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俺とレオンの婚約式
波乱万丈の婚約式
こういった事情から、俺の知りあいと仲良ししかいないはずの婚約式に、迷惑な隣国という異分子が入ってしまったのでござりました。
婚約式自体の進行については問題なし。
基本的に「レオンハルトの婚約者がサフィになりましたよー」って言って、俺がぺコリンしたらいいだけ。
そうしたらみんなが「おめでとう」しにくるから「どうもどうも」「いやいやこりゃこりゃ」してたらいい。
レオンはせっかくだからコンサートもやろうっていうけど、まあそれはその場の状況次第かな。
だってさあ、祝いの日にそんなことしたら大盛り上がりで収集つかなくなりますが?!
主におっちゃんたちとかおっちゃんたちとか、ゲイルとかお母様とかハルパパとか!
でもって、重要なポイントはこっち。
リンドールとロンドには婚約にかこつけて「うちのサフィってば凄いんですよお?めっちゃんこ強くってね?お宅なんで一瞬で制圧できちゃうんですからあ!お買い得でしょお?」ってやっておかないといけないの。
おっちゃんたちとかウチのみんなとナージャたちは「俺ツエエ」しても平気。きゃっきゃと喜んでくれると思うからドッカーン自体には問題ないと思うんだけど。
問題なのは「それをどうやってさりげなく婚約式に盛り込むか」なんだよねえ……。
うんうんと考えたが、全くいいアイディアが浮かばない。
そこで俺はお仲間を召喚することにした。
「三人寄れば文殊の知恵」っていうし!きっと誰かしら何かしらのことを思いついてくれるはず!
ってことで、レオン、ゲイル、キースにミカミカ、そして困ったときのミルくんを召喚!
いきなり王城に呼ばれたミルくん
「な、な、な、なにごとーっ?!サフィ、なにしでかしたのっ?!」とすっ飛んできてくれました。
そして集まっておる俺のいつメンの豪華さにびっくり仰天!
「はうっ!れ、レオンハルト殿下!ミカエルさまっ!ええええーっ?!
ゲ、ゲ、ゲ、ゲイルさまあああ?!」
真っ赤になって倒れそうになっておりました。キースは既知なので平気みたい。
ミルくんってばレオンガチ勢なくせに、お父様のあまりのセクシーかつダンディかつイケメンっぷりにガン見。
お口ぱかーんして見つめております。
「お。君がミルくんか!サフィから聞いてるぞ。いつもありがとう。
息子が迷惑かけてすまんな。これからもよろしくたのむな?」
あまたの人を(ハルパパまで)虜にした魅惑のスマイルかまされ、ミルくんふらふらに。
うんうん、わかるわかるー!
ゲイルかっこいいもんね!お父様、だいすきーーー!!!
にこにこしてたらレオンに「サフィはこっちでしょう」って抱っこされてしまいました。
ジェラシーですか?
そうしてなんとか落ち着いたところで本題に。
「これこれこういうわけで、迷惑なリンロンを婚約式に呼んで『俺ツエエから怒らせないほうがよき』『いいかげん仲良くしなさい』をしなきゃなのです。
婚約の式の中でおめでとうの合間に雷ドッカーンをさりげなーく盛り込むにはどうしたらいいと思う?」
俺の質問でみんな「えー」なお顔。
特にミルくんはみるみるうちに青くなった。
「ちょ、ちょっとちょっと!それ僕に言っちゃっていい話なの?!僕だけ部外者感が強いんだけど?!」
「だってミルくんってお母さん枠でしょお?俺がやりすぎとかダメなことしたら止める役ですので!
話を聞いてもらって、ダメとかよきとか判断してもらおうと思って」
「自覚してるならもっと普段から気を付けてよねっ!」
「俺の息子がすまんなあ」
「ゲイル様もそこで謝らないで!こういう子はね、きちんと自分でさせなきゃダメなんだから!」
おお!激推しなゲイルにもビシっと物申すミルくん、かっこよ!
俺の目に狂いなし!
「俺がいつもすみません」
「よし!
でも、ほんとにここに僕がいて大丈夫なんですか、レオンハルト様?」
俺、大丈夫って言ったのに信じてもらえなかったようだ。しょぼん。
「君なら問題ないよ。どのみち君も将来ここに加わってもらうことになるからね?」
え?!そうなの?!
キラリンとミルくんを見たらば、ミルくん苦笑。
「殿下にお声をかけて頂いたときから、そうなるんだろうなあと思っていました。
こんなの野放しにできませんもんねえ……」
「こんなの」でツンとおでこをつつかれる。
「うん。ちょっと心配でね。
みんなついサフィには甘くなってしまうから。君みたいに叱ってくれる人は貴重なんだ。
サフィも君の言うことは素直に聞くようだしね?頼りにしてるからね?」
なんか俺、問題児扱いされてる気がする。気のせいだよね?
「と、と、と、とにかく!
みなのしゅー!なにかいいアイデアはござらぬかね?」
ハイ!とミカミカが手をあげた。
「あのさあ、婚約の式の途中でドッカーンって、なんかロマンチックじゃないよな?
終わってからにした方がいいんじゃないか?」
おお?意外や意外、脳筋辺境出身のミカミカ、雰囲気重視だったもよう!
ん?それでキースなのか。
キースってなんかどきどきするみたいな雰囲気あるもんね。ろまんちっく?みたいな。
ロマンチックじゃない、という言葉にレオンも同意。
「私もそう思う。
婚約の誓約書にサインするときはさんざんだっただろう?だから式くらいは……ね?」
この言葉に一同死んだ目になって頷いた。
特にゲイル。
「え?何があったの?」
「うーん……ゲイルの名誉のためにお口チャックで」
「え?気になるんだけど?!」
あとでこそりと教えてあげるから!今はゲイルの心の平穏が大事。
「とにかく、婚約式まで台無しにはされたくない。一生に一度だからね。
サフィの心に残るものにしたいんだ」
「殿下………」
ミルくん、じーんとしちゃってる。
でもぶっちゃけ、申し訳ないが絶対にまたわちゃわちゃになると俺はふんでいる。
だって、自分で言うのもなんだけれども、俺が関わって普通に終わった式はないんだもの!
「サフィにロマンチックが必要かはさておき。
式をいったん終わらせて、余興という形でやればいいんじゃねえか?」
「俺もゲイルに賛成だな。式の中に盛り込むと下手したらそのまま終わるぞ?
サフィだぜ?計画通りに行くと思わないほうがいい」
良くお分かりのようで。
みんなそれに同意したので「式を神妙にロマンチックに執り行い、そのあとすかさず余興という体でドッカーンする」ことにした。
というか、別にトルネードとかでもいいんだけど。ドッカーンは普通の魔法じゃないんだそうで、初めて見た時の衝撃が大きいんだって。だからリンロンにかますならドッカーンがよき。
確かに、風魔法の応用だもんね。雷の理論知ってないと難しいのかもしれぬ。
「せっかくだし、リンロンから来たドラゴンたちにも顔見せしてもらう?
ゴーンはまだ大人のお時間かもなんだけど、ジークなら俺の眷属になってるブリードに連絡して呼べるよ?」
「……ちょっと待って?!サフィ、今の言葉の情報量多すぎたんだけど?!
アンタ友達みたいにゴーンだのジークだのブリードだの言ってるけど、それってもしかしてドラゴンのことじゃないよね?
アンタ、ドラゴン狩りに行くって言ってドラゴンを眷属にしちゃったの?!ドラゴンを?!」
「ミルくん?!」
ふうっと、ミルくんが倒れた。
ゲイルがすかさずヒールしている。ありがとうお父様!さすがゲイル!
「……まだ学校のお友達にはショックが大きすぎたようだね。徐々に慣らしていこうね?」
レオンが冷静に分析。そういう問題?!
婚約式自体の進行については問題なし。
基本的に「レオンハルトの婚約者がサフィになりましたよー」って言って、俺がぺコリンしたらいいだけ。
そうしたらみんなが「おめでとう」しにくるから「どうもどうも」「いやいやこりゃこりゃ」してたらいい。
レオンはせっかくだからコンサートもやろうっていうけど、まあそれはその場の状況次第かな。
だってさあ、祝いの日にそんなことしたら大盛り上がりで収集つかなくなりますが?!
主におっちゃんたちとかおっちゃんたちとか、ゲイルとかお母様とかハルパパとか!
でもって、重要なポイントはこっち。
リンドールとロンドには婚約にかこつけて「うちのサフィってば凄いんですよお?めっちゃんこ強くってね?お宅なんで一瞬で制圧できちゃうんですからあ!お買い得でしょお?」ってやっておかないといけないの。
おっちゃんたちとかウチのみんなとナージャたちは「俺ツエエ」しても平気。きゃっきゃと喜んでくれると思うからドッカーン自体には問題ないと思うんだけど。
問題なのは「それをどうやってさりげなく婚約式に盛り込むか」なんだよねえ……。
うんうんと考えたが、全くいいアイディアが浮かばない。
そこで俺はお仲間を召喚することにした。
「三人寄れば文殊の知恵」っていうし!きっと誰かしら何かしらのことを思いついてくれるはず!
ってことで、レオン、ゲイル、キースにミカミカ、そして困ったときのミルくんを召喚!
いきなり王城に呼ばれたミルくん
「な、な、な、なにごとーっ?!サフィ、なにしでかしたのっ?!」とすっ飛んできてくれました。
そして集まっておる俺のいつメンの豪華さにびっくり仰天!
「はうっ!れ、レオンハルト殿下!ミカエルさまっ!ええええーっ?!
ゲ、ゲ、ゲ、ゲイルさまあああ?!」
真っ赤になって倒れそうになっておりました。キースは既知なので平気みたい。
ミルくんってばレオンガチ勢なくせに、お父様のあまりのセクシーかつダンディかつイケメンっぷりにガン見。
お口ぱかーんして見つめております。
「お。君がミルくんか!サフィから聞いてるぞ。いつもありがとう。
息子が迷惑かけてすまんな。これからもよろしくたのむな?」
あまたの人を(ハルパパまで)虜にした魅惑のスマイルかまされ、ミルくんふらふらに。
うんうん、わかるわかるー!
ゲイルかっこいいもんね!お父様、だいすきーーー!!!
にこにこしてたらレオンに「サフィはこっちでしょう」って抱っこされてしまいました。
ジェラシーですか?
そうしてなんとか落ち着いたところで本題に。
「これこれこういうわけで、迷惑なリンロンを婚約式に呼んで『俺ツエエから怒らせないほうがよき』『いいかげん仲良くしなさい』をしなきゃなのです。
婚約の式の中でおめでとうの合間に雷ドッカーンをさりげなーく盛り込むにはどうしたらいいと思う?」
俺の質問でみんな「えー」なお顔。
特にミルくんはみるみるうちに青くなった。
「ちょ、ちょっとちょっと!それ僕に言っちゃっていい話なの?!僕だけ部外者感が強いんだけど?!」
「だってミルくんってお母さん枠でしょお?俺がやりすぎとかダメなことしたら止める役ですので!
話を聞いてもらって、ダメとかよきとか判断してもらおうと思って」
「自覚してるならもっと普段から気を付けてよねっ!」
「俺の息子がすまんなあ」
「ゲイル様もそこで謝らないで!こういう子はね、きちんと自分でさせなきゃダメなんだから!」
おお!激推しなゲイルにもビシっと物申すミルくん、かっこよ!
俺の目に狂いなし!
「俺がいつもすみません」
「よし!
でも、ほんとにここに僕がいて大丈夫なんですか、レオンハルト様?」
俺、大丈夫って言ったのに信じてもらえなかったようだ。しょぼん。
「君なら問題ないよ。どのみち君も将来ここに加わってもらうことになるからね?」
え?!そうなの?!
キラリンとミルくんを見たらば、ミルくん苦笑。
「殿下にお声をかけて頂いたときから、そうなるんだろうなあと思っていました。
こんなの野放しにできませんもんねえ……」
「こんなの」でツンとおでこをつつかれる。
「うん。ちょっと心配でね。
みんなついサフィには甘くなってしまうから。君みたいに叱ってくれる人は貴重なんだ。
サフィも君の言うことは素直に聞くようだしね?頼りにしてるからね?」
なんか俺、問題児扱いされてる気がする。気のせいだよね?
「と、と、と、とにかく!
みなのしゅー!なにかいいアイデアはござらぬかね?」
ハイ!とミカミカが手をあげた。
「あのさあ、婚約の式の途中でドッカーンって、なんかロマンチックじゃないよな?
終わってからにした方がいいんじゃないか?」
おお?意外や意外、脳筋辺境出身のミカミカ、雰囲気重視だったもよう!
ん?それでキースなのか。
キースってなんかどきどきするみたいな雰囲気あるもんね。ろまんちっく?みたいな。
ロマンチックじゃない、という言葉にレオンも同意。
「私もそう思う。
婚約の誓約書にサインするときはさんざんだっただろう?だから式くらいは……ね?」
この言葉に一同死んだ目になって頷いた。
特にゲイル。
「え?何があったの?」
「うーん……ゲイルの名誉のためにお口チャックで」
「え?気になるんだけど?!」
あとでこそりと教えてあげるから!今はゲイルの心の平穏が大事。
「とにかく、婚約式まで台無しにはされたくない。一生に一度だからね。
サフィの心に残るものにしたいんだ」
「殿下………」
ミルくん、じーんとしちゃってる。
でもぶっちゃけ、申し訳ないが絶対にまたわちゃわちゃになると俺はふんでいる。
だって、自分で言うのもなんだけれども、俺が関わって普通に終わった式はないんだもの!
「サフィにロマンチックが必要かはさておき。
式をいったん終わらせて、余興という形でやればいいんじゃねえか?」
「俺もゲイルに賛成だな。式の中に盛り込むと下手したらそのまま終わるぞ?
サフィだぜ?計画通りに行くと思わないほうがいい」
良くお分かりのようで。
みんなそれに同意したので「式を神妙にロマンチックに執り行い、そのあとすかさず余興という体でドッカーンする」ことにした。
というか、別にトルネードとかでもいいんだけど。ドッカーンは普通の魔法じゃないんだそうで、初めて見た時の衝撃が大きいんだって。だからリンロンにかますならドッカーンがよき。
確かに、風魔法の応用だもんね。雷の理論知ってないと難しいのかもしれぬ。
「せっかくだし、リンロンから来たドラゴンたちにも顔見せしてもらう?
ゴーンはまだ大人のお時間かもなんだけど、ジークなら俺の眷属になってるブリードに連絡して呼べるよ?」
「……ちょっと待って?!サフィ、今の言葉の情報量多すぎたんだけど?!
アンタ友達みたいにゴーンだのジークだのブリードだの言ってるけど、それってもしかしてドラゴンのことじゃないよね?
アンタ、ドラゴン狩りに行くって言ってドラゴンを眷属にしちゃったの?!ドラゴンを?!」
「ミルくん?!」
ふうっと、ミルくんが倒れた。
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