もう我慢なんてしません!家族からうとまれていた俺は、家を出て冒険者になります!

をち。「もう我慢なんて」書籍発売中

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いざ帝国!

お船の中探検

さてさて。
ちいとばかり消沈してしまった船長によるお船探検ツアー!

まずは地下。というか最下層。そこは機械室と資材室になっていた。
船員さんしか入れないそうで、船を動かす動力とかが置いてある部屋と、あとは食料や水とかの貯蔵庫、戦いになったときのための武器庫、その他の修理用の道具だとか替えの部品だとか布だとかが入っている倉庫。
いわゆる「お道具置き場」になっている。

その次の階。ここまでが水の下になるから地下一階扱いになる。そこが船員さんたちのお部屋。役付きの人は個室、2人部屋で、あとは4人部屋になっているんだって。船員さんたちの談話室、遊技場、食堂もこの階になる。

そして一階。ここからが客室だ。
ここにあるのは大きなダンスホール(遊技場)。ここはとても大きくて、演奏会もできるようにピアノ、バイオリンなどが置いてあった。豪華絢爛って感じ。食事の時間帯にはテーブルが並べられて食事会場になったりもするそうな。ホールの奥は食事を作る調理室になってるんだって。それと図書室。ここにはたくさんの本が置いてあって自由に持ち出しできる。
残りのスペースが客室になっていて、ここにキースとリオ、オルガ団長のお部屋があった。全部で8部屋。今回はかなりの部屋が余っている感じになる。
俺たちの部屋よりも少しだけ小さな感じ。家族部屋じゃないから、客間兼今、ベッドルームの2部屋になっていた。

その上の二階が俺たちの部屋のあるフロア。さっきみた専用の小さな遊技場と、その横にレストルーム(タペストリーやお茶などが置いてあり、立ち寄ると給仕してもらえる)。今回は俺たちだけだから、食事はここでみんなで集まってすることにした。あんまり広い場所だと落ち着かないしね。のころは高位貴族用家族室、つまり俺たちとお兄様たちの部屋になる。このフロアの客室は3つだから、一つ余ってる感じ。
船長さんのお部屋も同じ階にあって、何かあればすぐに相談できるようになってるんだそうな。

でもって、甲板。ここは客が休めるように椅子などが置かれたスペース、観光用の望遠鏡があるもの見台。運動ができるフリースペース。あとは、船長さんが操縦したりする操舵室になっていた。

半分が客用スペース、操舵室をはさんだ向こうが船員さんようスペースって感じ。
モノを運び入れたりする積み下ろし場も向こうにある。
どちらかといえば、男の子心をくすぐられるのは向こうの船員さんゾーン。
なんか面白そうなお道具とかいっぱいあるし、ロープとか大きな樽とかおいてあって、見てるだけでワクワクする。

目があった船員さんが手を振ってくれたり、敬礼してくれたりするのも楽しい。
俺は張り切って手を振りかえした。

「面舵いっぱーい!よきにはからいましょー!」




ひととおり見終わったところで。
とりあえず、これは普通に使っていいみたいだし。先にやっておくべき。

「望遠鏡、のぞいてみて良きですか?」
「少し高くないかな?私が……」

お兄様が俺を抱っこしようとするのを見て、船長さんが苦笑。

「台を持ってこよう」

ちょっと背が足りない(大人用だったからだよ!)俺のために台を用意してくれた。
お兄様が小さな声で「余計なことを!」といった気がするけど、気のせいだよね?


ワクワクしながら望遠鏡をのぞいてみたら、すごく遠くまで見えた。

「うわあああ!」

外してみると海しか見えないのに、のぞけば島みたいなのが見えるのが不思議。

鳥が飛んでいたり、なんらかのなんらかが飛んでいたりするのも面白い。
向こうにはイルカみたいなでかいお魚が飛び跳ねつる。

「うわあ!お兄様!でっかいお魚がいますっ!」
「ふふふ。サフィは見るのは初めてだものね?」
「図鑑で見ました!本物は初めて!」

うわあ!異世界なのにイカみたいなやつも…

んん?
あれ?イカ、デカくない?
イルカとの比率、おかしくない?
イルカさん、追われてるっぽくない?

俺は望遠鏡を外してみた。
え?
見える!
だんだんこっちに近づいて来てる⁈

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