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第四章
温めるもの
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邸に入ると、急に身体が重く感じた。部屋まで行くのも面倒で、そのままホールのソファにガクリと崩れ落ちる。
「…………疲れたな。少し休ませてくれ」
もう割り切ったつもりだったが……。やはり心に負担はかかる。
シルは気遣うようにソファの背に立ち、ゆっくりと俺の頭を撫でてくれた。
「大丈夫か?」
とたん、急に飛び掛かられてナイフまで向けらえた恐怖、改心してくれるかもというわずかな期待まで裏切られた悲しみ、憎しみの目を向けられた衝撃などが俺を襲った。
レオリースが来るかもと思ったが、待ち伏せされ罵られたり縋られたりするのを想像していた。
俺は甘かった。
まさかレオリースがあそこまでするとは思わなかったのだ。
家族ではないと言ったが、それでも……身内だったものに襲われたのはショックではある。
いまごろになって手が震えてきた。
「は、はは。どうやら……俺は傷ついているみたいだ。
あんな奴でも弟だと思っていた時期もあった。少し……ほんの少しだけ期待していたんだ。
これをきっかけに変わってくれるのではないかと」
昔、ほんの小さなころの記憶。
熱を出して寝込んでいるとこっそりとレオリースが会いにきた。
「おにーさま、だいじょーぶ?」
「うつるといけないからね。近寄らないで」
「ぼくはかぜひかないよ?つよいこねっておかあさまがいうよ?」
だから大丈夫なのだと、レオリースはその小さな手を俺の額にあてた。
「なおれなおれ!」
不思議と熱が引いていくように思えた。
ピタリと触れた小さな手の心地よさを今でも覚えている。
そのあと、慌ててレオリースを探しに来た夫人によりレオリースは連れて行かれた。
それだけの思い出。
だが、それだけが、シルが来るまで俺の心を温めてくれた。
あの可愛かった弟は、レオリースの中にはもういないのだろうか。
俺は想い出の中の弟を、今日失ったのだ。
いつのまにか寝てしまったようだ。
暖かいと思えば、シルが毛布をかけてくれていたらしい。
「…シル?」
「ああ、起きたか?」
横の簡易キッチンからシルが姿を見せた。
「シチューを作ったんだが…食えるか?
こんな日は2人で温かいもんを食おうぜ。
来いよ」
手を引かれて向かう先は2階。
まだ使っていない客室の中へと誘われた。
「なんだ?何かあるのか?」
「秘密。開けてみろよ」
中にあったのは……
「秘密基地か!」
テーブルと椅子、毛布とシーツでできたテントのような秘密基地。
シーツのカーテンを開け覗き込めば、ふかふかなクッション、ラグ、小さなランプがいくつか。
保温機能のついたポットとカップまである!
とても居心地の良さそうな巣だ。
篭ってしまいたくなる。
「さあ、どうぞ?」
しゃがんで入れば、ふわりと毛布を膝に乗せられた。
「メシを持ってくるから、待ってな?」
「ああ!それまで基地を探検していいか?」
言えばシルがニヤリ。
「宝を隠したから探してみな?」
「なんと!シル、天才だな!」
「ぬかりはねえよ!ははは!」
素晴らしい秘密基地に、重苦しい気持ちが一気に軽くなった。
シルはこうやって俺が憧れていたもの、取りこぼしたものん一つ一つ拾い集め与えてくれる。
俺は家族を捨てた。そして今日、弟も。
レオリースの未来は明るくない。平民の、しかも最下層まで落ちるかもしれない。
どうなろうと、それはレオリースが選んだ道なのだ。
俺は自分で道を切り開いた。
だがここまで来れたのは自分だけの力ではない。
シルの、アルの、オル兄の、マージェス家の助けがあった。
友達のアドバイスがあった。
そして…切り捨てたはずのルディアスの助けまで。
見回せばそこにたくさんの助けてくれる手がある。
周りをふみつけにし、自分を磨くこともなくただ可愛さだけで生きてきたレオリースの周りには、見た目や表面上のあざとさに惹かれてちやほやする輩しかいない。
逆境に落ちたレオリースに伸ばされる手はあるのだろうか。
ふるりと頭を振って気持ちを切り替える。
さあ、宝探しだ!
端にさりげなく置かれたクッションを退けてみた。
「!手紙だ!」
ワクワクしながらあければ
「残念!もっと右!」
右か。
右にはランプ、ティーセット…
ふとランプを持ち上げてみたが、何もない。
うーん…。
「もしかして!」
ペロリとテントを捲れば…
「本だ!」
出てきたのは、ワクワクするような冒険譚。
挿絵付きなので子供むけなのかもしれないが、その絵を見るだけで想像をかきたてられる。
思わず夢中になってページを捲り…
「…ル。ミル。メシだぞ?」
シルの声にハッとする。
シチューとパン、チーズとベーコンを乗せた盆が既にセットされていた。
「見つけたみたいだな?どうだ?宝は」
「素晴らしい宝だ!ありがとうシル!」
ぎゅっと胸の前で本を抱きしめる。まだ胸が熱い。
「後で一緒に読もう。
最悪の日が素晴らしい日に変わったぞ?
シルは凄いな。魔法使いみたいだ」
「ふふふ。ミル限定の魔法使いだな?」
秘密基地の中にこもってシルと二人でシチューを食べた。
俺が寝ている間にじゃがいもはトロトロになっていて、人参も舌で押すだけでつぶれるくらい柔らかい。
「……美味いな」
パンにチーズ、カリっと焼いたベーコンを交互に食べれば至福の味だ。
「おかわりはまだあるか?」
「あはははは!あるぞ!たくさん食って大きくなれよ、ミル!」
公爵家では豪華な食事もなんの味も感じなかった。
でも、シルのシチューもパンも、何もかもが俺の食欲をこんなにも刺激する。
お腹を満たし心を満たす。
身体を温め心を温める。
秘密基地もお宝もシチューも、シルが与えてくれるものは全部俺を温めてくれるのだ。
レオリースには甘やかす人はいたが温めてくれる人はいたのだろうか?
レオリースにもシルがいたらああはならなかったのかもしれないな。
今回のことで、レオリースの道はさらに険しくなった。
どうか、気づいて欲しい。人を妬んだり恨んでも何もかわらないんだよ、レオ。
お前にも、あっただろう?生きる力が。温かな優しい強さが。
それを取り戻してくれ。自分の足で立つんだ。
「…………疲れたな。少し休ませてくれ」
もう割り切ったつもりだったが……。やはり心に負担はかかる。
シルは気遣うようにソファの背に立ち、ゆっくりと俺の頭を撫でてくれた。
「大丈夫か?」
とたん、急に飛び掛かられてナイフまで向けらえた恐怖、改心してくれるかもというわずかな期待まで裏切られた悲しみ、憎しみの目を向けられた衝撃などが俺を襲った。
レオリースが来るかもと思ったが、待ち伏せされ罵られたり縋られたりするのを想像していた。
俺は甘かった。
まさかレオリースがあそこまでするとは思わなかったのだ。
家族ではないと言ったが、それでも……身内だったものに襲われたのはショックではある。
いまごろになって手が震えてきた。
「は、はは。どうやら……俺は傷ついているみたいだ。
あんな奴でも弟だと思っていた時期もあった。少し……ほんの少しだけ期待していたんだ。
これをきっかけに変わってくれるのではないかと」
昔、ほんの小さなころの記憶。
熱を出して寝込んでいるとこっそりとレオリースが会いにきた。
「おにーさま、だいじょーぶ?」
「うつるといけないからね。近寄らないで」
「ぼくはかぜひかないよ?つよいこねっておかあさまがいうよ?」
だから大丈夫なのだと、レオリースはその小さな手を俺の額にあてた。
「なおれなおれ!」
不思議と熱が引いていくように思えた。
ピタリと触れた小さな手の心地よさを今でも覚えている。
そのあと、慌ててレオリースを探しに来た夫人によりレオリースは連れて行かれた。
それだけの思い出。
だが、それだけが、シルが来るまで俺の心を温めてくれた。
あの可愛かった弟は、レオリースの中にはもういないのだろうか。
俺は想い出の中の弟を、今日失ったのだ。
いつのまにか寝てしまったようだ。
暖かいと思えば、シルが毛布をかけてくれていたらしい。
「…シル?」
「ああ、起きたか?」
横の簡易キッチンからシルが姿を見せた。
「シチューを作ったんだが…食えるか?
こんな日は2人で温かいもんを食おうぜ。
来いよ」
手を引かれて向かう先は2階。
まだ使っていない客室の中へと誘われた。
「なんだ?何かあるのか?」
「秘密。開けてみろよ」
中にあったのは……
「秘密基地か!」
テーブルと椅子、毛布とシーツでできたテントのような秘密基地。
シーツのカーテンを開け覗き込めば、ふかふかなクッション、ラグ、小さなランプがいくつか。
保温機能のついたポットとカップまである!
とても居心地の良さそうな巣だ。
篭ってしまいたくなる。
「さあ、どうぞ?」
しゃがんで入れば、ふわりと毛布を膝に乗せられた。
「メシを持ってくるから、待ってな?」
「ああ!それまで基地を探検していいか?」
言えばシルがニヤリ。
「宝を隠したから探してみな?」
「なんと!シル、天才だな!」
「ぬかりはねえよ!ははは!」
素晴らしい秘密基地に、重苦しい気持ちが一気に軽くなった。
シルはこうやって俺が憧れていたもの、取りこぼしたものん一つ一つ拾い集め与えてくれる。
俺は家族を捨てた。そして今日、弟も。
レオリースの未来は明るくない。平民の、しかも最下層まで落ちるかもしれない。
どうなろうと、それはレオリースが選んだ道なのだ。
俺は自分で道を切り開いた。
だがここまで来れたのは自分だけの力ではない。
シルの、アルの、オル兄の、マージェス家の助けがあった。
友達のアドバイスがあった。
そして…切り捨てたはずのルディアスの助けまで。
見回せばそこにたくさんの助けてくれる手がある。
周りをふみつけにし、自分を磨くこともなくただ可愛さだけで生きてきたレオリースの周りには、見た目や表面上のあざとさに惹かれてちやほやする輩しかいない。
逆境に落ちたレオリースに伸ばされる手はあるのだろうか。
ふるりと頭を振って気持ちを切り替える。
さあ、宝探しだ!
端にさりげなく置かれたクッションを退けてみた。
「!手紙だ!」
ワクワクしながらあければ
「残念!もっと右!」
右か。
右にはランプ、ティーセット…
ふとランプを持ち上げてみたが、何もない。
うーん…。
「もしかして!」
ペロリとテントを捲れば…
「本だ!」
出てきたのは、ワクワクするような冒険譚。
挿絵付きなので子供むけなのかもしれないが、その絵を見るだけで想像をかきたてられる。
思わず夢中になってページを捲り…
「…ル。ミル。メシだぞ?」
シルの声にハッとする。
シチューとパン、チーズとベーコンを乗せた盆が既にセットされていた。
「見つけたみたいだな?どうだ?宝は」
「素晴らしい宝だ!ありがとうシル!」
ぎゅっと胸の前で本を抱きしめる。まだ胸が熱い。
「後で一緒に読もう。
最悪の日が素晴らしい日に変わったぞ?
シルは凄いな。魔法使いみたいだ」
「ふふふ。ミル限定の魔法使いだな?」
秘密基地の中にこもってシルと二人でシチューを食べた。
俺が寝ている間にじゃがいもはトロトロになっていて、人参も舌で押すだけでつぶれるくらい柔らかい。
「……美味いな」
パンにチーズ、カリっと焼いたベーコンを交互に食べれば至福の味だ。
「おかわりはまだあるか?」
「あはははは!あるぞ!たくさん食って大きくなれよ、ミル!」
公爵家では豪華な食事もなんの味も感じなかった。
でも、シルのシチューもパンも、何もかもが俺の食欲をこんなにも刺激する。
お腹を満たし心を満たす。
身体を温め心を温める。
秘密基地もお宝もシチューも、シルが与えてくれるものは全部俺を温めてくれるのだ。
レオリースには甘やかす人はいたが温めてくれる人はいたのだろうか?
レオリースにもシルがいたらああはならなかったのかもしれないな。
今回のことで、レオリースの道はさらに険しくなった。
どうか、気づいて欲しい。人を妬んだり恨んでも何もかわらないんだよ、レオ。
お前にも、あっただろう?生きる力が。温かな優しい強さが。
それを取り戻してくれ。自分の足で立つんだ。
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