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Season1 セオリー・S・マクダウェルの理不尽な理論
#005 緋き魔女と猟犬 Start a search
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料亭を出ると、雨が降っていて、傘を持っていないセオリーは少し困った。
「そういえば私としたことが、天気予報を見るのを忘れてしまいましたわ」
自分に対して先見の明を言っておきながらこの様である。情けないと思いつつ、雨の強さと時期からゲリラ豪雨だろう。
料亭先で雨が止むのを待っていると、セオリーの前に一台の黒いスポーツタイプの車がすっと停まる。
スモークの窓が開き、運転手の暁の顔が覗かせる。
「乗れ」
セオリーに一瞥さえくれずに暁は淡々とした口調で助手席のドアを開ける。
「あら、貴方待っていて下さったの? 意外に優しいところがあるんですわね」
「違う。アンタを護衛するのが俺の仕事だ」
「素直じゃないですわね」
「日本の週刊誌の一面に載りたいなら置いていくが?」
暁に招かれるがまま助手席へと乗り込むセオリー。
暁の視線の先にビルの陰に潜む人影が見えた。
(あの男、次会ったらぶち殺すことにしましょう……)
自分が修彰の女性関係と思われたことにセオリーは腹立たしい気持ちで一杯になる。
セオリーは苛つきながら暁の車へと乗り込む。
警察車両かと思いきや車内は特別なものと言えば無線ぐらいで、自動運転が定番の今日にも関わらず、暁の車は手動であった。
「自分で運転する人なんて今時珍しいですわね?」
「好きでやっているだけだ。お気に召さないのであれば、こちらとしては降りて頂いても結構なのだが?」
「貴方って意地悪なのね」
(それとも警戒されているのかしら?)
暁の運転は思いのほか快適だった。隣に誰かを乗せているだけの事だったが、それでも暁の気遣いにセオリーは好感を覚える。
暁の車に揺れること、数分で予約したホテルの駐車場へ到着する。
名残惜しいがセオリーは降り際に暁へと声を掛ける。
「お荷物にしかならないような女と組むなんて嫌かもしれませんけど、よろしくお願いしますわ」
一向に目を合わせそうとしてくれずセオリーはショックで肩を落としていると――
「明日、朝9時に迎えに来る。目的地は次世代遺伝子研究所だ」
「あらそうですの? でしたら私の方から連絡差し上げておきますわ。そこの主任とは同級生ですのよ?」
「そうか、なら頼む」
そういって暁は一瞥をくれ、セオリーの前から去っていく。
(少し気を許してくれたのかしら……)
テールライトが見えなくなるまでセオリーは暁の車を暫く呆然と見つめる。
それは暁の様子が常人のそれとは一線を画していたからかもしれない。セオリーから見た暁は心の機微が希薄というか、情動が薄いというかそんな印象だった。
「実に興味深いですわね」
暁はセオリーが今まであったことが無いタイプの人間で、知的好奇心が擽られた。
まるで新しいおもちゃを見つけた子供の様に浮足立ちながらセオリーはチェックインへと向かった。
7月15日、9:30頃――
次世代遺伝子研究所へ到着するとすぐ、セオリーたちの前に一人の女性が駆け寄ってくる。
前下がりのショートボブにフレームレスの眼鏡の女性。パステルカラーのブラウスのトップスとタイトスカート、その上から白衣を纏った姿はいかにも真面目な研究員と言った感じだった。
「セオリーっ!」
「マナミっ!」
数年ぶりにあった友人同士は友情を確かめ合うかのようにハグを交わす。
「急に来るって聞いてびっくりしたよっ!」
「ごめんなさい。どうしても今日はマナミにお願いがあって」
セオリーは暁を紹介しようと前へと出す。
暁はバッチと一緒に遺留品と思われるビニール袋に入った小瓶を真波へと突き出す。
「アンタがここの主任か? 俺は公安部の神藤暁だ。アンタにこの物の成分分析をお願いしたい。うちの鑑識でもなんかのタンパク質らしいこと以外何も分からなかった」
「あ~そういうことかぁ……」
暁が口を挟んだことで、真波の憂いと喜び溢れていた顔が一瞬のうちに残念そうな物悲しい顔へと変わる。
それはそれとして暁の態度にセオリーは少し腹が立った。
(一方的に捜査協力を要請しておきながら、成分分析ぐらいどうってことないですのに……)
自分にでも出来るものを、外部へ仕事を依頼するという行為は完全に自分を舐めているとしかセオリーには思えなかった。
「警察のコンプライアンスはいったいどこへ行ったのかしら?」
舐め切った暁にセオリーは皮肉る。
「課長には許可を取ってある。アンタに昨日のうちに頼むことも出来たんだがな。アンタだってちゃんとした設備が無いと出来ないだろ?」
全て暁が気を回しての行動だったことに気付き、ぐうの音もでないセオリー。
確かに暁の言う通りであった。同時にいつもの自分らしくない、浅はかで感情的になっていたことに気が付く。
(なんか調子が狂いますわね)
「立ち話も何だし、研究所へ案内するよ。刑事さんには事情の説明をしてもらわなきゃいけないし、セオリーとは積もる話もあるしね」
「ええ、ごめんなさいマナミ。暫く日本にいますし、今度は仕事じゃなくちゃんと遊びに来ますわ」
「分かった。その時はぜひ案内させてね」
少し残念そうな顔する真波に対してセオリーは罪悪感を抱えつつ、暁と共に研究所の中へと案内された。
次世代遺伝子研究所。遺伝子解析における最先端の設備が揃っており、『GADS』が収集したDNAシーケンスをもとに遺伝子治療に関する研究が進められている。
「ねぇ、セオリーどう思う?」
「マナミの推測通りだと思いますわ」
「やっぱりそうだよね……」
真波の預かる研究室の一室。
暁の持ってきた遺留品の電子顕微鏡による拡大映像が巨大モニターに映し出されている
無数に縮れたり、捩じれたりしている輪が映し出されている遺留品の姿を眺めながら二人は同じ結論へと辿り着いたことを頷きあって確認し合う。
「神藤刑事。これはプラスミドです」
「プラスミド?」
聞きなれない言葉だったのだろう、暁は顔を顰めている。
「プラスミドっていうのは、簡単に言うと染色体以外のDNA分子ですわ。細菌などの内部に存在して核とは別に自立複製を行いますの」
「というと、これは何かのウイルスっていう事か?」
「それは違うのですの。細菌に対してプラスミドだけ水平伝達する事例も無くはないのですが、でもこのプラスミドの塩基からして遺伝子治療を行うためのものですわ」
遺伝子治療を行うためには、プラスミドを使い目的遺伝子をあるウイルスに格納しなければならない。
「もっと詳しく調べないと、何の遺伝子に作用し、治療を行うためのものなのかは分かりませんわ」
「それは警察からの正式な依頼を待って、私の方で対応するけど……」
険しい表情で何か考え事をし始める暁を見かねて、セオリーはため息交じりに声を掛ける。
「暁……アナタ、何か隠していますわね」
セオリーは答えない暁に詰め寄った。
「捜査情報を共有しなければ仮説も立てられませんわ。巻き込まないように一線を引いているのでしたら、もう遅いですわよ」
頑なに口を割らない暁の態度にセオリーは呆れ果てる。
「自分たちから捜査協力をお願いしておいて、私にその程度の覚悟がないとでも?」
セオリーは暁の性格が何となくわかってきた。とても不器用で繊細、だけど優しい。色々なことに気を回し過ぎて、それでいて一人で突っ走り危なっかしい。そんな印象だった。
観念したように暁は溜め込んでいた苦悩を溜息ごと吐き出した。
「外で話そう」
「ええ、喜んで」
流石に殆ど無関係な真波には話せない内容のようで、セオリーは人目の付かない研究所の裏手へと案内される。
「そういえば私としたことが、天気予報を見るのを忘れてしまいましたわ」
自分に対して先見の明を言っておきながらこの様である。情けないと思いつつ、雨の強さと時期からゲリラ豪雨だろう。
料亭先で雨が止むのを待っていると、セオリーの前に一台の黒いスポーツタイプの車がすっと停まる。
スモークの窓が開き、運転手の暁の顔が覗かせる。
「乗れ」
セオリーに一瞥さえくれずに暁は淡々とした口調で助手席のドアを開ける。
「あら、貴方待っていて下さったの? 意外に優しいところがあるんですわね」
「違う。アンタを護衛するのが俺の仕事だ」
「素直じゃないですわね」
「日本の週刊誌の一面に載りたいなら置いていくが?」
暁に招かれるがまま助手席へと乗り込むセオリー。
暁の視線の先にビルの陰に潜む人影が見えた。
(あの男、次会ったらぶち殺すことにしましょう……)
自分が修彰の女性関係と思われたことにセオリーは腹立たしい気持ちで一杯になる。
セオリーは苛つきながら暁の車へと乗り込む。
警察車両かと思いきや車内は特別なものと言えば無線ぐらいで、自動運転が定番の今日にも関わらず、暁の車は手動であった。
「自分で運転する人なんて今時珍しいですわね?」
「好きでやっているだけだ。お気に召さないのであれば、こちらとしては降りて頂いても結構なのだが?」
「貴方って意地悪なのね」
(それとも警戒されているのかしら?)
暁の運転は思いのほか快適だった。隣に誰かを乗せているだけの事だったが、それでも暁の気遣いにセオリーは好感を覚える。
暁の車に揺れること、数分で予約したホテルの駐車場へ到着する。
名残惜しいがセオリーは降り際に暁へと声を掛ける。
「お荷物にしかならないような女と組むなんて嫌かもしれませんけど、よろしくお願いしますわ」
一向に目を合わせそうとしてくれずセオリーはショックで肩を落としていると――
「明日、朝9時に迎えに来る。目的地は次世代遺伝子研究所だ」
「あらそうですの? でしたら私の方から連絡差し上げておきますわ。そこの主任とは同級生ですのよ?」
「そうか、なら頼む」
そういって暁は一瞥をくれ、セオリーの前から去っていく。
(少し気を許してくれたのかしら……)
テールライトが見えなくなるまでセオリーは暁の車を暫く呆然と見つめる。
それは暁の様子が常人のそれとは一線を画していたからかもしれない。セオリーから見た暁は心の機微が希薄というか、情動が薄いというかそんな印象だった。
「実に興味深いですわね」
暁はセオリーが今まであったことが無いタイプの人間で、知的好奇心が擽られた。
まるで新しいおもちゃを見つけた子供の様に浮足立ちながらセオリーはチェックインへと向かった。
7月15日、9:30頃――
次世代遺伝子研究所へ到着するとすぐ、セオリーたちの前に一人の女性が駆け寄ってくる。
前下がりのショートボブにフレームレスの眼鏡の女性。パステルカラーのブラウスのトップスとタイトスカート、その上から白衣を纏った姿はいかにも真面目な研究員と言った感じだった。
「セオリーっ!」
「マナミっ!」
数年ぶりにあった友人同士は友情を確かめ合うかのようにハグを交わす。
「急に来るって聞いてびっくりしたよっ!」
「ごめんなさい。どうしても今日はマナミにお願いがあって」
セオリーは暁を紹介しようと前へと出す。
暁はバッチと一緒に遺留品と思われるビニール袋に入った小瓶を真波へと突き出す。
「アンタがここの主任か? 俺は公安部の神藤暁だ。アンタにこの物の成分分析をお願いしたい。うちの鑑識でもなんかのタンパク質らしいこと以外何も分からなかった」
「あ~そういうことかぁ……」
暁が口を挟んだことで、真波の憂いと喜び溢れていた顔が一瞬のうちに残念そうな物悲しい顔へと変わる。
それはそれとして暁の態度にセオリーは少し腹が立った。
(一方的に捜査協力を要請しておきながら、成分分析ぐらいどうってことないですのに……)
自分にでも出来るものを、外部へ仕事を依頼するという行為は完全に自分を舐めているとしかセオリーには思えなかった。
「警察のコンプライアンスはいったいどこへ行ったのかしら?」
舐め切った暁にセオリーは皮肉る。
「課長には許可を取ってある。アンタに昨日のうちに頼むことも出来たんだがな。アンタだってちゃんとした設備が無いと出来ないだろ?」
全て暁が気を回しての行動だったことに気付き、ぐうの音もでないセオリー。
確かに暁の言う通りであった。同時にいつもの自分らしくない、浅はかで感情的になっていたことに気が付く。
(なんか調子が狂いますわね)
「立ち話も何だし、研究所へ案内するよ。刑事さんには事情の説明をしてもらわなきゃいけないし、セオリーとは積もる話もあるしね」
「ええ、ごめんなさいマナミ。暫く日本にいますし、今度は仕事じゃなくちゃんと遊びに来ますわ」
「分かった。その時はぜひ案内させてね」
少し残念そうな顔する真波に対してセオリーは罪悪感を抱えつつ、暁と共に研究所の中へと案内された。
次世代遺伝子研究所。遺伝子解析における最先端の設備が揃っており、『GADS』が収集したDNAシーケンスをもとに遺伝子治療に関する研究が進められている。
「ねぇ、セオリーどう思う?」
「マナミの推測通りだと思いますわ」
「やっぱりそうだよね……」
真波の預かる研究室の一室。
暁の持ってきた遺留品の電子顕微鏡による拡大映像が巨大モニターに映し出されている
無数に縮れたり、捩じれたりしている輪が映し出されている遺留品の姿を眺めながら二人は同じ結論へと辿り着いたことを頷きあって確認し合う。
「神藤刑事。これはプラスミドです」
「プラスミド?」
聞きなれない言葉だったのだろう、暁は顔を顰めている。
「プラスミドっていうのは、簡単に言うと染色体以外のDNA分子ですわ。細菌などの内部に存在して核とは別に自立複製を行いますの」
「というと、これは何かのウイルスっていう事か?」
「それは違うのですの。細菌に対してプラスミドだけ水平伝達する事例も無くはないのですが、でもこのプラスミドの塩基からして遺伝子治療を行うためのものですわ」
遺伝子治療を行うためには、プラスミドを使い目的遺伝子をあるウイルスに格納しなければならない。
「もっと詳しく調べないと、何の遺伝子に作用し、治療を行うためのものなのかは分かりませんわ」
「それは警察からの正式な依頼を待って、私の方で対応するけど……」
険しい表情で何か考え事をし始める暁を見かねて、セオリーはため息交じりに声を掛ける。
「暁……アナタ、何か隠していますわね」
セオリーは答えない暁に詰め寄った。
「捜査情報を共有しなければ仮説も立てられませんわ。巻き込まないように一線を引いているのでしたら、もう遅いですわよ」
頑なに口を割らない暁の態度にセオリーは呆れ果てる。
「自分たちから捜査協力をお願いしておいて、私にその程度の覚悟がないとでも?」
セオリーは暁の性格が何となくわかってきた。とても不器用で繊細、だけど優しい。色々なことに気を回し過ぎて、それでいて一人で突っ走り危なっかしい。そんな印象だった。
観念したように暁は溜め込んでいた苦悩を溜息ごと吐き出した。
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