89 / 141
攻略されていたのは、俺
【30】
しおりを挟む
「貴女があんな夢を見せるから、私はメゴロウへの気持ちに気付くのが遅れて、彼に想いを告げる事なく死んでしまったんです! 何故、私にあの様な夢を見せたのですか!?」
この恨み晴らさでおくべきかと、俺は目の前に座り込んで泣いていた女神様に、指を突き付けながら叫んだ。八つ当たりと云えばそうなのだろうが、叫ばずには居られなかった。
「…夢…?」
目から涙を流し、鼻からは鼻水を垂らした女神様がこてんと、不思議そうに首を傾げた。
「惚けないで下さい! 私とメゴロウの仲が深まる度に、あの様な夢を見せて、私にメゴロウを嫌わせ様としていたでしょう!?」
何を可愛い子ぶっているんだ。そんな仕草をした処で俺は騙されないからな。お前とは比べ物にならないぐらいに、メゴロウの方が可愛い。一度、あいつに餌付けしてみろ。止められなくなるから。リスみたいに、頬袋膨らませるあいつの頬をツンツンしてみた事があるか? ないだろう? あれは俺だけの特権だ。
「…嫌わせる…とは…?」
何で、ぱちくりと瞬きしているんだ。
そんな仕草をしても、俺は絆されないからな。
「メゴロウの人格を無視して、メゴロウの想いも無視して、彼に私を襲わせたでしょう! あの、可愛いメゴロウにあんな事が出来る筈も無いのにっ!!」
「…襲わせる…?」
「凌辱ですよ! 私がメゴロウに凌辱される夢を何度も何度も何度も何度も見せていたじゃないですかっ!!」
一気に俺が言い終わると、女神様はスッと涙を引っ込めて、真顔になってズビンッと音を立てて鼻を啜った。
…何、この親父…。
「…ウ・ケタロウ。座りなさい」
「え? は、い?」
鼻を啜って真顔になった女神様が、地面を指差したから、俺は中耳炎になるぞと思いながら、地面に腰を下ろしてきっちりと正座した。
女神様と真っ直ぐと向き合う。
ぽわぽわとした白い光に包まれた女神様は、やはり、とても綺麗だ。銀色の髪に、銀色の目。肌は透き通る様に白くて、どう見ても人外のものにしか見えない。が、涙は流すし、ついでに鼻水も流していたんだよな…これ…。
「…何か不埒な事を考えていませんか?」
「ガディシス様をお相手に、その様な事を思う者はいませんよ」
やたら良い笑顔でガディシス様に見られて、俺は慌てて自称王子様スマイルを浮かべて返事をした。
危ない危ない。
心が読めるのか?
「…こほん。…あなたがどうしようもなく、にぶ…いえ、鈍か…いえ、ポン…いえ、お馬鹿…いえ………」
…おい…。
口元に手をあてたまま考え込むなよ!?
何だよ!?
何が言いたいんだよ!?
「…ともかく。あなたが、限りなく純真で無垢な子だと云う事は解っています」
いや!?
鈍いと言い掛けて、鈍感と言いそうになって、それも拙いと思ったのか、言い直そうとしてポンコツと言い掛けて、馬鹿って言いそうになって、考えた末がそれか!? 結局は馬鹿って事だろう!? 物は言い様だな!? 誰かオブラート持って来て!?
「あなたが何を思ってその様な考えに至ったのか、理解に苦しむ処ではありますが、私はあなたに夢など見せてはいませんよ、ウ・ケタロウ」
「え?」
いきなり神々しい光を放つなよ。
真っ直ぐと見られなくて、俺は僅かに視線を逸した。視線の先には、やはり白い靄が辺りを包んでいる。
「逆に問いますが、何故、私がその様な事をせねばならないのでしょう?」
何故?
そんなの決まっているだろう。
「それは、私が死ぬ為です。私は、殺される為に生み出された悪役キャラクターです。私がメゴロウを嫌って、彼に嫌がらせをさせようと云う魂胆なのでしょう? そうして、私は、メゴロウを想うヒロイン達から断罪され、絞首台へと上げられるのです」
俺がそう言った途端、女神様は両手で顔を覆って、天を仰いでしまった。
何だ、このデジャヴ。
女神様も、生徒会長と同類なのか?
「…このポンコツが…記憶だけだと、この世界の常識に…前世の記憶を植え付けたのは、やはり間違い…」
顔を覆いながら、女神様が何やらブツブツと言っている。良くは聞き取れないが、ポンコツはしっかり聞こえたからなっ!?
「…夢は…己の心を映す鏡とも言います…。あなたが見たその夢は…あなたの願望なのではないのですか…?」
そう思った途端、女神様は顔から手を離して、俺をキッと見て来た。
その視線の鋭さに、思わず腰が引けてしまうが、何だって? 何て言った? この親父女神?
「は?」
願望?
何が?
どれが?
って…。
「わ、私が、メゴロウに凌辱されたかったと!?」
ないない!!
そんな願望、俺にはないぞ!?
あんな、ガッチガチの厨二病みたいなメゴロウとか、俺は望んでいないぞ!?
「りょ…ではありません。愛が、想いがあっての行為なのでしょう?」
「何故、頬を染めるのですか!! いきなりですよ!? 互いの想いの確認もなく、気が付いたら、彼のペニスが私の中に挿入されているんですよ!? こんな一方的なのは、合意無しでの同衾は、犯罪でしょう!?」
そうだよ。
ゲームとかなら、監禁強姦バチコイヒャッハーだが、現実にそんなのやったら、人生詰む。
「…ですが…その…嫌では…無かった…のですよね?」
更に顔を赤くして、地面にのの字を書きながら言うなっ!!
「嫌ですよ! そりゃ、嫌悪感はありませんでしたけど! 何故、好きな相手に凌辱されなければならないんですか! 冗談じゃないですよ! 一方通行の行為なんて、私はしたくありません! ちゃんと想いを伝えあってから、そうしたいのです!! 好きだと言いたいし、彼の気持ちもはっきりと聞きたいです!!」
そうだよ。
ヒロインの事ばかり考えていたが、メゴロウ自身の気持ちはどうなんだ?
あいつは、本当に誰か好きな奴がいるのか?
あいつの気持ちを応援してやりたい気持ちはあるが、はっきりと、こう自覚した今、諸手を挙げられるかと云えば、首を捻るしかない。
「…あ…でも…」
俺、死んだんだった…。
「…心配は要りませんよ…。ご覧なさい。あなたの時は止まってはいません、動いています」
この恨み晴らさでおくべきかと、俺は目の前に座り込んで泣いていた女神様に、指を突き付けながら叫んだ。八つ当たりと云えばそうなのだろうが、叫ばずには居られなかった。
「…夢…?」
目から涙を流し、鼻からは鼻水を垂らした女神様がこてんと、不思議そうに首を傾げた。
「惚けないで下さい! 私とメゴロウの仲が深まる度に、あの様な夢を見せて、私にメゴロウを嫌わせ様としていたでしょう!?」
何を可愛い子ぶっているんだ。そんな仕草をした処で俺は騙されないからな。お前とは比べ物にならないぐらいに、メゴロウの方が可愛い。一度、あいつに餌付けしてみろ。止められなくなるから。リスみたいに、頬袋膨らませるあいつの頬をツンツンしてみた事があるか? ないだろう? あれは俺だけの特権だ。
「…嫌わせる…とは…?」
何で、ぱちくりと瞬きしているんだ。
そんな仕草をしても、俺は絆されないからな。
「メゴロウの人格を無視して、メゴロウの想いも無視して、彼に私を襲わせたでしょう! あの、可愛いメゴロウにあんな事が出来る筈も無いのにっ!!」
「…襲わせる…?」
「凌辱ですよ! 私がメゴロウに凌辱される夢を何度も何度も何度も何度も見せていたじゃないですかっ!!」
一気に俺が言い終わると、女神様はスッと涙を引っ込めて、真顔になってズビンッと音を立てて鼻を啜った。
…何、この親父…。
「…ウ・ケタロウ。座りなさい」
「え? は、い?」
鼻を啜って真顔になった女神様が、地面を指差したから、俺は中耳炎になるぞと思いながら、地面に腰を下ろしてきっちりと正座した。
女神様と真っ直ぐと向き合う。
ぽわぽわとした白い光に包まれた女神様は、やはり、とても綺麗だ。銀色の髪に、銀色の目。肌は透き通る様に白くて、どう見ても人外のものにしか見えない。が、涙は流すし、ついでに鼻水も流していたんだよな…これ…。
「…何か不埒な事を考えていませんか?」
「ガディシス様をお相手に、その様な事を思う者はいませんよ」
やたら良い笑顔でガディシス様に見られて、俺は慌てて自称王子様スマイルを浮かべて返事をした。
危ない危ない。
心が読めるのか?
「…こほん。…あなたがどうしようもなく、にぶ…いえ、鈍か…いえ、ポン…いえ、お馬鹿…いえ………」
…おい…。
口元に手をあてたまま考え込むなよ!?
何だよ!?
何が言いたいんだよ!?
「…ともかく。あなたが、限りなく純真で無垢な子だと云う事は解っています」
いや!?
鈍いと言い掛けて、鈍感と言いそうになって、それも拙いと思ったのか、言い直そうとしてポンコツと言い掛けて、馬鹿って言いそうになって、考えた末がそれか!? 結局は馬鹿って事だろう!? 物は言い様だな!? 誰かオブラート持って来て!?
「あなたが何を思ってその様な考えに至ったのか、理解に苦しむ処ではありますが、私はあなたに夢など見せてはいませんよ、ウ・ケタロウ」
「え?」
いきなり神々しい光を放つなよ。
真っ直ぐと見られなくて、俺は僅かに視線を逸した。視線の先には、やはり白い靄が辺りを包んでいる。
「逆に問いますが、何故、私がその様な事をせねばならないのでしょう?」
何故?
そんなの決まっているだろう。
「それは、私が死ぬ為です。私は、殺される為に生み出された悪役キャラクターです。私がメゴロウを嫌って、彼に嫌がらせをさせようと云う魂胆なのでしょう? そうして、私は、メゴロウを想うヒロイン達から断罪され、絞首台へと上げられるのです」
俺がそう言った途端、女神様は両手で顔を覆って、天を仰いでしまった。
何だ、このデジャヴ。
女神様も、生徒会長と同類なのか?
「…このポンコツが…記憶だけだと、この世界の常識に…前世の記憶を植え付けたのは、やはり間違い…」
顔を覆いながら、女神様が何やらブツブツと言っている。良くは聞き取れないが、ポンコツはしっかり聞こえたからなっ!?
「…夢は…己の心を映す鏡とも言います…。あなたが見たその夢は…あなたの願望なのではないのですか…?」
そう思った途端、女神様は顔から手を離して、俺をキッと見て来た。
その視線の鋭さに、思わず腰が引けてしまうが、何だって? 何て言った? この親父女神?
「は?」
願望?
何が?
どれが?
って…。
「わ、私が、メゴロウに凌辱されたかったと!?」
ないない!!
そんな願望、俺にはないぞ!?
あんな、ガッチガチの厨二病みたいなメゴロウとか、俺は望んでいないぞ!?
「りょ…ではありません。愛が、想いがあっての行為なのでしょう?」
「何故、頬を染めるのですか!! いきなりですよ!? 互いの想いの確認もなく、気が付いたら、彼のペニスが私の中に挿入されているんですよ!? こんな一方的なのは、合意無しでの同衾は、犯罪でしょう!?」
そうだよ。
ゲームとかなら、監禁強姦バチコイヒャッハーだが、現実にそんなのやったら、人生詰む。
「…ですが…その…嫌では…無かった…のですよね?」
更に顔を赤くして、地面にのの字を書きながら言うなっ!!
「嫌ですよ! そりゃ、嫌悪感はありませんでしたけど! 何故、好きな相手に凌辱されなければならないんですか! 冗談じゃないですよ! 一方通行の行為なんて、私はしたくありません! ちゃんと想いを伝えあってから、そうしたいのです!! 好きだと言いたいし、彼の気持ちもはっきりと聞きたいです!!」
そうだよ。
ヒロインの事ばかり考えていたが、メゴロウ自身の気持ちはどうなんだ?
あいつは、本当に誰か好きな奴がいるのか?
あいつの気持ちを応援してやりたい気持ちはあるが、はっきりと、こう自覚した今、諸手を挙げられるかと云えば、首を捻るしかない。
「…あ…でも…」
俺、死んだんだった…。
「…心配は要りませんよ…。ご覧なさい。あなたの時は止まってはいません、動いています」
0
あなたにおすすめの小説
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
【完結】悪役令息の従者に転職しました
* ゆるゆ
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
透夜×ロロァのお話です。
本編完結、『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけを更新するかもです。
『悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?』のカイの師匠も
『悪役令息の伴侶(予定)に転生しました』のトマの師匠も、このお話の主人公、透夜です!(笑)
大陸中に、かっこいー激つよ従僕たちを輸出して、悪役令息たちをたすける透夜(笑)
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!
MEIKO
BL
本編完結しています。お直し中。第12回BL大賞奨励賞いただきました。
僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…家族から虐げられていた僕は、我慢の限界で田舎の領地から家を出て来た。もう二度と戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが完璧貴公子ジュリアスだ。だけど初めて会った時、不思議な感覚を覚える。えっ、このジュリアスって人…会ったことなかったっけ?その瞬間突然閃く!
「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけに僕の最愛の推し〜ジュリアス様!」
知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。そして大好きなゲームのイベントも近くで楽しんじゃうもんね〜ワックワク!
だけど何で…全然シナリオ通りじゃないんですけど。坊ちゃまってば、僕のこと大好き過ぎない?
※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる