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1.吉祥寺生まれ
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27年前の1994年1月、吉祥寺のとある婦人科で産まれた。母フィリピン人ヴィー。父日本人ヒロ。
私はこの2人から産まれて、育って来た。
難産だと聞いていた私。一歩遅れていたら生きていなかったと聞かされています。心臓も弱かった私は大変だったそうです。
今では健康体になり、感謝です。
吉祥寺で産まれて、住んでいた所は世田谷の○○。そこは7歳まで住んでいた。
そこで幼稚園まで通っていた。幼稚園を卒園後、
(小学校に上がれる!お友達100人出来るかな?)
なんて思っていた。そこで小さかった私に試練が待っていた。それは父と祖母からの衝撃な言葉だった。
父・祖母、「みーちゃん。学校に行きたい?」
私、「行きたい!だって友達100人作るから!なんで?」
その時は小さいながらも思っていた事は、
(お引越しするのかな~?)
と思っていました。
でも、父の言葉はそうではなかったのです。
父、「みーちゃん分からないかもしれないけどね、みーちゃんは戸籍が無いんだよ。」
私、「?こせき?化石じゃなくて?…どう言う意味?」
父、「まだ、子供だから分からないよね。戸籍というのは、みーちゃんが世界で存在するよって紙があるんだよ。でもね、みーちゃんにはそれが無いの。だから、学校にも行けないんだ。」
小さかった私は、父からの説明も、
(そっかー私はまだ行けないんだ!仕方ない。)
と思っていました。
なんの話か理解出来ず私は7歳になり、この頃家でバタバタしていた。引っ越す事になり、新しい家!でも学校…
という悪循環が私に巡りました。
そして、7歳の春祖母のいる埼玉に越して来ました。
古い家。部屋は2部屋。キッチンは狭くて2人通れない家。
世田谷に住んでいた頃は2LDKで広かったから、正直、
(こんな家に住むの?恥ずかしい…)
と思っていました。
それにも訳があり、引っ越す前の父の職業は、大工の親方をしていてあまり苦労が無い生活をして来たんです。
ただ、埼玉に来て父は無職になり私達は完全なる貧乏人になってしまったのです。
その時支援してくれていたのは、私の祖母でした。家賃まで払ってくれて食べたい物を買って来てくれたりして。
なんで、こんな事になっちゃったのかさっぱり分からず。
でも、祖母は良く私の事を気遣ってくれて、
「ミサちゃん、何処かいこうか?」
「ミサちゃん、映画行く?」
って色々連れ出してくれたんです。
そして、数ヶ月過ぎた頃、祖母と父と初めて市役所に行きました。そこでもまた、
(難しい話してるなー。なんだろ?私の事?)
そう。戸籍が無く学校へも行けない。その相談でした。担当者の顔も名前も覚えてはいないのですが、覚えているのは
担当者「こちらでは、何も出来ないので、市議会議員の方を紹介します。そちらの方なら何かお手伝い出来ると思います。」
そう言われて、父と祖母と私は、役所をあとにしました。その時の2人の会話今でも覚えている。
父「埼玉に来ても東京と同じだよ。なんもしてくれねーよ。」
祖母「そう言わないでよ。ミサちゃんが可哀想じゃないの。ここなら、私も居るから一緒に動くから。」
父は黙っていた。このやりとりで私は7歳にして察したのは、これヤバイ状況だね…だから、埼玉に来たんだ。と。
そして、数日経って祖母から
「市議会議員さんに会うから、行くよ。」
と言われて、また3人でその方に会いに行きました。
市議会議員に会うなりなんなり事務所?みたいな所へ通されて、そこでもまだ、私の理解の出来ない話を始めた。
裁判だの、お母さんが動かないといけないだの。なんだの。
そこで分かったのは、その議員さんが役所に話をつけてくれて、私は保険証や学校の手配をしてくれた。議員さんに
「これで学校に行けるからね!」
私、「やったー!本当なの?パパ、おばあちゃん!」
父・祖母、「うん。良かったね。」
これを機に、私は、小学校2年から初学校に行きました。
私はこの2人から産まれて、育って来た。
難産だと聞いていた私。一歩遅れていたら生きていなかったと聞かされています。心臓も弱かった私は大変だったそうです。
今では健康体になり、感謝です。
吉祥寺で産まれて、住んでいた所は世田谷の○○。そこは7歳まで住んでいた。
そこで幼稚園まで通っていた。幼稚園を卒園後、
(小学校に上がれる!お友達100人出来るかな?)
なんて思っていた。そこで小さかった私に試練が待っていた。それは父と祖母からの衝撃な言葉だった。
父・祖母、「みーちゃん。学校に行きたい?」
私、「行きたい!だって友達100人作るから!なんで?」
その時は小さいながらも思っていた事は、
(お引越しするのかな~?)
と思っていました。
でも、父の言葉はそうではなかったのです。
父、「みーちゃん分からないかもしれないけどね、みーちゃんは戸籍が無いんだよ。」
私、「?こせき?化石じゃなくて?…どう言う意味?」
父、「まだ、子供だから分からないよね。戸籍というのは、みーちゃんが世界で存在するよって紙があるんだよ。でもね、みーちゃんにはそれが無いの。だから、学校にも行けないんだ。」
小さかった私は、父からの説明も、
(そっかー私はまだ行けないんだ!仕方ない。)
と思っていました。
なんの話か理解出来ず私は7歳になり、この頃家でバタバタしていた。引っ越す事になり、新しい家!でも学校…
という悪循環が私に巡りました。
そして、7歳の春祖母のいる埼玉に越して来ました。
古い家。部屋は2部屋。キッチンは狭くて2人通れない家。
世田谷に住んでいた頃は2LDKで広かったから、正直、
(こんな家に住むの?恥ずかしい…)
と思っていました。
それにも訳があり、引っ越す前の父の職業は、大工の親方をしていてあまり苦労が無い生活をして来たんです。
ただ、埼玉に来て父は無職になり私達は完全なる貧乏人になってしまったのです。
その時支援してくれていたのは、私の祖母でした。家賃まで払ってくれて食べたい物を買って来てくれたりして。
なんで、こんな事になっちゃったのかさっぱり分からず。
でも、祖母は良く私の事を気遣ってくれて、
「ミサちゃん、何処かいこうか?」
「ミサちゃん、映画行く?」
って色々連れ出してくれたんです。
そして、数ヶ月過ぎた頃、祖母と父と初めて市役所に行きました。そこでもまた、
(難しい話してるなー。なんだろ?私の事?)
そう。戸籍が無く学校へも行けない。その相談でした。担当者の顔も名前も覚えてはいないのですが、覚えているのは
担当者「こちらでは、何も出来ないので、市議会議員の方を紹介します。そちらの方なら何かお手伝い出来ると思います。」
そう言われて、父と祖母と私は、役所をあとにしました。その時の2人の会話今でも覚えている。
父「埼玉に来ても東京と同じだよ。なんもしてくれねーよ。」
祖母「そう言わないでよ。ミサちゃんが可哀想じゃないの。ここなら、私も居るから一緒に動くから。」
父は黙っていた。このやりとりで私は7歳にして察したのは、これヤバイ状況だね…だから、埼玉に来たんだ。と。
そして、数日経って祖母から
「市議会議員さんに会うから、行くよ。」
と言われて、また3人でその方に会いに行きました。
市議会議員に会うなりなんなり事務所?みたいな所へ通されて、そこでもまだ、私の理解の出来ない話を始めた。
裁判だの、お母さんが動かないといけないだの。なんだの。
そこで分かったのは、その議員さんが役所に話をつけてくれて、私は保険証や学校の手配をしてくれた。議員さんに
「これで学校に行けるからね!」
私、「やったー!本当なの?パパ、おばあちゃん!」
父・祖母、「うん。良かったね。」
これを機に、私は、小学校2年から初学校に行きました。
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