あの子の花に祝福を。

ぽんた

文字の大きさ
64 / 73

バレンタインデー♥特別ストーリー

しおりを挟む
 ※すみません作者バレンタインデーのことすっかり…!なんなら年越しのことも忘れてたし…(汗)

 2日遅れのバレンタインデーですがよろしければどうぞ…!

 ――――――――――――――――――




 ~ルカ4歳~

「ばれんたいんでえ?」

「はい。ルカ様がゼイン殿下のご婚約者となられて初めてのバレンタインデーです。
 元々この日は、恋人たちの祭日として楽しまれていましたが、現在は好きな方にチョコレートを渡す日、となっております。」

「じゃあぜいんにあげるー?」

「ええ、そのほうが喜ばれるかと。」

 チョコレートとはどこで買えるのだろうか。チョコクッキーをよく作ってくれる厨房のみんなに聞けばわかるかな。

 そう思い、ルイスの手を引いて厨房へと走っていった。

「「「ルカリオン様?!」」」

「おはよー、みんな。あのねぇ、あしたに、ばれんたいんでえがあるでしょ?」

 ガッチリとした体型の料理長が、体を縮めて僕の話を真摯に聞いてくれた。

「もしや……殿下にお作りしたいのですかっ!!」

「うん…うん?え、えと…つくれるんだね…?」

「それならば作り方をお教えましょう!!このわたくし!腕がなりますよぉ!」

「あぅ…あ…………、うん…。よ、よろちくね?」

 買える場所を聞こうと思ったらチョコレートは作れるというのを聞き、半分押されるようにしてチョコ作りを始めたのだった。









 料理長、ルイス監督のもと、安心安全なチョコレート作りが幕を開けた。

「では坊っちゃん、ここにチョコレートの原材料を用意しました。本来、このカカオという豆をローストして…と色々な工程を組まなければならないのですが…。今回は特別に!複雑な工程を終了させたものがこちらになります。」

 さっと出されたのは、ドロリとした茶色いもの。

 その横には白い粉2つと、バターのようなものが。

「これはぁ?」

「これらは砂糖、粉乳、ココアバターです。その3つをこのペースト状のカカオに入れて、混ぜます。」

 コトン、と目の前に置かれたのはすり鉢と棒。ルイスに袖をめくってもらってこの4つを入れたものを混ぜ始めた。

 ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ……

 ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ……

「ふぃ…ちゅかれた…」

「まだ10分も経ってませんよルカ様。」

 と言いつつも、次はルイスがゴリゴリしてくれて。

 かなり時間が経ったと思えば、次は料理長。

 その次は僕、またルイス、料理長。

 この繰り返しで、気づけば外は日が真上に昇っている時間だった。

「ひぅ…ながいね…」

「…っさすがに、私も…疲れました…。」

 あれからずっとゴリゴリしていた僕たちは、料理長以外完全にバテてしまっていた。
 しかしそのかいあって、かなり滑らかそうになっている。

「あっはっは!そうでしょう!これはかなり時間がかかるんですよ!お二人はよくやりました!取り敢えずこれでもどうぞ。」

 そうして僕たちの前に、さっとサンドイッチが出されて。

「いいのぉ?!」

「よろしいのですか。」

「ええ、ええ!長時間頑張っていただいたのでね!」

 ぱくりと食べると、シャキッとした食感に、ジュワッと溢れる……肉汁?

「こうぇおいくー?(これおにくー?)」

「………、……?はい!そうです!」

「んぐ……おいしい~!!」

 スパイスの効いたお肉が新鮮なレタスとばっちり合う!

 僕たちは黙々とサンドイッチを食べ終わると、次の工程へ。

 チョコレートの温度調節であるテンパリング…これはお湯を使うから危ない、という理由で見学だった。

 その次の型へ流す作業は、ゼインに思いの丈をぶつけるため、僕の顔くらいのサイズのハートにチョコレートを流す。

 余ったチョコは自分用と家族用、ルイス用に丸い型へと流し込んだ。

 あのドロリとしたものは既に無く、僕のよく知るチョコレートがそこにはあり。

「さて、これで冷やしたら完成です!」

 料理長の一言で、あの長くも楽しい作業が終わるのか…と少し残念な気もしたのだ。

「ありがとー、かーたー!」

「なっ…!わ、私の名を覚えて…!」

「ふふ、いつもおいしいごはんも、きょうのちょこれーとも、ありがとねー。」

 僕がそう言うと、彼は胸を抑えて蹲ってしまって。

「ひえっ!?かっ、かーたー!」

「ルカ様、大丈夫です。すぐに立ち直りますから。」

「ううっ…はい…。大丈夫です…。」

 立ち直った彼は、一つ謝罪をして明日のことを聞いてくれた。

「あしたはねぇ、おひるにおうきゅーにいって、ぜいんにちょこれーとわたすの!」

「では朝、また厨房に来てくださいますか。一緒に型から外してラッピングをしましょう!」

「うん!ありがと!」

 それからルイスとばいばいして、お部屋に戻って。明日が楽しみー、とその日はずっと笑顔でいたのだ。








 次の日は、朝ごはんを食べてから厨房へ。母様達にどうしたの?って聞かれたけど、内緒って答えてきた。

 料理長は既に準備して待っていてくれて。

「おはよー!」

「おはようございます、坊っちゃん。」

 そこには色とりどりの箱とリボンが。

 まずゼイン用に、碧色の箱と緑色のリボンを選び、クッションを詰めてチョコを入れる。

 次は母様達。

 そして…

「えっ…これ…。」

「うふふ、りょうりちょーがみてないあいだにね?るいすとかたにいれたんだよ!」

 そう。料理長に渡したのは、昨日彼が目を離した隙に型に流し込み、自室で固めていたもの。

 それを箱に詰めて渡したら、泣いてしまった。

「うっ……ありがとう、ございますっ…!一生の宝物にして、部屋に飾っておきますっ…!」

「ええっ?!たべてよー!」

「わっ…かりました…。」

 手伝ってもらったお礼に渡し、他の物も丁寧にラッピングを済ませたら、いよいよ王宮へ。







「ぜいん~!」

「ルカ!いらっしゃい。……その手に持ってるものは?」

「あっ、んふふ……。」

 ばばーん!と効果音付きでゼインに箱を渡し、

「きょうはばれんたいんでえだから!」

 そう言うと。

「えっ…!買ってくれたの?……ありがとう…!」

「あ、ちがうよ!へへ、るいすと、りょうりちょーとつくったの!」

 彼は、目を大きく開いて、ルイスに詰め寄ったのだ。

「ルカは怪我しなかったかい?!危ないことさせてないだろうね!」

「お、落ち着いてください殿下…。大丈夫です、包丁は使っておりませんし、火を使うときは遠ざけておりましたので。」

「そ…そっか…よかった…。」

 すると、ゼインは僕を振り返り、膝をついて抱き締めた。

「ありがとう、ルカ。チョコを作るなんて、きっと時間がかかって大変だっただろう。後で頂くからね。」

「へへ、ありがとうぜいん!」

「それから……私からも。」

 そっ、と渡されたのは緑色に銀色のリボンがつけられた箱だった。

 もしかして…そう思って彼を見てみると、優しげな笑顔を浮かべてこちらを見つめている。

「ふふ、私達はやっぱり運命なんだね。私も無理を言って厨房を貸してもらったんだ。」

 その時の僕は……多分、凄く目を輝かせていたんだと思う。

 嬉しい!幸せ!って、全身で表していたんだ。

 ゼインも、そうだったから。

 その日はゼインと仕事場に連れて行ってもらって、そこで本を読み、たまにゼインと遊び。

 チョコレートは常に僕の側においていた。







「じゃあね、ルカ。チョコ、ありがとう。大事に食べるよ。」

「ふふ、ぼくも!きょうもありがとー!へへ……ぜいん、おみみをかして?」

 近づけられた耳に手を当てて、こそこそと話した。

「……ぜいん、だぁいすき!」

 ふふふ、と笑うとびっくり顔のゼインが一転してとろんと微笑み、

「私も、愛してる。」

 そう言って頬にキスをしてその日は別れたのだ。






 家に帰ってから箱を開け、宝石のようにキラキラと輝いていたチョコレートは……

「……ちょと…いや…かなり…かたいかも…」

 歯で噛めるような硬さではなく、只管飴のようにぺろぺろ舐めて溶かさなければならないものだった。

 だけど。

「へへ……おいち。」

 とても、とても……幸せな味がしたのだ。













 ~ルカ13歳~


 なんてこともあったなぁ…としみじみしながら今年もチョコレートを作る。

 あれから毎年の恒例行事となったチョコレート作りは、今やお互いプロ並みの出来となっていた。

 作る場所は違えど、カーター料理長のアドバイスは忘れずに。

 毎年この時期になると、やっぱり最初の年を思い出すんだよね。

 あの硬すぎて噛めなかったチョコも、今は程よい硬さになっていて甘さもしつこすぎないのだ。

「あっ、ゼイン!」

「ルカ!探してたよ。」

「ふふ、僕も!」

 じゃん!と2人で一緒に出し、クスクスと微笑む。

「ふふ、後で一緒に食べようね。」

「うん!……ゼイン、ずっと愛してる。」

「ふふふ、私も。永遠に愛しているよ。」

 そう言って、どちらともなく口づけた。








 ※※※※※※※※※※※





 大遅刻!

 申し訳ない!!

 そんでもって暫く更新止まります!

 書きたい時に書く!これがモットー!

 私のおすすめのチョコはリンドールのチョコです!

 うんまい!

 チョコそこまで好きじゃないんですけどこれは美味しい!

 皆さんのおすすめは何でしょうか?

 ちょっと教えていただけたらな…と思います。

 それでは。

しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!

ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。 ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!? 「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」 理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。 これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。

小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。 そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。 先輩×後輩 攻略キャラ×当て馬キャラ 総受けではありません。 嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。 ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。 だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。 え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。 でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!! ……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。 本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。 こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

嫁がされたと思ったら放置されたので、好きに暮らします。だから今さら構わないでください、辺境伯さま

中洲める
BL
錬金術をこよなく愛する転生者アッシュ・クロイツ。 両親の死をきっかけにクロイツ男爵領を乗っ取った叔父は、正統な後継者の僕を邪魔に思い取引相手の辺境伯へ婚約者として押し付けた。 故郷を追い出された僕が向かった先辺境グラフィカ領は、なんと薬草の楽園!!! 様々な種類の薬草が植えられた広い畑に、たくさんの未知の素材! 僕の錬金術師スイッチが入りテンションMAX! ワクワクした気持ちで屋敷に向かうと初対面を果たした辺境伯婚約者オリバーは、「忙しいから君に構ってる暇はない。好きにしろ」と、顔も上げずに冷たく言い放つ。 うむ、好きにしていいなら好きにさせて貰おうじゃないか! 僕は屋敷を飛び出し、素材豊富なこの土地で大好きな錬金術の腕を思い切り奮う。 そうしてニ年後。 領地でいい薬を作ると評判の錬金術師となった僕と辺境伯オリバーは再び対面する。 え? 辺境伯様、僕に惚れたの? 今更でしょ。 関係ここからやり直し?できる? Rには*ついてます。 後半に色々あるので注意事項がある時は前書きに入れておきます。 ムーンライトにも同時投稿中

ざこてん〜初期雑魚モンスターに転生した俺は、勇者にテイムしてもらう〜

キノア9g
BL
「俺の血を啜るとは……それほど俺を愛しているのか?」 (いえ、ただの生存戦略です!!) 【元社畜の雑魚モンスター(うさぎ)】×【勘違い独占欲勇者】 生き残るために媚びを売ったら、最強の勇者に溺愛されました。 ブラック企業で過労死した俺が転生したのは、RPGの最弱モンスター『ダーク・ラビット(黒うさぎ)』だった。 のんびり草を食んでいたある日、目の前に現れたのはゲーム最強の勇者・アレクセイ。 「経験値」として狩られる!と焦った俺は、生き残るために咄嗟の機転で彼と『従魔契約』を結ぶことに成功する。 「殺さないでくれ!」という一心で、傷口を舐めて契約しただけなのに……。 「魔物の分際で、俺にこれほど情熱的な求愛をするとは」 なぜか勇者様、俺のことを「自分に惚れ込んでいる健気な相棒」だと盛大に勘違い!? 勘違いされたまま、勇者の膝の上で可愛がられる日々。 捨てられないために必死で「有能なペット」を演じていたら、勇者の魔力を受けすぎて、なんと人間の姿に進化してしまい――!? 「もう使い魔の枠には収まらない。俺のすべてはお前のものだ」 ま、待ってください勇者様、愛が重すぎます! 元社畜の生存本能が生んだ、すれ違いと溺愛の異世界BLファンタジー!

【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件

表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。 病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。 この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。 しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。 ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。 強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。 これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。 甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。 本編完結しました。 続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください

病み墜ちした騎士を救う方法

無月陸兎
BL
目が覚めたら、友人が作ったゲームの“ハズレ神子”になっていた。 死亡フラグを回避しようと動くも、思うようにいかず、最終的には原作ルートから離脱。 死んだことにして田舎でのんびりスローライフを送っていた俺のもとに、ある噂が届く。 どうやら、かつてのバディだった騎士の様子が、どうもおかしいとか……? ※欠損表現有。本編が始まるのは実質中盤頃です

処理中です...