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俺とレオンの婚約式
リンロンが来た!
ナージャ一行をゲイルとリオに託し、主役であるレオンと俺は最後の打ち合わせでござります。
衣装はなんと式典用と、懇談会用の2種類!
俺は一種類でいいって言ったんだけど、レオンとお母様が衣装替えはどうしても譲れないと頑張ったのである。
5種類くらいあったのを、なんとか2種類で妥協してもらった。
残りはお出かけに時に着る予定です。はい。
厳選の末に選ばれた式典用は、まるで結婚式の衣装!
純白の生地に金糸でこれでもかってくらいに刺繍が施されたもの。これは二人お揃い。
スタンドカラーの膝丈の上着に、裾の広がったワイドパンツを合わせるスタイル。
俺の方には袖口にリボンがあしらわれ可愛らしい仕上がりに。
ちなみに俺の頭はリボンを一緒に編み込んだヘアスタイルにする予定なんだって。
め、めんどうくさそう!
もうひとつの衣装は、いわゆる懇談会用。こちらは互いの色が基本カラーとなっている。
俺の衣装は鮮やかなブルーの上着にウエストコート、暗めの深緑のトラウザーズ。
フリルシャツの襟もとのリボンは大好きなサフィール家の緑。髪に結ぶのはレオンがくれたお守りのリボン。
レオンの衣装はサフィール家の緑の上着にウエストコート、暗めのブルーのトラウザーズ。
シンプルなシャツの襟もとには王家を象徴する色である緋色のネクタイ。
俺とレオンとで対になっているのだ。
上着は一見シンプルなんだけど、飾りボタンは宝石でできているし、淵飾りとか細かいところにこれでもかとこだわって作られたお品でござりまする。心なしか服にはありえない重さを感じる気がする。
トラウザースはももがゆったり、ひざ下スッキリのデザイン。動きやすそうだし、シンプルでとてもよき。
こちらは普段着として今後も活用させて頂きましょう。
さてさて。そんな衣装の最終チェックをしている最中、ついに彼らが到着した。
そう。迷惑な隣人、リンドールである。
リンドールのほうがちょこっとだけ近いから先に到着した模様。
先ぶれが来たので、ハルパパ、ママ、レオンと俺で広間に待機。一応国賓だしね。
こちらが招待したのは、リンドールの浮気王子と、宰相の娘さんでもある婚約者、その父親の宰相さん。
あとは何名かの護衛騎士さんと側付き。はてさて。どんな方がただろうか。
婚約者さんは、噂ではとても頭のいい女性らしい。王子の出来が悪いのでそれを補うべく、宰相さんがイヤイヤ娘を差し出した結果の婚約だったみたい。
それなのに浮気されて宰相さんブチ切れ。
「廃嫡しろ」「婚約破棄だ」と大騒ぎになり、引っ込みのつかなくなった浮気王子が「向こうの女が誘ってきたのだ」とロンドのせいにした。
ロンドはロンドで、「ウチの姫に手を出したなゴルァ!責任取れ!」「うちは被害者だ!賠償金寄越せ」と大騒ぎ。
実際のところ、このロンドの姫というのは第三王女でいろいろと主に男女関係的に素行の悪い人だったらしく、いわゆるハニートラップだったのだと思う。
おバカ王子をうまいことひっかけて厄介者王女の嫁入り先をゲット、ダメなら賠償金をせしめようというロンドの策略。
賢ければそんなのにははまらないんだけど、リンドールの方もアレだったもんだから……。
でもって、リンロン大騒ぎで、そのせいでそこに住むドラゴンさんがうちに来ちゃってのドラゴン騒動だったんだよねえ。
宰相さん激オコとあとは廃嫡しかない浮気王子による譲れないリンドール VS. 王国に喧嘩売ってぼろ負け、賠償金でとにかく金がなく厄介者を押し付けたいロンド
この二国による底辺の争いは、うちからしたら大迷惑だから仕方なく呼んだんだけど。
実際のところ、俺はちょびっとワクワク。
そんなダメダメな王子ってどんななの?
俺の知ってる王子はキースとレオン。ふたりともすんごくカッコよだし、頭もいいし、頼りになるイケメンだから、そこまでダメな人ってどんななのか興味津々だったりもする。
激オコ宰相さんとその娘さんについては、本当にオコで当たり前だし、ごくごく常識的な人だと思うので、お話あいのメインはこっちになります。
王子は一応来賓代表なんだけど、実際のところはオマケ。いなくて問題ナッシング。
ちょこっと脅し……げふんげふん、デモンストレーションで驚いていただき大人しくなってもらえたら十分なのです。
パンパカパーン!
という感じでぞろぞろと現れたご一行。
現れたのは、意外にも意外な人たちだった!
衣装はなんと式典用と、懇談会用の2種類!
俺は一種類でいいって言ったんだけど、レオンとお母様が衣装替えはどうしても譲れないと頑張ったのである。
5種類くらいあったのを、なんとか2種類で妥協してもらった。
残りはお出かけに時に着る予定です。はい。
厳選の末に選ばれた式典用は、まるで結婚式の衣装!
純白の生地に金糸でこれでもかってくらいに刺繍が施されたもの。これは二人お揃い。
スタンドカラーの膝丈の上着に、裾の広がったワイドパンツを合わせるスタイル。
俺の方には袖口にリボンがあしらわれ可愛らしい仕上がりに。
ちなみに俺の頭はリボンを一緒に編み込んだヘアスタイルにする予定なんだって。
め、めんどうくさそう!
もうひとつの衣装は、いわゆる懇談会用。こちらは互いの色が基本カラーとなっている。
俺の衣装は鮮やかなブルーの上着にウエストコート、暗めの深緑のトラウザーズ。
フリルシャツの襟もとのリボンは大好きなサフィール家の緑。髪に結ぶのはレオンがくれたお守りのリボン。
レオンの衣装はサフィール家の緑の上着にウエストコート、暗めのブルーのトラウザーズ。
シンプルなシャツの襟もとには王家を象徴する色である緋色のネクタイ。
俺とレオンとで対になっているのだ。
上着は一見シンプルなんだけど、飾りボタンは宝石でできているし、淵飾りとか細かいところにこれでもかとこだわって作られたお品でござりまする。心なしか服にはありえない重さを感じる気がする。
トラウザースはももがゆったり、ひざ下スッキリのデザイン。動きやすそうだし、シンプルでとてもよき。
こちらは普段着として今後も活用させて頂きましょう。
さてさて。そんな衣装の最終チェックをしている最中、ついに彼らが到着した。
そう。迷惑な隣人、リンドールである。
リンドールのほうがちょこっとだけ近いから先に到着した模様。
先ぶれが来たので、ハルパパ、ママ、レオンと俺で広間に待機。一応国賓だしね。
こちらが招待したのは、リンドールの浮気王子と、宰相の娘さんでもある婚約者、その父親の宰相さん。
あとは何名かの護衛騎士さんと側付き。はてさて。どんな方がただろうか。
婚約者さんは、噂ではとても頭のいい女性らしい。王子の出来が悪いのでそれを補うべく、宰相さんがイヤイヤ娘を差し出した結果の婚約だったみたい。
それなのに浮気されて宰相さんブチ切れ。
「廃嫡しろ」「婚約破棄だ」と大騒ぎになり、引っ込みのつかなくなった浮気王子が「向こうの女が誘ってきたのだ」とロンドのせいにした。
ロンドはロンドで、「ウチの姫に手を出したなゴルァ!責任取れ!」「うちは被害者だ!賠償金寄越せ」と大騒ぎ。
実際のところ、このロンドの姫というのは第三王女でいろいろと主に男女関係的に素行の悪い人だったらしく、いわゆるハニートラップだったのだと思う。
おバカ王子をうまいことひっかけて厄介者王女の嫁入り先をゲット、ダメなら賠償金をせしめようというロンドの策略。
賢ければそんなのにははまらないんだけど、リンドールの方もアレだったもんだから……。
でもって、リンロン大騒ぎで、そのせいでそこに住むドラゴンさんがうちに来ちゃってのドラゴン騒動だったんだよねえ。
宰相さん激オコとあとは廃嫡しかない浮気王子による譲れないリンドール VS. 王国に喧嘩売ってぼろ負け、賠償金でとにかく金がなく厄介者を押し付けたいロンド
この二国による底辺の争いは、うちからしたら大迷惑だから仕方なく呼んだんだけど。
実際のところ、俺はちょびっとワクワク。
そんなダメダメな王子ってどんななの?
俺の知ってる王子はキースとレオン。ふたりともすんごくカッコよだし、頭もいいし、頼りになるイケメンだから、そこまでダメな人ってどんななのか興味津々だったりもする。
激オコ宰相さんとその娘さんについては、本当にオコで当たり前だし、ごくごく常識的な人だと思うので、お話あいのメインはこっちになります。
王子は一応来賓代表なんだけど、実際のところはオマケ。いなくて問題ナッシング。
ちょこっと脅し……げふんげふん、デモンストレーションで驚いていただき大人しくなってもらえたら十分なのです。
パンパカパーン!
という感じでぞろぞろと現れたご一行。
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