に少ないしさ。
「……でも、おれ達はリザークの事、当然仲間と思っているからなっ!」
なんか俺の気にさわると思ったのか、説明してくれているリザードマンがそうフォローしてくれた。
人類かどうかなんて、別にそんなの誰かが勝手に決めたくくりだし、そこからもれた所で、別にどうって事ないんだけど。
それからまたリザードマンの説明が続く。
その20種族の序列は絶対的なもので、その序列によって神から得られる加護の強さが変わるのだという。
そんな背景もあり、序列は非常に変動しにくく、ここ数年に至っては全く変動していないらしい。
「神の加護って具体的にはどんな効果があるんだ?」
「そうだな……はっきりとは分かってないけど、少なくとも体の強さには関係してくるみたいだ。例えば序列が4つ上のクロコダイルとは体の強さが全く違う。元々の体の構造が違うのもあるが、そこまで差が出るのは加護の差があるからと言われているな」
……なるほど。
加護の差、か。
そう聞くと、今までのことも何となく理解できる。
格上種族にリザードマン達が言うがままになっているのも、その差を理解して、格上種族と敵対しないためなんだろう。
万が一敵対する事があったら、リザードマン達に勝ち目がないからな。
「ケットシーの押し売りに逆らえないのもその序列が原因なのか?」
「それもあるが、それよりも大きいのは、銀竜の宝玉だな」
「銀竜の宝玉って、あのケットシーがちらりと見せてきた銀色の球のことか?」
「ああ。あれにはドラゴン族の吐息を吐き出す効果があってな。それで同胞の村の一つがまるまる消えちまったんだ……」
そう言うと悲しそうな表情をするリザードマン。
……そういう事情があったのか。
ケットシーはその球を使って、リザードマンの村を滅ぼす事ができる。
そしてリザードマンは仲間の命を大事にする所があるから、そんな被害はもう出したくない。
だから言われるがままになっているという訳だ。
「……なるほど、よく分かった。それで、お前達はこのままで良いと思っているのか?」
「思ってねえよ。だけど、おれ達にはどうしようもないんだ。下手に抗って、大切な仲間を失う位なら、抗わない方がまだマシだと思っている」
悔しさをにじませながらも、そう言い切るリザードマン。
……仲間が大切だからこそ、今の選択をしているということか。
確かに、それは一理ある。
そんな仲間思いのリザードマンだからこそ、リーサを守ろうとした俺をスライムであるにも関わらず、仲間として受け入れてくれたんだな。
……こんな良いヤツらが、こんな不遇な生活を送って良いのか?
そして、ゲスなヤツらがコイツらから何もかも奪っていく現状で良いのか?
いや、良くないだろ。
少なくとも、俺はそんな現状を我慢できない。
良いヤツは報われるべきだし、ゲスなヤツらは地獄に落ちれば良いのにと思う。
そして、今はそれを為すだけの力があまりに足りない。
リザードマン達には力がないし、俺にはあらゆる情報が足りていなさすぎる。
だけど、それは「今は」の話だ。
必ず、近いうちにその報われる世界を実現してみせる。
ゲスいヤツらが搾取する格差世界から、ゲスいヤツらが搾取される格差世界を作り上げよう。
……みんな平等な世界は目指さないのかって?
いや、俺はそんなお人好しじゃねえよ。
酷いことをしたヤツは、その酷いことをした分の苦労はするべきだし、その身を持って、罪を償うべきだと思う。
酷いことをしたヤツも、良いことをしたヤツと同じ扱いをするなんて俺は我慢できないしな。
そして、俺はこれからその第一歩を踏み出そうと思う。
俺は、リザードマン達にとある提案をしてみた。
「……ならさ。俺と一緒に目指さないか? 大切な仲間を失わずに、それでも優しいお前達が辛い思いをしない、そんな世界をさ」
「えっ? でもおれ達にそんな事は……」
「できないと思うだろう? 確かに今すぐはできないさ。だけど、俺に考えがある。もし協力してくれるのなら、俺はそんな理想の世界を作るために突き進もうと思うんだが、どうだ?」
俺がそう言うと、リザードマン達は首をかしげて、近くのリザードマンとコソコソと話し始める。
……あれっ、もしかしてあまり乗り気じゃない感じなのか?
まあ、突然そんなこと言われても困るよな。
これは俺が勝手に思ったことだし、リザードマン達が望まないなら、俺の思いは余計なお世話にしかならないだろう。
やっぱり、やめておく―――
「すまない、リザーク。意味が違っていたら申し訳ないんだが。それはつまり、俺達の序列を上げるっていうことか?」
「もちろんだ。俺達が辛い思いをしないためには、その中でも最上位になる必要があると思ってる」
「さ、最上位だって!? そ、そんな事が本当にできるのか!?」
ザワザワと大きな声で騒ぎ始めるリザードマン達。
俺の発言がよほど衝撃的だったらしい。
その反応からするに、それまでの俺の発言は意味があまり理解されてなかっただけみたいだ。
そしてそのまま少し待っていると、一人のリザードマンが前に出て、俺の目をまっすぐに見て言った。
「面白え、乗った! オレ、リザークに協力するよ! 正直最上位になるなんて、どうやるか想像もつかないけど、なんかスゴい事になりそうでワクワクするぜ!」
「おれも! おれも協力するぜ! 最上位ってことは、あの金の亡者のネコ野郎も、人さらいのワニ野郎よりもずっと上になるんだろ? それって最高じゃねえか?」
「ふふっ、リザークって本当に面白い事言ってくれるわね。私も微力ながら協力するわよ。何でも言ってね?」
それからは、他のリザードマン達が次々に協力を申し出てきて、結局この場にいるみんなが俺の協力をしてくれる事になった。
そして、騒ぎが落ち着いた後、狩りを一緒にしたリザードマン三人と帰路につく。
「……スゴいヤツだとは思っていたけどよ。まさかあんな事を言うなんてな。正直驚いたぜ」
「本当だよな。それにしても、どうやって上に行くんだ? 何か考えがあるんだろ?」
「上に行くのは良いんだけどよ。それでリザークがいなくなったりはしないよな?」
歩きながら、三人からそう話しかけられる。
ちなみにこの三人も協力してくれると言ってくれたし、どうやってリザードマンの序列を上げるかに興味津々のようだ。
「絶対とは言えないが、極力俺がここにいられるように頑張りたいと思っている」
「おう、そうしてくれ! それで、オレ達は何をしたら良い?」
「まずはこの世界のこと、できれば他の種族のことをもっと詳しく教えてくれると助かる。俺、この世界の事をあまりに知らなすぎてな。お前達にとってどんなに些細な事でも良いからさ」
「分かった! なら、荷物を置いてきたら、リザークの家でゆっくり話すってのはどうだ?」
「……ああ、そうしてくれると助かるな」
「へへっ、なら決まりだな! それじゃ、さっさと荷物を置いてくる! リザーク、荷物持ち、ありがとな!」
リザードマンがそう言うと獲物入れを受け取ろうとするので、俺は手を突っ込んで、慌てて獲物の肉を獲物入れの中に出す。
獲物入れに入れた肉は全て俺の体の中に「格納」してるから、何もせずに渡しても、中身は空っぽだしな。
こんな調子で三人に獲物入れを渡しきると、三人は一目散にどこかへ向かっていく。
俺はその様子を見つつ、リーサ達がいる家まで帰ることにした。
この世界に存在する、知能が発達した種族全般を人類と呼ぶらしく、その人類に該当する種族は20あるのだそうだ。
そして、その20種族には世界に及ぼす影響力の大きさで序列がつけられているのだという。
ちなみにその序列は上から順に
1.デーモン
2.エンジェル
3.ドラゴン
4.スピリット
5.ゴースト
6.ドラゴニュート
7.オーガ
8.マシン
9.ウルフ
10.グリフォン
11.エルフ
12.ヒューマン
13.ドワーフ
14.ミノタウロス
15.オーク
16.クロコダイル
17.サハギン
18.コボルド
19.ケットシー
20.リザードマン
と現在はなっているらしい。
つまり、リザードマンは最下位の序列なんだとか。
ヒューマンというのは多分人間のことなんだろうな。
12位とほぼ中間の順位にいるくらいだし、それなりに繁栄しているとみて良さそうだ。
あと気になるのは、オーガが7位とかなりの高順位にいることだな。
日本のゲームのオーガのイメージだと、こんな強キャラなイメージはないんだけどな。
多分そんな順位になるほどの何かがあるんだろうな、きっと。
要注意だ。
ちなみにこの20種族以外は人類とはみなされないらしく、スライムの俺は人類ではなく、魔物に分類されるらしい。
まあ、そりゃそうだろうな。
俺の日本のゲーム知識でも、スライムが魔物以外に分類される事の方が圧倒的に少ないしさ。
「……でも、おれ達はリザークの事、当然仲間と思っているからなっ!」
なんか俺の気にさわると思ったのか、説明してくれているリザードマンがそうフォローしてくれた。
人類かどうかなんて、別にそんなの誰かが勝手に決めたくくりだし、そこからもれた所で、別にどうって事ないんだけど。
それからまたリザードマンの説明が続く。
その20種族の序列は絶対的なもので、その序列によって神から得られる加護の強さが変わるのだという。
そんな背景もあり、序列は非常に変動しにくく、ここ数年に至っては全く変動していないらしい。
「神の加護って具体的にはどんな効果があるんだ?」
「そうだな……はっきりとは分かってないけど、少なくとも体の強さには関係してくるみたいだ。例えば序列が4つ上のクロコダイルとは体の強さが全く違う。元々の体の構造が違うのもあるが、そこまで差が出るのは加護の差があるからと言われているな」
……なるほど。
加護の差、か。
そう聞くと、今までのことも何となく理解できる。
格上種族にリザードマン達が言うがままになっているのも、その差を理解して、格上種族と敵対しないためなんだろう。
万が一敵対する事があったら、リザードマン達に勝ち目がないからな。
「ケットシーの押し売りに逆らえないのもその序列が原因なのか?」
「それもあるが、それよりも大きいのは、銀竜の宝玉だな」
「銀竜の宝玉って、あのケットシーがちらりと見せてきた銀色の球のことか?」
「ああ。あれにはドラゴン族の吐息を吐き出す効果があってな。それで同胞の村の一つがまるまる消えちまったんだ……」
そう言うと悲しそうな表情をするリザードマン。
……そういう事情があったのか。
ケットシーはその球を使って、リザードマンの村を滅ぼす事ができる。
そしてリザードマンは仲間の命を大事にする所があるから、そんな被害はもう出したくない。
だから言われるがままになっているという訳だ。
「……なるほど、よく分かった。それで、お前達はこのままで良いと思っているのか?」
「思ってねえよ。だけど、おれ達にはどうしようもないんだ。下手に抗って、大切な仲間を失う位なら、抗わない方がまだマシだと思っている」
悔しさをにじませながらも、そう言い切るリザードマン。
……仲間が大切だからこそ、今の選択をしているということか。
確かに、それは一理ある。
そんな仲間思いのリザードマンだからこそ、リーサを守ろうとした俺をスライムであるにも関わらず、仲間として受け入れてくれたんだな。
……こんな良いヤツらが、こんな不遇な生活を送って良いのか?
そして、ゲスなヤツらがコイツらから何もかも奪っていく現状で良いのか?
いや、良くないだろ。
少なくとも、俺はそんな現状を我慢できない。
良いヤツは報われるべきだし、ゲスなヤツらは地獄に落ちれば良いのにと思う。
そして、今はそれを為すだけの力があまりに足りない。
リザードマン達には力がないし、俺にはあらゆる情報が足りていなさすぎる。
だけど、それは「今は」の話だ。
必ず、近いうちにその報われる世界を実現してみせる。
ゲスいヤツらが搾取する格差世界から、ゲスいヤツらが搾取される格差世界を作り上げよう。
……みんな平等な世界は目指さないのかって?
いや、俺はそんなお人好しじゃねえよ。
酷いことをしたヤツは、その酷いことをした分の苦労はするべきだし、その身を持って、罪を償うべきだと思う。
酷いことをしたヤツも、良いことをしたヤツと同じ扱いをするなんて俺は我慢できないしな。
そして、俺はこれからその第一歩を踏み出そうと思う。
俺は、リザードマン達にとある提案をしてみた。
「……ならさ。俺と一緒に目指さないか? 大切な仲間を失わずに、それでも優しいお前達が辛い思いをしない、そんな世界をさ」
「えっ? でもおれ達にそんな事は……」
「できないと思うだろう? 確かに今すぐはできないさ。だけど、俺に考えがある。もし協力してくれるのなら、俺はそんな理想の世界を作るために突き進もうと思うんだが、どうだ?」
俺がそう言うと、リザードマン達は首をかしげて、近くのリザードマンとコソコソと話し始める。
……あれっ、もしかしてあまり乗り気じゃない感じなのか?
まあ、突然そんなこと言われても困るよな。
これは俺が勝手に思ったことだし、リザードマン達が望まないなら、俺の思いは余計なお世話にしかならないだろう。
やっぱり、やめておく―――
「すまない、リザーク。意味が違っていたら申し訳ないんだが。それはつまり、俺達の序列を上げるっていうことか?」
「もちろんだ。俺達が辛い思いをしないためには、その中でも最上位になる必要があると思ってる」
「さ、最上位だって!? そ、そんな事が本当にできるのか!?」
ザワザワと大きな声で騒ぎ始めるリザードマン達。
俺の発言がよほど衝撃的だったらしい。
その反応からするに、それまでの俺の発言は意味があまり理解されてなかっただけみたいだ。
そしてそのまま少し待っていると、一人のリザードマンが前に出て、俺の目をまっすぐに見て言った。
「面白え、乗った! オレ、リザークに協力するよ! 正直最上位になるなんて、どうやるか想像もつかないけど、なんかスゴい事になりそうでワクワクするぜ!」
「おれも! おれも協力するぜ! 最上位ってことは、あの金の亡者のネコ野郎も、人さらいのワニ野郎よりもずっと上になるんだろ? それって最高じゃねえか?」
「ふふっ、リザークって本当に面白い事言ってくれるわね。私も微力ながら協力するわよ。何でも言ってね?」
それからは、他のリザードマン達が次々に協力を申し出てきて、結局この場にいるみんなが俺の協力をしてくれる事になった。
そして、騒ぎが落ち着いた後、狩りを一緒にしたリザードマン三人と帰路につく。
「……スゴいヤツだとは思っていたけどよ。まさかあんな事を言うなんてな。正直驚いたぜ」
「本当だよな。それにしても、どうやって上に行くんだ? 何か考えがあるんだろ?」
「上に行くのは良いんだけどよ。それでリザークがいなくなったりはしないよな?」
歩きながら、三人からそう話しかけられる。
ちなみにこの三人も協力してくれると言ってくれたし、どうやってリザードマンの序列を上げるかに興味津々のようだ。
「絶対とは言えないが、極力俺がここにいられるように頑張りたいと思っている」
「おう、そうしてくれ! それで、オレ達は何をしたら良い?」
「まずはこの世界のこと、できれば他の種族のことをもっと詳しく教えてくれると助かる。俺、この世界の事をあまりに知らなすぎてな。お前達にとってどんなに些細な事でも良いからさ」
「分かった! なら、荷物を置いてきたら、リザークの家でゆっくり話すってのはどうだ?」
「……ああ、そうしてくれると助かるな」
「へへっ、なら決まりだな! それじゃ、さっさと荷物を置いてくる! リザーク、荷物持ち、ありがとな!」
リザードマンがそう言うと獲物入れを受け取ろうとするので、俺は手を突っ込んで、慌てて獲物の肉を獲物入れの中に出す。
獲物入れに入れた肉は全て俺の体の中に「格納」してるから、何もせずに渡しても、中身は空っぽだしな。
こんな調子で三人に獲物入れを渡しきると、三人は一目散にどこかへ向かっていく。
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