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新しい世界の始まり

2次職への試験と転職

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石畳の作りは城塞都市と同じだが、建物が少し違っていた、尖った屋根の建物が多い。

マップの指示に従って転職をしてくれるNPCがいる建物へと入る。

受付にいた女性に話しかける。

話しかけると言ってもカーソルを合わせてクリックなのだが。


「ようこそいらっしゃいました。ご用件は何でしょうか?」


選択欄が表示される。

・大魔法使いになりたい。
・魔法剣士になりたい。
・何か最近面白い話はない?

魔法剣士をクリック。


「魔法剣士への転職ですね?受け付けました。試験がありますのでどうぞ奥の部屋へお入りください」


案内に従い十夜は奥の部屋へと入る。

次に立っていたのは屈強な体をした男性。

男性は腕組みをして仁王立ちしている。


「これから魔法剣士試験をはじめる、まずは制限時間以内に全ての敵を排除するんだ!」


十夜は指示にしたいスタートラインに立つとカウントダウンが始まり0になると部屋の中に30匹くらいのモンスターが一斉に沸いた。

平均レベルは40の様々なモンスター。

レベル100になった十夜には余裕の試験だった。

制限時間3分もあったらしいが30秒で全てのモンスターを殲滅した。


「次は、魔法を使用するに当たって、適正の属性を見極める、奥の部屋に次の試験官がいる」


十夜は指示に従い再び部屋の奥へと足を進めた。

ローブを纏った男性が立っていた。

十夜はその男性をクリック。


「ようこそ、お待ちしておりました・・・ソレではこの水晶に魔力を集めてみてください」


そう指示され、目の前の水晶をみると、直径40cm程もある透明な石が台座の上に置かれていた。


(魔力を集める?どうやるんだろう?)


取り敢えず水晶の前まで行き、水晶をクリック。

すると、ウインドウが表示された。

クリック連打するらしい。?!

指示に従う・・・。

カチカチカチカチカチカチ・・・・・


(うおおおお・・・・指がつりそう・・・)


暫くすると水晶が虹色に光った。


「お?」


「・・・光、闇以外全ての属性が使用できます」


ローブの男がそう告げてきた。


「この部屋の奥の部屋で、ギルドマスターがお待ちです。お進みください」


部屋の奥へと足を進める。

執務室のような小部屋で、豪華な椅子に腰掛けていた男性がいた。

側へ行き、クリックして話しかける。


「私は、ここ魔法剣士連合のギルドマスター、スイレンだ、良くここまでたどり着いた・・歓迎しよう」


テーブルの上に1つの腕輪をおいた。


「これは魔法剣士の証明の腕輪だ。これには君の情報が入っている、無くさないように頼むよ。」


十夜はソレを受け取り早速装備した。

システムウインドウが表示された。


<魔法剣士へ転職しました>


武器が一時的に職業に合わないのか装備欄からアイテムボックスへと外された。


(そういえば今のステータスってどんなもんだろう?)


名前:ゼノン
種族:鬼人族
レベル:100
職業:魔法剣士

体力:5300
魔力:2150

力:1020
知力:206
俊敏:505


(おお・・・ジンさんとPT組んで一気にカンストしてからステータス見てなかった・・・)


取り敢えず2次職にもなったことだし、本格的に装備を探さないとなぁと思いながら十夜は帰還の書をつかい城砦都

市ディアリスへと帰還した。




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