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一路王国へ!
再会!
ついに帰ってきました、王国!
俺の大好きな人たちの国!
団長さんや船員さんたちにお別れをして(またしても色々おみやげやお菓子をもらいました)、サヨナラのハグから解放してくれないジグルド団長をペシペシして、「サフィはやらんっつーてんだろが!」のゲイルに縦抱っこされての帰還となりました。
下ろしてよおおおお!
成長した俺をみて欲しかったのに、これじゃあ子供みたいじゃん!
待っていたみんなも、ゲイル抱っこで降りてきた俺を見てびっくり……してない!
当たり前みたいに受け入れちゃってる!
抱っこのままの俺をみてサフィール勢は「怪我でもしたのか?」と心配するでもなく普通に話しかけてくる。
「いやあん!久しぶりのサフィラス様ですううう!おかえりなさいませえええませえええ!」
「おかえりなさいませ、サフィラスさま。どこかお代わりございませんか?何か召し上がりたいものは?お飲み物などはよろしいですか?」
「元気そうで安心しちゃったよお!良かったあ!サフィちゃんってば可愛いから向こうで誘拐されでもしたらどうしようかって心配してたんだよお」
一応挨拶を…、って降りてきた団長さんが目を丸くして呟いた。
「……さすがサフィの……」
俺は関係ないです!この人たち、もとからこうだったの!
一方公爵たちは少し後ろでそわそわ。
リオとライが再会のハグをし、公爵が少し照れながら何事か話しかけている。
うんうん。家族って感じ。よいですね良いですね。
そして、そのまま3人で何故か俺のほうにやってきて……マリーの後ろに並び出した?
え?なんの列?
もしかして、俺の挨拶待ち?
アイドルじゃないんですから!!!!フツーに話しかけて?
って、このサフィールの勢いじゃ無理か。公爵だもんね。
仕方ないので俺の方から声をかけてみた。
「公爵、ライ!ただいまー!リオもとっても活躍してくれましたのでね。
帝国行きを許してくれてありがと!」
ライがゲイルごと俺にぎゅっ。
「…おかえり、サフィ。無事に戻ってくれてよかった」
ちょっと声が震えてる。リオはともかく、ライが感極まるのは久しぶり。
「うん。リオを連れてっちゃってごめんね?1人にしてごめん。ただいま、ライ」
公爵も目を潤ませてる。
「サフィラス、ゲイル、よく戻った。無事でなによりだ」
「ただいま。公爵も…大丈夫⁉︎目の下真っ黒だよ⁈寝てないの⁈」
そっと目を逸らされた。そういえばメンタル弱弱だったわこの人!まさか心配で眠れなかったんかーい!
「ヒール!」
「……すまない。ありがとう、サフィ」
お疲れさまな公爵には悪いが、せっかくなので団長さんを紹介しておきます。
「ちなみにこの人は、帝国の海軍の団長さんです。海軍の船で送迎してくれました」
いきなりふられた団長さんが一瞬ビクッとし、慌てて姿勢を正してご挨拶。
「お初にお目にかかります。帝国海軍団長、ジグルドと申します。王国の皆様には大変お世話になりました。
ご家族の方にも感謝を」
「王国宰相、グランディール公爵家が当主、フィオネル・グランディールだ。息子がお世話になったようだ。礼を言おう。そちらでお役に立てたのならなによりだ」
あくしゅあくしゅ。
公爵って意外と脳筋だから、このメンバーの中では一番団長と話しやすいいと思うの。
案の定、固く握手を交わしながらなんとなあくなんらかのものを伝えあっていた。
これから帝国とやりとりする際は、宰相もかかわるからね。仲良くしておくと良きですぞ。
なんか、このワタワタした感じ。
これこれこれ!これが王国なの!
残念なマリーとエリアス、紳士なティガーとのやりとり。
おずおずと近づく公爵。優しいライ。
個性と個性がぶつかり合いのような、王国のこの空気。
いかにも「帰ってきたなあ」って感じがしてほっとする。
帝国の人もみんな面白くて優しくてちょっと残念風味だけど良き人たちだった。
なんだかんだで、忙しかったけど楽しかった。
船は最高文句なしだった。
だけど、きっと色々たくさん考えたから、身体じゃなくて頭が疲れてたんだと思う。
ほっとしたとたん、俺はゲイルの腕の中でそのまんまスヤスヤしてしまったのでした。
俺の大好きな人たちの国!
団長さんや船員さんたちにお別れをして(またしても色々おみやげやお菓子をもらいました)、サヨナラのハグから解放してくれないジグルド団長をペシペシして、「サフィはやらんっつーてんだろが!」のゲイルに縦抱っこされての帰還となりました。
下ろしてよおおおお!
成長した俺をみて欲しかったのに、これじゃあ子供みたいじゃん!
待っていたみんなも、ゲイル抱っこで降りてきた俺を見てびっくり……してない!
当たり前みたいに受け入れちゃってる!
抱っこのままの俺をみてサフィール勢は「怪我でもしたのか?」と心配するでもなく普通に話しかけてくる。
「いやあん!久しぶりのサフィラス様ですううう!おかえりなさいませえええませえええ!」
「おかえりなさいませ、サフィラスさま。どこかお代わりございませんか?何か召し上がりたいものは?お飲み物などはよろしいですか?」
「元気そうで安心しちゃったよお!良かったあ!サフィちゃんってば可愛いから向こうで誘拐されでもしたらどうしようかって心配してたんだよお」
一応挨拶を…、って降りてきた団長さんが目を丸くして呟いた。
「……さすがサフィの……」
俺は関係ないです!この人たち、もとからこうだったの!
一方公爵たちは少し後ろでそわそわ。
リオとライが再会のハグをし、公爵が少し照れながら何事か話しかけている。
うんうん。家族って感じ。よいですね良いですね。
そして、そのまま3人で何故か俺のほうにやってきて……マリーの後ろに並び出した?
え?なんの列?
もしかして、俺の挨拶待ち?
アイドルじゃないんですから!!!!フツーに話しかけて?
って、このサフィールの勢いじゃ無理か。公爵だもんね。
仕方ないので俺の方から声をかけてみた。
「公爵、ライ!ただいまー!リオもとっても活躍してくれましたのでね。
帝国行きを許してくれてありがと!」
ライがゲイルごと俺にぎゅっ。
「…おかえり、サフィ。無事に戻ってくれてよかった」
ちょっと声が震えてる。リオはともかく、ライが感極まるのは久しぶり。
「うん。リオを連れてっちゃってごめんね?1人にしてごめん。ただいま、ライ」
公爵も目を潤ませてる。
「サフィラス、ゲイル、よく戻った。無事でなによりだ」
「ただいま。公爵も…大丈夫⁉︎目の下真っ黒だよ⁈寝てないの⁈」
そっと目を逸らされた。そういえばメンタル弱弱だったわこの人!まさか心配で眠れなかったんかーい!
「ヒール!」
「……すまない。ありがとう、サフィ」
お疲れさまな公爵には悪いが、せっかくなので団長さんを紹介しておきます。
「ちなみにこの人は、帝国の海軍の団長さんです。海軍の船で送迎してくれました」
いきなりふられた団長さんが一瞬ビクッとし、慌てて姿勢を正してご挨拶。
「お初にお目にかかります。帝国海軍団長、ジグルドと申します。王国の皆様には大変お世話になりました。
ご家族の方にも感謝を」
「王国宰相、グランディール公爵家が当主、フィオネル・グランディールだ。息子がお世話になったようだ。礼を言おう。そちらでお役に立てたのならなによりだ」
あくしゅあくしゅ。
公爵って意外と脳筋だから、このメンバーの中では一番団長と話しやすいいと思うの。
案の定、固く握手を交わしながらなんとなあくなんらかのものを伝えあっていた。
これから帝国とやりとりする際は、宰相もかかわるからね。仲良くしておくと良きですぞ。
なんか、このワタワタした感じ。
これこれこれ!これが王国なの!
残念なマリーとエリアス、紳士なティガーとのやりとり。
おずおずと近づく公爵。優しいライ。
個性と個性がぶつかり合いのような、王国のこの空気。
いかにも「帰ってきたなあ」って感じがしてほっとする。
帝国の人もみんな面白くて優しくてちょっと残念風味だけど良き人たちだった。
なんだかんだで、忙しかったけど楽しかった。
船は最高文句なしだった。
だけど、きっと色々たくさん考えたから、身体じゃなくて頭が疲れてたんだと思う。
ほっとしたとたん、俺はゲイルの腕の中でそのまんまスヤスヤしてしまったのでした。
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