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アリスの隣人ロザリア夫人 ※最終話
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ロザリア夫人は今日も日課の望遠鏡を窓に設置した。外からはバレないようにカーテンの隙間から望遠鏡のレンズが出るようにしている。
少し離れた屋敷に照準を合わせて今日も望遠鏡を覗き込んだ。
ロザリア夫人は、夫を早くに亡くした。その後は、一人夫が残してくれた家で慎ましく生活をしていた。
あの女に出会ったのは、隣の大きなお屋敷の嫁になったとマリアが挨拶をしてきた時だ。
初めて会ったマリアは丁寧に挨拶をしてきた。話し上手で、いろいろ聞かれて、ついつい答えてしまった。夫が亡くなった事やこの家は夫が残してくれたなど伝えた。最後にマリアは少し口を歪めて、家があるなんてとっても羨ましいですわと笑った。
その笑い方に嫌な印象を受けたが、屋敷を引き継いだポーターはしっかりしていてその妻だから信用できるだろうと考えた。
だが、その後からマリアの嫌がらせが始まった。
マリアに会うたびに、文句や嫌味、悪口を言ってくる。
「ひとりの方は気楽ね。こんな時間に外出するなんて。」
「いくらひとりでもみっともないわ。私なら恥ずかしくてどこにも行けそうにないわ。」
「ねえ、貴方って生きている意味あるの。旦那さんについていった方がいいんじゃないかしら。」
あまりに酷いので、ロザリア夫人は近くに住む友人に相談した。
だが、友人は信じず、むしろロザリアに問題があるとまで言う。
驚き落ち込んでいると、マリアに会った。
「まあ!あんな事をしておいて家から出れるなんて考えられないわ。」
「あんな事って?」
「もちろん、私の事を悪くいったことよ。貴方の友達がすぐに教えてくれたの。安心して。貴方がどれだけ陰険で性格が悪いか、私が責任を持って沢山の人に教えてあげたわ。めざわりだからもう家から出てこないようにして欲しいわ。」
ロザリア夫人は怖くなり家に引きこもるようになった。友人と思っていた人は友人で無く、誰も信じれなくなっていた。
どうしても家から出る時にも、マリアに会いたくなかった。だから隣の屋敷を監視するようにした。望遠鏡を用意して毎日隣の屋敷を覗く。
何年も経ち、レイサンの嫁が引っ越してきてから面白い事になっていた。
帰ってきた本来の持ち主のポーターが、レイサンの嫁とイチャイチャするようになったのだ。
庭の東家を望遠鏡でみると、濃厚に口づけを交わす二人が見える。時には外にも関わらずsexをしている。
ロザリア夫人は呆れ返ったが、これほど楽しい事はない。
大嫌いなマリアは嫁と夫の関係に気づかずに過ごす。
マリアが屋敷から出てしばらくすると、いつもの車がマリアを迎えにきて、そちらもキスをしている。
「ふふふ、相手が違うでしょ。ああ、面白い。くだらないドラマより興奮するわ。」
もちろんアリスが行方不明になった土曜日も望遠鏡で屋敷を覗いていた。東家で盛り上がるローズとポーターを眺めていると、アリスが帰ってきたのが見えた。アリスはまっすぐ東屋に向かい裏から覗き込んでいた。
流石に子供には刺激が強いのではと思って見ていたが、アリスは家に入らず門から出て歩いていく。しばらくアリスは歩き、川の欄干の前で止まっていたと思うと、欄干を乗り越えて川に落ちていった。
後日警察が目撃情報がないか聞きにきた。
ロザリア夫人は何も見ていないと答えた。覗き見をしている事を警察にも話す気はなかった。
今日も屋敷を望遠鏡で覗き見る。
屋敷の裏では、若く派手な女が屋敷の中を覗き込んでいる。そこへ慌てたようにレイサンが駆けていく。
屋敷の庭ではマリアが白い花を必死で抜いている。マリアの側では、よくマリアを迎えにきていた男が草の処分を手伝っている。
中庭にはポーターとローズが抱き合い、ポーターがローズの頭を愛おしそうに撫でている。
屋敷に近づいてくる数台の車は警察だろう。あれだけの数が来るのなら家宅捜査でも始まるのだろうか。
こんなに面白い見せ物を覗か無いなんて考えられない。
ロザリア夫人はひとり笑いながら、屋敷の観察を続けた。
少し離れた屋敷に照準を合わせて今日も望遠鏡を覗き込んだ。
ロザリア夫人は、夫を早くに亡くした。その後は、一人夫が残してくれた家で慎ましく生活をしていた。
あの女に出会ったのは、隣の大きなお屋敷の嫁になったとマリアが挨拶をしてきた時だ。
初めて会ったマリアは丁寧に挨拶をしてきた。話し上手で、いろいろ聞かれて、ついつい答えてしまった。夫が亡くなった事やこの家は夫が残してくれたなど伝えた。最後にマリアは少し口を歪めて、家があるなんてとっても羨ましいですわと笑った。
その笑い方に嫌な印象を受けたが、屋敷を引き継いだポーターはしっかりしていてその妻だから信用できるだろうと考えた。
だが、その後からマリアの嫌がらせが始まった。
マリアに会うたびに、文句や嫌味、悪口を言ってくる。
「ひとりの方は気楽ね。こんな時間に外出するなんて。」
「いくらひとりでもみっともないわ。私なら恥ずかしくてどこにも行けそうにないわ。」
「ねえ、貴方って生きている意味あるの。旦那さんについていった方がいいんじゃないかしら。」
あまりに酷いので、ロザリア夫人は近くに住む友人に相談した。
だが、友人は信じず、むしろロザリアに問題があるとまで言う。
驚き落ち込んでいると、マリアに会った。
「まあ!あんな事をしておいて家から出れるなんて考えられないわ。」
「あんな事って?」
「もちろん、私の事を悪くいったことよ。貴方の友達がすぐに教えてくれたの。安心して。貴方がどれだけ陰険で性格が悪いか、私が責任を持って沢山の人に教えてあげたわ。めざわりだからもう家から出てこないようにして欲しいわ。」
ロザリア夫人は怖くなり家に引きこもるようになった。友人と思っていた人は友人で無く、誰も信じれなくなっていた。
どうしても家から出る時にも、マリアに会いたくなかった。だから隣の屋敷を監視するようにした。望遠鏡を用意して毎日隣の屋敷を覗く。
何年も経ち、レイサンの嫁が引っ越してきてから面白い事になっていた。
帰ってきた本来の持ち主のポーターが、レイサンの嫁とイチャイチャするようになったのだ。
庭の東家を望遠鏡でみると、濃厚に口づけを交わす二人が見える。時には外にも関わらずsexをしている。
ロザリア夫人は呆れ返ったが、これほど楽しい事はない。
大嫌いなマリアは嫁と夫の関係に気づかずに過ごす。
マリアが屋敷から出てしばらくすると、いつもの車がマリアを迎えにきて、そちらもキスをしている。
「ふふふ、相手が違うでしょ。ああ、面白い。くだらないドラマより興奮するわ。」
もちろんアリスが行方不明になった土曜日も望遠鏡で屋敷を覗いていた。東家で盛り上がるローズとポーターを眺めていると、アリスが帰ってきたのが見えた。アリスはまっすぐ東屋に向かい裏から覗き込んでいた。
流石に子供には刺激が強いのではと思って見ていたが、アリスは家に入らず門から出て歩いていく。しばらくアリスは歩き、川の欄干の前で止まっていたと思うと、欄干を乗り越えて川に落ちていった。
後日警察が目撃情報がないか聞きにきた。
ロザリア夫人は何も見ていないと答えた。覗き見をしている事を警察にも話す気はなかった。
今日も屋敷を望遠鏡で覗き見る。
屋敷の裏では、若く派手な女が屋敷の中を覗き込んでいる。そこへ慌てたようにレイサンが駆けていく。
屋敷の庭ではマリアが白い花を必死で抜いている。マリアの側では、よくマリアを迎えにきていた男が草の処分を手伝っている。
中庭にはポーターとローズが抱き合い、ポーターがローズの頭を愛おしそうに撫でている。
屋敷に近づいてくる数台の車は警察だろう。あれだけの数が来るのなら家宅捜査でも始まるのだろうか。
こんなに面白い見せ物を覗か無いなんて考えられない。
ロザリア夫人はひとり笑いながら、屋敷の観察を続けた。
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