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俺、自由だー!
俺、こそーりお買い物
次に入ったのは雑貨屋さん。
侍女さんとかの女性陣や、魔塔の人とか、みなさんに配る用。
「こんにちわ!おじゃまいたしますー!」
「あら、いらっしゃい。可愛らしいお客様ねえ!」
あとはデフォルト。お嬢ちゃん、なやつ。
髪が長いのがいけないのだろうか…。短くしちゃおかな?
でも、ゲイルみたくしてたいし…。長くてカッコよくみせる髪型とかまたティガーに相談してみよう。
店員はかわいいお姉さん。
お母さんが作ったのをお姉さんが売っているんだって。
「おかあさま、よきですね。おかあさまは、いい匂いがするやさしいひと。だいじにしてね」
お姉さんが「?」という顔をしたから、ゲイルが苦笑して説明。
「息子は母親を幼い時に失っててな…」
「ああ。それで…。
そうね、大事にしなきゃね。
私も父がいないのよ。母がこの店をやりながら女手ひとつで私を育ててくれたの」
「サイコーのお母さまだね!」
「ええ。最高の母なの!」
「オレのお父さま、ゲイル!サイコーのお父さまなの!」
俺はゲイルの服をグイグイ引っ張ってお父さまをアピール!見てみて!サイコーの父ですので!
「うふふ。良かったわねえ!」
「うん!オレ、幸せなの!
お姉さんもおかあさまと幸せ、よきよき!」
俺とお姉さんはうふふと微笑みあう。
その会話を聞いて居合わせたお客さんが
「わたし……」
「親ってありがたいんだよな…いるのが当たり前じゃねえんだよな…」
「そうね。感謝しなきゃね」
「駆け落ちなんて、やめようぜ。説得できるまで、誠心誠意頭を下げるから!」
「私も認めてくれるまで頑張るわ!」
と涙を拭っていた。
「かぞくはよき。だいじにしようね!」
俺はにこにこしながら、小さく手を振ってお客さんを激励。そうなの。いるのは当たり前じゃないんだよ。大事にしてあげて。
お客さんたちは、どこかスッキリしたような顔で手をふりふり帰っていった。
さあて、お買い物!お店には小物が沢山あった。ちょっとしたプレゼント用って感じ。
綺麗な刺繍のハンカチが沢山あったので、まずはそれを。
「お、なかなかに無難な選択だな!」
とゲイル。
定番だよね。知ってる!前世でホワイトデーに配りまくったもん!
「おにいさま、ちょうちょとおはな、どっちがよきでしょうか?じじょさんたちに」
「ハンカチにするの?うーん…。半分ずつ買って、選んでもらうのはどう?」
「!それ!それよき!そうします!」
護衛さんや守り隊のみんなの分もハンカチにしよ!
男性陣のは、剣とクローバーとの2種類にした。
王城の護衛さんだけで10人くらい。
公爵家で50人くらい。(守り隊含む)
侍女さんも同じく。全部で120枚あれば足りるかなあ?
それぞれの柄を30枚ずつ買って、120枚。まとめ買いしたので10枚オマケ(葉っぱの刺繍。仲良し分にしよう)
全部で130枚。無料でラッピングしてくれることになった。
1枚5ギルだから、120枚分で600ギル。60000円だ。
ひい!こんな金額、払ったことない!
120枚だもんね。そりゃあこんな金額になりますよ…。
支払いを済ませたハンカチは、ラッピング用に預けておいて帰りに受け取ることにした。
「またかえりによりまするねー!」
お店の外に出て、ここでお財布ちぇっく!
これまで使ったのは、ハンカチも合わせて718ギル。お小遣いは金貨2枚。2000ギルだから…残りは282ギルか…。
ゲイル、お兄様、ライリオ、おまけの公爵、王家やバイツー先生とオルガ団長、おっちゃん…うーん。
魔塔の人の分は、予算の都合上お菓子の詰め合わせにしておこう。うん。
こういうやりくりも、お買い物の醍醐味なんだよねー!
ひゃああ!
たんのしーい!!
「サ、サフィ?瞳孔開いてない?大丈夫?
疲れちゃったのかな?少し休もうか?」
い、いかん!高額のまとめ買いに興奮しすぎてしまった。
でも、確かに疲れた。
「近くにカフェがあるぞ?行ってみるか?」
カフェ!
「行くー!おかしもある?」
「おう!あるぞー!」
「うん。元気になったみたいだね。ゲイル、案内してくれるかな?」
オヤツたーいむ!れっつごー!
あ、その前に!
「ちょっと待ってて!さっきのお店でお花摘みます!」
「お、おう…」
「そ、そう?1人で大丈夫かな?」
「うん!ここにいてね!すぐですので!ここから見守ってて!」
俺は急いで中に戻り、こそーりとエメラルドグリーンの刺繍入りリボンを3本(ゲイル、お兄様、エリアス)、深緑と青のリボンを一本ずつ(俺)、紺色と深緑のお高めな手袋をひとつずつ(ゲイル、お兄様)買った。リボンが3ギル×5本で手袋がひとつ20ギル。全部で55ギル。これを50ギルにオマケしてくれた。
お店やさん、みんな優しすぎない?異世界万歳!
俺はお姉さんに大事なお願いをした。
「あのね、ハンカチのなかにかくしておいてくださいませ。2人にはナイショのプレゼントなの」
お姉さんはにこにこして請け負ってくれた。
「うふふ。ひみつね。まかせて!素敵にラッピングもしておくわね!」
うふふー!ナイショナイショのプレゼント!
びっくりするかなあ?
大急ぎで戻ると、心配した2人が店の入り口をガン見していた。
「大丈夫だったか?遅いから見にいこうかと話してたとこだ」
良かったあ!セーフ!!!
「何かあったの?」
な、なにか…なにか…えーと…。
俺はズボンの裾をぎゅっと握りしめてなんとか言い訳を捻り出す。
「う……お、おズボンが!ぬぎにくかったので!!」
あかん!焦ってわけわからん言い訳してしもうたー!!!
ヤバい!さすがに何が疑われるかもしれない!
ドキドキしていると、ゲイルがあっさり納得。
「ああ。いつも俺が着せてやってたからな」
「王城では私が着せていたからね」
「風呂の時も俺が」
「寝る前にも私が」
いや、なに競ってるの?
てか俺自分で着れますからね⁈少しは疑おう?
侍女さんとかの女性陣や、魔塔の人とか、みなさんに配る用。
「こんにちわ!おじゃまいたしますー!」
「あら、いらっしゃい。可愛らしいお客様ねえ!」
あとはデフォルト。お嬢ちゃん、なやつ。
髪が長いのがいけないのだろうか…。短くしちゃおかな?
でも、ゲイルみたくしてたいし…。長くてカッコよくみせる髪型とかまたティガーに相談してみよう。
店員はかわいいお姉さん。
お母さんが作ったのをお姉さんが売っているんだって。
「おかあさま、よきですね。おかあさまは、いい匂いがするやさしいひと。だいじにしてね」
お姉さんが「?」という顔をしたから、ゲイルが苦笑して説明。
「息子は母親を幼い時に失っててな…」
「ああ。それで…。
そうね、大事にしなきゃね。
私も父がいないのよ。母がこの店をやりながら女手ひとつで私を育ててくれたの」
「サイコーのお母さまだね!」
「ええ。最高の母なの!」
「オレのお父さま、ゲイル!サイコーのお父さまなの!」
俺はゲイルの服をグイグイ引っ張ってお父さまをアピール!見てみて!サイコーの父ですので!
「うふふ。良かったわねえ!」
「うん!オレ、幸せなの!
お姉さんもおかあさまと幸せ、よきよき!」
俺とお姉さんはうふふと微笑みあう。
その会話を聞いて居合わせたお客さんが
「わたし……」
「親ってありがたいんだよな…いるのが当たり前じゃねえんだよな…」
「そうね。感謝しなきゃね」
「駆け落ちなんて、やめようぜ。説得できるまで、誠心誠意頭を下げるから!」
「私も認めてくれるまで頑張るわ!」
と涙を拭っていた。
「かぞくはよき。だいじにしようね!」
俺はにこにこしながら、小さく手を振ってお客さんを激励。そうなの。いるのは当たり前じゃないんだよ。大事にしてあげて。
お客さんたちは、どこかスッキリしたような顔で手をふりふり帰っていった。
さあて、お買い物!お店には小物が沢山あった。ちょっとしたプレゼント用って感じ。
綺麗な刺繍のハンカチが沢山あったので、まずはそれを。
「お、なかなかに無難な選択だな!」
とゲイル。
定番だよね。知ってる!前世でホワイトデーに配りまくったもん!
「おにいさま、ちょうちょとおはな、どっちがよきでしょうか?じじょさんたちに」
「ハンカチにするの?うーん…。半分ずつ買って、選んでもらうのはどう?」
「!それ!それよき!そうします!」
護衛さんや守り隊のみんなの分もハンカチにしよ!
男性陣のは、剣とクローバーとの2種類にした。
王城の護衛さんだけで10人くらい。
公爵家で50人くらい。(守り隊含む)
侍女さんも同じく。全部で120枚あれば足りるかなあ?
それぞれの柄を30枚ずつ買って、120枚。まとめ買いしたので10枚オマケ(葉っぱの刺繍。仲良し分にしよう)
全部で130枚。無料でラッピングしてくれることになった。
1枚5ギルだから、120枚分で600ギル。60000円だ。
ひい!こんな金額、払ったことない!
120枚だもんね。そりゃあこんな金額になりますよ…。
支払いを済ませたハンカチは、ラッピング用に預けておいて帰りに受け取ることにした。
「またかえりによりまするねー!」
お店の外に出て、ここでお財布ちぇっく!
これまで使ったのは、ハンカチも合わせて718ギル。お小遣いは金貨2枚。2000ギルだから…残りは282ギルか…。
ゲイル、お兄様、ライリオ、おまけの公爵、王家やバイツー先生とオルガ団長、おっちゃん…うーん。
魔塔の人の分は、予算の都合上お菓子の詰め合わせにしておこう。うん。
こういうやりくりも、お買い物の醍醐味なんだよねー!
ひゃああ!
たんのしーい!!
「サ、サフィ?瞳孔開いてない?大丈夫?
疲れちゃったのかな?少し休もうか?」
い、いかん!高額のまとめ買いに興奮しすぎてしまった。
でも、確かに疲れた。
「近くにカフェがあるぞ?行ってみるか?」
カフェ!
「行くー!おかしもある?」
「おう!あるぞー!」
「うん。元気になったみたいだね。ゲイル、案内してくれるかな?」
オヤツたーいむ!れっつごー!
あ、その前に!
「ちょっと待ってて!さっきのお店でお花摘みます!」
「お、おう…」
「そ、そう?1人で大丈夫かな?」
「うん!ここにいてね!すぐですので!ここから見守ってて!」
俺は急いで中に戻り、こそーりとエメラルドグリーンの刺繍入りリボンを3本(ゲイル、お兄様、エリアス)、深緑と青のリボンを一本ずつ(俺)、紺色と深緑のお高めな手袋をひとつずつ(ゲイル、お兄様)買った。リボンが3ギル×5本で手袋がひとつ20ギル。全部で55ギル。これを50ギルにオマケしてくれた。
お店やさん、みんな優しすぎない?異世界万歳!
俺はお姉さんに大事なお願いをした。
「あのね、ハンカチのなかにかくしておいてくださいませ。2人にはナイショのプレゼントなの」
お姉さんはにこにこして請け負ってくれた。
「うふふ。ひみつね。まかせて!素敵にラッピングもしておくわね!」
うふふー!ナイショナイショのプレゼント!
びっくりするかなあ?
大急ぎで戻ると、心配した2人が店の入り口をガン見していた。
「大丈夫だったか?遅いから見にいこうかと話してたとこだ」
良かったあ!セーフ!!!
「何かあったの?」
な、なにか…なにか…えーと…。
俺はズボンの裾をぎゅっと握りしめてなんとか言い訳を捻り出す。
「う……お、おズボンが!ぬぎにくかったので!!」
あかん!焦ってわけわからん言い訳してしもうたー!!!
ヤバい!さすがに何が疑われるかもしれない!
ドキドキしていると、ゲイルがあっさり納得。
「ああ。いつも俺が着せてやってたからな」
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