もう我慢なんてしません!家族からうとまれていた俺は、家を出て冒険者になります!

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俺、またしてもお披露目会?!

俺のお披露目会2回目!参加されます高位貴族について復習です。

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みなさま、準備はいいですかあ?
今日は高位貴族についてのおさらいでございまする。


2回目の聖女としての俺のお披露目会は、5歳のお披露目会をやった王城の大広間で行われる。
集められるのは高位貴族。2公爵家、5侯爵家、5伯爵家、辺境伯という13家だ。

ここには、俺のいつメンこといつものメンバーも含まれるが、今回気にしなきゃいけないのはいわゆる「俺を利用しようとするだろう勢」反王家一派だ。
これが一番大事だといって、俺はエリアスにこの国の高位貴族についてのおさらいをさせられた。



まずは上から、2公爵家。

昔は2大公爵家が貴族至上主義だったから、王家も貴族のための政治しかできなかった。
いくら国民のための法案を出しても却下されちゃったわけだ。

でも、その公爵家のうち最大勢力を誇る1家が、王族側についた。
前公爵が亡くなって代替わりした際に、貴族至上主義を捨てて方向転換したってわけ。
まあこれが、クソ親父ことライリオのお父様、グランディール公爵なんだけど。
公爵は傘下を率いて王家の側につき、自らは宰相となり王様を支えた。
それにより大きく勢力図が動いた。
王族側に最強の医者ゲイル、魔塔、攻撃魔法に長けたグランディール公爵という最強の駒がそろい、貴族至上主義の一派を抑えられるようになったんだ。
ようやく王家は「貴族至上主義」から「国民ための政治」に舵を切ることができたのである。

今のところはそれに加えて2大騎士団まで王族の味方なので、王家は割と盤石。
しかし、それまでの貴族至上主義の一派は消えたわけではない。
反王家一派となって、虎視眈々と下克上を狙っている。
それが今の現状。


問題はもう1つの公爵家のほう。
反王家の筆頭であり貴族至上主義を貫くフィラー公爵家。

ここが王家の敵であり、俺の仮想敵なのである。

当主のアイクリッド・フィラー公爵は、なんとバイツー先生のお父様。
といっても、先生の目が赤いからって「悪魔の子」だのと言って先生を捨てたので、形だけの父親。
まあ、幸い先生は魔塔に引き取られて魔術の才能を開花させたので、結果オーライではあるのだが。
いずれにせよ、俺はこう断言したい。
フィラー公爵はクソ。

全身に高そうなお飾りつけちゃってギラギラした成金公爵だけど、さすが反王家筆頭なだけはある。
腹黒な裏取引とか上手そうな感じ。権力だけじゃなく、知力もあるタイプだ。
フィラーは先生を捨てたくせに先生が魔塔主になったとたん父親顏してくるようなゴミだから、きっと俺の能力を知ったら俺を取り込もうとするに違いない。
たまたま魔塔に行くときにあったけど、あれだって、わざと。
俺を取り込む気満々だったもん。
あの時は俺の能力も「もしかしてこいつ…」くらいなカマかけてる感じなだけだったからなんとか逃げれた。
だけど成金が本気で俺をさらおうとしてきたら、ヤバい。
手段を択ばないと思う。成金だし。
要注意。




あとは5侯爵家、5伯爵家、辺境伯…と続くんだけど。
まず、侯爵家筆頭はエリアスだから問題なし。
エリアスが侯爵の座に着いたとき「うるさい老害を黙らせた」って言ってたから、たぶん5侯爵家は掌握済み。
5侯爵家の中には反王家もいるらしいけど、エリアスならなんらかのヤバいネタ握って動けなくしてると思う。

残る5伯爵家。
その1つはゲイルの、そして俺が継ぐ予定のグリフィス伯爵家である。

あとは残りの4家なのだが……実はこれが、成金のグループ、貴族至上主義なのである。
そう!つまり、問題はここなの!
2大公爵家のひとつである成金が頭にいるからね。
エリアスが抑えた侯爵家の古だぬき(2侯爵家くらいだったらしいけど)だって、いつあっちに回るかわからないし。おまけに伯爵家の大半が成金組ときたら、本来ならなかなかに予断を許さぬ状況なのです。
今のところはそれをゲイルの人望&人脈と、公爵の鉄仮面、魔塔の魔法、そして王族の人望でなんとかしている状況でありまする。


最後の高位貴族は辺境伯。
こちらは、遠方なのであんまり中央にはからんできません。

でも、王様の弟さんのところなんだって。なので味方。
王族から降家して、辺境伯になったの。ミカミカのお父様でもある。
他の国を抑える国境のかなめなので、武力に長けている。
趣味で鍛えてるようなグリフィス騎士団、辺境騎士団で2大騎士団と呼ばれているそうな。
てか、グリフィス家、趣味なのにすごいね。

いざって時のこの武力集団も、反王家の側からしたら脅威になっていると思われます。
私兵団だけどね。




で。

ここで、俺!俺が重要なポジションになってしまうのであーる!!


俺が単なる「魔力多い」「属性多い」子だとしましょう。
バレたらヤバい。
なぜなら、俺1人によってこの勢力図が大きく変わっちゃうから!!
いっきにどどーんとひっくりかえっちゃうからなのです!


一応俺は最大手なグランディール公爵の血筋。
おまけに、侯爵家筆頭のサフィール家の血筋。
おまけに、グリフィス伯爵家を継ぐ予定でもある。

そんな俺が反王家側に誘拐されたり、取り込まれたりしたら……。
王家側の3つある駒のうち、2つ。公爵とゲイルが、反王家にいっちゃう!
おまけに、侯爵家だってゆらいじゃう。
だって俺担の強火保護者達だもん。
俺に危険があるってなったら、動けないよね。

それだけじゃなく、俺自身の能力だって無限大!



そりゃあ、誘拐だって監禁だってなんだってして、俺がほしくなっちゃうよねー。



「しかも、可愛いし!うちの息子、最高に可愛いし!
天使だし、最高の癒しだし!
俺が敵側でもなんとしても手に入れたいぞ。
いや、俺が敵側なら一族郎党連れてサフィ側になるわ。サフィを悲しませるなんてできねえからな」

ちょ、ゲイル!黙ってて!それはいまはかんけーないから!
あと、可愛いだけなんで2回も言った?!

「大事な事だからだろ」

あ。俺また口に出してた?

「うん。出てる。本番では気をつけろよ」

うう…なるたけ気を付けるううう。
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