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第10章 シルとの未来
あの後
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あれよりも恥ずかしいことが待っているだなんて思わなかった。
俺は今、誕生日の朝だというのに布団の中で籠城中である。
絶対に許さない。
「ミル!俺が悪かった!頼むから開けてくれ!」
部屋の前でシルが喚いている。
部屋にカギをつけておいた俺の酔眼に感謝だ。
あの後、俺はシルに風呂に入れられた。
身体中がべたべたしていたし、足がうまく立たなくなっていたから、風呂まで抱きかかえて連れて行ってくれたのはよしとする。正直、甘やかされるのは悪くない。
だが……まさかあんなことをされるだなんて、聞いていない!
夢中で気付かなかったが、シルは俺の中で出した。
本来なら外に出すか避妊をするのだが、どうしても初めてのときだけは俺を直に感じたかった、俺にシルを刻みたかったのだと謝罪された。
それについては俺も異論はない。シルを強く感じられたのは……俺も嬉しかったから。
しかし、中に出したものをそのままにしておくと、腹を壊すのだという。
「ごめん、ミル。後でいくらでも罵っていいから。我慢してくれ」
そう言ってシルは強制的に俺のあらぬところを洗ったのだ。
自分ですると言ったのに俺がうまく動けないのをいいことに、傷つけるといけないから俺にやらせてくれと、無理やりに俺に水を注ぎこんだ。
あとは……お察しの通りだ。
ハッキリ言おう。15年間生きてきて、辛いこともあった。恥ずかしいこともあった。
だが、こんな屈辱を感じたのは初めてだ!
俺は羞恥と屈辱のあまり泣いた。
どんなに厳しい教育をされようと、どんなに家族から冷遇されようと俺は誇り高く顔をあげて生きてきた。
奴らに泣き顔を見せてたまるかと、決して泣かなかった。
ある程度になってからは諦めることを覚え、感情がマヒして泣けなくなった。
独立してからは、嬉し泣きばかり。
だが、初めて俺は正しい意味で泣いてしまった。
さすがにこれにはシルもショックだったようだ。
焦ったように必死で俺を宥め労わってくれたが、俺の方がショックだ。
好きな相手にあんな醜態を見せることになるなんて……。
夜中に起こされ押し倒されて戸惑いはしたが、シルが俺を求めてくれて嬉しかった。
大変だったが、シルと一つに慣れて幸せだったのに……。
その後まさかあんなひどい目にあわされるなんて!
ぐったりした俺を部屋のベッドに寝かせ、茶を淹れるためにシルが席を外したすきに、俺は部屋に籠城したのだった。
「ミル……ごめん。俺は見てないから!次からはちゃんと避妊具を使う!もしくは……ミルが処理するあいだは席を外す!約束する!だから……開けてくれ!なあ、ミル……」
絶対に許さない!
しかも、処理しながら興奮したシルは、また俺を襲ったのだ!変態め!
指だけだといいながらさんざん俺を喘がせた。
俺のプライドはズタボロだ。
あんなに幸せだったのに…………。
俺が何も知らないと思ってあんな酷いことを!!
説明してくれたら自分でやった!
俺は知ってるんだ。お前、息を荒くして楽しんでいたじゃないか!
「絶対に許さないからな!シルの馬鹿っ!変態めっ!!」
「ミルーーーー!!」
バタンと音がする。
ドアの前でシルが崩れ落ちたようだ。
何度も言うが、ショックなのは俺の方だからな?!
初心者になんてことをするんだ!
というわけで、シルをこのまま放置して籠城したまま寝ることにする。
一晩中していたから身体的にも精神的にもボロボロなのだ。
そう。いわゆる「ふて寝」だ。もう知らん!勝手にしろ!
3時間ほど眠ったらしい。
目を覚ましたらかなり身体は楽になっていた。
とたん、お腹が空いてきた。
ドアの前で耳をすます。
うん。音がしない。大丈夫そうだ。
そうっとカギをあけ、ドアをゆっくりと押せば………
ドアの前でシルが床に座っていた。
「!!な、な…………何をしているんだ、シル?!」
「!!ミル!!……………やりすぎた。ごめん」
そのまま目の前で土下座するシル。
「でも、どうしても直に感じたかった。シルに俺を刻み込みたかった。俺のわがままだ。ごめん」
「…………俺が怒ってるのはそこじゃない。俺を最低な気分にしたことだ。…………自分でできると言ったのに…………」
「言い訳はしない。ごめん」
「…………あんな辱めを与えらえるとは思ってもみなかった」
「……ミルにさせるのは心配だったから……。って、ごめん。最初は何もかも俺がやってやりたかったんだ。ミルの意志を無視してすまん」
「…………次はないぞ。またやったらもう二度とシルとはしないからな」
「分かった。約束する。ミルの嫌がることはしない」
立ち上がって俺を抱きしめようとしたシルが、また崩れ落ちた。
「?!ど、どうした、シル?!」
「い、いや……笑わないか?」
「なに言って……」
「腰が抜けた」
「…………はあ?」
「ミルに許して貰えなかったらと思ったら怖くてな。ははは……。安心したら、腰が抜けちまった。……カッコ悪いな、全く……」
情けない顔で笑って見せるシル。
「ふは!ほんとだな。カッコ悪いぞ、シル!あははははは!」
「ふふふ。ミルが笑った」
「ふん!……まだ怒ってるんだからな?」
「うん。ごめん。大事にする。ミル。ありがとう」
俺は今、誕生日の朝だというのに布団の中で籠城中である。
絶対に許さない。
「ミル!俺が悪かった!頼むから開けてくれ!」
部屋の前でシルが喚いている。
部屋にカギをつけておいた俺の酔眼に感謝だ。
あの後、俺はシルに風呂に入れられた。
身体中がべたべたしていたし、足がうまく立たなくなっていたから、風呂まで抱きかかえて連れて行ってくれたのはよしとする。正直、甘やかされるのは悪くない。
だが……まさかあんなことをされるだなんて、聞いていない!
夢中で気付かなかったが、シルは俺の中で出した。
本来なら外に出すか避妊をするのだが、どうしても初めてのときだけは俺を直に感じたかった、俺にシルを刻みたかったのだと謝罪された。
それについては俺も異論はない。シルを強く感じられたのは……俺も嬉しかったから。
しかし、中に出したものをそのままにしておくと、腹を壊すのだという。
「ごめん、ミル。後でいくらでも罵っていいから。我慢してくれ」
そう言ってシルは強制的に俺のあらぬところを洗ったのだ。
自分ですると言ったのに俺がうまく動けないのをいいことに、傷つけるといけないから俺にやらせてくれと、無理やりに俺に水を注ぎこんだ。
あとは……お察しの通りだ。
ハッキリ言おう。15年間生きてきて、辛いこともあった。恥ずかしいこともあった。
だが、こんな屈辱を感じたのは初めてだ!
俺は羞恥と屈辱のあまり泣いた。
どんなに厳しい教育をされようと、どんなに家族から冷遇されようと俺は誇り高く顔をあげて生きてきた。
奴らに泣き顔を見せてたまるかと、決して泣かなかった。
ある程度になってからは諦めることを覚え、感情がマヒして泣けなくなった。
独立してからは、嬉し泣きばかり。
だが、初めて俺は正しい意味で泣いてしまった。
さすがにこれにはシルもショックだったようだ。
焦ったように必死で俺を宥め労わってくれたが、俺の方がショックだ。
好きな相手にあんな醜態を見せることになるなんて……。
夜中に起こされ押し倒されて戸惑いはしたが、シルが俺を求めてくれて嬉しかった。
大変だったが、シルと一つに慣れて幸せだったのに……。
その後まさかあんなひどい目にあわされるなんて!
ぐったりした俺を部屋のベッドに寝かせ、茶を淹れるためにシルが席を外したすきに、俺は部屋に籠城したのだった。
「ミル……ごめん。俺は見てないから!次からはちゃんと避妊具を使う!もしくは……ミルが処理するあいだは席を外す!約束する!だから……開けてくれ!なあ、ミル……」
絶対に許さない!
しかも、処理しながら興奮したシルは、また俺を襲ったのだ!変態め!
指だけだといいながらさんざん俺を喘がせた。
俺のプライドはズタボロだ。
あんなに幸せだったのに…………。
俺が何も知らないと思ってあんな酷いことを!!
説明してくれたら自分でやった!
俺は知ってるんだ。お前、息を荒くして楽しんでいたじゃないか!
「絶対に許さないからな!シルの馬鹿っ!変態めっ!!」
「ミルーーーー!!」
バタンと音がする。
ドアの前でシルが崩れ落ちたようだ。
何度も言うが、ショックなのは俺の方だからな?!
初心者になんてことをするんだ!
というわけで、シルをこのまま放置して籠城したまま寝ることにする。
一晩中していたから身体的にも精神的にもボロボロなのだ。
そう。いわゆる「ふて寝」だ。もう知らん!勝手にしろ!
3時間ほど眠ったらしい。
目を覚ましたらかなり身体は楽になっていた。
とたん、お腹が空いてきた。
ドアの前で耳をすます。
うん。音がしない。大丈夫そうだ。
そうっとカギをあけ、ドアをゆっくりと押せば………
ドアの前でシルが床に座っていた。
「!!な、な…………何をしているんだ、シル?!」
「!!ミル!!……………やりすぎた。ごめん」
そのまま目の前で土下座するシル。
「でも、どうしても直に感じたかった。シルに俺を刻み込みたかった。俺のわがままだ。ごめん」
「…………俺が怒ってるのはそこじゃない。俺を最低な気分にしたことだ。…………自分でできると言ったのに…………」
「言い訳はしない。ごめん」
「…………あんな辱めを与えらえるとは思ってもみなかった」
「……ミルにさせるのは心配だったから……。って、ごめん。最初は何もかも俺がやってやりたかったんだ。ミルの意志を無視してすまん」
「…………次はないぞ。またやったらもう二度とシルとはしないからな」
「分かった。約束する。ミルの嫌がることはしない」
立ち上がって俺を抱きしめようとしたシルが、また崩れ落ちた。
「?!ど、どうした、シル?!」
「い、いや……笑わないか?」
「なに言って……」
「腰が抜けた」
「…………はあ?」
「ミルに許して貰えなかったらと思ったら怖くてな。ははは……。安心したら、腰が抜けちまった。……カッコ悪いな、全く……」
情けない顔で笑って見せるシル。
「ふは!ほんとだな。カッコ悪いぞ、シル!あははははは!」
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「ふん!……まだ怒ってるんだからな?」
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