もう我慢なんてしません!家族からうとまれていた俺は、家を出て冒険者になります!

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ミカミカとキースの結婚式!

結婚式後

ゲイルにキースとミカミカを任せ、俺は会場に放置しっぱなしのレオンを探すことに。

ちなみにエリアスとバイツー先生のお惚け組は大変気が合ったようで、二人で愚痴をこぼしながら仲良く手酌で飲み食いしている。
オルガ団長はギルド組と和気あいあいと腕相撲。自由だね。さり気なくその中にパパとお母さまが混じっているのがこれまた何とも言えない。

結婚式としてはカオスだけど、いかにも「気の置けない仲間の式」という感じでいいんじゃないかな。
キースとミカミカの式だけど。そもそもあの二人が常識の範囲外だしね。

人波を潜り抜けようやく見つけたレオンは……疲れ切っておりました。
俺たちがグリフィス団子になっている間、レオンはといえば俺たちの代わりに管を撒く辺境勢を客室に放り込んで寝かしつけるよう手配したり、はしゃぎだしたおっちゃんたちの相手をしたりと、大活躍だったみたい。
面倒なのおしつけてごめんよおおおう!

俺を目にしたレオンはふらふらと俺のほうに歩み寄り、ぎゅむっと抱き着いてきました。
スーー、ハーー、と深呼吸(サフィ吸い)をしてほっと一息。

「婚約者が別の男キースに抱き着いているのも我慢したんだよ?後でご褒美を貰うからね?覚悟しておいて?」

ひいい!レオンの目からハイライトがまたもや消えておる!
新郎にやきもちやいてどうするの!こら!
しかも俺の兄ですし!兄!(大事なので二回言いました)

「キースだって言ってたでしょう?俺への想いはもう形を変えたの。
キースはもうミカミカという真の愛を手に入れたのです!ハグくらいで妬かないの!」

すると珍しく「ムムッ」なお顔のレオン。俺の手を掴んでつかつかとキースとミカミカの元へ。
ミカミカの前で俺の手を放し、大きく手を広げた。

「??何してんだ、レオン?」
「ミカ、ハグだ。結婚おめでとう。私にも君を抱き締めさせて欲しい」
「はあ?何言ってんだ?珍しいな。でも、いいぜ?ほら!!」

ミカミカがどどーん、とレオンの胸に飛び込んできた。
ぎゅうっ。
ミカミカの身体に手を回し、しっかりと抱きしめるレオン。

「……」
「…………」

んん?
なんだか胸がおかしい。きゅうってするぞ?
ミカミカとレオンなのに、なんだかなんだか……うううう!!

「………………もう少し、かな?」
「え?なんだんだこれ?もっとやるのか?
………デコにちゅーでもしてやろうか?」

な、なんですと?!

「だめえええ!!」

どっかーん!
ミカミカとレオンの間に突進し、ベリッと二人を引き剥がす。
と同時に俺の横で唖然としてるキースの服をグイっと掴んでミカミカにむかって押し出した。

「レオンにちゅーしていいのは俺だけですので!ミカミカはキースにやって!」


「お、おい!サフィ!」
「キース!キースの婚約者が他の人にちゅうしてもいいの?ダメでしょ!
ほら、キースがやって!レオンには俺がするから!」

ガシっとレオンの襟元を掴んでグイッ。
ちゅうううう!!
背伸びしてなんとかオデコにちゅうできました。

「ヨシ!」

満足げにレオンに抱き着きひといきついていると、レオンが俺の耳元でささやいた。

「ふふふ。サフィ、情熱的だね?嬉しいな」
「え?」
「周りを見てごらん?」

いつの間にか会場中の視線が俺とレオンに。
な、なに?!なんなの?!

って!俺ってばさっきちゅうしたんだった!
人前でなにをやっちゃってんの?!え?!ウソデショ?


キースは?と振り返れば……

「ひえええええ!!」

調子に乗ったミカミカが、ぶっちゅうううう、とキースのお口にキスをぶちかましていらっしゃる!
とっさのことでレオンも俺の目を塞げなかったのでバッチリ見えた!
キースが、キースが乙女のお顔になっちゃってるううう!

「良し!」

ふん、と胸を張るミカミカは大変男らしくあらせられました。

「………私たちもする?」
「……きゃっかで」

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