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2章 拠点を作ろう
14話 専用メイドとドワーフそれにスラちゃん
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家に帰ってきた私達、ナキリが話しかけてくる。
「ご主人様、私たちの代わりには到底なりませんがナツメがこれから専用メイドになります」
ぐぬぬと悔しがるナキリ。
「あ、うん」
「ナツメこれからご主人様を頼むぞ」
ばちんと背中を叩き去っていくナキリ。
クソ痛そう。悶絶してるじゃんナツメ。
「ナツメも大変だな…」
よしよしと背中をさする。
「わかってくれて嬉しい」
背中をさすりながら立ち上がるナツメであった。
「ナツメはなにかやりたいことないの?」
「なんで?」
「別に専用メイドって言ってもやることないよ」
「うーん、今はあんまりないかも」
「じゃあ、なにか見つけられるといいな」
「そうだね、せっかくご主人に手を直してもらったからね」
と両手を見せてくるナツメ。
笑顔がとってもかわいい。
ナツメ
黒髪で癖っ毛。長さは肩ぐらい。前髪が真っ直ぐにならないのが気になるらしくよく前髪を引っ張っている。
赤い瞳。鬼人族で額にある黒い角が特徴。
一本しかない角は一角と言われ鬼人族内では腫れ物扱いである。
身長は私より少し高いぐらい。お胸は無いに等しい。メイド服をきている。
ぼちぼちナツメと話しながらドヴへと会いに行く。
「おまたせー」
「おう、やっときたか」
「工房はどこにあるんだ?」
キョロキョロするドヴ。
「今のところやないよ」
「おい、話と違うじゃねーか」
睨むドヴ。
「今から作るからなんか要望はある?」
「そうだなぁ…」
ドヴの要望を聞き、町の外れに家を建てる。
「どうよ!」
「おお…いい出来だな。速さも考えれば完璧すぎる出来だ」
「これ使える?」
《持ち物》から《SR どこでも工房セット》を取り出し使用する。
ドサッと目の前に私には分からないが炉や金床がでた。
「ほう、良さそうだ。試しに打ってみよう」
いそいそと準備をするドヴ。
「あ、そうそう。これあげる。要らなかったら捨てていいや」
昔に作った日本刀モドキをあげる。
「ほう…形は酷いが魔剣のようだな…」
「魔力込めると切れ味すごいから気をつけてね」
無視された。そんなに集中してるなら大丈夫だろうきっと。
頑張ってねーと言いつつナツメと鍛冶場を後にした。
「ご主人。鍛冶おもしろそう」
ナツメはキラキラした目でこっちを見る。
「え?なら見てきていいよ」
「ほんと!?じゃあ行ってくる」
私の返事も聞かず走って戻っていくナツメ。
うーん、ちょっとさみしい。
寂しいのでスラちゃん召喚する。
ぽふん
「スラちゃん元気だった?」
プルプルの震えるスラちゃん。
ふむ、元気そうだ。
魔力をあげよう。
ぽよぽよしてて可愛い。
スラちゃんを愛でているとゾフィとユッテがトレーニング中だったのを発見する。
「2人とも頑張ってるね」
声をかけるとゾフィとが走ってきた。
これは抱きつかれそうだ。
スラちゃんを頭に乗せる。
「えるぅー!」
ガバッと私に抱きつき胸に頭をグリグリする。
嬉しいけど汗拭いてるだろそれ。
ゾフィの方が背が高く、わざわざ膝をつけてやるあたり好きなんだろうが…
よしよしと頭を撫でるとスラちゃんが頭から落ちた。
「スラちゃん!?」
慌ててスラちゃんを見る。
ぼふん。
「えうぅー」
ゾフィに似た形になったスラちゃん。
「え?」
「えうー」
手をこちらに向けて何かを言っているスラちゃん。
「えううー」
「多分、撫でて欲しいんじゃないか?」
ゾフィが答える。
撫でてみるとうぅーと言って私の胸に顔をぐしぐしした後、ぼふんと音を立ててスライムの形に戻った。
「え?」
驚きを隠せないままとりあえずスラちゃんを抱えた。
「ん!んん!」
ユッテが近づきながら頭を出してくる。
これはわかるぞ!
よしよしと頭を撫でるとふんすと満足そうな顔をしてユッテは帰って行った。
「じゃあなー」
そう言うとゾフィもユッテについて行った。
え?君たちそんな反応で終わりなの!?
スラちゃんすごいじゃん!!
さっそく、家へと帰り女神を探す。
「スラちゃーんどこかしらー?」
スラちゃんを探しているようだ。
「いないわー!いないわー!」
…流石に鍋の中にはいないぞ。
「ジル、見てくれこれを」
「あら、スラちゃん!見つかってよかった!」
「ふふん、スラちゃんさっきの頼む」
そうお願いをして地面に置く。
ぼふん
「えうー」
「はわわ!なんて可愛いのかしらー!あーかわいい!スラちゃん!すらちゃあーん!」
ふふふ、これだけじゃないんだな。
スラちゃんをよしよしする。
「えうー」
グリグリしてくるスラちゃん。
「なんて羨ましいのかしら…」
どこからか出したハンカチを咥え、目から血を出す女神。
尋常じゃなく怖い。
これがクーコの気持ち…
血の涙を拭いた女神は元に戻ったスラちゃんを抱える。
「私にも同じことできるかしら?」
地面にスラちゃんを置く。
プルプル震えるいつものスラちゃん。
「フッ…お前にはまだ早い」
勝ち誇った笑みを浮かべ髪をかき分け女神に言う。
「お前の負けだ」
ビシッと指をさす。
「ぐぬぬぬ、ふぬんぬーん!」
すごく悔しそうな顔を浮かべる女神
なんだそれ。
「私がいつもスラちゃんと一緒にぃぃいるのにぃ…どうじで!うぐぐぅうう」
………
血の涙でてるから…謝るからやめてくれ…
落ち着かせるのに30分かかった。
二度と煽らないと誓った。
でも、多分またやる。
「ご主人様、私たちの代わりには到底なりませんがナツメがこれから専用メイドになります」
ぐぬぬと悔しがるナキリ。
「あ、うん」
「ナツメこれからご主人様を頼むぞ」
ばちんと背中を叩き去っていくナキリ。
クソ痛そう。悶絶してるじゃんナツメ。
「ナツメも大変だな…」
よしよしと背中をさする。
「わかってくれて嬉しい」
背中をさすりながら立ち上がるナツメであった。
「ナツメはなにかやりたいことないの?」
「なんで?」
「別に専用メイドって言ってもやることないよ」
「うーん、今はあんまりないかも」
「じゃあ、なにか見つけられるといいな」
「そうだね、せっかくご主人に手を直してもらったからね」
と両手を見せてくるナツメ。
笑顔がとってもかわいい。
ナツメ
黒髪で癖っ毛。長さは肩ぐらい。前髪が真っ直ぐにならないのが気になるらしくよく前髪を引っ張っている。
赤い瞳。鬼人族で額にある黒い角が特徴。
一本しかない角は一角と言われ鬼人族内では腫れ物扱いである。
身長は私より少し高いぐらい。お胸は無いに等しい。メイド服をきている。
ぼちぼちナツメと話しながらドヴへと会いに行く。
「おまたせー」
「おう、やっときたか」
「工房はどこにあるんだ?」
キョロキョロするドヴ。
「今のところやないよ」
「おい、話と違うじゃねーか」
睨むドヴ。
「今から作るからなんか要望はある?」
「そうだなぁ…」
ドヴの要望を聞き、町の外れに家を建てる。
「どうよ!」
「おお…いい出来だな。速さも考えれば完璧すぎる出来だ」
「これ使える?」
《持ち物》から《SR どこでも工房セット》を取り出し使用する。
ドサッと目の前に私には分からないが炉や金床がでた。
「ほう、良さそうだ。試しに打ってみよう」
いそいそと準備をするドヴ。
「あ、そうそう。これあげる。要らなかったら捨てていいや」
昔に作った日本刀モドキをあげる。
「ほう…形は酷いが魔剣のようだな…」
「魔力込めると切れ味すごいから気をつけてね」
無視された。そんなに集中してるなら大丈夫だろうきっと。
頑張ってねーと言いつつナツメと鍛冶場を後にした。
「ご主人。鍛冶おもしろそう」
ナツメはキラキラした目でこっちを見る。
「え?なら見てきていいよ」
「ほんと!?じゃあ行ってくる」
私の返事も聞かず走って戻っていくナツメ。
うーん、ちょっとさみしい。
寂しいのでスラちゃん召喚する。
ぽふん
「スラちゃん元気だった?」
プルプルの震えるスラちゃん。
ふむ、元気そうだ。
魔力をあげよう。
ぽよぽよしてて可愛い。
スラちゃんを愛でているとゾフィとユッテがトレーニング中だったのを発見する。
「2人とも頑張ってるね」
声をかけるとゾフィとが走ってきた。
これは抱きつかれそうだ。
スラちゃんを頭に乗せる。
「えるぅー!」
ガバッと私に抱きつき胸に頭をグリグリする。
嬉しいけど汗拭いてるだろそれ。
ゾフィの方が背が高く、わざわざ膝をつけてやるあたり好きなんだろうが…
よしよしと頭を撫でるとスラちゃんが頭から落ちた。
「スラちゃん!?」
慌ててスラちゃんを見る。
ぼふん。
「えうぅー」
ゾフィに似た形になったスラちゃん。
「え?」
「えうー」
手をこちらに向けて何かを言っているスラちゃん。
「えううー」
「多分、撫でて欲しいんじゃないか?」
ゾフィが答える。
撫でてみるとうぅーと言って私の胸に顔をぐしぐしした後、ぼふんと音を立ててスライムの形に戻った。
「え?」
驚きを隠せないままとりあえずスラちゃんを抱えた。
「ん!んん!」
ユッテが近づきながら頭を出してくる。
これはわかるぞ!
よしよしと頭を撫でるとふんすと満足そうな顔をしてユッテは帰って行った。
「じゃあなー」
そう言うとゾフィもユッテについて行った。
え?君たちそんな反応で終わりなの!?
スラちゃんすごいじゃん!!
さっそく、家へと帰り女神を探す。
「スラちゃーんどこかしらー?」
スラちゃんを探しているようだ。
「いないわー!いないわー!」
…流石に鍋の中にはいないぞ。
「ジル、見てくれこれを」
「あら、スラちゃん!見つかってよかった!」
「ふふん、スラちゃんさっきの頼む」
そうお願いをして地面に置く。
ぼふん
「えうー」
「はわわ!なんて可愛いのかしらー!あーかわいい!スラちゃん!すらちゃあーん!」
ふふふ、これだけじゃないんだな。
スラちゃんをよしよしする。
「えうー」
グリグリしてくるスラちゃん。
「なんて羨ましいのかしら…」
どこからか出したハンカチを咥え、目から血を出す女神。
尋常じゃなく怖い。
これがクーコの気持ち…
血の涙を拭いた女神は元に戻ったスラちゃんを抱える。
「私にも同じことできるかしら?」
地面にスラちゃんを置く。
プルプル震えるいつものスラちゃん。
「フッ…お前にはまだ早い」
勝ち誇った笑みを浮かべ髪をかき分け女神に言う。
「お前の負けだ」
ビシッと指をさす。
「ぐぬぬぬ、ふぬんぬーん!」
すごく悔しそうな顔を浮かべる女神
なんだそれ。
「私がいつもスラちゃんと一緒にぃぃいるのにぃ…どうじで!うぐぐぅうう」
………
血の涙でてるから…謝るからやめてくれ…
落ち着かせるのに30分かかった。
二度と煽らないと誓った。
でも、多分またやる。
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