113 / 164
第八章 ベジカフェ参入
新メニュー
しおりを挟む
俺とシルの久しぶりの休日はあっという間に仕事に早変わり。
アルにはマックスとの交渉と人員確保、制服の手配とマージェスへの連絡に。
シルは経理の確保と、カトラリーの購入に行ってもらった。
俺はといえば……今後の計画を立て直しだ。
第一の目標はプレオープン。
招待客はアル、マージェス、ルディ、アレックス兄さん、クラウスとジークミルフェとランジェ、そしてそれぞれの同伴者という予定だった。貴族とはいえ形式にこだわるメンバーはいない。王族とはいえルディも兄さんがいれば問題はない。要するにほぼ身内のみの試食会という気楽なものとなるはずだったのだ。
そこに新聞社のオーナー夫妻が加わることにより、方向転換を迫られた。
一社だけを呼ぶわけにもいかないから、赤病の号外に協力してくれた新聞社にも全て声だけはかけておくべきだろう。となれば、世話になったデルタ商会、アーチボルド商会にも招待状を出しておく方がいい。ライバルではあるが、共に切磋琢磨する同志としてMS商会の悪評を払拭するのに協力してくれたのだから。
シェフのクマーノにはマックスの都合がつき次第、メニュー開発に取り掛かってもらわないとな。
今後のことを考えると、全てクマーノに任せるのも厳しそうだ。
パンとデザートはそれぞれパン職人とパティシエに頼むほうがいいのかもしれない。
パンはパンやにMS商会専用で野菜ペーストを混ぜ込んだものを作ってもらうよう依頼できないだろうか?
朝と晩に届けてもらうようにすれば、クマーノは料理に集中できる。
デザートはあの俺が大好きなカフェに依頼できないだろうか?
あくまでもメインは料理やスープになるから、数種類ずつ日替わりで用意してもらえばいい。
……野菜を使ったデザートか………。カボチャプリン、カボチャのパウンドケーキ、キャロットケーキ、ホウレンソウのパンケーキ……あとは何があるだろう。おもいつくままに次々と書き出してゆく。
この辺りはアルとシルが戻り次第相談してみよう。
メニュー関連はこれで一旦おいておくとして、プレオープンの中身だな。
人数が多くなりそうだから、ビュッフェ方式にした方がよさそうだ。
スープ類はあたたかいまま、鍋ごと運び目の前で盛り付けする方がいいだろう。
ドリンクは……今あるメディソンティーに加え、店だけで飲める特製ブレンドをいくつか開発してはどうだろうか?そうすれば店に付加価値がでる。商会では販売せずに、ベジカフェ専用で土産物として販売してもいいだろう。
食事の内容に合わせて、ダイエット効果のあるもの、美肌効果のあるものにしよう。
現在販売しているメディソンティーは四種類だ。
リラックス効果のあるお茶「夢の国へ」(ラベンダーにカモミール)
美肌・アンチエイジング効果のあるお茶「女神の雫」(ローズヒップ、ハイビスカス、ローズマリー)
気分をスッキリさせ胃腸を整える効果のあるお茶「新しい世界」(ミント、レモングラス、レモンバーム)
病気の予防効果のあるお茶「ガーディアン」(カモミールとエキナセア)
瓶の色はそれぞれ薄紫、ピンク、黄緑、水色。
美肌と肌荒れ改善効果のローズヒップ、ローズ。ローズヒップの酸味を緩和するために老化防止のルイボスをブレンドした美肌用レッドティー「彩」
酸味が強いから、キャロットケーキと会うかもしれない。色も鮮やかで女性向けだろう。
脂肪を燃焼させるというウーロン茶。これはまだこの国には入っていないからオル兄に取り寄せ可能か聞いてみよう。できれば緑茶も欲しい。どれも紅茶の茶葉と同じものだから、なければ開発を頼んでおきたい。
これはそれぞれブラックティー「宵」、グリーンティー「燃」としよう。
これは食事をしながら飲むのにお勧めだな。
レッド・ブラック・グリーンは土産用にも売り出すことにしよう。
あと、店内限定で飲めるお茶というので、チャイを出してはどうだろうか?ミルクティーにショウガ、シナモン、クローブを加えて煮だすのだ。血行促進、胃腸を温める効果があり、冷え性や乾燥肌に良いのだ。これは色の名にせず「スパイスティー」だ。
甘めにしてデザート替わりにしてもらうとよいだろう。カボチャプリンやパウンドケーキとの相性も抜群なのだ。セットでお勧めしてもらおう。
ティータイムにはデザートセットとして提供してもいいかもしれない。
考えるだけでワクワクするな!
アルにはマックスとの交渉と人員確保、制服の手配とマージェスへの連絡に。
シルは経理の確保と、カトラリーの購入に行ってもらった。
俺はといえば……今後の計画を立て直しだ。
第一の目標はプレオープン。
招待客はアル、マージェス、ルディ、アレックス兄さん、クラウスとジークミルフェとランジェ、そしてそれぞれの同伴者という予定だった。貴族とはいえ形式にこだわるメンバーはいない。王族とはいえルディも兄さんがいれば問題はない。要するにほぼ身内のみの試食会という気楽なものとなるはずだったのだ。
そこに新聞社のオーナー夫妻が加わることにより、方向転換を迫られた。
一社だけを呼ぶわけにもいかないから、赤病の号外に協力してくれた新聞社にも全て声だけはかけておくべきだろう。となれば、世話になったデルタ商会、アーチボルド商会にも招待状を出しておく方がいい。ライバルではあるが、共に切磋琢磨する同志としてMS商会の悪評を払拭するのに協力してくれたのだから。
シェフのクマーノにはマックスの都合がつき次第、メニュー開発に取り掛かってもらわないとな。
今後のことを考えると、全てクマーノに任せるのも厳しそうだ。
パンとデザートはそれぞれパン職人とパティシエに頼むほうがいいのかもしれない。
パンはパンやにMS商会専用で野菜ペーストを混ぜ込んだものを作ってもらうよう依頼できないだろうか?
朝と晩に届けてもらうようにすれば、クマーノは料理に集中できる。
デザートはあの俺が大好きなカフェに依頼できないだろうか?
あくまでもメインは料理やスープになるから、数種類ずつ日替わりで用意してもらえばいい。
……野菜を使ったデザートか………。カボチャプリン、カボチャのパウンドケーキ、キャロットケーキ、ホウレンソウのパンケーキ……あとは何があるだろう。おもいつくままに次々と書き出してゆく。
この辺りはアルとシルが戻り次第相談してみよう。
メニュー関連はこれで一旦おいておくとして、プレオープンの中身だな。
人数が多くなりそうだから、ビュッフェ方式にした方がよさそうだ。
スープ類はあたたかいまま、鍋ごと運び目の前で盛り付けする方がいいだろう。
ドリンクは……今あるメディソンティーに加え、店だけで飲める特製ブレンドをいくつか開発してはどうだろうか?そうすれば店に付加価値がでる。商会では販売せずに、ベジカフェ専用で土産物として販売してもいいだろう。
食事の内容に合わせて、ダイエット効果のあるもの、美肌効果のあるものにしよう。
現在販売しているメディソンティーは四種類だ。
リラックス効果のあるお茶「夢の国へ」(ラベンダーにカモミール)
美肌・アンチエイジング効果のあるお茶「女神の雫」(ローズヒップ、ハイビスカス、ローズマリー)
気分をスッキリさせ胃腸を整える効果のあるお茶「新しい世界」(ミント、レモングラス、レモンバーム)
病気の予防効果のあるお茶「ガーディアン」(カモミールとエキナセア)
瓶の色はそれぞれ薄紫、ピンク、黄緑、水色。
美肌と肌荒れ改善効果のローズヒップ、ローズ。ローズヒップの酸味を緩和するために老化防止のルイボスをブレンドした美肌用レッドティー「彩」
酸味が強いから、キャロットケーキと会うかもしれない。色も鮮やかで女性向けだろう。
脂肪を燃焼させるというウーロン茶。これはまだこの国には入っていないからオル兄に取り寄せ可能か聞いてみよう。できれば緑茶も欲しい。どれも紅茶の茶葉と同じものだから、なければ開発を頼んでおきたい。
これはそれぞれブラックティー「宵」、グリーンティー「燃」としよう。
これは食事をしながら飲むのにお勧めだな。
レッド・ブラック・グリーンは土産用にも売り出すことにしよう。
あと、店内限定で飲めるお茶というので、チャイを出してはどうだろうか?ミルクティーにショウガ、シナモン、クローブを加えて煮だすのだ。血行促進、胃腸を温める効果があり、冷え性や乾燥肌に良いのだ。これは色の名にせず「スパイスティー」だ。
甘めにしてデザート替わりにしてもらうとよいだろう。カボチャプリンやパウンドケーキとの相性も抜群なのだ。セットでお勧めしてもらおう。
ティータイムにはデザートセットとして提供してもいいかもしれない。
考えるだけでワクワクするな!
1,473
あなたにおすすめの小説
おしまいのそのあとは
makase
BL
悪役令息として転生してしまった神楽坂龍一郎は、心を入れ替え、主人公のよき友人になるよう努力していた。ところがこの選択肢が、神楽坂の大切な人を傷つける可能性が浮上する。困った神楽坂は、自分を犠牲にする道を歩みかけるが……
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
【完結 一気読み推奨】片想いの相手が「そろそろ恋愛したい」と言ったので、用済みの俺はニートになることにしました。
はぴねこ
BL
高校生の頃、片想いの親友に告白した。
彼はノンケだったから玉砕して友人関係も終わるものだと思っていた。
もしかすると気持ち悪いと軽蔑される覚悟までしていたのに、彼は「今は恋愛をしている時間がないんだ」と自分の夢を語ってくれた。
彼は会社を興した祖父のことをとても尊敬していて、自分も起業したいと熱く語ってくれた。
そして、俺の手を握って「できれば親友のお前には俺の右腕になってほしい」と言われた。
同性愛者の俺のことを気持ち悪いと遠ざけることもせずに、親友のままでいてくれた彼に俺は感謝して、同じ大学に進学して、大学の頃に彼と一緒にゲームを作成する会社を起業した。
あれから二十年間、本当に二人三脚で駆け抜けてきた。
そして、昨年売り出したVRMMOが世界的に大ヒットし、ゲーム大賞を取ったことを祝うパーティーで親友が語った言葉に俺の覚悟も決まった。
「俺もそろそろ恋愛したい」
親友のその言葉に、俺は、長年の片想いを終わらせる覚悟をした。
不憫な拗らせアラフォーが”愛”へと踏み出すお話です。
【8話完結】勇者の「便利な恋人」を辞めます。~世界を救うより、自分の幸せを守ることにしました~
キノア9g
BL
「君は便利だ」と笑った勇者を捨てたら、彼は全てを失い、私は伝説の魔導師へ。
あらすじ
勇者パーティーの万能魔術師・エリアスには、秘密があった。
それは、勇者ガウルの恋人でありながら、家事・雑用・魔力供給係として「便利な道具」のように扱われていること。
「お前は後ろで魔法撃ってるだけで楽だよな」
「俺のコンディション管理がお前の役目だろ?」
無神経な言葉と、徹夜で装備を直し自らの生命力を削って結界を維持する日々に疲れ果てたエリアスは、ある日ついに愛想を尽かして書き置きを残す。
『辞めます』
エリアスが去った翌日から、勇者パーティーは地獄に落ちた。
不味い飯、腐るアイテム、機能しない防御。
一方、エリアスは隣国の公爵に見初められ、国宝級の魔導師として華麗に転身し、正当な評価と敬意を与えられていた。
これは、自分の価値に気づいた受けが幸せになり、全てを失った攻めがプライドも聖剣も捨てて「狂犬」のような執着を見せるまでの、再構築の物語。
【勇者×魔導師/クズ勇者の転落劇】
※攻めへのざまぁ要素(曇らせ)がメインの作品です。
※糖度低め/精神的充足度高め
※最後の最後に、攻めは受けの忠実な「番犬」になります。
全8話。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
悪役令息ですが破滅回避で主人公を無視したら、高潔な態度だと勘違いされて聖人認定。なぜか溺愛ルートに入りました
水凪しおん
BL
BL小説『銀の瞳の聖者』の悪役令息ルシアンに転生してしまった俺。
原作通りなら、主人公ノエルをいじめ抜き、最後は断罪されて野垂れ死ぬ運命だ。
「そんなの絶対にお断りだ! 俺は平和に長生きしたい!」
破滅フラグを回避するため、俺は決意した。
主人公ノエルを徹底的に避け、関わらず、空気のように生きることを。
しかし、俺の「無視」や「無関心」は、なぜかノエルにポジティブに変換されていく。
「他の人のように欲望の目で見ないなんて、なんて高潔な方なんだ……!」
いじめっ子を視線だけで追い払えば「影から守ってくれた」、雨の日に「臭いから近寄るな」と上着を投げつければ「不器用な優しさ」!?
全力で嫌われようとすればするほど、主人公からの好感度が爆上がりして、聖人認定されてしまう勘違いラブコメディ!
小心者の悪役令息×健気なポジティブ主人公の、すれ違い溺愛ファンタジー、ここに開幕!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる