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新生活スタート!
俺のためにって、やりすぎでしょお!
さて。なんだかんだと楽しんでしまったお散歩。
東屋に用意されていた朝食も、いい感じだった。
ティガーがにっこにこだったから、きっとティガー監修「サフィラス様のお好きなものはこれです」ブランチなんだと思う。
とろっとろに煮込まれた野菜のスープは、俺の朝の胃を優しく温めてくれた。
まあるい形の小さなパンは、中にチーズが入っていたり、ジャムがはいっていたり。びっくり仕様で、ついつい腕が伸びちゃうし、会話もはずむ。
デザートには俺の大好きなアップルパイのミニバージョン!
俺の侍従、完璧すぎない?
俺は多分褒められ待ちしてるティガーにありがとうを沢山伝えた。
「ティガー、これ考えたのティガーでしょ?ぼくのすきなものばっかり!パンもたのしくてついたくさんたべちゃう。さすがティガー!」
きてきて、と呼んで、感謝のハグも。
「ライリオもありがとう。おそとでごはん、きもちいいね」
ライリオにも感謝を伝える。
この朝食を企画してくれたのは2人だからね。
朝食の後は、おさかなを見た。
なんか、俺の思ってたのと違った。
色が、色が!カラフル!!
赤い金魚とか赤や金の鯉とかそういうイメージだったんだけど、ここにいるのはエメラルドグリーンだとか、黄色だとか。
とにかくとおっても綺麗な色のおさかなばっかり!
「あのね。どんなお魚が好きかわからなかったから、サフィの色にしたんだ」
少し照れたようにライが言った。
確かに!俺とゲイルの色じゃん、これ!!
おおおお!!そう思ったらむちゃくちゃ可愛く思えてきた!!
小さい子が俺を見て近寄ってきた。
ん?お腹空いてるのかな?
そしたらすぐに大きな子が急いでやってきて「あぶないよ」とでもいうように小さな子をかばうように前に。
「これ、ゲイルとぼくみたい」
パンをあげていいかと聞くと、ティガーが頷いたので具のないところを小さくちぎってあげてみる。
「!!たべた!!」
「うん。食べてるねー!」
エサは挙げてるっていうけど、これはオヤツってことで。
リオといっしょにもっとパンをあげようと身を乗り出すと、さりげなあくライとティガーが俺とリオの服の後ろを掴む。
「?」
「………落ちると危ないですから」
にっこりするティガー。
ちょっとお!赤ちゃんじゃないんだから!
と立ち上がろうとした途端、ずるりと足が!
「サフィー!」
「ぐえ!」
ライのお陰で落ちずに済んだ。
「……危ないからね?」
ライの圧がすごい。
次からは腰にヒモでも付けられるかもしれない。
思った以上に長くなってしまった散歩。
また午後に公爵家を案内して貰う事にして、一旦部屋に。
すると…ゲイルが居ないではないですか!
ええ?!俺をおいてどこいっちゃったのお?!
まだ甘え足りないのにっ!!
「ゲ、ゲイルは?!」
「公爵さまと少しお話があるそうです。新しく室内にトレーニングルームを作るとかなんとか…」
「ええ……。もしかして…ぼくの……?」
それって、俺と一緒にいることよりも大事?!
てか、本人そっちのけですか?
そんなに俺はひ弱なの?
ちょっとずつ体力着いてきてると思うんだけど。
それに忘れてるみたいだけど、明日からは団長の訓練だってあるんだよ?
そんなにトレーニング、必要?
朝の散歩、団長の訓練。そして、午後はエリアスと勉強の後で自主トレを…ということなのだろうか?
なかなかにハードじゃない?
いや、冒険者になるためには必要か!
そうだ。何を生ぬるい事を言っていたんだ、俺は!
強くなるとあのお空に誓ったではないか!
俺の考えてることが顔に出たのか、ティガーが
「必要なことですからね」
と俺の頭を撫でた。
うむ。必要なことだった。りかいした!
にしても…ゲイルと一緒に居たかったのに、急に時間が出来ちゃった。。
お昼まであと少しある。
何しよう…。
と思っていたら、エリアスがやってきた。
「おっはよー!サフィちゃん!エリアス叔父様が来ましたよおお!今日もかわいいねえ!」
朝から元気!
「おはよ。エリアス。きょうもげんきだねえ。
ちょうどよかった。ゲイルがいないから、いっしょにあそぶ?」
俺のお誘いにエリアスの顔がだらしなく緩んだ。
「えええ?!僕と遊びたいのおお?もちろん、オッケーだよ!そのために来たんだしね!
あのね、実はサフィちゃんにプレゼントがあるんだ」
なぬ!プレゼント?!なになに?!
両手を差し出してワクワクする俺の手に、エリアスが懐から取り出したのは…
「ね、ね、ね、ねこ?!ねこおおおおおおおおっ!!!
ええ?!な、な、な、なんでえええ?!
かっていいの?いいの?ぼくのねこ??」
小さな小さな子猫。真っ白で、目がエメラルドグリーン。俺とオソロ。
子猫はキュウキュウと小さく鳴きながら、俺の手をぺろり。
か、か、かわいいいいい!!ひいいいいい!!
「この子、なんだかサフィちゃんに似てるよね?出先で見つけて、つい連れ帰ってきちゃったんだ。
サフィちゃん、欲しい?」
「おとうと!ぼくのおとうとにする!ほしい!もうこのこはぼくのこですので!」
柔らかな毛にすりすりしながら、宣言。
俺の小さな両手に乗っかっちゃうくらいの小さな子猫。
まだまだ赤ちゃんみたいで、お腹が空いたのか俺のゆびをちゅっちゅしだした。
「「ぐううっ!」」
あまりの可愛さに、俺とエリアスの喉から変な音がでてしまう。
これはあかん!これはあかん!!(大事なことなので2回言いました)
どんなときにも頼りになるティガーが、震えながらミルクをくれる。
指につけてそっと差し出すと、ぺろりした後「もっと」というように「にー」と鳴いた。
「「ぐうううう”!!」
「こ…これは…サフィラス様と同じくらいの威力……!」
「サフィ!もう戻ってるかー?ごめんな、遅くなっちまった。
………って、どうした?!お前ら!何やってんだ?!」
ゲイルが戻った時には、俺たちはすっかりこの子猫に骨ぬきになり、床に寝そべってだらしない顔で床で遊ぶ子猫を愛でていたのだった。
ちなみに、猫の名前はルード。略してルー君。エメラルドのルドと、大好きなゲイルのルを貰ったのだ。
これからよろしく、ルーくん!
東屋に用意されていた朝食も、いい感じだった。
ティガーがにっこにこだったから、きっとティガー監修「サフィラス様のお好きなものはこれです」ブランチなんだと思う。
とろっとろに煮込まれた野菜のスープは、俺の朝の胃を優しく温めてくれた。
まあるい形の小さなパンは、中にチーズが入っていたり、ジャムがはいっていたり。びっくり仕様で、ついつい腕が伸びちゃうし、会話もはずむ。
デザートには俺の大好きなアップルパイのミニバージョン!
俺の侍従、完璧すぎない?
俺は多分褒められ待ちしてるティガーにありがとうを沢山伝えた。
「ティガー、これ考えたのティガーでしょ?ぼくのすきなものばっかり!パンもたのしくてついたくさんたべちゃう。さすがティガー!」
きてきて、と呼んで、感謝のハグも。
「ライリオもありがとう。おそとでごはん、きもちいいね」
ライリオにも感謝を伝える。
この朝食を企画してくれたのは2人だからね。
朝食の後は、おさかなを見た。
なんか、俺の思ってたのと違った。
色が、色が!カラフル!!
赤い金魚とか赤や金の鯉とかそういうイメージだったんだけど、ここにいるのはエメラルドグリーンだとか、黄色だとか。
とにかくとおっても綺麗な色のおさかなばっかり!
「あのね。どんなお魚が好きかわからなかったから、サフィの色にしたんだ」
少し照れたようにライが言った。
確かに!俺とゲイルの色じゃん、これ!!
おおおお!!そう思ったらむちゃくちゃ可愛く思えてきた!!
小さい子が俺を見て近寄ってきた。
ん?お腹空いてるのかな?
そしたらすぐに大きな子が急いでやってきて「あぶないよ」とでもいうように小さな子をかばうように前に。
「これ、ゲイルとぼくみたい」
パンをあげていいかと聞くと、ティガーが頷いたので具のないところを小さくちぎってあげてみる。
「!!たべた!!」
「うん。食べてるねー!」
エサは挙げてるっていうけど、これはオヤツってことで。
リオといっしょにもっとパンをあげようと身を乗り出すと、さりげなあくライとティガーが俺とリオの服の後ろを掴む。
「?」
「………落ちると危ないですから」
にっこりするティガー。
ちょっとお!赤ちゃんじゃないんだから!
と立ち上がろうとした途端、ずるりと足が!
「サフィー!」
「ぐえ!」
ライのお陰で落ちずに済んだ。
「……危ないからね?」
ライの圧がすごい。
次からは腰にヒモでも付けられるかもしれない。
思った以上に長くなってしまった散歩。
また午後に公爵家を案内して貰う事にして、一旦部屋に。
すると…ゲイルが居ないではないですか!
ええ?!俺をおいてどこいっちゃったのお?!
まだ甘え足りないのにっ!!
「ゲ、ゲイルは?!」
「公爵さまと少しお話があるそうです。新しく室内にトレーニングルームを作るとかなんとか…」
「ええ……。もしかして…ぼくの……?」
それって、俺と一緒にいることよりも大事?!
てか、本人そっちのけですか?
そんなに俺はひ弱なの?
ちょっとずつ体力着いてきてると思うんだけど。
それに忘れてるみたいだけど、明日からは団長の訓練だってあるんだよ?
そんなにトレーニング、必要?
朝の散歩、団長の訓練。そして、午後はエリアスと勉強の後で自主トレを…ということなのだろうか?
なかなかにハードじゃない?
いや、冒険者になるためには必要か!
そうだ。何を生ぬるい事を言っていたんだ、俺は!
強くなるとあのお空に誓ったではないか!
俺の考えてることが顔に出たのか、ティガーが
「必要なことですからね」
と俺の頭を撫でた。
うむ。必要なことだった。りかいした!
にしても…ゲイルと一緒に居たかったのに、急に時間が出来ちゃった。。
お昼まであと少しある。
何しよう…。
と思っていたら、エリアスがやってきた。
「おっはよー!サフィちゃん!エリアス叔父様が来ましたよおお!今日もかわいいねえ!」
朝から元気!
「おはよ。エリアス。きょうもげんきだねえ。
ちょうどよかった。ゲイルがいないから、いっしょにあそぶ?」
俺のお誘いにエリアスの顔がだらしなく緩んだ。
「えええ?!僕と遊びたいのおお?もちろん、オッケーだよ!そのために来たんだしね!
あのね、実はサフィちゃんにプレゼントがあるんだ」
なぬ!プレゼント?!なになに?!
両手を差し出してワクワクする俺の手に、エリアスが懐から取り出したのは…
「ね、ね、ね、ねこ?!ねこおおおおおおおおっ!!!
ええ?!な、な、な、なんでえええ?!
かっていいの?いいの?ぼくのねこ??」
小さな小さな子猫。真っ白で、目がエメラルドグリーン。俺とオソロ。
子猫はキュウキュウと小さく鳴きながら、俺の手をぺろり。
か、か、かわいいいいい!!ひいいいいい!!
「この子、なんだかサフィちゃんに似てるよね?出先で見つけて、つい連れ帰ってきちゃったんだ。
サフィちゃん、欲しい?」
「おとうと!ぼくのおとうとにする!ほしい!もうこのこはぼくのこですので!」
柔らかな毛にすりすりしながら、宣言。
俺の小さな両手に乗っかっちゃうくらいの小さな子猫。
まだまだ赤ちゃんみたいで、お腹が空いたのか俺のゆびをちゅっちゅしだした。
「「ぐううっ!」」
あまりの可愛さに、俺とエリアスの喉から変な音がでてしまう。
これはあかん!これはあかん!!(大事なことなので2回言いました)
どんなときにも頼りになるティガーが、震えながらミルクをくれる。
指につけてそっと差し出すと、ぺろりした後「もっと」というように「にー」と鳴いた。
「「ぐうううう”!!」
「こ…これは…サフィラス様と同じくらいの威力……!」
「サフィ!もう戻ってるかー?ごめんな、遅くなっちまった。
………って、どうした?!お前ら!何やってんだ?!」
ゲイルが戻った時には、俺たちはすっかりこの子猫に骨ぬきになり、床に寝そべってだらしない顔で床で遊ぶ子猫を愛でていたのだった。
ちなみに、猫の名前はルード。略してルー君。エメラルドのルドと、大好きなゲイルのルを貰ったのだ。
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小説家になろう様でも投稿しています。