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迷える羊
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なんのために生きているんだろうと思うことがよくある。
インスタグラムを開くと、高校までは同じような世界で生きていた友達も
結婚していたり、仕事をしていたり、引っ越したり、
自分の知らない子と写っているような写真や、新しい趣味、新しい恋人、
車を買ったとか、どこに旅行に行ったとか、どんな飯を食ったとか
そんなことが早送りで流れて消えていくようで
人がそれぞれの人生を生きていく中で、私には夢がない。
正確には、やりたいことがない。
本当のとこ、やりたいことはあったのだけれど
もうそれは、とっくのとうに他の誰かにやられていて、
そしてやり尽くされていると知って
新しく自分がやれることはもうない
私には興味の持てることと、持てないことがある。
好きなことと、嫌いなこともあるし
向いているものと不向きなものもあって、
その中で、自分の好きなことや向いているようなことは
すでに飽和している。
それは、ジュエリーのデザインであったり、
ファッションの世界であったり、芸術の世界であるけれど
もうすでにやり尽くされている。
ある日、山口遼さん著の『ジュエリーの歴史」という本を読んだ。
日本と、世界の宝石やジュエリーの歴史について、その業界の人だからわかるような
ことも書いてあった。
デザインは型が決まっている。すでにもうやり尽くされて新しいものを
作る余地はほとんどない。みんな、すでにあるものの中から
どこかを少しアレンジして、それをオリジナルといって出している。
こうなるともう私のやりたいことではない。
でも0から何かを作るのは大変なことだ。
大抵のことはもう型がある。それに沿って何かをするのは
決して悪いことではないけれど
はっきりいってやる気が出ない。そそられない。
こんなわがまま勝手を言い出すと、クリエイティブなことは
趣味程度で気が向いた時にでもやればいい
という答えになってしまう。
情熱を持てるような仕事、恋人、夢、趣味、
それがない。
こういう時の打開策は、新しい世界を知ること。
環境を変えるのが一番手取り早い。
新しい場所、新しい出会い、新しいことへの挑戦。
でもそれをするためには、日本はなんて閉鎖された国なのだろう。
私はスペイン人やギリシャ人、インド人と話したくても
そこら辺を彼らが闊歩しているわけではない。
言語の壁、島国の壁、経済の壁、
壁に阻まれている気持ちになる。
この壁を飛び越える勇気は、私にはちゃんとある。
だけど無計画のまま、海外に飛び出すというのは
すでに経験済みだ。
それは相当なリフレッシュにはなるけれど、
新しい何かを見つけられるかどうか保証はない。
どこへ行っても、結局は自分次第で、
何か目的を持たないと、どこへ行っても無意味になる。
心を燃やせるようなもの、
情熱をかけれるようなもの、
夢中になって没頭できるものは
どこにあるのだろうか。
変化の激しい現代において、
何を信じたらよいのかも日々悩んでいる。
結果、真理に裏打ちされたもの以外は、
なにも信じられるものなどない
ことだけがわかった。
他人ではなく、自分自身を自分で頼れる人間にまで
作り上げること。
自分が死ぬまで付き合う相手は、ほかの誰でもない
自分自身なのだから、自分を育てないでどうするというのだろう。
一生、精神的に楽になれることなどない。
無は安らかなもの
なににも執着せず、他人の欲望を真似せず
偏見を持たず、思い込みや決めつけを辞め
ただ自分の情熱を燃やせるものだけに
集中したいのに、その対象が見つからない。
私はすごく迷っている。
迷える羊のように
インスタグラムを開くと、高校までは同じような世界で生きていた友達も
結婚していたり、仕事をしていたり、引っ越したり、
自分の知らない子と写っているような写真や、新しい趣味、新しい恋人、
車を買ったとか、どこに旅行に行ったとか、どんな飯を食ったとか
そんなことが早送りで流れて消えていくようで
人がそれぞれの人生を生きていく中で、私には夢がない。
正確には、やりたいことがない。
本当のとこ、やりたいことはあったのだけれど
もうそれは、とっくのとうに他の誰かにやられていて、
そしてやり尽くされていると知って
新しく自分がやれることはもうない
私には興味の持てることと、持てないことがある。
好きなことと、嫌いなこともあるし
向いているものと不向きなものもあって、
その中で、自分の好きなことや向いているようなことは
すでに飽和している。
それは、ジュエリーのデザインであったり、
ファッションの世界であったり、芸術の世界であるけれど
もうすでにやり尽くされている。
ある日、山口遼さん著の『ジュエリーの歴史」という本を読んだ。
日本と、世界の宝石やジュエリーの歴史について、その業界の人だからわかるような
ことも書いてあった。
デザインは型が決まっている。すでにもうやり尽くされて新しいものを
作る余地はほとんどない。みんな、すでにあるものの中から
どこかを少しアレンジして、それをオリジナルといって出している。
こうなるともう私のやりたいことではない。
でも0から何かを作るのは大変なことだ。
大抵のことはもう型がある。それに沿って何かをするのは
決して悪いことではないけれど
はっきりいってやる気が出ない。そそられない。
こんなわがまま勝手を言い出すと、クリエイティブなことは
趣味程度で気が向いた時にでもやればいい
という答えになってしまう。
情熱を持てるような仕事、恋人、夢、趣味、
それがない。
こういう時の打開策は、新しい世界を知ること。
環境を変えるのが一番手取り早い。
新しい場所、新しい出会い、新しいことへの挑戦。
でもそれをするためには、日本はなんて閉鎖された国なのだろう。
私はスペイン人やギリシャ人、インド人と話したくても
そこら辺を彼らが闊歩しているわけではない。
言語の壁、島国の壁、経済の壁、
壁に阻まれている気持ちになる。
この壁を飛び越える勇気は、私にはちゃんとある。
だけど無計画のまま、海外に飛び出すというのは
すでに経験済みだ。
それは相当なリフレッシュにはなるけれど、
新しい何かを見つけられるかどうか保証はない。
どこへ行っても、結局は自分次第で、
何か目的を持たないと、どこへ行っても無意味になる。
心を燃やせるようなもの、
情熱をかけれるようなもの、
夢中になって没頭できるものは
どこにあるのだろうか。
変化の激しい現代において、
何を信じたらよいのかも日々悩んでいる。
結果、真理に裏打ちされたもの以外は、
なにも信じられるものなどない
ことだけがわかった。
他人ではなく、自分自身を自分で頼れる人間にまで
作り上げること。
自分が死ぬまで付き合う相手は、ほかの誰でもない
自分自身なのだから、自分を育てないでどうするというのだろう。
一生、精神的に楽になれることなどない。
無は安らかなもの
なににも執着せず、他人の欲望を真似せず
偏見を持たず、思い込みや決めつけを辞め
ただ自分の情熱を燃やせるものだけに
集中したいのに、その対象が見つからない。
私はすごく迷っている。
迷える羊のように
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