あの子の花に祝福を。

ぽんた

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50.甘くて濃厚。※

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「えっ!い、いいよ、ルカ!」

 そう遠慮するゼインをよそに、僕はいそいそと膝から降りて彼の足の間に体を入れた。

 え?!ええ!!と顔を赤くして慌てる彼に、普段は余裕綽々、って感じなのになぁ、可愛いなぁ、と思いながらベルトをカチャカチャと外していった。

 既にそこはテントを張っていて、普通の時でもかなり大きかった記憶があるのに、腫れたらもっと大きくなるのか…。と感心する。

 そして出てきたのは。

「わ…」

「ル、ルカ……そんなにまじまじ見ないで…。」

 僕の腕ほどの太さで、血管がビキビキと見える大きなモノであった。僕の慎ましやかなモノでは到底かなわない大きさで、僕はぽかーんとしてしまう。

 で、でも…。僕もゼインのせーえきの味、知りたいし…。

 そう自身を奮い立たせてゆっくりと彼に触れた。

「んっ……」

 ソレは酷く熱を持っていて、指でつつくたびにピクピクと震えて面白い。
 そしてゼインも頬を上気させて少し気持ちよさそうにしていたのが嬉しかった。

 指だけで触っていたのを、手全体を使って撫でてみる。すると明らかにゼインの反応が変わって、なんだか僕もおちんちんがムズムズしてきてしまった。

「はっ………ルカ……上手だね……気持ちいいよ……んっ……」

 そう言って頭を撫でてくれたのが嬉しくて。

 両手を使って全体を包むようにし、ゆるゆる上下に動かす。たまに先端にも指を触れさせると、そこから透明な粘り気のある液体が出てきた。

 これはせーえきとは違うのだろう。

 でも僕にはそれが美味しそうに見えたんだ。

 彼のモノに顔を近づけて匂いを嗅ぐと、何とも言えないような臭いで。ゼインの辞めなさい!という声が聞こえたけど、パクリとソレを咥えた。

 せーえきと違うからか、ほんの少し甘いだけで特に何もなかった。けど、ゼインが体を屈めて酷く気持ちよさそうにしていたから、もっと続けたらせーえきが出るんじゃないかと思ったんだ。

「あっ……ルカ……っ!!」

 じゅるじゅる、と音をさせて無心に舐めていると、ゼインが僕の名前を呼んだ。

 そして口に咥えたものが一瞬膨張して……

 僕とは比べ物にならないくらい大量のせーえきが出てきたんだ。

「んぐっ…?!……………げほっ、げほっ…」

「ル、ルカ?!ごめんっ…!大丈夫…?!……え、ちょ、ルカ…!」

 ああ、口から出ちゃった、もったいない。もっと食べたい。

 足りない。

 美味しい。

 甘い。

 こんなに美味しいもの、食べたことない。

 フルーツみたいに甘くて、濃厚で、いくら食べても飽きない味。

 僕は周りを気にしないくらい彼のものを再び舐め始めた。

 彼のものを飲み込んだ衝撃で自分も精液を出しているのに気づかないまま。

 再び硬さを取り戻したおちんちんに口をつけていると、突然ガバッとゼインが僕を離した。

「落ち着きなさい!!」

「あっ……」

 ちゅぽん、と口から出てしまって、僕は無意識に精液を食べようと口の周りを舐める。

 けれど、目の前のゼインの怒ったような表情に我に返って。

「ご、ごめんなさい…」

「……その、わかるよ。正直私もとてつもなく興奮していたし、美味しかったから…。でも、やっぱりこういうのはちゃんとしたいからね。」

「ちゃん…と…?」

「そう。ちゃんと。きっとこのままではお互い獣のようになってしまっていただろうからね。」

 獣のよう、に…?それは、我を忘れるということだろうか。……たしかに、もっともっと、ってそればっかりだった…。

「さぁ、湯浴みをして寝よう。………あ…、さっきの衝撃でルカもイッちゃったんだね……可愛い…。」

 床にぺたん、と座り込んだ僕を抱えて、部屋につながっている風呂場へと行く。

 ズボンに染み付いた精液をどうするのだろうと思っていると、そのまま洗い物用の籠へと放り込まれていた。

 バレないのかな…と思っていると。

「王宮の使用人は口が硬いからね。ルカが精通したのを知っても特に何も言わないし、多分何も思わないから。」

 うんと…なんか違うんだ…。そもそも知られることが嫌なんだ…。

 そこらへんはやっぱり王子様というかなんというか。

 ちょっと価値観がズレてるなぁ、と思う僕だった。








 またも湯船に浸かるまで抱っこされて行った僕は、しっかりおちんちん周辺と口元を洗われて温かい湯船の中へ。

「……それでね?精通したら子作りできるんでしょう?次はどうするの?」

「………えっと……。それはまた今度にしよっか。今夜はパーティもあったからきっと疲れてるはずだよ。」

「んと……それもそうだね。わかった!」

 そのあともぺらぺらとおしゃべりをして、しっかりと温まった頃に部屋へと戻った。

 ちゃんと髪を乾かしてベッドへ潜り込むと、ゼインがとても幸せそうに僕を抱き締める。

「ふふ、成人はまだだけど、一応は大人の仲間入りだね。改めて誕生日おめでとう。愛してるよ、ルカ。」

「へへ、僕も愛してる。……おやすみ、ゼイン。」

「ああ。おやすみ、ルカ。」

 そうして、お兄様から貰った腕輪のことを話すのを忘れていた!となった頃には僕の意識はほぼ沈みかけていて、起き上がることなんて到底できなかった。



























 ✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿
























 それにしても…今日のルカはとてつもない小悪魔だったな…。何度心臓が破裂しそうになったことか。

 本当に……可愛らしかった。

 キスをして息切れするところも、とろんとした顔も。

 ……それに、私の精液を飲んだからか、その衝撃でイッて、尚且つソレに気づかないほど私のものを欲していたことも。

 全てが愛おしい。

 さすがにあれを知ったときには私も鼻血が出そうなくらい興奮したが。

 イッたことに気づかないくらいとは…。

 可愛くて可愛くて仕方がないよ…ルカ…。








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