132 / 538
俺の平凡な日常
俺の孤児院救済大作戦!
キースの言葉でひらめいた!
そう!祭り!フェスティバルだ!
ふんすふんすと意気込みも荒く俺はシスターに聞いた。
「ねえねえ!あのね、こじいんができて10年だとか20年だとかだったりしない?」
「え?できてから?…ええと…確か23年くらいかしらね?」
えー!ちゅーとはんぱ!
「じゃあじゃあ、キース!ギルドができて100年とかだったりしない?」
「ええー?ちょっとそれはわからないかな。ごめんね?」
申し訳なさそうにキースが謝罪してくれた。
キースのせいじゃないのに。
「みなさーん!ギルドができて何年目かわかるひといますかー?」
大きな声で聴いてみたら古参の冒険者さんが教えてくれた。
「もうすぐ50年くらいになるんじゃねえか?60歳の俺の親父がちょうど冒険者になる頃できたって聞いたからさ」
おおおお!!50年!!
思ったよりは最近だったけど、それでもけっこうになるじゃん!
おれは靴を脱いで椅子の上にたち、大声で宣言した。
「みなさん!ギルドの50年きねん祭りをやろうではありませぬか!!
てゆーか、やろーー!!やりたいっ!!!」
「「「「「はああああ?!」」」」
「サフィちゃん、またスゲエこと言い出しやがったな」
「ギルドで祭り?聞いたことねえぞ?」
俺は無知な冒険者たちに憐れみを目を向け、優しく諭すように教えてあげた。
「よいですか。なにごとにもさいしょはあるのです。
まちのお祭りはよき、ギルドの祭りはダメなんてことはありませぬのじゃ」
「確かに!」
「言われてみれば!」
ここで俺は拳を高々とあげ、ちょっと前のめりになってきた冒険者をのせてあげてのせまくった!
「ぼうけんしゃは、さいこう!
採ってきたそざいで作ったワイルドなネックレスとか、めずらしいそざいとか、街の人もぜったいに欲しがるよ!
ぼうけんしゃが森とかでつくるワイルドな料理も、オレはもっと街の人とかにも知って欲しいの!
ぼうけんしゃたちの結束力を、すばらしさを、今こそ見せてやろうではありませぬか!!!」
「おおお!!」
「そうだそうだ!!俺が焼いたドクドク鳥の肉は最高なんだぜ!!」
「俺の適当スープだって絶品だぜ?」
「では、もいちど聞きます!
みなで祭りますかあーーー?!」
「おー!!!」
「声がちいさいぞおお!祭りますかああああーーーーー?!」
「「「「おーーーー!!!!」」」
おけ!これで言質は取った。
俺はにんまりとほくそ笑んだ。
「じゃあ、みんなごきょうりょくたのもー!
あとからイヤとかダメだからねえ!
ほかのぼうけんしゃさんにも伝えてねー!
やらない人は、だっこなでなできんしれーだからねっ!」
向かい側にすわっているハリーが青ざめながら「サフィー……詐欺師とか向いてるんじゃ…」と呟いた。
他の3人も無言でこくこくと頷く。
「可愛い顔してけっこうえげつないよな、サフィって…」
「なんですって?!
どうせいうのならば、わじゅつがたんのーなのだと言ってほしい!」
あれ?キース?その諦めたような笑顔はなにかな?
ご不満でもおありなのかい?
冒険者さんたちから快く協力の約束を取り付けた俺は、とことことっと2階へ向かった。
こういうのは早い方がいいからね。
トントン。のっくのっく。
「サフィです。ギルド長にごれんらく」
「おう、なんだー?」
ギルド長は珍しく書類にせっせと判を押していた。
返事はすれど顔はあげずポンポンポンっと。
うむ、お忙しいようですな。
では簡潔にまいりましょー!
「というわけで、ギルド50しゅうねんきねんさいをやりますので!」
ギルド長の手が止まる。
「どういう訳で?!何をやるって?!」
聞こえなかったのかな?
俺はひとことひとことゆっくりと言い直した。
「ギルドの、50しゅうねんきねんさいを、やりますので!」
「そう言う意味じゃねー!!
おい!アリー!アリー!!
急いでゲイルを呼んで来い!息子がまたやらかしたっ!!!」
うすうす気づいてたけど、ギルド長ってちょっと失礼だよね!
数分後、近くにいたらしいゲイルが大慌てですっ飛んできた。相当急いで来たみたいで、ふうふうと肩で息をしながら額に汗を浮かべている。
「サ…サフィ…っ今度は…っなに…しでかした……っ」
失礼な!それだといつも俺がなにかしでかしてるみたいじゃん!
「…しでかしてるよな?」
「してません!こんかいは、よきことですし!」
なのでまずは安心してほしい。
そんな俺の気持ちはゲイルには通じなかったようだ。
ゲイルは如実に眉間に皺を寄せ言った。
「やっかいごとの匂いしかしねえんだが⁈」
そう!祭り!フェスティバルだ!
ふんすふんすと意気込みも荒く俺はシスターに聞いた。
「ねえねえ!あのね、こじいんができて10年だとか20年だとかだったりしない?」
「え?できてから?…ええと…確か23年くらいかしらね?」
えー!ちゅーとはんぱ!
「じゃあじゃあ、キース!ギルドができて100年とかだったりしない?」
「ええー?ちょっとそれはわからないかな。ごめんね?」
申し訳なさそうにキースが謝罪してくれた。
キースのせいじゃないのに。
「みなさーん!ギルドができて何年目かわかるひといますかー?」
大きな声で聴いてみたら古参の冒険者さんが教えてくれた。
「もうすぐ50年くらいになるんじゃねえか?60歳の俺の親父がちょうど冒険者になる頃できたって聞いたからさ」
おおおお!!50年!!
思ったよりは最近だったけど、それでもけっこうになるじゃん!
おれは靴を脱いで椅子の上にたち、大声で宣言した。
「みなさん!ギルドの50年きねん祭りをやろうではありませぬか!!
てゆーか、やろーー!!やりたいっ!!!」
「「「「「はああああ?!」」」」
「サフィちゃん、またスゲエこと言い出しやがったな」
「ギルドで祭り?聞いたことねえぞ?」
俺は無知な冒険者たちに憐れみを目を向け、優しく諭すように教えてあげた。
「よいですか。なにごとにもさいしょはあるのです。
まちのお祭りはよき、ギルドの祭りはダメなんてことはありませぬのじゃ」
「確かに!」
「言われてみれば!」
ここで俺は拳を高々とあげ、ちょっと前のめりになってきた冒険者をのせてあげてのせまくった!
「ぼうけんしゃは、さいこう!
採ってきたそざいで作ったワイルドなネックレスとか、めずらしいそざいとか、街の人もぜったいに欲しがるよ!
ぼうけんしゃが森とかでつくるワイルドな料理も、オレはもっと街の人とかにも知って欲しいの!
ぼうけんしゃたちの結束力を、すばらしさを、今こそ見せてやろうではありませぬか!!!」
「おおお!!」
「そうだそうだ!!俺が焼いたドクドク鳥の肉は最高なんだぜ!!」
「俺の適当スープだって絶品だぜ?」
「では、もいちど聞きます!
みなで祭りますかあーーー?!」
「おー!!!」
「声がちいさいぞおお!祭りますかああああーーーーー?!」
「「「「おーーーー!!!!」」」
おけ!これで言質は取った。
俺はにんまりとほくそ笑んだ。
「じゃあ、みんなごきょうりょくたのもー!
あとからイヤとかダメだからねえ!
ほかのぼうけんしゃさんにも伝えてねー!
やらない人は、だっこなでなできんしれーだからねっ!」
向かい側にすわっているハリーが青ざめながら「サフィー……詐欺師とか向いてるんじゃ…」と呟いた。
他の3人も無言でこくこくと頷く。
「可愛い顔してけっこうえげつないよな、サフィって…」
「なんですって?!
どうせいうのならば、わじゅつがたんのーなのだと言ってほしい!」
あれ?キース?その諦めたような笑顔はなにかな?
ご不満でもおありなのかい?
冒険者さんたちから快く協力の約束を取り付けた俺は、とことことっと2階へ向かった。
こういうのは早い方がいいからね。
トントン。のっくのっく。
「サフィです。ギルド長にごれんらく」
「おう、なんだー?」
ギルド長は珍しく書類にせっせと判を押していた。
返事はすれど顔はあげずポンポンポンっと。
うむ、お忙しいようですな。
では簡潔にまいりましょー!
「というわけで、ギルド50しゅうねんきねんさいをやりますので!」
ギルド長の手が止まる。
「どういう訳で?!何をやるって?!」
聞こえなかったのかな?
俺はひとことひとことゆっくりと言い直した。
「ギルドの、50しゅうねんきねんさいを、やりますので!」
「そう言う意味じゃねー!!
おい!アリー!アリー!!
急いでゲイルを呼んで来い!息子がまたやらかしたっ!!!」
うすうす気づいてたけど、ギルド長ってちょっと失礼だよね!
数分後、近くにいたらしいゲイルが大慌てですっ飛んできた。相当急いで来たみたいで、ふうふうと肩で息をしながら額に汗を浮かべている。
「サ…サフィ…っ今度は…っなに…しでかした……っ」
失礼な!それだといつも俺がなにかしでかしてるみたいじゃん!
「…しでかしてるよな?」
「してません!こんかいは、よきことですし!」
なのでまずは安心してほしい。
そんな俺の気持ちはゲイルには通じなかったようだ。
ゲイルは如実に眉間に皺を寄せ言った。
「やっかいごとの匂いしかしねえんだが⁈」
あなたにおすすめの小説
結婚式の翌朝、夫に「皇太子の愛人だろう」と捨てられました――ですが私は、亡き国王の娘です
柴田はつみ
恋愛
母の遺した薬草店を守りながら、慎ましく暮らしていたアンリ。
そんな彼女に求婚してきたのは、国内でも名高い騎士にして公爵家当主、アルファだった。
真っすぐな想いを向けられ、彼を信じて結婚したアンリ。
けれど幸せなはずの結婚式の翌朝、夫は冷たく言い放つ。
「君を愛していると本気で思っていたのかい? 」
彼はアンリが第一皇太子と深い仲にあり、自分との結婚は身を隠すための偽装だと誤解していたのだ。
アンリは実は、亡き国王の婚外子。
皇太子にとっては、隠して守らなければならない妹だったのである。
何もしなかっただけです
希臘楽園
ファンタジー
公爵令嬢であり王太子の婚約者であった私は、「地味だ」という理由で婚約を破棄され、王宮を去った。
それまで私が担っていた役目を、誰も知らないまま。
――ただ何もしなくなっただけで、すべては静かに崩れていく。
AIに書かせてみた第14弾は、「追放ざまぁ」系の短編。
あなたの愛したご令嬢は俺なんです
久野字
BL
「愛しい令息と結ばれたい。お前の家を金銭援助するからなんとかしろ」
没落寸前の家を救うため、強制的な契約を結ばれたアディル。一年限りで自分の体が令嬢に変わる秘薬を飲まされた彼は、無事に令息と思いを通じ合わせることに成功するが……
「お前がいると息が詰まる」と追放された令嬢——翌週から公爵家の予定が全て狂った
歩人
ファンタジー
クラリッサは公爵家の日程管理を一手に担う令嬢。前世の社畜経験を活かし、行事計画、来客対応、予算管理まで完璧にこなしていた。
だが婚約者ヴィクトルは言った。「お前がいると息が詰まる。もっと華やかな女がいい」
追放されたクラリッサが去った翌週、公爵家の予定が全て狂い始める。
舞踏会の招待状は届かず、外交晩餐会の料理は手配されず、決算書類は行方不明。
一方クラリッサは、若き領主の元で「定時退社」という夢を叶えていた。
「もう、残業はしません」
「通訳など辞書で足りる」と追放された令嬢——三国会談で、婚約者は一言も話せなくなった
歩人
ファンタジー
宮廷通訳官エレノーラは五つの言語を操り、婚約者クラウスの外交を陰で支えてきた。
だがクラウスは言った。「通訳など辞書で足りる。お前は要らない」
追放されたエレノーラは隣国で新たな道を歩み始める。
一方、クラウスは三国会談の場で辞書片手に立ち往生。
誤訳が外交問題に発展し、窮地に陥ったその場に、隣国の通訳官として現れたのは——。
「その言葉は、もう翻訳できません」
悪役令嬢にされたので婚約破棄を受け入れたら、なぜか全員困っています
かきんとう
恋愛
王城の大広間は、いつも以上に華やいでいた。
磨き上げられた床は燭台の光を反射し、色とりどりのドレスが揺れるたびに、まるで花畑が動いているかのように見える。貴族たちの笑い声、楽団の優雅な旋律、そして、ひそやかな噂話が、空気を満たしていた。
その中心に、私は立っていた。
――今日、この瞬間のために。
「エレノア・フォン・リーベルト嬢」
高らかに呼ばれた私の名に、ざわめきがぴたりと止む。
大聖女の姉と大聖者の兄の元に生まれた良くも悪くも普通の姫君、二人の絞りカスだと影で嘲笑されていたが実は一番神に祝福された存在だと発覚する。
下菊みこと
ファンタジー
絞りカスと言われて傷付き続けた姫君、それでも姉と兄が好きらしい。
ティモールとマルタは父王に詰め寄られる。結界と祝福が弱まっていると。しかしそれは当然だった。本当に神から愛されているのは、大聖女のマルタでも大聖者のティモールでもなく、平凡な妹リリィなのだから。
小説家になろう様でも投稿しています。