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第一回転生勇者シレン杯決勝リーグ参加者決定(75~77)
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75
王都の住人に、『転生勇者シレン杯開催決定』を知らせた際の『転生勇者新聞』は、号外として、王都の住民だけでなく、王都を訪れた観光客に対しても、無料で配られた。
『転生勇者新聞』は、転生勇者親衛隊という名前のシレンファンクラブの会報誌だ。
基本的に、王都の住民であれば、家族の誰かは隊員になっているので、ほぼ確実に皆が目にする、情報の伝達手段となっている。
日々の転生勇者様の動向や今後の予定などが主な記事であり、月刊だ。
何も記載するべき内容がない場合は薄くなり、情報が多い場合は厚くなる。
実際は、事務方が仕事をしているが、公的な編集長は、転生勇者親衛隊長となっていた。
要するに、セーブル王子だ。
先月は、『転生勇者シレン杯開催決定』の号外と、シレン杯の詳細や転生勇者様の新たな取り組みであるサプライズパレードの実施などについて記載された通常号の、二回発行された。
本来、号外の発行は、極めてまれである。
だが、今回、二か月続けての号外の発行が行われた。
号外の見出しは、『第一回転生勇者シレン杯決勝リーグ参加者決定』だ。
戦士団員たちによる総当たり戦と一般枠トーナメントの結果を踏まえた、決勝リーグ出場者たちの対戦トーナメント表が大きく掲載されている。
出場者たちの簡単なプロフィールやキャッチコピー、一言コメントも掲載されていた。
マルコは、号外を、ダン・スラゼントスから朝食の食卓で渡された。
ダンが、昨夜遅く、王宮から持ち帰ったのだ。
昨夜のダンの帰宅は、マルコとカチェリーナが寝静まった後だった。
一般枠からの決勝リーグへの参加者を決定する会議が、深夜まで行われていたためだ。
「陛下に押し切られた」
何か、言い訳めいた言葉と一緒に、ダンは、マルコとオフィーリアに号外を手渡した。
昨夜、遅くまでダンが帰宅しなかった理由は、正確には、会議が長引いたためではなく、決定事項を発表するための媒体である、転生勇者新聞の号外の試し刷りの印刷を、刷り上がるまで待っていたためだった。
試し刷りに誤りがあれば、そこで最終的な校正が行われる。
現時点では校正は済み、本日中には観光客にも号外として配布されるべく、今頃は必死に刷られているはずだ。したがって、修正は、もう間に合わない。
王都の一般家庭のポストには、早いところでは、すでに配られているだろう。
遅くとも、現在進行形で配達されているはずである。
スラゼントス邸のポストにも、試し刷りではなく本刷り版が、きっと届いている。
決勝リーグの出場者は総勢八名。
トーナメント戦であるため、三戦勝利すれば、優勝だ。
マルコとカチェリーナは、号外の試し刷りを、それぞれ開いた。
「あーたっ!」
と、マルコが号外をよく見るよりも早く、オフィーリアが怒声をあげた。
ダンが身をすくめる。
「あれっ?」と、マルコも声をあげた。
参加者に、マルコの名前が入っていた。
76
第一試合 シレン(転生勇者) 対 アンディー(戦士団若手四天王)
第二試合 ビリー(戦士団若手四天王) 対 チャーリー(戦士団若手四天王)
第三試合 ペペロ(戦士団若手四天王) 対 マルコ(転生勇者マネージャー)
第四試合 ナックルス(一般枠参加者) 対 セーブル(アスラハン王国王子)
77
「こ・れ・は」と一文字ずつ口に出しながら、オフィーリアが、新聞を指でつついた。
「どういうことかしら?」
ダンは、ますます首をすくめた。
「いや、だから陛下がね。マルコは王国のツートップよりも強いんだから、実質、アスラハン最強だろう、って。なら、出さぬ手はないだろう、って強く仰るから」
「その強いとは、意味が違うってわかるわよね?」
「はい」
ダンの首は、さらに縮んだ。ほとんど、めりこんでいる。
「マルコさんが闘えるわけないでしょ。すぐ、とりやめにしてきなさいっ!」
オフィーリアは、食卓に拳を叩き付けた。
並べられた朝食の皿が、一瞬、宙に浮く。
ダンの首が、ぴょんと伸びた。
「いや、でも、もう配られちゃってるし」
「回収してきなさい!」
「無理だよぉ」
ダンは、泣きべそだ。
ダンが、昨夜、遅く帰った本当の理由は、こうなることが分かっていて、家に帰りたくなかったためだろう。仕事と家庭の板挟みである。
マルコに対する、完全にセディークの意趣返しだ。
「もう結構! セディークのところにはわたしが行きます!」
オフィーリアは、エプロンを外して、食卓に置いた。
「いいよ。オフィーリアさん」
マルコが、のんびりとした声を出す。
「相手は、にいちゃんだ。きっと、痛い目にはあわされないよ。自分から線を越えたっていいし」
「うんうん。儂も、そう思って、相手をペペロにしておいたんだ」
キッ、と、オフィーリアが、ダンを睨んだ。
ということは、対戦カードは恣意的である。
公正な抽選の結果ではまったくない。
なるほど、シレンとセーブルは、最高の舞台である決勝戦まで対戦しない。
また、一般枠参加者には、王子と対戦する栄誉も与えられている。
負けても、十分な土産話だ。
本当は、シレンと一般枠対戦者を闘わせるべきだが、一回戦ぐらいで転生勇者様と闘えてしまったら、ありがたみが薄れてしまう。
決勝戦まで進めば闘えるぐらいがちょうどいいだろう。
「それに王妃様が、きっと怒ってくれてるよ」
もちろん、今回の案件は、ダンとセディークを叱らないという約束の外である。
オフィーリアとカチェリーナが怒ったからといって、約束を反故にするなどとは言わせない。
ところで、号外は、新聞紙一枚だ。
表面は、トーナメント表。
裏面が、出場者たちの簡単なプロフィールやキャッチコピー、一言コメントの掲載だ。
例えば、セーブルのキャッチコピーとコメントは、
『キャッチコピー:王国の後継者
意気込みを一言:転生勇者親衛隊長として負けるわけにはいきません』とある。
「あはははは。王子、自分でばらしてるよ」とマルコ。
「だから、周知の事実なのよ」
オフィーリアが、そう言った。
ちなみに、マルコは、
『キャッチコピー:転生勇者に、もっとも近い男
意気込みを一言:シレンは誰にも渡さない』だ。
「うわぁ!」と自分のコメント欄を読んで、マルコは悲鳴を上げた。
「こんなこと、ぼく、一言も言ってないよ。エリスに見られたら殺される!」
もちろん、エリスは見るに決まっていた。
面白がって、ベティが何を言うかも分かったものではない。
キャッチコピーもコメントも、親衛隊の編集担当が適当にでっち上げたものだ。
ただ、読む人は、事実を知らない。
新聞に嘘が書かれているわけないだろう、ぐらいの認識だ。
もちろん、エリスもだ。
まさか、架空のコメントが掲載されているとは思わないだろう。
少なくとも、取材をした上で記事は書かれるものだと思っているはずだ。
さすがに、一般枠参加者に対してのみは、本当に取材が行われている。
ナックルス氏は、
『キャッチコピー:民間最強!
意気込みを一言:精一杯頑張ります』
なるほど、一般人らしく、面白みのないコメントだ。
これならば、マルコのコメントの方が、よほど気が利いている。
シレンの場合は、
『キャッチコピー:まだ誰のわたしでもありません
意気込みを一言:誰かわたしを倒してみろ』だった。
なんだろうなぁ。
若手四天王のキャッチコピーとコメントは、本当につまらないので省略する。
「今日、ぼく、エリスのところに行ってきていい?」
いても立っても居られなくなって、マルコは、オフィーリアに相談した。
「いいですとも。早く誤解を解いていらっしゃい」
「ありがとう」
そういうことになった。
王都の住人に、『転生勇者シレン杯開催決定』を知らせた際の『転生勇者新聞』は、号外として、王都の住民だけでなく、王都を訪れた観光客に対しても、無料で配られた。
『転生勇者新聞』は、転生勇者親衛隊という名前のシレンファンクラブの会報誌だ。
基本的に、王都の住民であれば、家族の誰かは隊員になっているので、ほぼ確実に皆が目にする、情報の伝達手段となっている。
日々の転生勇者様の動向や今後の予定などが主な記事であり、月刊だ。
何も記載するべき内容がない場合は薄くなり、情報が多い場合は厚くなる。
実際は、事務方が仕事をしているが、公的な編集長は、転生勇者親衛隊長となっていた。
要するに、セーブル王子だ。
先月は、『転生勇者シレン杯開催決定』の号外と、シレン杯の詳細や転生勇者様の新たな取り組みであるサプライズパレードの実施などについて記載された通常号の、二回発行された。
本来、号外の発行は、極めてまれである。
だが、今回、二か月続けての号外の発行が行われた。
号外の見出しは、『第一回転生勇者シレン杯決勝リーグ参加者決定』だ。
戦士団員たちによる総当たり戦と一般枠トーナメントの結果を踏まえた、決勝リーグ出場者たちの対戦トーナメント表が大きく掲載されている。
出場者たちの簡単なプロフィールやキャッチコピー、一言コメントも掲載されていた。
マルコは、号外を、ダン・スラゼントスから朝食の食卓で渡された。
ダンが、昨夜遅く、王宮から持ち帰ったのだ。
昨夜のダンの帰宅は、マルコとカチェリーナが寝静まった後だった。
一般枠からの決勝リーグへの参加者を決定する会議が、深夜まで行われていたためだ。
「陛下に押し切られた」
何か、言い訳めいた言葉と一緒に、ダンは、マルコとオフィーリアに号外を手渡した。
昨夜、遅くまでダンが帰宅しなかった理由は、正確には、会議が長引いたためではなく、決定事項を発表するための媒体である、転生勇者新聞の号外の試し刷りの印刷を、刷り上がるまで待っていたためだった。
試し刷りに誤りがあれば、そこで最終的な校正が行われる。
現時点では校正は済み、本日中には観光客にも号外として配布されるべく、今頃は必死に刷られているはずだ。したがって、修正は、もう間に合わない。
王都の一般家庭のポストには、早いところでは、すでに配られているだろう。
遅くとも、現在進行形で配達されているはずである。
スラゼントス邸のポストにも、試し刷りではなく本刷り版が、きっと届いている。
決勝リーグの出場者は総勢八名。
トーナメント戦であるため、三戦勝利すれば、優勝だ。
マルコとカチェリーナは、号外の試し刷りを、それぞれ開いた。
「あーたっ!」
と、マルコが号外をよく見るよりも早く、オフィーリアが怒声をあげた。
ダンが身をすくめる。
「あれっ?」と、マルコも声をあげた。
参加者に、マルコの名前が入っていた。
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第一試合 シレン(転生勇者) 対 アンディー(戦士団若手四天王)
第二試合 ビリー(戦士団若手四天王) 対 チャーリー(戦士団若手四天王)
第三試合 ペペロ(戦士団若手四天王) 対 マルコ(転生勇者マネージャー)
第四試合 ナックルス(一般枠参加者) 対 セーブル(アスラハン王国王子)
77
「こ・れ・は」と一文字ずつ口に出しながら、オフィーリアが、新聞を指でつついた。
「どういうことかしら?」
ダンは、ますます首をすくめた。
「いや、だから陛下がね。マルコは王国のツートップよりも強いんだから、実質、アスラハン最強だろう、って。なら、出さぬ手はないだろう、って強く仰るから」
「その強いとは、意味が違うってわかるわよね?」
「はい」
ダンの首は、さらに縮んだ。ほとんど、めりこんでいる。
「マルコさんが闘えるわけないでしょ。すぐ、とりやめにしてきなさいっ!」
オフィーリアは、食卓に拳を叩き付けた。
並べられた朝食の皿が、一瞬、宙に浮く。
ダンの首が、ぴょんと伸びた。
「いや、でも、もう配られちゃってるし」
「回収してきなさい!」
「無理だよぉ」
ダンは、泣きべそだ。
ダンが、昨夜、遅く帰った本当の理由は、こうなることが分かっていて、家に帰りたくなかったためだろう。仕事と家庭の板挟みである。
マルコに対する、完全にセディークの意趣返しだ。
「もう結構! セディークのところにはわたしが行きます!」
オフィーリアは、エプロンを外して、食卓に置いた。
「いいよ。オフィーリアさん」
マルコが、のんびりとした声を出す。
「相手は、にいちゃんだ。きっと、痛い目にはあわされないよ。自分から線を越えたっていいし」
「うんうん。儂も、そう思って、相手をペペロにしておいたんだ」
キッ、と、オフィーリアが、ダンを睨んだ。
ということは、対戦カードは恣意的である。
公正な抽選の結果ではまったくない。
なるほど、シレンとセーブルは、最高の舞台である決勝戦まで対戦しない。
また、一般枠参加者には、王子と対戦する栄誉も与えられている。
負けても、十分な土産話だ。
本当は、シレンと一般枠対戦者を闘わせるべきだが、一回戦ぐらいで転生勇者様と闘えてしまったら、ありがたみが薄れてしまう。
決勝戦まで進めば闘えるぐらいがちょうどいいだろう。
「それに王妃様が、きっと怒ってくれてるよ」
もちろん、今回の案件は、ダンとセディークを叱らないという約束の外である。
オフィーリアとカチェリーナが怒ったからといって、約束を反故にするなどとは言わせない。
ところで、号外は、新聞紙一枚だ。
表面は、トーナメント表。
裏面が、出場者たちの簡単なプロフィールやキャッチコピー、一言コメントの掲載だ。
例えば、セーブルのキャッチコピーとコメントは、
『キャッチコピー:王国の後継者
意気込みを一言:転生勇者親衛隊長として負けるわけにはいきません』とある。
「あはははは。王子、自分でばらしてるよ」とマルコ。
「だから、周知の事実なのよ」
オフィーリアが、そう言った。
ちなみに、マルコは、
『キャッチコピー:転生勇者に、もっとも近い男
意気込みを一言:シレンは誰にも渡さない』だ。
「うわぁ!」と自分のコメント欄を読んで、マルコは悲鳴を上げた。
「こんなこと、ぼく、一言も言ってないよ。エリスに見られたら殺される!」
もちろん、エリスは見るに決まっていた。
面白がって、ベティが何を言うかも分かったものではない。
キャッチコピーもコメントも、親衛隊の編集担当が適当にでっち上げたものだ。
ただ、読む人は、事実を知らない。
新聞に嘘が書かれているわけないだろう、ぐらいの認識だ。
もちろん、エリスもだ。
まさか、架空のコメントが掲載されているとは思わないだろう。
少なくとも、取材をした上で記事は書かれるものだと思っているはずだ。
さすがに、一般枠参加者に対してのみは、本当に取材が行われている。
ナックルス氏は、
『キャッチコピー:民間最強!
意気込みを一言:精一杯頑張ります』
なるほど、一般人らしく、面白みのないコメントだ。
これならば、マルコのコメントの方が、よほど気が利いている。
シレンの場合は、
『キャッチコピー:まだ誰のわたしでもありません
意気込みを一言:誰かわたしを倒してみろ』だった。
なんだろうなぁ。
若手四天王のキャッチコピーとコメントは、本当につまらないので省略する。
「今日、ぼく、エリスのところに行ってきていい?」
いても立っても居られなくなって、マルコは、オフィーリアに相談した。
「いいですとも。早く誤解を解いていらっしゃい」
「ありがとう」
そういうことになった。
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