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第10章 シルとの未来
初夜……なのか?
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本日公表が遅くなり申し訳ないっ。ちょっと体調不良で……。
無事回復いたしましたので、更新させて頂きまするー!
※※※※※※
あっという間にすべてを脱がされ、そのまままたしても姫抱っこで脱衣場から風呂へ。
ドアを開けたとたん……むせかえる薔薇の香りに包まれた。
そっと下ろされた湯には、なんとたくさんの薔薇の花が浮かべられている。しかも赤ではなく白薔薇だ。
小ぶりの白薔薇の花だけを摘んだものが風呂から溢れんばかりに浮かんでいる、
まるで薔薇の花畑だ。その真ん中に、俺は下ろされた。なんだか、夢の中のような光景だ。
茫然とシルを見上げれば、にこりと笑み俺の後ろに滑り込んできた。
そしてそっと薔薇をひとつ取り俺の手に乗せる。
「……俺のミルのイメージなんだ。凛とした美しさの白薔薇。どう?気に入ったか?」
「凄い。なんというか……とにかく凄い……。とても綺麗だ。こんなに綺麗な中に俺がいていいのか戸惑うくらいに。
こんなにたくさん、どうしたんだ?いつの間に?しかも白薔薇がこんなにあるのは見たことがないぞ?」
「はは!サプライズ成功!オル兄に取り寄せてもらった。
それで昨日受け取ってな。俺の部屋に隠しておいたんだ。
昨晩ミルが寝ている間に準備しておいた。
で、さっきブランの寝床を取りに行きながらこっそり、な。驚いたか?」
それでいきなり風呂などと言い出したのか……。
「驚いた!……とても綺麗だ。俺のために?」
「可愛い俺の夫のためにな。ちなみに、万が一プロポーズが失敗した場合にはローズティーにする予定だった。成功してよかったぜ!……綺麗に咲いてるうちに見て貰えてよかった」
どこまで俺を喜ばせるつもりなんだ?
誕生日パーティーに、指輪、プロポーズ、そしてブラン。
更に……こんなことまで!
胸がいっぱいになり、思わずシルに抱き着いてキス。
珍しく驚いた表情のシルの顔を両手でつかみ、心からの気持ちを伝えた。
「嬉しい。言葉にできないくらい。シルは俺をどこまで喜ばせたらいいんだ?嬉しいことばかりで怖いくらいだ。
ありがとうシル。最高の日だ」
ふわ、と花が開くようにシルが笑った。
純粋な喜び、幸せ、いっそあどけないと言ってもいいような無邪気な笑み。
「俺にとっても最高の日だ」
徐々にその笑みが色めいたものに変わっていく。
同時にシルが俺に触れる寸前まで顔を寄せ、俺の目を見つめながら深い深い声音で告げた。
「愛してる。ミル。今日から俺の……最愛の伴侶だ」
重ね合わされた唇。徐々に深いものとなる口付け。
吹き込まれる吐息。
室内に満ちる甘い香りに酔ってしまいそうだ。
何度も何度も確かめるようにキスを繰り返しては、幸せそうに目を細めるシル。
「……本当にミルは俺のものになったんだな………」
「シルも俺のものになったんだぞ?」
鼻をすりつけクスクスと笑う。
「……キスも上手くなっただろう?」
「ふは!だな!ミルは学習能力が高いもんな」
「ふふ。だろう?シルが俺に何もかも与えてくれたからな。
あのな、俺もシルに与えたいと思っているんだぞ?貰うばかりや嫌だ。だから……シルのしたいようにしていい。もう酸欠になったりしないから」
「もう我慢しなくていいのか?」
「ああ。もう主人と侍従じゃない、夫夫なんだ。我慢するな。
俺は学習能力が高いんだ。すぐに上手になる。だから……シルが教えてくれ。俺はどうしたらいい?」
ブルりと身を震わせたシル。何度か大きなため息をつき、ぬれた髪を掻き上げた。
「お、おまえ……そんな殺し文句、どこで覚えた?」
どう猛な色を孕んだ目がギラリと光る。
そんな姿がどうしようもなくセクシーで、ドキドキする。
こんな欲望なんて知らなかった。俺は性に関しては淡泊な方だと思っていたのに……。
伝わっただろうか?
そう、俺は人生で初めて、誘っている。
「全部教えたのはシル、お前だろう
フルディと白い結婚をして生きていくつもりだったんだぞ?こういう欲が自分にあるなんて知らなかった。
でも、あんなのされたら無理だ。だって……シルがすごく近かった。シルとひとつになる幸せを知ってしまったら、無理だろう。……俺だってお前が欲しい。お前に与えたい。
教えてくれ。どうしてほしい?シルのして欲しいことをしてやる。俺がこうなったのはシルのせいだぞ?責任を取れ」
向きを変え、思い切ってシルの足に俺をそっと触れさせた。
シルにキスをされただけで、もう兆してしまったのだ。
死ぬほど恥ずかしいが、求めているのがシルだけだなんて思ってほしくない。
俺も同じくらいシルを求めているのだと、シルに知って欲しい。
シル、分かるだろう?俺もお前を求めている。お前だけじゃないんだ。
「……一応、初夜だろう?俺たちは夫婦じゃない。夫夫だ。今度はシルを俺にくれ」
とたん、シルの顔からストンと表情が消えた。
無事回復いたしましたので、更新させて頂きまするー!
※※※※※※
あっという間にすべてを脱がされ、そのまままたしても姫抱っこで脱衣場から風呂へ。
ドアを開けたとたん……むせかえる薔薇の香りに包まれた。
そっと下ろされた湯には、なんとたくさんの薔薇の花が浮かべられている。しかも赤ではなく白薔薇だ。
小ぶりの白薔薇の花だけを摘んだものが風呂から溢れんばかりに浮かんでいる、
まるで薔薇の花畑だ。その真ん中に、俺は下ろされた。なんだか、夢の中のような光景だ。
茫然とシルを見上げれば、にこりと笑み俺の後ろに滑り込んできた。
そしてそっと薔薇をひとつ取り俺の手に乗せる。
「……俺のミルのイメージなんだ。凛とした美しさの白薔薇。どう?気に入ったか?」
「凄い。なんというか……とにかく凄い……。とても綺麗だ。こんなに綺麗な中に俺がいていいのか戸惑うくらいに。
こんなにたくさん、どうしたんだ?いつの間に?しかも白薔薇がこんなにあるのは見たことがないぞ?」
「はは!サプライズ成功!オル兄に取り寄せてもらった。
それで昨日受け取ってな。俺の部屋に隠しておいたんだ。
昨晩ミルが寝ている間に準備しておいた。
で、さっきブランの寝床を取りに行きながらこっそり、な。驚いたか?」
それでいきなり風呂などと言い出したのか……。
「驚いた!……とても綺麗だ。俺のために?」
「可愛い俺の夫のためにな。ちなみに、万が一プロポーズが失敗した場合にはローズティーにする予定だった。成功してよかったぜ!……綺麗に咲いてるうちに見て貰えてよかった」
どこまで俺を喜ばせるつもりなんだ?
誕生日パーティーに、指輪、プロポーズ、そしてブラン。
更に……こんなことまで!
胸がいっぱいになり、思わずシルに抱き着いてキス。
珍しく驚いた表情のシルの顔を両手でつかみ、心からの気持ちを伝えた。
「嬉しい。言葉にできないくらい。シルは俺をどこまで喜ばせたらいいんだ?嬉しいことばかりで怖いくらいだ。
ありがとうシル。最高の日だ」
ふわ、と花が開くようにシルが笑った。
純粋な喜び、幸せ、いっそあどけないと言ってもいいような無邪気な笑み。
「俺にとっても最高の日だ」
徐々にその笑みが色めいたものに変わっていく。
同時にシルが俺に触れる寸前まで顔を寄せ、俺の目を見つめながら深い深い声音で告げた。
「愛してる。ミル。今日から俺の……最愛の伴侶だ」
重ね合わされた唇。徐々に深いものとなる口付け。
吹き込まれる吐息。
室内に満ちる甘い香りに酔ってしまいそうだ。
何度も何度も確かめるようにキスを繰り返しては、幸せそうに目を細めるシル。
「……本当にミルは俺のものになったんだな………」
「シルも俺のものになったんだぞ?」
鼻をすりつけクスクスと笑う。
「……キスも上手くなっただろう?」
「ふは!だな!ミルは学習能力が高いもんな」
「ふふ。だろう?シルが俺に何もかも与えてくれたからな。
あのな、俺もシルに与えたいと思っているんだぞ?貰うばかりや嫌だ。だから……シルのしたいようにしていい。もう酸欠になったりしないから」
「もう我慢しなくていいのか?」
「ああ。もう主人と侍従じゃない、夫夫なんだ。我慢するな。
俺は学習能力が高いんだ。すぐに上手になる。だから……シルが教えてくれ。俺はどうしたらいい?」
ブルりと身を震わせたシル。何度か大きなため息をつき、ぬれた髪を掻き上げた。
「お、おまえ……そんな殺し文句、どこで覚えた?」
どう猛な色を孕んだ目がギラリと光る。
そんな姿がどうしようもなくセクシーで、ドキドキする。
こんな欲望なんて知らなかった。俺は性に関しては淡泊な方だと思っていたのに……。
伝わっただろうか?
そう、俺は人生で初めて、誘っている。
「全部教えたのはシル、お前だろう
フルディと白い結婚をして生きていくつもりだったんだぞ?こういう欲が自分にあるなんて知らなかった。
でも、あんなのされたら無理だ。だって……シルがすごく近かった。シルとひとつになる幸せを知ってしまったら、無理だろう。……俺だってお前が欲しい。お前に与えたい。
教えてくれ。どうしてほしい?シルのして欲しいことをしてやる。俺がこうなったのはシルのせいだぞ?責任を取れ」
向きを変え、思い切ってシルの足に俺をそっと触れさせた。
シルにキスをされただけで、もう兆してしまったのだ。
死ぬほど恥ずかしいが、求めているのがシルだけだなんて思ってほしくない。
俺も同じくらいシルを求めているのだと、シルに知って欲しい。
シル、分かるだろう?俺もお前を求めている。お前だけじゃないんだ。
「……一応、初夜だろう?俺たちは夫婦じゃない。夫夫だ。今度はシルを俺にくれ」
とたん、シルの顔からストンと表情が消えた。
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