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しおりを挟む──じんわり汗ばむような陽気に、俺は目を覚ました。
布団を払いのけて、まだ冴えない頭のままぼーっとする。部屋がやけに明るいのと、気温の高さから、おそらくもう昼に近いのだとなんとなく察した。
「…………寝すぎた」
理由は二つ。単純に心身の疲労があったことと──夜更かしをしすぎたこと。
昨夜、夕食や風呂を終えたあとに玲利と通話していたのだが、けっきょく相当な長電話になってしまった。最初は誕生日プレゼントがあーだこーだと、わりとまじめに話していたのだが、途中からスマホゲーのイベントがどうたらとか、最近読んだ漫画がどうだったとか、完全に話題が逸れて取り留めのない雑談と化していた。一時間以上は通話していたのではなかろうか。
そして電話が終了したところで就寝すればよかったものを、そっからゲームをぽちぽちやっていたのがまずかった。いつの間にやら夜は更け、寝て起きたらこの時間というわけである。
……せっかくの休日の午前がまるまる潰れると、すごい損した気分だな。
などと後悔をしつつ──
俺はゆっくりと、上体を起こした。
「…………」
なんとなく自分の胸に手を当ててみたが、そこにあるのは普段と変わらない自分の体である。朝、起きたら女になっていた──なんて非現実的なことは、どうやら俺には無縁らしい。じつに喜ばしいことである。
もしかしたら、一日経って玲利も男に戻っているかも──と一瞬だけ思ったが、それなら向こうから連絡を入れてくるだろう。あまり期待はできなかった。
「あー……」
とりあえず、洗面所で顔を洗って、朝食という名の昼飯を食って、それから着替えを済ませて──
ショッピングモールにでも行って、いろいろ店を見てまわろう。
──今日の予定は、玲利の誕生日プレゼント探しと決まっていた。
◇
食べ物とそうでないものだったら、どっちがいい?
と、尋ねた時は「どっちでも」という答えだったが──いろいろ候補を挙げたところ、玲利の反応としては“形に残るモノ”のほうが興味ありそうな感じだった。
そして俺としても、思い出になりやすい贈り物のほうがいいんじゃないかと思っている。
だって──その誕生日というイベントが、確かにあった現実なのだという証拠になるから。
玲利が女となり、“男だった過去”がすべて書き換えられてしまった世界で。漠然とした不安があることは、どうしても否定しきれなかった。明日には、今日の出来事が変わってしまっているのではないか……と。
ちゃんと未来にも残ってくれるようなモノが好ましい──という考えに至るのは、ごく自然なことだったのかもしれない。
──そんなわけで。
キーホルダーとかアクセサリーとか、そんなプレゼントに適したものを探しているのだが。
「…………」
わからん。
こういう時に、どんなものを選べばいいのか。まったくわからん。
とりあえずブランド物は予算的に無理だ。せいぜい千円から、高くても二千円くらいだろうか。その程度だと、選べる範囲も狭くなってくる気がする。
漫然とアクセサリーなどを扱っている店を見てまわっているが、当たり前だが女性向けの品が多かった。今の玲利の性別が女であるとはいえ、贈るなら男女どちらでも似合うモノのほうがいい気がする。そうすると、あまり華美ではない感じの小物がいいだろうか──
そんなことを考えながら、俺はふと足をとめた。
目の前の売り場に並んでいるのは、イヤーアクセサリー系の商品だった。ピアスやイヤリング、イヤーカフなど、さまざまな種類がある。簡素でユニセックスなデザインも見受けられた。
あー。
意外といいかも。
男にしろ女にしろ、玲利の顔はまごうことなき美形なので、こういう耳を飾るアクセサリーはさぞ映えることだろう。ピアスは穴を開ける必要があるので候補から外れるが、イヤーカフの場合は耳に挟み込むだけで済むので、着用の難易度も大きくなかった。
問題は、そういう洒落たアクセサリーを玲利が好むかということであるが──
たぶん、というか確実に彼女は喜ぶことだろう。
親友というよりも恋人へのプレゼントに近いチョイスだが、むしろそれは玲利にとって望ましいものに違いなかった。
だいたい、アイツの態度はわかりやすすぎた。肉体が変わって精神まで影響を受けたのかと考えたが、それまでの諸々の機微を考慮すると──単純に、男だった時に抑えていた感情が解放されただけなのだろう。
つまりは──そういうことである。
俺は鈍感ではないので、その程度を察することは容易だった。
「……なんだかなぁ」
過去に思いを馳せながら、複雑な心境になりつつも。
今さら悩んでも仕方なかった。大事なのは、これからなのだ。女になってしまった玲利と、どう付き合っていくか──それを考えていかなければならなかった。
たとえ性別が変わっても、玲利は玲利である。
だから俺は、彼女に対して抱く感情はそう変わらないのだが──玲利自身はどう思っているのだろうか。
女になったことで、俺の恋愛対象になったと考えているのだろうか。女性らしい体つきに、俺が惹かれると信じているのだろうか。だとしたら……正直に言ってしまえば、それは彼女の勘違いだった。
それを伝えるべきなのか。女になってしまった玲利に。恋する乙女のような彼女に。
はっきりと言ってしまうことは──どうしても躊躇があった。あんなに感情豊かな反応を見たあとでは、とくに。
「──やめやめ」
俺はくだらない思考を振り払うように、ぽつりと呟いた。
少なくとも、いま必要なのは悩むことではない。俺がすべきことは──玲利への誕生日プレゼントを決めることだった。
──彼女に喜んでもらえるような、彼女にお似合いのプレゼントを。
玲利の姿を思い浮かべながら、俺は一つのイヤーカフを選んだ。片耳用の、小さいシルバーのリング。地味なデザインだが、男がつけても格好よくて洒落てそうだった。
今の玲利が身につけても容姿を引き立てるだろうし──もし彼女が男に戻ったとしても、きっと魅力的に映るだろう。
誕生日はちょうど一週間後だった。つまり、次の土曜日。学校がないので、遊ぶ約束でもしてどこかで待ち合わせする必要があった。
客観的に見れば、それは間違いなくデートと呼ばれるものだが──まあ、いいだろう。玲利が女であろうと、俺は接し方を変えるつもりはなかった。周りからどう思われようと、知ったこっちゃない。
──そんな俺の態度は、彼女の目にはどう映っているのだろうか。
相手がどこまでこちらの内心を汲んでいるのか。どれだけ思考や感情が伝わっているのか。
あらためて問うてみると、それは難しい問題だった。彼女が俺の心中に気づいていないように、俺も彼女の隠れた想いに気づいていないのかもしれない。
振る舞い、表情、声色。そういったものから推測することはできるが、それがすべて正しいかどうかは保証がなかった。
結局は──
「……口にしなければ伝わらない、か」
プレゼントを買った帰り道で、俺は快晴の空を眺めながら声を漏らした。
いずれは俺の考えを、ちゃんと玲利に言うべきなのだろう。
──それが彼女にとって、もしかしたら嬉しくないことなのだとしても。
◇
性別が変わるなどという前代未聞の怪事が起こったわりには、大した問題もなく日常は進み。
月曜に学校で再会した玲利は、いまだ女子生徒としての在り方に不慣れな感じがあったものの──週末に近づくほど徐々に、自然な様子になっていったのが印象的だった。
金曜の下校時には、もはや彼女が男だった気配などほとんど見えなくなり。女性以上に女性らしい雰囲気さえ感じてしまうほどだった。
そして、あっさりと土曜日はやってきて。
事前に約束したとおり──駅前の待ち合わせ場所に、俺は遅れることなく足を運んだ。
改札口を出てすぐのところにある、ファーストフード店の入り口付近。予定した時刻の五分ほど前に、そこに到着した俺は──こちらに顔を向けてほほ笑む少女を見つけた。
一瞬ながらも、人違いではないかと思ってしまったのは──服装があまりにも女の子らしかったからだ。
休日なので当然、制服ではなく私服だった。白い清楚なブラウスに、明るい水色のフレアスカート。清涼感のあるファッションは、徐々に暑くなってきた気候にもよく合っている。
その姿は──清々しいほどの美少女っぷりだった。
「……待たせちまったか?」
「んんー。ボクも、いま来たところだったから大丈夫」
信憑性のない返答に、俺は苦笑する。まだ予定の時刻にもなっていなかったが、玲利の性格だと十分以上前から待機していそうだった。まあ、あえて深くは聞かないが。
「──その服、もとから家にあったのか?」
「そっ、クローゼットに入ってたやつ。……なんか、不思議な感じ。自分の服まで、ぜんぶ変わっちゃってるのって」
過去に買ったものが別物になっているというのは、なかなかに奇妙な感覚だろう。どれがいつ買ったものかさえ、今となっては不明になってしまっているに違いない。まあ……体が変わっているのに、持ち物だけすべて男物のままだったら、それはそれで困るかもしれないが。
──俺は改めて、少女然とした玲利の立ち姿を一瞥する。
その視線が恥ずかしかったのか、彼女は少し照れたように顔を下向けた。この外見としぐさを見て、中身が男なのだと思う人間など一人もいないであろう。
「──似合ってるぞ、その服」
「……そ、そう……?」
「ああ。可愛いと思う」
率直な感想を口にすると、玲利は頬を赤くして口元を緩ませた。恥ずかしさと嬉しさが入り混じった、乙女らしい表情である。こんなふうな玲利を見るのは、ここ一週間でだいぶ慣れてしまった。
「──とりあえず、店に入ろうぜ」
「う、うん……」
突っ立って話を続けるわけにもいかないので、俺は玲利を促して二人で入店した。お互い昼食は済ませてあったので、注文はそれぞれ飲み物だけにする。昼時は過ぎていたため、休日といえど客の数はそこまで多くなかった。
隅のほうのテーブル席に、俺と玲利は向かい合って座る。俺はコーラを、彼女はシェイクを頼んでいた。飲み物を口にしながら適当な雑談をしつつ、少し経ったところで──
俺はバッグから、紙製の小袋を取り出した。
中身はもちろん、用意したプレゼントである。もったいぶるような代物でもないので、先に渡しておこうという考えだった。
「ほれ、誕生日おめでとう」
「わっ、ありがと……! いま、あけても大丈夫?」
「もちろん」
「じゃーさっそく……」
見るからにるんるん気分で、封を開けて中身を取り出す玲利。手のひらの上にプレゼントを乗せた彼女は──それが予想外だったのか、びっくりしたように目を見開いた。
「──イヤリング?」
「じゃなくて、イヤーカフ。イヤリングは耳たぶにつけるが、それは耳のふちとかに挟むアクセサリーだな」
「へー……!」
玲利は興味深そうな表情で、シルバーの片耳イヤーカフを眺めている。が、俺のほうをうかがいながら、おずおずと尋ねてきた。
「……つけてみてもいい?」
「ああ。リングの隙間を耳のふちの薄いところに差し込んで、そっからつけたい位置にスライドさせるといいぞ」
「や、やってみる」
玲利はどこか緊張した様子で、イヤーカフを右耳に持っていく。慣れない手つきながらも、リングを耳にはめて位置を調整し──そっと手を離した。
耳のふちの上部外側にはめられたそれは、固定にも問題がなさそうだった。控えめなサイズとデザインの耳飾りは、清楚でさりげない魅力がある。おとなしめな性格の玲利には、思った以上に調和していた。
「ど、どうかな……?」
「バッチリ似合ってるぜ」
「えへへ……こういうアクセサリー、初めてつけちゃった」
照れくさそうに、そして嬉しそうに、にやにやと笑みを浮かべる玲利。こうも喜んでくれると、プレゼント探しをした甲斐があったというものだ。俺も自然と、穏やかな笑顔になっていた。
──それから、しばらく雑談を重ねて。
二人とも飲み物の中身をからにしたタイミングで、俺は立ち上がった。そろそろ店を出よう、という合図だった。
もっとも、それはここで解散などという意味ではなく──
「んで、行きたいところは? お前の誕生日だし、好きなところに付き合うぞ」
「うーん……! そうだなぁ……カラオケの気分かな?」
「オーケー。……その声で歌うの、ちょっと楽しみだな」
「前より高くなってるからねー。ボクもいろいろ試してみたいな……!」
そのやり取りは、以前とまるで変わらない感じで。
ああ、やっぱり──と、あらためて思った。
俺が玲利に抱く感情は、きっとこれから変わることもないのだろう。
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