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第一幕
奇ノ十六『街を徘徊するモノ』
しおりを挟む目の前で、悶え続ける剣を観察した。何度も深呼吸をしているのは、上着に残った一希の残り香を吸っているようだ。
剣の隣に座っている心路がちっ、と舌打ちし、親指の爪を噛んでいる。
俺は紫藤の膝をポンッと叩くと、話を促した。
「……お主等も、悪霊は知っておろう。その先を行く、悪鬼が現れた」
「悪鬼とは?」
剣が悶えているので、副隊長である一希が話を聞いてくれている。剣よりも一希の方が断然話しやすいと、紫藤が体ごと向きを変えた。
「古より確認されておる。悪霊よりも人間に近いと思え。己で考え、行動することもできる。もっとも、我らが生きた、江戸の頃に大半は滅したのだがの」
「……では?」
「その時の生き残りか、或いは別の悪鬼かは分からぬ。問題なのは、悪鬼がおることではない。その悪鬼が、達也と隼人の魂に絡みついておることだ」
一希の鋭い目元が僅かに見開かれている。紫藤を見つめ、未だ悶えている剣を確認し、また視線を戻してくる。
「悪鬼が絡みついているとは?」
「引き離すことができぬということだ。悪鬼が外に出れば、二人の魂は摂り込まれるであろう」
「つまり、二人の人間が、実質死ぬ、ということでしょうか」
「うむ。お主は頭の回転が早い故助かる」
俺は自分の分のお茶を紫藤の方へ押しやった。剣が見ていない隙に口を付けている。二口飲んで喉を潤した紫藤を見計らい、一希が続けた。
「しかしなぜ、離す必要が?」
「ふむ……清次郎」
少々、面倒になったようだ。頷き、一希に向き直る。
「二人の中に居る悪鬼が、どうやら繋がりがあるようなのです」
「繋がり、とは?」
「達也の中に居る悪鬼と、隼人様の中に居る悪鬼……。二人が出会ったことで、互いを求めております。紫藤様の力を超え、外に出ようとしました」
「なるほど」
「もし、中に居る悪鬼が複数であった場合、我らで抑えることができるかどうか。なにより、達也と隼人様の命に関わってきます」
「そうでしょうね……」
一希は太い腕を組んでいる。
「心路。二人の詳細データを出してくれ」
「何で僕があんたの命令を受けなきゃならないんだ? あ? 何様だ?」
「後で隊長に可愛がるよう言ってやるから。急げ」
「……ちっ」
舌打ちし、足早にコンピューターの方へ歩いていく。すぐに戻ってくるとノートパソコンを持ってきた。
起動させた彼は、素早く打ち込んでいる。すぐに二人の詳細データを弾き出してきた。
「ほらよ」
「ありがとう」
生意気な口をきく心路にも動じず、画面を確認している。それを俺達にも見せてくれた。
「月影達也の霊力は、こちらでも観測していました。あなた方から連絡を受けたので、確保はしませんでしたが……」
「隼人様は?」
「ここを見て下さい」
折れ線グラフになっているそれは、霊力の数値をデータ化したものだった。一ヶ月分の数値が示されている。
特別機関では霊力の高い人間をなるべく把握している。大場隼人の霊力も、特別機関の情報に入力されていたようだ。
「この日だけ、跳ね上がっています」
「……悪鬼が達也のもとへ行こうとしたからでしょう」
「達也君の霊力も一時的に上がっています」
「やはり、二人を会わせるのは危険です。どうか、対処を」
一希を見れば、彼は剣を見ている。
「ということです、隊長。急ぎましょう」
冷静な一希の声に、気味悪い剣の声が重なっている。上着から顔を突き出した。
「うふふ。一希の仕事ぶりを感じると、ドキドキするよ」
「そうですか。それで?」
「大場隼人君、私の物にしたくて呼んだのだけれど仕方がない。心路、調整して」
「……調子よくこき使われてたまるかってんだ……どうせ僕なんか数合わせで……」
ブツブツ、ブツブツ、呟く心路の顎を優雅に摘んだ剣。スイッと顔を寄せ、耳に囁いている。
「心路がしてくれないと、一希に頼むことになるよ?」
「…………!」
「そうなると私は、一希にこの身を差し出すことになってしまうよ? 一希の体に抱き締められ、縛られ、恥ずかしい格好でおねだりして……」
「やる!!」
叫んだ心路は、キッと一希を睨むとノートパソコンのキーボードを凄い勢いで打ち始めた。
「大場幸人様もご一緒に願います。隼人様を監視して頂いていますので」
「だって。手続き宜しく」
「……うっせー……やれば良いんだろ、やればよ……! じじぃには渡さねぇ……」
ブツブツ、ブツブツ、呟きながら作業を続けた心路に、にこにこ笑いながら剣が顔を上げている。一希の上着をふわりと羽織り、す~っと息を吸い込むと頬を染めた。
「明日、返すから」
「今すぐ返して下さい」
「嫌だよ。これで今夜は眠るんだから」
「心路が居るでしょう?」
「…………うふふ」
不気味に笑った剣は、投げキッスを一希に送り、紫藤に流し目を送ってくる。
「引き続き、月影達也はそちらで頼みますよ」
「……うむ」
「彼の霊力の上がり方は異常でしたからね。こちらの観測データが振り切れそうになったほどですよ」
達也に会った夜のことを言っているのだろう。悪霊を呼んでしまうほど、強く上がってしまった霊力。
達也には内緒にしていたけれど、彼を引き取ったことは特別機関にも報告していた。達也を見るため、依頼を一時的に止めてもらっている。
現代の機械化によって、悪霊になる前の霊達の動きを把握することができるようになった。意識の混濁した霊達が、悪霊になる前に成仏させることも可能になっている。
とはいえ、抵抗する者や、隠れてしまう者も未だ多い。悪霊に変わってしまった霊達は、紫藤が出向かなければならないのだが。
「……新たに特別隊員として迎えた女性はどうしていますか?」
「よく働いてくれていますよ」
一希の上着をクンクン匂いながら笑っている。横から大きな溜息が聞こえたけれど、剣の方を向いたままで聞いた。
特別機関のこの場所で常駐しているのは五人。
紫藤と俺は、特別隊員になる。常駐はせず、依頼があれば悪霊を退治する役目を担っている。
その特別隊員に、最近もう一人入ったと聞いた。まだ顔を見てはいない。残りの隊員である、北条克二と白雪初音とは違い、まだ十九歳の女性だと言う。
「巫女です」
「巫女、ですか」
「ええ。霊力はなかなかのものです。我々にはできない、札で悪霊の力を削ぐこともできます」
「それは頼もしい方ですね」
「ええ。おかげで、強い悪霊でなければ、彼女でも払うことがきますよ」
にこりと微笑んだ剣は、一希の上着にキスをしている。うっとりと、目を細めながら続けた。
「度胸も良い娘です。男であればと残念に思うくらい、可愛いコスプレマニアです」
「……こすぷれ?」
紫藤は聞き慣れない言葉に反応した。にこりと、剣が笑っている。
「ええ。巫女が本業なのですが、コスプレが好きなようで。いつも違った姿で来るので、分からない時もあります」
「……こすぷれとは何だ?」
「ゲームのキャラクターや、アニメのキャラクターなどの衣装を着ることですよ。そのキャラクターになりきるのです」
「……ほ~」
興味深そうに、色々と想像しているようだ。微笑みながら見守った。
紫藤は一昔前の文化なら良く理解しているけれど、最近のことには疎い。現代の流行が目まぐるしく変わっているため、ついていけていなかった。
少しでも流行についていってもらうため、彼が興味を示したことはなるべく教えるようにしている。家に帰ったら、色々と教えてあげよう。今は達也も居るし、若者の流行を覚えるには丁度良い。
「……うふふ……可愛い顔していますね。食べてしまいたい……」
「隊長」
「ああ、そうだったね。心路、どうだい?」
不気味な笑いを少し収めた剣は、ノートパソコンを覗き込んでいる。
「ん、それで良い。やっぱり心路は凄いね。君が来てくれたおかげで、作業がずいぶんはかどっているよ」
「……ふんっ」
まんざらでも無さそうだった。赤い顔が俯いている。チュッ、と音を立てて心路の頬にキスをした剣は、スッと立ち上がった。
「せっかくです。何か食べて行かれませんか?」
「いえ、達也が心配です。繋がろうとした悪鬼は、紫藤様の結界を通ってきました。二重に貼ったとはいえ、油断はなりませんので」
「……残念です。お二人に眠り薬を召し上がって頂こうかと思っていたのに……」
「隊長。冗談が過ぎますよ」
ひっ、と俺にしがみ付いた紫藤を気にしながら、一希が諌めるように言ってくれたけれど。
至極真面目な顔をした剣が、小首を傾げた。
「冗談じゃないよ?」
「……隊長」
本気で眠り薬を入れる気だったようだ。俺も困った、と頭を掻いてしまう。
大柄な一希が立ち上がると、狭いテーブルとソファーの間を通って歩き、剣の目の前に立っている。威圧的に見下ろされた剣の顔は、どうしてか嬉しそうだ。
「……失礼」
問答無用とばかりに、剣の腰を抱いた一希。俺達の目の前に座っていた心路が思わずだろう、勢い良くノートパソコンを閉じている。
「……あぁ……一希……!」
甘えるような剣の声と、大きな一希の手が伸びるのとは同時だった。
剣が着ていた一希の上着が、剥ぎ取られている。剥ぎ取った瞬間、ソファーに押し戻した一希。
無言で上着を着た彼は、俺達に一礼すると、自分の持ち場に戻っていった。彼の定位置であるパソコンの前に座っている。
呆然と、今抱き締めたばかりの温もりを確かめるように両手を見つめた剣は、頬を紅潮させた。
「……あのいけずさがゾクゾクする……!」
ぶるっと震えた剣は、心路の膝に頭を乗せて転がった。そのまま起き上がれないのか、フルフル、フルフル、している。
「あのクソジジィ……! 僕だって……もう少し大きければ……!」
「うふ……うふふ……」
ブツブツ呟く心路と、含み笑いを続ける剣の二人についていけなくなった俺達は、そっと離れると一希の方へ向かった。彼はカタカタと何かを打ち込んでいる。その顔はいつも通りの真面目な顔だった。
「隊長が復活する前に帰られた方が宜しいですよ」
「ふむ。その前に、もう一つ頼みがあってな」
「何でしょう?」
ソファーからは未だ不気味な声が合唱している。なるべく見ないように、と紫藤が背を向けているので、俺はその背中を守った。
「清次郎に帯刀許可を出してくれ」
「悪鬼のためですか?」
「うむ。万が一のためにの。木刀では充分な力が出せぬ。少々頼みたいことがある故、誰ぞ良い鍛冶職人を紹介してくれ」
「分かりました」
彼が大柄なためか、コンピューターが小さく見える。彼には小さなキーボードを数回叩き、データを見せてくれる。紫藤の後ろから覗き込むと、若い青年が弾き出されている。
「彼はまだ二十三歳ですが、良い腕を持っています。また霊感が強いため、私達の監視下にあります。連絡すれば協力してくれるでしょう。いつ行かれますか?」
「まだ達也が外に出られぬ。達也が外に出られるようになったら、会いに行こう」
「では、先に伝言だけしておきます。行かれる際は私の方へ一度ご連絡下さい。交渉しますので」
「うむ、助かる」
微笑む紫藤に、一希の顔が少しだけ赤らんだ。そっと画面に視線を戻している。
「さ、帰りましょう、紫藤様」
「うむ」
紫藤の腰を抱き、外へ促そうとした時だった。
警報が鳴り響く。頬を赤く染めていた一希が、一瞬で顔を引き締めると画面を切り替えた。
正面にあった大型スクリーンとは別に、並べられている小型のスクリーンにも、別角度からの映像が届けられている。
「何処だい?」
いつの間にか剣が、一希の隣に立っていた。隊長の顔に戻っている。
「近いですね」
「ここは……おやおや。私達の近くじゃないか。心路、急いで」
「もうやってる」
映し出されていた映像が一斉に切り替わる。本来、特別機関が監視している監視カメラとは違う映像が、悪霊の動きに合わせて切り替わっているようだ。
ようだ、というのは、俺には見えないからだ。
映っているはずの悪霊を追って、心路が街の至る所に設置されている監視カメラの映像に切り替えているのだろう。数秒ごとに映像が切り替わっていく。
「ここへ来ているね」
「その様です」
「さて、いきなり出現とは困りますね~」
「恐らく、突発的に変わってしまったのでしょう」
特に困った顔もせず、うふふ、と笑った剣に、冷静に返した一希。
自分の顎を摘んだ剣は、窓の方へと歩いていく。外からは中が見えない特殊な構造になっている大きな窓の前で、大袈裟に両手を広げている。
「肉眼でも見えるよ。かなり混濁しているようだ」
ということは、紫藤が出た方が良いかもしれない。
そう思った俺の唇が、紫藤の唇に塞がれていた。滑り込んだ舌が熱く絡まってくる。
じわりと感じる、力の流れ。一希が気を使って視線を逸らせてくれた一方で、ねっとりとした剣の視線が絡まっている。ほうっと彼が溜息をついた頃、紫藤の唇が離れた。
「北条、清次郎を頼む」
「分かりました」
「決して、剣に触れさせるでないぞ!」
何を心配しているのか、紫藤が窓に走り寄っている。剣から離れた場所で、両手を広げた。掌から札を噴き出させ、舞わせている。
「ここへ誘い込む。良いな?」
「ええ。その方が良いでしょう」
「ちょっと待て。むっちりから連絡が入ってる」
紫藤が札を外へ出そうとした時、心路が割り込んだ。回線を繋ぎ、皆に聞こえるようにしている。
〔もしもし? 聞こえる?〕
「どうしました、華枝さん? 今、取り込み中なのですが」
〔こっちもだよ! でかい悪霊が上に居るんだ〕
声は若い女性のようだった。一希が手短に教えてくれる。
「三人目の特別隊員になった、轟華枝です」
頷き、会話に耳を傾ける。
先ほどの話では、本業は巫女の、コスプレマニアだという。
音声には、大型バイクの振動も聞こえているが。巫女がバイクに乗るのだろうか?
〔急に出てきたんだよ。どうする?〕
「こちらで対処します。ちょうど蘭丸さんも来ていますしね」
〔だったら任せる。あたしはこれから忙しいからさ!〕
「おや、今日は何ごっこです?」
会話を続ける剣に、紫藤が苛立ったように睨み付けている。見かねた一希が、退治に入っても良いと合図を出した。
紫藤の札が窓をすり抜け、悪霊目がけて飛んでいく。見えるよになった俺は、その大きさに驚いた。
突然、発生した悪霊にしては大きすぎる。今まで力を溜め込み、一気に変わった気がしてならない。
ビルを覆うように存在している悪霊に、紫藤の札が取り囲むように貼り付いた。悶え、暴れる悪霊が空高く逃げようとしたけれど、札に引かれてこちらへ引きずられてくる。
〔ごっこじゃない! 今日のあたいは番長さ!〕
「なるほど、番長ごっこですか。ぜひ見たいですね~」
〔あ~! うるせぇ奴だ! あばよ!〕
ブッと切れた回線。その間にも、紫藤が悪霊をこちらへ引きずり込んでいる。
達也を襲った悪霊は交番を吹き飛ばす程、力を増していた。今発生したばかりの悪霊はどうだろう? 建物に異常が出なければ良いけれど。
達也の中に居る悪鬼の影響で、東京にいる霊達の動きが少し不安定になっている、と紫藤が心配していたのを思い出す。彼も案じているのだろう、いざ、壁をすり抜けさせようとして、力の具合を確かめているようだ。
壁が悪霊に押されて壊れることはなかった。変わったばかりだからか、物に影響を及ぼすほどの力は無いらしい。
そう判断した紫藤が、一気に悪霊を引きずり込んでいる。ズルズルと窓を抜けた悪霊は、特別機関の執務室を覆うほど、大きなものだった。
「おいたはいけませんよ」
苦しそうにもがく悪霊を前にして、剣の子供を窘めるようなのんびりした声がなんとも場違いに感じた俺だった。
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