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奇跡の街佛
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『大体のサイズを頼んだが、色はどれが良い?』
『うーん……』
広いワンルームに通され、白を基調としたシンプルな部屋を一通り案内してもらった。
……鳩時計はないな。
そんなオレの足を止めたのは雪下の手に持たれていたもの。何個かのハンガーに掛けられたシャツとズボンのセット。シャツの色が違うのでチラっと雪下を見る。
防護服を脱いだ彼は制服なるものに着替えていた。カーキ色の落ち着いたデザインに胸元には特殊警察の証らしきエンブレムがある。
『これ!』
『わかった。パジャマも支給品ではサイズがな……、少し大きいが同じカーキ色ので良いか?』
ビニール袋に入った新品のパジャマを貰うとベッドに置く。部屋にはベッドが2台繋がり、他にはテーブルと椅子。簡易キッチンに洗面所付きのバスルーム。他には大きなクローゼットがあるくらいだ。
暇つぶしの道具がなんにもないな。
『暫く寝ているか? 私は此処で報告書を作る』
『寝るー』
ベッドに横になると予想より柔らかく体を包むマットレスに驚く。気持ち良くて寝心地が良さそうだと思いつつ、最初に貰ったタオルケットを手繰り寄せてから目を閉じる。
あっという間に眠りに着くと、特に夢など見ることもなく目覚める。寝た時はまだ陽が高かったはずだが、辺りは暗くテーブルには小さなデスクライトのみが光っていた。
『ゆきしたぁ』
『目が覚めたか。おはよう、随分と寝ていたな。夕飯は食堂があるから腹が減っているならすぐ用意する』
欲しいと言って用意されたのは、本日の日替わり。唐揚げやらサラダ。白米に味噌汁といった定番メニューだ。しかし、問題が起きる。
箸が、上手く使えない。思えば暫く使っていなかったかと納得しつつ器を寄せて食べていたら雪下が大きなスプーンを渡してくれた。
『……箸は難しいかと思って用意させた』
スプーンを使って唐揚げを頬張り、あまりの美味しさに笑みを浮かべながら雪下を見る。ジューシーで食べ応えのある唐揚げ。あまりにも懐かしく、美味しい唐揚げに唐揚げだけをペロリと平らげる。
『こら。おかずだけ先に食べるな。……ご飯は足りそうか? もっと欲しかったら言ってくれ。街佛がどれくらいの飯を食べるかわからないんだ』
『これ!』
『……唐揚げばかり食べるな。全部食べてまだ食べれるなら、おかわりを持って来てやるから』
ちぇ。ケチー。
結局ご飯は少し残してしまった。これからは少し小さい茶碗に盛ってやるからと言われ下膳される。雪下は食べるオレをずっと観察していた。
……そんなにモリモリ食べる怪物が珍しいのか?
『風呂は入るか? ……暖かい湯で身体を洗うんだ。知識はあるか?』
『ある。入る!』
浴室に入り、鏡に写る自分を見る。
変わってしまった髪や瞳の色、額のもの以外は少し痩せた少年といった感じだ。本来の姿より少し幼い見た目は力を制御するため。しかし。それにしても今の自分には以前の自分とは明らかに違う何かがある。
きっと。今のオレはやろうと思えばこの施設全てを破壊できるだろう。
『雪下。お前はオレに何を望む? 恋人がすぐに出来ないのはわかる。怪物のオレに何かさせたいなら、早めに言っておくんだな。言うことを聞くと約束は出来ないが』
お風呂上がりのまま全裸で出ると、バスタオルを持った雪下が慌てて駆け寄るがそれよりも先に言うべきことを言っておく。
無理を言って生贄のように人間を寄越されても困る。だが、約束は約束。愛しい恋人が見つかるまで、オレはこの衝動を抑える。
……だが。ずっとは、多分オレも無理だ。
『……先ずは、ちゃんと着替えろ。きちんと話せることは話す。お前が寝ている間に不知火統括と話は進めた。恋魔にも判断を仰ぎたい』
眼帯で隠れた瞳。それ以外にも、雪下の服からたまに覗く肌は古傷でいっぱいだ。きっとそれは、オレのような存在と戦って出来た傷だろう。
『私は未だに疑問に思っている。……お前は今までの街佛とは明らかに違う。街佛とは、街から産まれる異形の化け物。人に非ず、人と思うな。
……それが私たちの常識だった。そうであったはずだった。今日、それが崩れ掛けてかなり驚いている。恋魔。……お前は奇跡だ。奇跡としか言いようのない生き物だ』
曰く。
オレは怪物でなく、街佛。
『我々は街佛を討伐する組織だ。……だが、最近の街佛は強さも知能も以前と変わってきている。強くなっているんだ。……だから、班員は次々と命を落とし人手不足に陥っている』
街佛が強くなっている……? なるほど、そういうこともあるのか。
『君の願いは私が必ず叶える。……代わりに、少しで良い。恋魔。君の力を貸してほしい。嫌な時は嫌で良いし、やりたくない時はやらなくて良い。
どうだろうか……?』
班員の数は減っているのか。……そら、そうだよな。そういう人って育成をするのに時間が掛かる。時間と金を投資してやっと一人前になっても、あっさり死んでしまえばもう無理だ。
ふと目の前の男を見る。片目を失い、傷だらけの男。……見た目ではわからなかったが不知火も同じようなものだろう。
『構わない。オレの望みを叶える前にお前たちが全滅なんてしたら、そっちの方が困る。だが、オレは便利な道具になる気はない。やるかやらないかは、その場で判断するからな』
そもそもオレは強いのか?
『恋魔……! 感謝するっ、本当にありがとう!』
ベッドに座っていたオレの両脇を掴み、グッと高い高いをする雪下。あまりのことに呆然としつつすぐに文句を言って下ろさせた。
はービックリした……。
『って、どこに下ろしてんだバカ者!』
『はははっ、すまない!』
雪下の肩に下ろされ、まるで彼の襟巻きみたいになる。
……全くもう。コイツ、ちゃんとオレにウルトラスーパー可愛子ちゃんを連れて来なかったらどうしてくれようか。
『……オレは産まれたばかりの街佛だ。どれくらい強くて、どれだけ戦えるかなんて知らない。期待なんかすんな』
『恋魔の強さは明日わかる。それについては統括が用意してくれてるはずだ。
今日はもう寝ようか。明日からまた、一緒にやっていこう。電気は全部消すか?』
『ん。真っ暗が良い』
ベッドに横になると電気を消してから雪下が部屋を出て行こうとしていた。慌ててベッドから起き上がってそれを見ていると、気付いた彼が手を振る。
『見張りは基本外にいる。私は少し席を外すが必ず誰かしらいるから、何かあれば声を掛けてほしい。じゃあ恋魔、また明日』
一緒に寝ないの?
その質問は言葉にはならず、雪下が扉を閉めると静かな部屋に自分だけが残される。窓がない部屋は決して狭くはない。そのはずなのに、初めて1人になってしまい独房にいるような気分になった。
雪下がいた時は、全然気にならなかったのに。
『……仕方ない、か。アイツは監視を任されただけだし。自分の無防備な姿を街佛に晒したくはないか』
でもそれって、人間ならきっと誰だって同じだよな。
……オレ、本当に恋人……できるのかな?
『約束……したから』
約束した。その対価に、オレは彼らと共に戦わなくてはならない。戦うなんてやったことないけど……ちゃんとやらなきゃ、恋人が出来ないんだ。
『……出来るかなぁ』
色々と、出来るのか?
悶々と考えるようにベッドの真ん中に座って膝を抱えていたら、いつの間にか一睡もしないまま朝になっていたらしい。
部屋に入った雪下は、ベッドに膝を抱えたままボーっとするオレを見て心配そうに周りをウロチョロしてた。
そして。結果的にオレの心配は、まるで不要だった。
『あー。こりゃ凄い。接触時にも計測はしてたらしいが、ありゃ簡易版。こっちは街佛のレベルをかなり正確に計測できるんだが……
えーっと。上から順番に王・妃・城・門番・剣・銃。
街佛階級:剣出現とかな。因みに、城階級からは生還を諦めるレベルだ。それで恋魔。正式に計測が完了した』
《街佛出現》《街佛階級:妃》
『く、クイーン、ですか……。この辺りで討伐歴はここ数年はないはず……』
『ないな。覚者がなんとか封印、或いは緊急措置で有耶無耶にしてるのが2件あるが……ちゃんとした討伐は数年前のが最後。
……スゲェな。観測された中で妃は恋魔で7例目だ』
む。今日も鳩が出ない。
朝一で不知火の部屋に通され話が始まる。雪下と一緒にソファに座った途端、目の前のテーブルに置かれた目当てのものに喜んで手を伸ばして様子を見たが肝心の鳩が現れない。その間に話は進み、用意されたパソコンのようなものにはオレのデータが簡単に纏められている。
クイーン……? ええー。なんだ、キングが1番上でカッコイイのに。……進化とかしないかな。
.
『うーん……』
広いワンルームに通され、白を基調としたシンプルな部屋を一通り案内してもらった。
……鳩時計はないな。
そんなオレの足を止めたのは雪下の手に持たれていたもの。何個かのハンガーに掛けられたシャツとズボンのセット。シャツの色が違うのでチラっと雪下を見る。
防護服を脱いだ彼は制服なるものに着替えていた。カーキ色の落ち着いたデザインに胸元には特殊警察の証らしきエンブレムがある。
『これ!』
『わかった。パジャマも支給品ではサイズがな……、少し大きいが同じカーキ色ので良いか?』
ビニール袋に入った新品のパジャマを貰うとベッドに置く。部屋にはベッドが2台繋がり、他にはテーブルと椅子。簡易キッチンに洗面所付きのバスルーム。他には大きなクローゼットがあるくらいだ。
暇つぶしの道具がなんにもないな。
『暫く寝ているか? 私は此処で報告書を作る』
『寝るー』
ベッドに横になると予想より柔らかく体を包むマットレスに驚く。気持ち良くて寝心地が良さそうだと思いつつ、最初に貰ったタオルケットを手繰り寄せてから目を閉じる。
あっという間に眠りに着くと、特に夢など見ることもなく目覚める。寝た時はまだ陽が高かったはずだが、辺りは暗くテーブルには小さなデスクライトのみが光っていた。
『ゆきしたぁ』
『目が覚めたか。おはよう、随分と寝ていたな。夕飯は食堂があるから腹が減っているならすぐ用意する』
欲しいと言って用意されたのは、本日の日替わり。唐揚げやらサラダ。白米に味噌汁といった定番メニューだ。しかし、問題が起きる。
箸が、上手く使えない。思えば暫く使っていなかったかと納得しつつ器を寄せて食べていたら雪下が大きなスプーンを渡してくれた。
『……箸は難しいかと思って用意させた』
スプーンを使って唐揚げを頬張り、あまりの美味しさに笑みを浮かべながら雪下を見る。ジューシーで食べ応えのある唐揚げ。あまりにも懐かしく、美味しい唐揚げに唐揚げだけをペロリと平らげる。
『こら。おかずだけ先に食べるな。……ご飯は足りそうか? もっと欲しかったら言ってくれ。街佛がどれくらいの飯を食べるかわからないんだ』
『これ!』
『……唐揚げばかり食べるな。全部食べてまだ食べれるなら、おかわりを持って来てやるから』
ちぇ。ケチー。
結局ご飯は少し残してしまった。これからは少し小さい茶碗に盛ってやるからと言われ下膳される。雪下は食べるオレをずっと観察していた。
……そんなにモリモリ食べる怪物が珍しいのか?
『風呂は入るか? ……暖かい湯で身体を洗うんだ。知識はあるか?』
『ある。入る!』
浴室に入り、鏡に写る自分を見る。
変わってしまった髪や瞳の色、額のもの以外は少し痩せた少年といった感じだ。本来の姿より少し幼い見た目は力を制御するため。しかし。それにしても今の自分には以前の自分とは明らかに違う何かがある。
きっと。今のオレはやろうと思えばこの施設全てを破壊できるだろう。
『雪下。お前はオレに何を望む? 恋人がすぐに出来ないのはわかる。怪物のオレに何かさせたいなら、早めに言っておくんだな。言うことを聞くと約束は出来ないが』
お風呂上がりのまま全裸で出ると、バスタオルを持った雪下が慌てて駆け寄るがそれよりも先に言うべきことを言っておく。
無理を言って生贄のように人間を寄越されても困る。だが、約束は約束。愛しい恋人が見つかるまで、オレはこの衝動を抑える。
……だが。ずっとは、多分オレも無理だ。
『……先ずは、ちゃんと着替えろ。きちんと話せることは話す。お前が寝ている間に不知火統括と話は進めた。恋魔にも判断を仰ぎたい』
眼帯で隠れた瞳。それ以外にも、雪下の服からたまに覗く肌は古傷でいっぱいだ。きっとそれは、オレのような存在と戦って出来た傷だろう。
『私は未だに疑問に思っている。……お前は今までの街佛とは明らかに違う。街佛とは、街から産まれる異形の化け物。人に非ず、人と思うな。
……それが私たちの常識だった。そうであったはずだった。今日、それが崩れ掛けてかなり驚いている。恋魔。……お前は奇跡だ。奇跡としか言いようのない生き物だ』
曰く。
オレは怪物でなく、街佛。
『我々は街佛を討伐する組織だ。……だが、最近の街佛は強さも知能も以前と変わってきている。強くなっているんだ。……だから、班員は次々と命を落とし人手不足に陥っている』
街佛が強くなっている……? なるほど、そういうこともあるのか。
『君の願いは私が必ず叶える。……代わりに、少しで良い。恋魔。君の力を貸してほしい。嫌な時は嫌で良いし、やりたくない時はやらなくて良い。
どうだろうか……?』
班員の数は減っているのか。……そら、そうだよな。そういう人って育成をするのに時間が掛かる。時間と金を投資してやっと一人前になっても、あっさり死んでしまえばもう無理だ。
ふと目の前の男を見る。片目を失い、傷だらけの男。……見た目ではわからなかったが不知火も同じようなものだろう。
『構わない。オレの望みを叶える前にお前たちが全滅なんてしたら、そっちの方が困る。だが、オレは便利な道具になる気はない。やるかやらないかは、その場で判断するからな』
そもそもオレは強いのか?
『恋魔……! 感謝するっ、本当にありがとう!』
ベッドに座っていたオレの両脇を掴み、グッと高い高いをする雪下。あまりのことに呆然としつつすぐに文句を言って下ろさせた。
はービックリした……。
『って、どこに下ろしてんだバカ者!』
『はははっ、すまない!』
雪下の肩に下ろされ、まるで彼の襟巻きみたいになる。
……全くもう。コイツ、ちゃんとオレにウルトラスーパー可愛子ちゃんを連れて来なかったらどうしてくれようか。
『……オレは産まれたばかりの街佛だ。どれくらい強くて、どれだけ戦えるかなんて知らない。期待なんかすんな』
『恋魔の強さは明日わかる。それについては統括が用意してくれてるはずだ。
今日はもう寝ようか。明日からまた、一緒にやっていこう。電気は全部消すか?』
『ん。真っ暗が良い』
ベッドに横になると電気を消してから雪下が部屋を出て行こうとしていた。慌ててベッドから起き上がってそれを見ていると、気付いた彼が手を振る。
『見張りは基本外にいる。私は少し席を外すが必ず誰かしらいるから、何かあれば声を掛けてほしい。じゃあ恋魔、また明日』
一緒に寝ないの?
その質問は言葉にはならず、雪下が扉を閉めると静かな部屋に自分だけが残される。窓がない部屋は決して狭くはない。そのはずなのに、初めて1人になってしまい独房にいるような気分になった。
雪下がいた時は、全然気にならなかったのに。
『……仕方ない、か。アイツは監視を任されただけだし。自分の無防備な姿を街佛に晒したくはないか』
でもそれって、人間ならきっと誰だって同じだよな。
……オレ、本当に恋人……できるのかな?
『約束……したから』
約束した。その対価に、オレは彼らと共に戦わなくてはならない。戦うなんてやったことないけど……ちゃんとやらなきゃ、恋人が出来ないんだ。
『……出来るかなぁ』
色々と、出来るのか?
悶々と考えるようにベッドの真ん中に座って膝を抱えていたら、いつの間にか一睡もしないまま朝になっていたらしい。
部屋に入った雪下は、ベッドに膝を抱えたままボーっとするオレを見て心配そうに周りをウロチョロしてた。
そして。結果的にオレの心配は、まるで不要だった。
『あー。こりゃ凄い。接触時にも計測はしてたらしいが、ありゃ簡易版。こっちは街佛のレベルをかなり正確に計測できるんだが……
えーっと。上から順番に王・妃・城・門番・剣・銃。
街佛階級:剣出現とかな。因みに、城階級からは生還を諦めるレベルだ。それで恋魔。正式に計測が完了した』
《街佛出現》《街佛階級:妃》
『く、クイーン、ですか……。この辺りで討伐歴はここ数年はないはず……』
『ないな。覚者がなんとか封印、或いは緊急措置で有耶無耶にしてるのが2件あるが……ちゃんとした討伐は数年前のが最後。
……スゲェな。観測された中で妃は恋魔で7例目だ』
む。今日も鳩が出ない。
朝一で不知火の部屋に通され話が始まる。雪下と一緒にソファに座った途端、目の前のテーブルに置かれた目当てのものに喜んで手を伸ばして様子を見たが肝心の鳩が現れない。その間に話は進み、用意されたパソコンのようなものにはオレのデータが簡単に纏められている。
クイーン……? ええー。なんだ、キングが1番上でカッコイイのに。……進化とかしないかな。
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