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2章~時の契約~
16.~今の力の差~
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岩が剥き出しのまま転がっていて危険な土地だ。
さっきまでの森が嘘のようなほど、緑もなく砂と岩ばかり。
「森の次は砂漠?」
結衣がげんなりしながら呟いた。
「森でずっと迷うよりはましだ」
ジェロルドが不機嫌そうに言った。
「そういえば別次元って・・どうやっていくの?」
「魔力の濃度が高いところでなら、扉は開けるが・・・何処に居るか分からない以上無闇に開けない」
凄い力を消耗するらしい。
「濃度の高いところって・・・・城の傍ってことか?」
ジェロルドがジンを睨みながら口を開いた。
「他にもいくつかあるが・・・城付近が手っ取り早いだろ?」
「・・・・警備とか厳重で、どうかと思うけど?」
喧嘩腰のジェロルドに、ジンはにっこり微笑んで軽く流していく。
火と水のようだなぁと結衣は黙ったまま2人を見据えていた。
「護衛がいれば問題ないだろう?それとも何か、お前は腕に自信がないのか?」
「!!貴様!俺様を馬鹿にするのか?!」
牙を剥き出しにして尻尾の毛を逆立てながらジェロルドが叫ぶ。
「そう聞こえたか?」
苦笑しながらジェロルドを見下ろす。
「ぬううう、結衣!!こいつ、気に入らない!!」
「ひゃい?!」
いきなり振られて結衣はあわてて返事をした。
「上から見下ろすのも、その態度も!!」
「身長の差だ、仕方ないだろ・・・?」
呆れたようにため息混じりに言う。
「うるさいうるさい!俺様は初めから何か気に食わなかった!」
そういうジェロルドはもうすでに臨戦体制だ。
「・・・どうしたいんだ?」
「どっちが上か、白黒はっきりさせる!!俺様と戦え!」
「・・・・・無駄に力を使いたくないんだが・・・?」
ジェロルドは扉を開くにどれだけ膨大な魔力を使うか知らないから仕方ないのだろうけど・・。魔力が枯渇して底をつくと体は光となって消えてしまう。今のままでもギリギリ開けるかどうかという怪しい所だというのに。
流石に雲行きが怪しくなってきて結衣が口を開いた。
「あのさ・・ジェロ?やめようよ?子供じゃないんだから・・・」
「結衣は黙ってろ!」
「・・・・」
ビクリと体を強張らせて結衣は俯きがちに助けを求めるようにジンの方に視線を向けた。
「全く・・・野生の獣は調教がなってないな」
そう言ってジンは真紅の双眸をジェロルドに向けた。
先に動いたのはジェロルドだ、一気に間合いをつめて鋭い爪で宙を切り裂いた。
軽く舞う風のように弄ぶようにジェロルドの攻撃を次々にかわしていく。
「単調な攻撃だな?」
軽くかわしながらジンが火に油を注ぐような事をいう。
「今までのは準備運動だ!今から本番だ!泣いて詫びても許さないからな!結衣!解放しろ!!」
青紫の双眸を結衣に向けた、その目はぎらぎらと怪しい光を放っていて本気だと直ぐに分かった。
「・・・え・・けど・・・だめだよ?!仲間同士なんだから!」
必死で結衣が説得する。
「構わない、その本気見せてみろ」
挑発するようにジンが言った。どうやら説得も無駄のようだ・・・ジンの方も止めるが気が全くないようだ・・・。
「・・・私知らないよ?!・・・・・解放!」
光の鎖が粒子になって空に散らばった。
「があああああ!!!」
ジェロルドが大きな黒狼の姿に変化する、けど今までの黒狼化とは大きさも威圧感も違う。
「ぐッ!?」
ドォォォオオンッ
激しい音と土煙が起こった。
一瞬何が起こったのか結衣には理解できなかった。
黒狼の重い一撃がジンに当たって岩まで飛ばされたようだ。後ろにあった岩は粉々に砕けているのをみると相当重くて凄い一撃だったのだろうことが見てわかる。
「なかなかいい重量の一撃だな・・・」
口元の血を拭いながらジンは立ち上がる。これなら、自分に何かあっても結衣を守れそうだ。
ふと結衣の目の前にいた黒狼の姿が消えた。
「?!」
巨大な黒い影が飛ばされたジンの目の前に現れ、そのまま鋭い爪を上から振り下ろした。
「・・・ッうぐ・・」
ボタボタと地面を赤く染めていく。ジンはよろりと体制を崩しながらも裂かれた腹を押さえて必死に黒狼を見据える。
結衣は動けずにいた、何だこの光景・・・?一方的にやられてるジンの姿と返り血に染まった巨大な黒狼。ジンは何故応戦しないのだろう・・・強いはずなのに。
黒狼はジンの足を掴んでそのまま地面に叩きつけた。
「がは・・・ッ」
うつ伏せのジンの腰の上に容赦なく巨大な黒狼の手が乗せられその巨体の全体重が圧し掛かる。
「ぐぁ・・ぁ・・」
ミシリと骨が軋む様な嫌な音がした。そして徐々に地面に広がる血溜まり。
もう真紅だったジンの目は翠色・・・。
「ッ・・・あ・・・ジェロ!!もう止めて!死んじゃう!!」
慌てて結衣は黒狼の手にしがみ付いた。
「がああぅううう」
青紫のぎらついた血に飢えた様な目を結衣に向ける。
「もう止めて、お願い!」
結衣がいうと再び光の鎖が黒狼の体を縛っていく。
「・・・・・」
光が消えるともうもとの人型のジェロルドに戻っていた。
「これで、俺様の強さがわかっただろう?!」
「・・・・大丈夫?ジン?」
結衣はジンを抱き起こして心配そうに覗き込んだ。
「・・こ、れくらい・・・・・すぐに・・・」
ゴボッと赤黒血が口から溢れた。抑えていた手を退かして腹の傷を見て結衣は言葉を失う。
「・・・やりすぎよ・・ジェロ・・・」
結衣は俯いたまま震える声を漏らす。
「あ?死闘ってこんなもんだろう?生きてるだけましだろ?」
面白くなさそうにジェロルドが言った。
「・・・・・・」
「どうしょう・・・・これじゃあ・・・」
容赦なく流れていく血、血の気のない顔、次第に失われていく体温。
結衣は思い出したようにポッケから徐にガディから貰った大きな魔石を取り出した。
「お、おい。それ護身用だろ?使うのか?!」
大きくて口には入らない・・。
何度か地面に叩きつけるが割れる気配がない。
「高純度の魔力の結晶だぜ?そんなんじゃ割れるわけねぇえよ」
キッと涙がたまった目でジェロルドを睨む。
「・・・・・分かった・・俺様が砕いてやる・・・貸せ」
結衣から魔石を受け取ると地面に置いて爪に力をこめて振り下ろした。
バキッ・・
5つの欠片になったそれを拾い上げて結衣に返した。
「・・・ありがと・・」
小さく呟いてから1つの欠片をジンの口の中に押し込んだ。
「うぅ・・・」
「飲み込んで?」
僅かに開いた瞼から見えた翠の瞳は光がなくて曇っているように濁っていた。
ゴク・・・。
喉が動いてそれを体の中へ流し込んだ。
傷口がみるみる塞がって行くのが見えた。
「すごい・・・」
「そいつは、それだけ凄い魔石なんだ、当前だ」
ジェロルドがいう。
いつもジンたちが口にしているものより大きいとは感じていたけど・・・。高価なものだと改めて認識した。
「ん・・・」
「命の恩人の結衣に感謝するんだな?」
意識を取り戻したジンに命の危機に陥れた本人が言い放った。
「俺は・・・助けられたのか・・・・すまない」
自分の腹を見た後傷口が塞がっているのを確認してから結衣を見つめる。
「もう、大丈夫なの?」
「ああ、もう大丈夫だ」
「これで、俺様の強さが分かっただろ?今からお前は俺様の下僕な?」
2人の会話に割り込んできてジンを指差しながらジェロルドがそう口にした。
「・・・・・・」
不機嫌そうにジンは眉を顰めたままジェロルドを見上げた。
反論する気も起きない。勝手に言わせておいたほうが楽そうだ。
3人は砂漠の荒野を再び歩き出した。
さっきまでの森が嘘のようなほど、緑もなく砂と岩ばかり。
「森の次は砂漠?」
結衣がげんなりしながら呟いた。
「森でずっと迷うよりはましだ」
ジェロルドが不機嫌そうに言った。
「そういえば別次元って・・どうやっていくの?」
「魔力の濃度が高いところでなら、扉は開けるが・・・何処に居るか分からない以上無闇に開けない」
凄い力を消耗するらしい。
「濃度の高いところって・・・・城の傍ってことか?」
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「他にもいくつかあるが・・・城付近が手っ取り早いだろ?」
「・・・・警備とか厳重で、どうかと思うけど?」
喧嘩腰のジェロルドに、ジンはにっこり微笑んで軽く流していく。
火と水のようだなぁと結衣は黙ったまま2人を見据えていた。
「護衛がいれば問題ないだろう?それとも何か、お前は腕に自信がないのか?」
「!!貴様!俺様を馬鹿にするのか?!」
牙を剥き出しにして尻尾の毛を逆立てながらジェロルドが叫ぶ。
「そう聞こえたか?」
苦笑しながらジェロルドを見下ろす。
「ぬううう、結衣!!こいつ、気に入らない!!」
「ひゃい?!」
いきなり振られて結衣はあわてて返事をした。
「上から見下ろすのも、その態度も!!」
「身長の差だ、仕方ないだろ・・・?」
呆れたようにため息混じりに言う。
「うるさいうるさい!俺様は初めから何か気に食わなかった!」
そういうジェロルドはもうすでに臨戦体制だ。
「・・・どうしたいんだ?」
「どっちが上か、白黒はっきりさせる!!俺様と戦え!」
「・・・・・無駄に力を使いたくないんだが・・・?」
ジェロルドは扉を開くにどれだけ膨大な魔力を使うか知らないから仕方ないのだろうけど・・。魔力が枯渇して底をつくと体は光となって消えてしまう。今のままでもギリギリ開けるかどうかという怪しい所だというのに。
流石に雲行きが怪しくなってきて結衣が口を開いた。
「あのさ・・ジェロ?やめようよ?子供じゃないんだから・・・」
「結衣は黙ってろ!」
「・・・・」
ビクリと体を強張らせて結衣は俯きがちに助けを求めるようにジンの方に視線を向けた。
「全く・・・野生の獣は調教がなってないな」
そう言ってジンは真紅の双眸をジェロルドに向けた。
先に動いたのはジェロルドだ、一気に間合いをつめて鋭い爪で宙を切り裂いた。
軽く舞う風のように弄ぶようにジェロルドの攻撃を次々にかわしていく。
「単調な攻撃だな?」
軽くかわしながらジンが火に油を注ぐような事をいう。
「今までのは準備運動だ!今から本番だ!泣いて詫びても許さないからな!結衣!解放しろ!!」
青紫の双眸を結衣に向けた、その目はぎらぎらと怪しい光を放っていて本気だと直ぐに分かった。
「・・・え・・けど・・・だめだよ?!仲間同士なんだから!」
必死で結衣が説得する。
「構わない、その本気見せてみろ」
挑発するようにジンが言った。どうやら説得も無駄のようだ・・・ジンの方も止めるが気が全くないようだ・・・。
「・・・私知らないよ?!・・・・・解放!」
光の鎖が粒子になって空に散らばった。
「があああああ!!!」
ジェロルドが大きな黒狼の姿に変化する、けど今までの黒狼化とは大きさも威圧感も違う。
「ぐッ!?」
ドォォォオオンッ
激しい音と土煙が起こった。
一瞬何が起こったのか結衣には理解できなかった。
黒狼の重い一撃がジンに当たって岩まで飛ばされたようだ。後ろにあった岩は粉々に砕けているのをみると相当重くて凄い一撃だったのだろうことが見てわかる。
「なかなかいい重量の一撃だな・・・」
口元の血を拭いながらジンは立ち上がる。これなら、自分に何かあっても結衣を守れそうだ。
ふと結衣の目の前にいた黒狼の姿が消えた。
「?!」
巨大な黒い影が飛ばされたジンの目の前に現れ、そのまま鋭い爪を上から振り下ろした。
「・・・ッうぐ・・」
ボタボタと地面を赤く染めていく。ジンはよろりと体制を崩しながらも裂かれた腹を押さえて必死に黒狼を見据える。
結衣は動けずにいた、何だこの光景・・・?一方的にやられてるジンの姿と返り血に染まった巨大な黒狼。ジンは何故応戦しないのだろう・・・強いはずなのに。
黒狼はジンの足を掴んでそのまま地面に叩きつけた。
「がは・・・ッ」
うつ伏せのジンの腰の上に容赦なく巨大な黒狼の手が乗せられその巨体の全体重が圧し掛かる。
「ぐぁ・・ぁ・・」
ミシリと骨が軋む様な嫌な音がした。そして徐々に地面に広がる血溜まり。
もう真紅だったジンの目は翠色・・・。
「ッ・・・あ・・・ジェロ!!もう止めて!死んじゃう!!」
慌てて結衣は黒狼の手にしがみ付いた。
「がああぅううう」
青紫のぎらついた血に飢えた様な目を結衣に向ける。
「もう止めて、お願い!」
結衣がいうと再び光の鎖が黒狼の体を縛っていく。
「・・・・・」
光が消えるともうもとの人型のジェロルドに戻っていた。
「これで、俺様の強さがわかっただろう?!」
「・・・・大丈夫?ジン?」
結衣はジンを抱き起こして心配そうに覗き込んだ。
「・・こ、れくらい・・・・・すぐに・・・」
ゴボッと赤黒血が口から溢れた。抑えていた手を退かして腹の傷を見て結衣は言葉を失う。
「・・・やりすぎよ・・ジェロ・・・」
結衣は俯いたまま震える声を漏らす。
「あ?死闘ってこんなもんだろう?生きてるだけましだろ?」
面白くなさそうにジェロルドが言った。
「・・・・・・」
「どうしょう・・・・これじゃあ・・・」
容赦なく流れていく血、血の気のない顔、次第に失われていく体温。
結衣は思い出したようにポッケから徐にガディから貰った大きな魔石を取り出した。
「お、おい。それ護身用だろ?使うのか?!」
大きくて口には入らない・・。
何度か地面に叩きつけるが割れる気配がない。
「高純度の魔力の結晶だぜ?そんなんじゃ割れるわけねぇえよ」
キッと涙がたまった目でジェロルドを睨む。
「・・・・・分かった・・俺様が砕いてやる・・・貸せ」
結衣から魔石を受け取ると地面に置いて爪に力をこめて振り下ろした。
バキッ・・
5つの欠片になったそれを拾い上げて結衣に返した。
「・・・ありがと・・」
小さく呟いてから1つの欠片をジンの口の中に押し込んだ。
「うぅ・・・」
「飲み込んで?」
僅かに開いた瞼から見えた翠の瞳は光がなくて曇っているように濁っていた。
ゴク・・・。
喉が動いてそれを体の中へ流し込んだ。
傷口がみるみる塞がって行くのが見えた。
「すごい・・・」
「そいつは、それだけ凄い魔石なんだ、当前だ」
ジェロルドがいう。
いつもジンたちが口にしているものより大きいとは感じていたけど・・・。高価なものだと改めて認識した。
「ん・・・」
「命の恩人の結衣に感謝するんだな?」
意識を取り戻したジンに命の危機に陥れた本人が言い放った。
「俺は・・・助けられたのか・・・・すまない」
自分の腹を見た後傷口が塞がっているのを確認してから結衣を見つめる。
「もう、大丈夫なの?」
「ああ、もう大丈夫だ」
「これで、俺様の強さが分かっただろ?今からお前は俺様の下僕な?」
2人の会話に割り込んできてジンを指差しながらジェロルドがそう口にした。
「・・・・・・」
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