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俺、またしてもお披露目会?!
俺のこと公表する?しない?
こうして、みんなで色々相談した結果、俺の力とか公表しても大丈夫そう、むしろ全部公表したほうが大丈夫になるんでない?、ということに。
そこで王様の発案により、高位の貴族(2大公爵家、5侯爵家、5伯爵家、辺境伯)の当主にのみ、秘密保持の魔法契約をしたうえで公表することにした。
その高位貴族の中にはもちろん反王家、つまり「サフィを誘拐しそうな人たち」がいるので、ちょっとどきどき。
でも、ルー親子とゲイルもいるし、大丈夫!
がんばるぞおおおお!!
といっても、聖女だのルー親子だの力だけで「俺つええ」なんてしたくない。
なんというか…虎の威を借る狐?
他人の力で「つええ」するだけなんて、なんかカッコ悪い気がするんだもん。
まあこれだって自己満足に過ぎないんだけど。
だから、俺は頼んだ。
公表する時には「サフィがつええ」を見せつけたい。
俺の魔法も披露したい、って。
「サフィの後ろ」じゃなくて「サフィ」を見て「これは勝てない」って思わせたいんだよ。
「むりならこうひょーしません!
じつりょくがつくまで、ふじゆーがまんする!」
胸を張って宣言したら、王様もゲイルたちも、みんな、ふはっ、って笑った。
サフィらしいね、って。
うん。これが俺なの。
利用できるものはするけど、それだけじゃ嫌なの。
自分の力で出来る限りがんばる。それを忘れちゃダメなんだ。
話し合いの末、決行の日は1か月後と決まった。
それまでに、俺はとにかく1つだけでもすんごい魔法を使えるようにする!
そのために集中的に練習!
その魔法が何かといえば…雷魔法!
風魔法や水魔法で嵐みたいにはできても、雷ドーンができる人はいないんだって。
でも俺は前世の知識があるから、雷もだせそう。多分いける。
よーするに、高空まで猛烈な上昇気流を生み出し、そこに一気に雷雲を作り出せばいいんでしょ?
「こい!いかづち!」とか言って、ゴオオオオ!ビカビカー!ドガアアアン!!ってしたら、カッコいいと思うんだー。
うへへへへ。
妄想してにやにや。
するとゲイルが俺のにやにや顔に目ざとく気付いた。
「サフィ、その顔するときらなんかやらかすんだよなー。
いいか。一歩ずつ、だぞ?
いきなりスゲエのをやろうとするなよ?
必ずシュバイツ先生と一緒に練習するんだぞ?
サフィ、お返事は?」
「はーい!ゲイルおかあさま!」
「こら!おかあさまじゃねー!!」
こめかみを拳でぐりぐりされながら、俺は楽しくって嬉しくって、ひゃっはひゃっはと笑った。
こういうの、大好き!
「いたいよおゲイルー!もっとやって!!」
思わず言ったら、ヤバいものを見るような目で見られた。
ち、違うよ?!
痛いのが好き、とかじゃないからね?!
ゲイルときゃっきゃするのが好きなだけですので!!
なんだかんだ、このメンバーがいたらどんなことでも大丈夫な気がするのだ。
ちょっと大変な訓練とかでも楽しい。
頑張りすぎて疲れちゃっても、抱っこしてもらったらすぐに元気になれる。
みんな俺を大事にしてくれる。
大好きって言ってくれる。
だから今日のてんこ盛りなあれやこれやも、大したことない気になっちゃうの。
こんなに幸せでいいのだろうか。
これだけ幸せなら、そりゃ聖なるパワーだってでちゃうでしょうよ。
嬉しい楽しい大好きがお腹の中に一杯になって、俺はどうしてもどうしても叫びたくなった。
大好きがぱんぱんになって、ぐわああんとお口から溢れた。
「あのねええええ!!!
みんながいるから、ぼく、げんきーーーー!!
みんながいてくれるから、ぼく、しあわせーーー!!
みいんなーーーっ!だいすきーーーーー!!
せいじょとかでなく。ぼくが!みんな しあわせにしますのでーーーー!!
これからもよろしくーーーーー!!」
それで、沢山もらった幸せをみんなにお返しするからね!
言い終わったとたん。
俺、光った。
ビカアアアアアアア!!!
例えでもなんでもなく!
リアルで!!
光った!!!
「な、なんだなんだーーっ⁈」
「サフィっ⁈無事かっ⁈ー
「あれ?頭痛が治りました!」
「あ!古傷の痛みが消えました!」
「私も、なんだか活力がわいてきた!」
マ・ジ・で・す・か!!
もしかしなくてもヒールでちゃってんじゃ⁈
「「「「サフィーーー⁈」」」」
俺、しーらなーい!
良くなったんなら、良かった!
そこで王様の発案により、高位の貴族(2大公爵家、5侯爵家、5伯爵家、辺境伯)の当主にのみ、秘密保持の魔法契約をしたうえで公表することにした。
その高位貴族の中にはもちろん反王家、つまり「サフィを誘拐しそうな人たち」がいるので、ちょっとどきどき。
でも、ルー親子とゲイルもいるし、大丈夫!
がんばるぞおおおお!!
といっても、聖女だのルー親子だの力だけで「俺つええ」なんてしたくない。
なんというか…虎の威を借る狐?
他人の力で「つええ」するだけなんて、なんかカッコ悪い気がするんだもん。
まあこれだって自己満足に過ぎないんだけど。
だから、俺は頼んだ。
公表する時には「サフィがつええ」を見せつけたい。
俺の魔法も披露したい、って。
「サフィの後ろ」じゃなくて「サフィ」を見て「これは勝てない」って思わせたいんだよ。
「むりならこうひょーしません!
じつりょくがつくまで、ふじゆーがまんする!」
胸を張って宣言したら、王様もゲイルたちも、みんな、ふはっ、って笑った。
サフィらしいね、って。
うん。これが俺なの。
利用できるものはするけど、それだけじゃ嫌なの。
自分の力で出来る限りがんばる。それを忘れちゃダメなんだ。
話し合いの末、決行の日は1か月後と決まった。
それまでに、俺はとにかく1つだけでもすんごい魔法を使えるようにする!
そのために集中的に練習!
その魔法が何かといえば…雷魔法!
風魔法や水魔法で嵐みたいにはできても、雷ドーンができる人はいないんだって。
でも俺は前世の知識があるから、雷もだせそう。多分いける。
よーするに、高空まで猛烈な上昇気流を生み出し、そこに一気に雷雲を作り出せばいいんでしょ?
「こい!いかづち!」とか言って、ゴオオオオ!ビカビカー!ドガアアアン!!ってしたら、カッコいいと思うんだー。
うへへへへ。
妄想してにやにや。
するとゲイルが俺のにやにや顔に目ざとく気付いた。
「サフィ、その顔するときらなんかやらかすんだよなー。
いいか。一歩ずつ、だぞ?
いきなりスゲエのをやろうとするなよ?
必ずシュバイツ先生と一緒に練習するんだぞ?
サフィ、お返事は?」
「はーい!ゲイルおかあさま!」
「こら!おかあさまじゃねー!!」
こめかみを拳でぐりぐりされながら、俺は楽しくって嬉しくって、ひゃっはひゃっはと笑った。
こういうの、大好き!
「いたいよおゲイルー!もっとやって!!」
思わず言ったら、ヤバいものを見るような目で見られた。
ち、違うよ?!
痛いのが好き、とかじゃないからね?!
ゲイルときゃっきゃするのが好きなだけですので!!
なんだかんだ、このメンバーがいたらどんなことでも大丈夫な気がするのだ。
ちょっと大変な訓練とかでも楽しい。
頑張りすぎて疲れちゃっても、抱っこしてもらったらすぐに元気になれる。
みんな俺を大事にしてくれる。
大好きって言ってくれる。
だから今日のてんこ盛りなあれやこれやも、大したことない気になっちゃうの。
こんなに幸せでいいのだろうか。
これだけ幸せなら、そりゃ聖なるパワーだってでちゃうでしょうよ。
嬉しい楽しい大好きがお腹の中に一杯になって、俺はどうしてもどうしても叫びたくなった。
大好きがぱんぱんになって、ぐわああんとお口から溢れた。
「あのねええええ!!!
みんながいるから、ぼく、げんきーーーー!!
みんながいてくれるから、ぼく、しあわせーーー!!
みいんなーーーっ!だいすきーーーーー!!
せいじょとかでなく。ぼくが!みんな しあわせにしますのでーーーー!!
これからもよろしくーーーーー!!」
それで、沢山もらった幸せをみんなにお返しするからね!
言い終わったとたん。
俺、光った。
ビカアアアアアアア!!!
例えでもなんでもなく!
リアルで!!
光った!!!
「な、なんだなんだーーっ⁈」
「サフィっ⁈無事かっ⁈ー
「あれ?頭痛が治りました!」
「あ!古傷の痛みが消えました!」
「私も、なんだか活力がわいてきた!」
マ・ジ・で・す・か!!
もしかしなくてもヒールでちゃってんじゃ⁈
「「「「サフィーーー⁈」」」」
俺、しーらなーい!
良くなったんなら、良かった!
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