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いざ帝国!
海の上ってすごい!
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「ひゃあああああ!すっごーい!すっごおおおおい!!」
海を走る帆船。
少しの湿り気を肌に残し、塩風がビュンビュンと耳元を通り過ぎる。
甲板をはしゃぎまわる俺は、早々にゲイルに捕まった。
「ほら。まずは部屋に行くぞ。楽な服に着替えようぜ」
猫の子をつかむように襟首をつかまれてぷらーん。
「ゲイル!自分で行けるからあ!」
「お前はすぐにウロチョロするからな。このほうが早いし確実だ」
船員さんたちが「え?そんな扱い?マジで?」みたいな顔して笑いをこらえて俯いている。
隠したって遅いし。さっき「ブフッ」って言ったの聞こえたんだから!
プスー!とほほを膨らましていたら、お兄様が腕を伸ばしてきた。
「私が抱っこしていこうか?」
「ゲイルでいいです」
男の子なので、ととっさにお断りしたけど、ぶら下げられるのと果たしてどちらがマシだったのだろう……。
ブランブランされながら、抱っこにしたらよかったかもと少し後悔。少なくとも、お兄様は俺が見たそうなところは立ち止まってみせてくれるもん。
この船は俺たちの送迎専用。高位貴族の旅用の船だということで、通常の船よりも豪華仕様。
普通よりも客室数が少ない分、それぞれの客室は超豪華だった!前世で言うワンルームマンションとかビジネスホテルみたいなのを想像したんだけど。全然違った!
ゲイルと俺は家族用の客室だったんだけど。スイートじゃん!超豪華ホテルのスイートルームじゃん!
ドアを開けた目の前には広ーい客間!大きなテーブルに、椅子。ソファセットがおいてある。
絨毯とか敷いてあるし、本などが並べられた棚まである。
部屋の両側にも扉があるから、少なくとも3部屋?
入り口であんぐりした俺に、フィガロ船長が自慢気な顔をした。
「どうだい?うちの自慢の客室だ。王子様の部屋の次に豪華な部屋なんだぞ?揺れもほとんど感じないはずだ。そこの壁のブザーを押せば、船員が来る。なにか用があれば押してくれ」
「りょうかい!ほんと、お船じゃないみたい!すごすぎ!ずっと住めるね!」
「わははは!そうだろう!必要だと思うもんは用意したが……足りなきゃ言ってくれ。1時間後に船内を案内してやる。まずはちょっとくつろぐといい」
「ありがとう!お部屋の探検する!」
バイバイして俺は一気に駆け出した。
そうなのすんごくひろいの!駆け出せるくらいに。
たたたっと右手奥の扉をあけると案の定。ベッドが二つある寝室。ベッドの横には気持ちよさそうな一人がけの椅子が四つと小さなテーブル。ここで寝る前にお茶したり本を読んだりできるっぽい。ベッドルーム入ってすぐにも扉があって、そこはバスルームとトイレだった。ちゃんと湯舟まである!
もうひとつのお部屋はなんだろう?主室の左側の扉を開けると……ん?また客室的な?こっちは主室よりこじんまりとした客間って感じ。壁際にライティングテーブルがあって、手紙とか書きものができるようになっていた。真ん中には大きなソファセット。寝ころべるような大型のソファはゆっくりごろりしたくなる。床に敷かれた敷物はそこにも座れるようにかふっかふかの毛足が長いもの。ふかふかクッションがあちこちに置いてあった。
あ、あれ?ここって……ほんとに船の上だっけ?
心配になって窓をのぞいたら、確かに線上。はるか大海原と青い空が陽光にきらめいておりました。
「ひええええ!豪華!船じゃないみたい!ひろすぎい!」
「確かにな。今回は王族もいるしな。普通の客室はこの一部屋分もありゃいいほうだぞ?」
「ほえー」
ナージャ、張り切ってくれちゃったのね。ありがたやー。
このフロアには俺たちの部屋と、お兄様たちの部屋、それと遊技場のみ。贅沢にスペースを使用しておりました。
リオとキースとオルガ団長は、1フロア下の単身者用の客室なんだって。
「ねえねえ。お兄様のお部屋も見てきていい?1時間あるでしょ?」
「まあ、隣なら迷子になることもねえか。いいぞ。迷惑かけるなよ?」
「はーい!」
急いで飛び立してお隣のドアをノック。
こんにちわですー!
「あれ?サフィ?」
ミカミカがドアをあけてびっくりしている。
「あのね。お兄様のお部屋も探検にきたの!俺の部屋、すっごく豪華だったよ。3部屋もあった!こっちはどうなってるのかなって」
「アハハハ!サフィの部屋とそんなに変わらねーんじゃね?入れよ」
「お……おお………」
入ってびっくり!
すぐに客間があるのは変わらないんだけど、家具がキラキラしい!なんていうか、ふっかふかのフッサフサ。カーテンも分厚い!簡易版の王城みたい!
ボルドー色の大きなソファに腰かけたお兄様が、俺を見てほほ笑んだ。
「ふふふ。ようこそ、サフィ?」
「ははーっ!お邪魔いたしまするうううう!」
あまりの神々しさに90度のお辞儀をかましてしまいました。
でもって、お兄様によるお兄様のお部屋ツアー。
お兄様のほうのお部屋は四つ。部屋の位置関係とかは同じだったんだけど、中がちがった。寝室の奥に寝室があった。
主室の右の扉を開けると、侍従用の寝室に。そこと入ってすぐのところに扉があって、その先がお兄様の寝室。
いざというときに侍従が主人を守るためにこういった造りになっているのだそうな。脱出用に秘密の通路もあるんだって。
「秘密の通路?!」
そりゃ探検するしかないでしょ!
目をキラキラさせたら、すかさず「ダメだよ?緊急時以外は使えないから」と釘をさされてしまった。
残念!
「あのね、俺の部屋は大体の造りは同じなんだけど、こっちのほうがちょっと豪華でふかふか。あと、ベッドが違う感じ。うちは寝室はひとつで、ゲイルと俺のベッドがあるの」
「そうなの?じゃあ、私の部屋のほうが広いんだね。サフィもこっちに来たらいい。私と一緒に過ごそう」
「ゲイルが一人だとかわいそうだから、ゲイルといるー!」
言ったとたんにお兄様がしょんぼりしてしまったので、慌てて追加。
「でも、遊びにくるからね!」
「うん。ぜひ!お泊りもしてくれると嬉しいな?」
海を走る帆船。
少しの湿り気を肌に残し、塩風がビュンビュンと耳元を通り過ぎる。
甲板をはしゃぎまわる俺は、早々にゲイルに捕まった。
「ほら。まずは部屋に行くぞ。楽な服に着替えようぜ」
猫の子をつかむように襟首をつかまれてぷらーん。
「ゲイル!自分で行けるからあ!」
「お前はすぐにウロチョロするからな。このほうが早いし確実だ」
船員さんたちが「え?そんな扱い?マジで?」みたいな顔して笑いをこらえて俯いている。
隠したって遅いし。さっき「ブフッ」って言ったの聞こえたんだから!
プスー!とほほを膨らましていたら、お兄様が腕を伸ばしてきた。
「私が抱っこしていこうか?」
「ゲイルでいいです」
男の子なので、ととっさにお断りしたけど、ぶら下げられるのと果たしてどちらがマシだったのだろう……。
ブランブランされながら、抱っこにしたらよかったかもと少し後悔。少なくとも、お兄様は俺が見たそうなところは立ち止まってみせてくれるもん。
この船は俺たちの送迎専用。高位貴族の旅用の船だということで、通常の船よりも豪華仕様。
普通よりも客室数が少ない分、それぞれの客室は超豪華だった!前世で言うワンルームマンションとかビジネスホテルみたいなのを想像したんだけど。全然違った!
ゲイルと俺は家族用の客室だったんだけど。スイートじゃん!超豪華ホテルのスイートルームじゃん!
ドアを開けた目の前には広ーい客間!大きなテーブルに、椅子。ソファセットがおいてある。
絨毯とか敷いてあるし、本などが並べられた棚まである。
部屋の両側にも扉があるから、少なくとも3部屋?
入り口であんぐりした俺に、フィガロ船長が自慢気な顔をした。
「どうだい?うちの自慢の客室だ。王子様の部屋の次に豪華な部屋なんだぞ?揺れもほとんど感じないはずだ。そこの壁のブザーを押せば、船員が来る。なにか用があれば押してくれ」
「りょうかい!ほんと、お船じゃないみたい!すごすぎ!ずっと住めるね!」
「わははは!そうだろう!必要だと思うもんは用意したが……足りなきゃ言ってくれ。1時間後に船内を案内してやる。まずはちょっとくつろぐといい」
「ありがとう!お部屋の探検する!」
バイバイして俺は一気に駆け出した。
そうなのすんごくひろいの!駆け出せるくらいに。
たたたっと右手奥の扉をあけると案の定。ベッドが二つある寝室。ベッドの横には気持ちよさそうな一人がけの椅子が四つと小さなテーブル。ここで寝る前にお茶したり本を読んだりできるっぽい。ベッドルーム入ってすぐにも扉があって、そこはバスルームとトイレだった。ちゃんと湯舟まである!
もうひとつのお部屋はなんだろう?主室の左側の扉を開けると……ん?また客室的な?こっちは主室よりこじんまりとした客間って感じ。壁際にライティングテーブルがあって、手紙とか書きものができるようになっていた。真ん中には大きなソファセット。寝ころべるような大型のソファはゆっくりごろりしたくなる。床に敷かれた敷物はそこにも座れるようにかふっかふかの毛足が長いもの。ふかふかクッションがあちこちに置いてあった。
あ、あれ?ここって……ほんとに船の上だっけ?
心配になって窓をのぞいたら、確かに線上。はるか大海原と青い空が陽光にきらめいておりました。
「ひええええ!豪華!船じゃないみたい!ひろすぎい!」
「確かにな。今回は王族もいるしな。普通の客室はこの一部屋分もありゃいいほうだぞ?」
「ほえー」
ナージャ、張り切ってくれちゃったのね。ありがたやー。
このフロアには俺たちの部屋と、お兄様たちの部屋、それと遊技場のみ。贅沢にスペースを使用しておりました。
リオとキースとオルガ団長は、1フロア下の単身者用の客室なんだって。
「ねえねえ。お兄様のお部屋も見てきていい?1時間あるでしょ?」
「まあ、隣なら迷子になることもねえか。いいぞ。迷惑かけるなよ?」
「はーい!」
急いで飛び立してお隣のドアをノック。
こんにちわですー!
「あれ?サフィ?」
ミカミカがドアをあけてびっくりしている。
「あのね。お兄様のお部屋も探検にきたの!俺の部屋、すっごく豪華だったよ。3部屋もあった!こっちはどうなってるのかなって」
「アハハハ!サフィの部屋とそんなに変わらねーんじゃね?入れよ」
「お……おお………」
入ってびっくり!
すぐに客間があるのは変わらないんだけど、家具がキラキラしい!なんていうか、ふっかふかのフッサフサ。カーテンも分厚い!簡易版の王城みたい!
ボルドー色の大きなソファに腰かけたお兄様が、俺を見てほほ笑んだ。
「ふふふ。ようこそ、サフィ?」
「ははーっ!お邪魔いたしまするうううう!」
あまりの神々しさに90度のお辞儀をかましてしまいました。
でもって、お兄様によるお兄様のお部屋ツアー。
お兄様のほうのお部屋は四つ。部屋の位置関係とかは同じだったんだけど、中がちがった。寝室の奥に寝室があった。
主室の右の扉を開けると、侍従用の寝室に。そこと入ってすぐのところに扉があって、その先がお兄様の寝室。
いざというときに侍従が主人を守るためにこういった造りになっているのだそうな。脱出用に秘密の通路もあるんだって。
「秘密の通路?!」
そりゃ探検するしかないでしょ!
目をキラキラさせたら、すかさず「ダメだよ?緊急時以外は使えないから」と釘をさされてしまった。
残念!
「あのね、俺の部屋は大体の造りは同じなんだけど、こっちのほうがちょっと豪華でふかふか。あと、ベッドが違う感じ。うちは寝室はひとつで、ゲイルと俺のベッドがあるの」
「そうなの?じゃあ、私の部屋のほうが広いんだね。サフィもこっちに来たらいい。私と一緒に過ごそう」
「ゲイルが一人だとかわいそうだから、ゲイルといるー!」
言ったとたんにお兄様がしょんぼりしてしまったので、慌てて追加。
「でも、遊びにくるからね!」
「うん。ぜひ!お泊りもしてくれると嬉しいな?」
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