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サフィ大忙し
ドラゴン召喚!
最初に立ち直ったのはお調子者デーツだった。
「あのう……お聞きしていいでしょうか?」
めっちゃめっちゃへりくだってきましたな。権力とか力とかに弱いタイプなの?
とりあえず一応このノリにのっておいちゃう?
「うむ。くるしうない。聞いてくださるがよき」
「ははあ!呼んで叱る、と仰っておりましたが、ドラゴンライダー様はドラゴンを呼ぶことができるのでしょうか?」
ギーグ、ボーズ、バース、リーグ、ジーンももんの凄い高速でコクコク。
んん?バース?あれ?
バース連合、だったよね?バース……?もしかしてもしかしちゃう?
一旦それは置いておいて。
「呼べまするよ?ドラゴンは俺の眷属ですのでね?退屈だから眷属にしろってうるさいから仕方なく?」
「「「「はああああ?!」」」」
バース勢は分かるけど、なんでギルド長たちまで驚いてるの?
「伝説のドラゴンだぞ?!解決したのも、お前が手懐けたのは聞いた。が、眷属は聞いてねえぞ?!」
「あれ?言ってなかった?やっつけたって言ったでしょお?話し合ったって」
「眷属ってのは、いわゆる召喚獣扱いなんだ。対等どころか、お前の従属ってことになるんだぞ?」
「だって向こうがそうしてくれっていうんだもん。仕方ないでしょお」
クリスが大きくため息をついた。
「ゲイル…………お前の息子、どうにかしてくれ。俺は気が休まらん……」
「うーん……。まあ、悪いことじゃねえんだし、いいんじゃねえか?あいつ気さくでなかなかいい奴だったぞ?なによりすげえキレイだしな」
「………まさかお前も契約したとか言わねえよな?」
「契約?……そういや俺もしたわ。契約したらいつでも呼んでいいって言ってたな」
「お前もかよ、ちきしょう!!二人ともギルド証を出せ!登録すっから!!」
俺とゲイルからギルド証を奪い取ったクリス、激オコ。
どうやらそういうのまで報告しなきゃだったらしい。
だってそんなの教わってないもん。契約したりとか眷属とかが召喚獣扱いだなんて知らなかったんだもん。
「ゲイル、キース、ダメだよちゃんと教えてくれなきゃ」
俺は当たり前のように師匠であるゲイルたちのせいにした。
「いや。俺だって知らなかったんだよ。冒険者資格も便宜上とって、ランク上げってよりむしゃくしゃした時に好き勝手狩ってただけだし。そもそも俺は医者だぞ?」
ゲイルも自分を棚上げした。
「…………すまん。ゲイルが教えているものとばかり……。そういやゲイルも規格外だったんだよなあ。馴染みすぎて失念してた」
素直に謝罪するキース。キースはやはり人間ができておりまするな。
バース勢はといえば、みなさんどこか据わった目でまあるくなって小声でぼそぼそ。
「王国、怖えな…………」
「すぐにでも停戦協定とか友好を結んだ方がいいんじゃねえか?」
「やべえぞ……王国に侵略開始でもされたらあっという間に大陸統一だぜ……」
「大丈夫だよー?王国に攻めてきたりしなければ問題なっしんぐ!」
「「「ひいいいい!!」」」
お声がけしたら文字通りピョーンと飛び上がられてしもうた。俺は怪獣か何かですか?!
余りにビビちりらかされたので、ちょっといたずら心で「ガオー!」ってしてみたら何故か一気に和んだ。
「あ。なんか大丈夫な気がしてきた」
「奇遇だな、俺もだ」
「うん。可愛いから大丈夫だろう」
いや、そこは怖がってよ!
とにもかくにも、ジークはどうやら主にいやんアハン的に可哀そうなことになっておるようなので、ブリードだけを呼んで状況説明を試みることにした。
みんなを脅かさないように、ギルドの裏庭に出る。
冒険者たちも「ドラゴン見たい」とゾロゾロと外に出てきた。
ゲイルはニコニコしながら「子供ができたか聞いてみよう。生まれたら見せて貰おうぜ?きっとかわいいぞ!」などと言っている。そういうことではない。叱るために呼ぶのですよ?
ゲイルの中でブリードは完全に「おれんちのドラゴン」となっているようだ。
俺がドラゴンライダーならば、ゲイルはドラゴンタラシと呼ぶべきだと思う。ゲイルとブリードってば違う意味でラブラブなんだもの。
「じゃあ、ゲイルが呼ぶ?俺は最近呼んだとこだし。ゲイルの方がすぐに来るんじゃない?」
「そうか?じゃあ」
ゲイルは空に向かって大声をあげた。心の中で言えばいいんだけどね。
「ブリードーー!ちょっと話がある!来てくれーー!」
しーん。
ちょっとお茶などを飲もうかと思ったらば、みるみるうちにすんごい魔力の塊が近づいてきた。
クリスもそれを察知したようで「おい!サフィたちの後ろに隠れろ!」と叫ぶ。
俺ツエエのはわかるけど、大人としてそれは如何なものでしょうか?
てゆーか、あれブリードだからいいんだけどね。
ブワッサアアアアア!!
「「「「ヒイイイイイイイ!!!」」」」
俺の後ろで初級冒険者たちは腰を抜かし、残りの冒険者たちは震えながらもしっかりと剣を構えている。
バース君たちは、と見れば、足をガクガクさせながらもしっかりと剣を構えて立っていた。その心意気、ヨシ!
「よお!ブリード!すまんな呼び立てて」
ゲイルがブリードに駆け寄り早速撫でている。
ブリードもそんなゲイルに甘えるように首を絡ませ、鼻を擦り付ける。
「なあに、問題はない。何用だ?おお、サフィとキースもおるではないか!」
「この前はありがとね!今日はね。ブリードにお話があって呼んで貰ったのですよ。
あのね、ブリード。お話があります。ちょっとそこに座りなさい!」
「もう座っておるが?」
ブフォっとキースが吹きだした。
「確かに座ってるな」
「……えっとお、ちゃんとして、ってこと!そんなワンコみたいにゲイルに甘えてないでしっかりと座って!俺はね、オコなのですよ、オコ!」
俺とゲイルとキースには何を言っているか分かるのだが、他のみんなには「ガオー!ギャオスギャオス!フンガー!」みたいに聞こえているようだ。
クリスが恐る恐る俺に聞いてきた。
「ゲイルとキースも話せるのか?」
「うん。キースとか辺境のメンバーとかには話ができるようにしてもらったの。その方が便利でしょ?」
「……便利か……。……うん……そうだな……うん……」
遠い目になったクリス。
ええ?だって今後俺が居ないときいとか、誰も話せないと困るでしょおに。
とにもかくにも、俺はブリードにバース連合がブリードのせいでどんなに困っているのかを説明したのだった。
「あのう……お聞きしていいでしょうか?」
めっちゃめっちゃへりくだってきましたな。権力とか力とかに弱いタイプなの?
とりあえず一応このノリにのっておいちゃう?
「うむ。くるしうない。聞いてくださるがよき」
「ははあ!呼んで叱る、と仰っておりましたが、ドラゴンライダー様はドラゴンを呼ぶことができるのでしょうか?」
ギーグ、ボーズ、バース、リーグ、ジーンももんの凄い高速でコクコク。
んん?バース?あれ?
バース連合、だったよね?バース……?もしかしてもしかしちゃう?
一旦それは置いておいて。
「呼べまするよ?ドラゴンは俺の眷属ですのでね?退屈だから眷属にしろってうるさいから仕方なく?」
「「「「はああああ?!」」」」
バース勢は分かるけど、なんでギルド長たちまで驚いてるの?
「伝説のドラゴンだぞ?!解決したのも、お前が手懐けたのは聞いた。が、眷属は聞いてねえぞ?!」
「あれ?言ってなかった?やっつけたって言ったでしょお?話し合ったって」
「眷属ってのは、いわゆる召喚獣扱いなんだ。対等どころか、お前の従属ってことになるんだぞ?」
「だって向こうがそうしてくれっていうんだもん。仕方ないでしょお」
クリスが大きくため息をついた。
「ゲイル…………お前の息子、どうにかしてくれ。俺は気が休まらん……」
「うーん……。まあ、悪いことじゃねえんだし、いいんじゃねえか?あいつ気さくでなかなかいい奴だったぞ?なによりすげえキレイだしな」
「………まさかお前も契約したとか言わねえよな?」
「契約?……そういや俺もしたわ。契約したらいつでも呼んでいいって言ってたな」
「お前もかよ、ちきしょう!!二人ともギルド証を出せ!登録すっから!!」
俺とゲイルからギルド証を奪い取ったクリス、激オコ。
どうやらそういうのまで報告しなきゃだったらしい。
だってそんなの教わってないもん。契約したりとか眷属とかが召喚獣扱いだなんて知らなかったんだもん。
「ゲイル、キース、ダメだよちゃんと教えてくれなきゃ」
俺は当たり前のように師匠であるゲイルたちのせいにした。
「いや。俺だって知らなかったんだよ。冒険者資格も便宜上とって、ランク上げってよりむしゃくしゃした時に好き勝手狩ってただけだし。そもそも俺は医者だぞ?」
ゲイルも自分を棚上げした。
「…………すまん。ゲイルが教えているものとばかり……。そういやゲイルも規格外だったんだよなあ。馴染みすぎて失念してた」
素直に謝罪するキース。キースはやはり人間ができておりまするな。
バース勢はといえば、みなさんどこか据わった目でまあるくなって小声でぼそぼそ。
「王国、怖えな…………」
「すぐにでも停戦協定とか友好を結んだ方がいいんじゃねえか?」
「やべえぞ……王国に侵略開始でもされたらあっという間に大陸統一だぜ……」
「大丈夫だよー?王国に攻めてきたりしなければ問題なっしんぐ!」
「「「ひいいいい!!」」」
お声がけしたら文字通りピョーンと飛び上がられてしもうた。俺は怪獣か何かですか?!
余りにビビちりらかされたので、ちょっといたずら心で「ガオー!」ってしてみたら何故か一気に和んだ。
「あ。なんか大丈夫な気がしてきた」
「奇遇だな、俺もだ」
「うん。可愛いから大丈夫だろう」
いや、そこは怖がってよ!
とにもかくにも、ジークはどうやら主にいやんアハン的に可哀そうなことになっておるようなので、ブリードだけを呼んで状況説明を試みることにした。
みんなを脅かさないように、ギルドの裏庭に出る。
冒険者たちも「ドラゴン見たい」とゾロゾロと外に出てきた。
ゲイルはニコニコしながら「子供ができたか聞いてみよう。生まれたら見せて貰おうぜ?きっとかわいいぞ!」などと言っている。そういうことではない。叱るために呼ぶのですよ?
ゲイルの中でブリードは完全に「おれんちのドラゴン」となっているようだ。
俺がドラゴンライダーならば、ゲイルはドラゴンタラシと呼ぶべきだと思う。ゲイルとブリードってば違う意味でラブラブなんだもの。
「じゃあ、ゲイルが呼ぶ?俺は最近呼んだとこだし。ゲイルの方がすぐに来るんじゃない?」
「そうか?じゃあ」
ゲイルは空に向かって大声をあげた。心の中で言えばいいんだけどね。
「ブリードーー!ちょっと話がある!来てくれーー!」
しーん。
ちょっとお茶などを飲もうかと思ったらば、みるみるうちにすんごい魔力の塊が近づいてきた。
クリスもそれを察知したようで「おい!サフィたちの後ろに隠れろ!」と叫ぶ。
俺ツエエのはわかるけど、大人としてそれは如何なものでしょうか?
てゆーか、あれブリードだからいいんだけどね。
ブワッサアアアアア!!
「「「「ヒイイイイイイイ!!!」」」」
俺の後ろで初級冒険者たちは腰を抜かし、残りの冒険者たちは震えながらもしっかりと剣を構えている。
バース君たちは、と見れば、足をガクガクさせながらもしっかりと剣を構えて立っていた。その心意気、ヨシ!
「よお!ブリード!すまんな呼び立てて」
ゲイルがブリードに駆け寄り早速撫でている。
ブリードもそんなゲイルに甘えるように首を絡ませ、鼻を擦り付ける。
「なあに、問題はない。何用だ?おお、サフィとキースもおるではないか!」
「この前はありがとね!今日はね。ブリードにお話があって呼んで貰ったのですよ。
あのね、ブリード。お話があります。ちょっとそこに座りなさい!」
「もう座っておるが?」
ブフォっとキースが吹きだした。
「確かに座ってるな」
「……えっとお、ちゃんとして、ってこと!そんなワンコみたいにゲイルに甘えてないでしっかりと座って!俺はね、オコなのですよ、オコ!」
俺とゲイルとキースには何を言っているか分かるのだが、他のみんなには「ガオー!ギャオスギャオス!フンガー!」みたいに聞こえているようだ。
クリスが恐る恐る俺に聞いてきた。
「ゲイルとキースも話せるのか?」
「うん。キースとか辺境のメンバーとかには話ができるようにしてもらったの。その方が便利でしょ?」
「……便利か……。……うん……そうだな……うん……」
遠い目になったクリス。
ええ?だって今後俺が居ないときいとか、誰も話せないと困るでしょおに。
とにもかくにも、俺はブリードにバース連合がブリードのせいでどんなに困っているのかを説明したのだった。
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