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転生勇者親衛隊長の憂鬱(43)
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43
バネッサと手分けをして、マルコは女子戦士団寮内の掃除をした。
シレンの部屋は、バネッサが手出しをさせてくれなかったので、シレンの部屋以外の使われていない個室の掃除だ。
一通り、掃除が終わったので、マルコは風呂から上がって着替えているシレンを、一階のロビーで待った。
シレンと入れ替わりに、バネッサが、大浴場の掃除に行く。
バネッサは、やはり、マルコには大浴場の掃除は手伝わせてくれなかった。
バネッサの仕事は手際が良い。着替えるだけのはずのシレンより先に、大浴場の掃除を終わらせたバネッサが、ロビーのマルコの元を訪れる。
バネッサは、もじもじした様子で、マルコの前に立った。
「何?」
と、マルコは水を向ける。
「ありがと」
と、ぶっきらぼうに、バネッサはマルコに礼を言った。
変にこじれていたシレンとの関係が、修復できて嬉しかったのだろう。
けれども、最初、侵入者としてマルコをとらえてしまった手前、素直には礼を言いづらい。そのようなところか。
マルコがオフィーリアの部下なのだとすると、バネッサは、王宮勤めの先輩にもあたる。
マルコは、バネッサに、「高いよ。一つ貸しね」と笑いかけた。
「覚えとく」
時間がおしていたバネッサは、慌てて次の受け持ち場所へ向かうため、女子戦士団寮を出て行った。
「待たせたな」
入れ替わりに、シレンが階段を降りてきた。
先日羽織った上着だけでなく、ズボンもシャツも、ゴンのお古を身に付けていた。
もちろん、帽子もだ。赤と黄の派手な模様のバンダナもつけている。
すっかり、西部劇の悪役だ。
もともとの持ち主である、ダンの息子、ゴンのセンスに難があるのかも知れない。
逆にちょっと、目をあわせないようにしようとか、近づかないようにしようと思ってしまうので、シレンの周りに人だかりができないようにするという本来の目的に対しては、むしろ良い方向に作用している。
「どうだろう?」と、シレン。
「完璧。誰もシレンとは思わないよ」
マルコとシレンは、女戦士団寮を後にした。
王宮の敷地を出る北の跳ね橋が見える手前で、マルコは、シレンに「試してみよう」と、話を持ちかけた。
「少ししてから来て」
マルコは、シレンをその場に残して走り出す。
マルコが先に跳ね橋を渡り、シレンが後から、マルコとは無関係を装って跳ね橋を渡ろうとした場合、警備兵は、シレンだと見抜けるか見抜けないかという実験だ。
少しでも疑問を感じたならば、警備兵たちは、シレンに対して職務質問をするはずだ。
もし、町側から、無理矢理、王宮へ渡ろうとする不審者であるならば、警備兵たちは、打ち据えることすらあるだろう。
基本は、刺股で挟んで、堀へ突き落とす。
けれども、今回の場合は、王宮側から外へ出ようとする素性不明者だ。
王宮側にいると言うことは、既に誰かが、どこかの橋を渡したということになる。
一応、穏便に素性を確認しようとするはずだ。
いきなり、シレンを打ち据えるような無茶はしないはずである。
警備兵たちは、橋の道幅の左右に別れて、向き合いながら立っている。
道の両側から刺股をそれぞれが突き出せば、簡易的な通行止めができる距離である。
マルコは、手前側の警備兵に、用事が済んだので帰る旨を伝えて、跳ね橋を渡りだした。
跳ね橋は、およそ二十メートルの長さがある。それぞれの岸にある滑車を人力で回せば、橋は中央で半分ずつに割れて、堀の両岸に垂直に立っていくという仕組みである。
片側約十メートルだが、真ん中で橋と橋の隙間から人が落ちてしまわないよう、一方の橋が、もう一方の橋の上に、ほんの少しだけ被さる構造だ。
巻き上げる際は上になる側の橋から先に巻き上げ、降ろす際には上になる側の橋を後に降ろす。
但し、本当の緊急事態の際には、どちらから上げるという順番は気にせず、とにかく少しでも早く巻き上げる。一方の橋の上に被さる部分は、下から押されれば、蝶番でパタンとめくれるように稼働して、壊れないように細工されていた。
有事にあっては、不審者を通過させないことが第一だ。
マルコは、ゆっくりと橋を渡った。
そろそろ、シレンが来るはずだったが、振り返らない。
はたして、マルコの前方に立つ、警備兵たちに動きがあった。
一人が、いつでも巻き上げられるようにと巻上機にとりつき、もう一人が、刺股を前に向けて、マルコの方へ駈けてくる。より正確には、マルコの背後へ向かってだ。
マルコは、振り返った。
王宮側の警備兵たちが、刺股を交差させて、橋を閉鎖している。
刺股に行く手を阻まれる形で、シレンが、通せんぼされていた。
素性を示されたい、とか何とか、警備兵の緊張した誰何の声が聞こえる。
マルコは、「待って待って」と、対岸の警備兵が駆けつけてくるより早く、シレンの元へ駆け戻った。
「その人は、怪しい者じゃありません。転生勇者様です」
駆けながら、シレンに帽子とバンダナをとるよう、身振りで促す。
シレンが帽子とバンダナを外した。
シレンの髪の毛は、首の後ろで束ねてあったため、長髪がこぼれ落ちるという事は無かったが、露わになった顔立ちに、警備兵たちは、シレンだとすぐ理解した。
刺股の通せんぼを解き、シレンに対して直立不動の姿勢を取る。
マルコはシレンに駆け寄ると、「いえーい」とハイタッチをした。
「うまくいったね」
普段、見たことのないシレンの気さくな態度に、警備兵たちは驚いている。
「どういうことでしょう?」
警備兵の一人が、問いを発した。
「お忍びのご視察です」
マルコは、事情を説明した。
「今後、転生勇者様は、このような服装で出かける機会が多くなります。ご承知おき下さい」
「はぁ」と、警備兵は、狐につままれたような面持ちで、返事をした。
慌てて、駆けてきた対岸の警備兵も、きょとんとしている。
シレンは、帽子を被り、バンダナをつけ直した。
「では、行ってきます」
マルコは、シレンと跳ね橋を渡った。
駆け寄ってきた警備兵も、対岸の自分の持ち場へ戻るべく、一緒に橋を渡る。
まだ、巻上機にとりついていた町側の警備兵が、事情が分からず、戻ってきた自分の相棒に、目で「大丈夫か?」と問うている。
相棒は、軽く顎を下げ、頷いた。
マルコは、「行ってきます」と、巻き上げ機脇の警備兵に声をかけた。
シレンは、「ご苦労様です」と、ねぎらいの言葉をかけた。
マルコとシレンは、クスクスと笑い合った。
二人は、跳ね橋を渡りきった。
バネッサと手分けをして、マルコは女子戦士団寮内の掃除をした。
シレンの部屋は、バネッサが手出しをさせてくれなかったので、シレンの部屋以外の使われていない個室の掃除だ。
一通り、掃除が終わったので、マルコは風呂から上がって着替えているシレンを、一階のロビーで待った。
シレンと入れ替わりに、バネッサが、大浴場の掃除に行く。
バネッサは、やはり、マルコには大浴場の掃除は手伝わせてくれなかった。
バネッサの仕事は手際が良い。着替えるだけのはずのシレンより先に、大浴場の掃除を終わらせたバネッサが、ロビーのマルコの元を訪れる。
バネッサは、もじもじした様子で、マルコの前に立った。
「何?」
と、マルコは水を向ける。
「ありがと」
と、ぶっきらぼうに、バネッサはマルコに礼を言った。
変にこじれていたシレンとの関係が、修復できて嬉しかったのだろう。
けれども、最初、侵入者としてマルコをとらえてしまった手前、素直には礼を言いづらい。そのようなところか。
マルコがオフィーリアの部下なのだとすると、バネッサは、王宮勤めの先輩にもあたる。
マルコは、バネッサに、「高いよ。一つ貸しね」と笑いかけた。
「覚えとく」
時間がおしていたバネッサは、慌てて次の受け持ち場所へ向かうため、女子戦士団寮を出て行った。
「待たせたな」
入れ替わりに、シレンが階段を降りてきた。
先日羽織った上着だけでなく、ズボンもシャツも、ゴンのお古を身に付けていた。
もちろん、帽子もだ。赤と黄の派手な模様のバンダナもつけている。
すっかり、西部劇の悪役だ。
もともとの持ち主である、ダンの息子、ゴンのセンスに難があるのかも知れない。
逆にちょっと、目をあわせないようにしようとか、近づかないようにしようと思ってしまうので、シレンの周りに人だかりができないようにするという本来の目的に対しては、むしろ良い方向に作用している。
「どうだろう?」と、シレン。
「完璧。誰もシレンとは思わないよ」
マルコとシレンは、女戦士団寮を後にした。
王宮の敷地を出る北の跳ね橋が見える手前で、マルコは、シレンに「試してみよう」と、話を持ちかけた。
「少ししてから来て」
マルコは、シレンをその場に残して走り出す。
マルコが先に跳ね橋を渡り、シレンが後から、マルコとは無関係を装って跳ね橋を渡ろうとした場合、警備兵は、シレンだと見抜けるか見抜けないかという実験だ。
少しでも疑問を感じたならば、警備兵たちは、シレンに対して職務質問をするはずだ。
もし、町側から、無理矢理、王宮へ渡ろうとする不審者であるならば、警備兵たちは、打ち据えることすらあるだろう。
基本は、刺股で挟んで、堀へ突き落とす。
けれども、今回の場合は、王宮側から外へ出ようとする素性不明者だ。
王宮側にいると言うことは、既に誰かが、どこかの橋を渡したということになる。
一応、穏便に素性を確認しようとするはずだ。
いきなり、シレンを打ち据えるような無茶はしないはずである。
警備兵たちは、橋の道幅の左右に別れて、向き合いながら立っている。
道の両側から刺股をそれぞれが突き出せば、簡易的な通行止めができる距離である。
マルコは、手前側の警備兵に、用事が済んだので帰る旨を伝えて、跳ね橋を渡りだした。
跳ね橋は、およそ二十メートルの長さがある。それぞれの岸にある滑車を人力で回せば、橋は中央で半分ずつに割れて、堀の両岸に垂直に立っていくという仕組みである。
片側約十メートルだが、真ん中で橋と橋の隙間から人が落ちてしまわないよう、一方の橋が、もう一方の橋の上に、ほんの少しだけ被さる構造だ。
巻き上げる際は上になる側の橋から先に巻き上げ、降ろす際には上になる側の橋を後に降ろす。
但し、本当の緊急事態の際には、どちらから上げるという順番は気にせず、とにかく少しでも早く巻き上げる。一方の橋の上に被さる部分は、下から押されれば、蝶番でパタンとめくれるように稼働して、壊れないように細工されていた。
有事にあっては、不審者を通過させないことが第一だ。
マルコは、ゆっくりと橋を渡った。
そろそろ、シレンが来るはずだったが、振り返らない。
はたして、マルコの前方に立つ、警備兵たちに動きがあった。
一人が、いつでも巻き上げられるようにと巻上機にとりつき、もう一人が、刺股を前に向けて、マルコの方へ駈けてくる。より正確には、マルコの背後へ向かってだ。
マルコは、振り返った。
王宮側の警備兵たちが、刺股を交差させて、橋を閉鎖している。
刺股に行く手を阻まれる形で、シレンが、通せんぼされていた。
素性を示されたい、とか何とか、警備兵の緊張した誰何の声が聞こえる。
マルコは、「待って待って」と、対岸の警備兵が駆けつけてくるより早く、シレンの元へ駆け戻った。
「その人は、怪しい者じゃありません。転生勇者様です」
駆けながら、シレンに帽子とバンダナをとるよう、身振りで促す。
シレンが帽子とバンダナを外した。
シレンの髪の毛は、首の後ろで束ねてあったため、長髪がこぼれ落ちるという事は無かったが、露わになった顔立ちに、警備兵たちは、シレンだとすぐ理解した。
刺股の通せんぼを解き、シレンに対して直立不動の姿勢を取る。
マルコはシレンに駆け寄ると、「いえーい」とハイタッチをした。
「うまくいったね」
普段、見たことのないシレンの気さくな態度に、警備兵たちは驚いている。
「どういうことでしょう?」
警備兵の一人が、問いを発した。
「お忍びのご視察です」
マルコは、事情を説明した。
「今後、転生勇者様は、このような服装で出かける機会が多くなります。ご承知おき下さい」
「はぁ」と、警備兵は、狐につままれたような面持ちで、返事をした。
慌てて、駆けてきた対岸の警備兵も、きょとんとしている。
シレンは、帽子を被り、バンダナをつけ直した。
「では、行ってきます」
マルコは、シレンと跳ね橋を渡った。
駆け寄ってきた警備兵も、対岸の自分の持ち場へ戻るべく、一緒に橋を渡る。
まだ、巻上機にとりついていた町側の警備兵が、事情が分からず、戻ってきた自分の相棒に、目で「大丈夫か?」と問うている。
相棒は、軽く顎を下げ、頷いた。
マルコは、「行ってきます」と、巻き上げ機脇の警備兵に声をかけた。
シレンは、「ご苦労様です」と、ねぎらいの言葉をかけた。
マルコとシレンは、クスクスと笑い合った。
二人は、跳ね橋を渡りきった。
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