妖艶幽玄絵巻

樹々

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第三巻

巻ノ六『始まり』

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 紅葉祭りは良いものだ。皆がたくさん、餅を用意してくれる。

 たらふく食った私に、何故か清次郎も嬉しそうだ。彼は私が物を食べる姿をいつもにこにこと見守っている。

「ようございましたな。子供達も喜んでおりましたし」

「うむ。芸事のようだと笑っておったの」

「まあ、掌から扇子を出される方など、そうおりませぬからな」

 扇子で風を巻き起こせば、子供達はとても喜んでくれる。子供が笑っている顔を見るのは好きだった。

 私の幼い頃、周りに同じ年の頃の子供は居なかったから。いつも私の周りには大人が居た。

 見張るように、ずっと。

 考えそうになって止めた。もう、昔のことなど思い出さなくても良い。

 清次郎が居て、村人が居る。

 それで良い。

 日が暮れそうな山の中を、清次郎と歩く。彼の背中には、風呂敷に包まれたたくさんの餅が背負われている。明日の朝、焼いて食べるのが楽しみだ。

 日が暮れる前に帰ろうと、少し歩みを速めた私と清次郎。社に続く道を歩いていたのだが。

「……つっ!」

 私が歩くそのすぐ後を歩いていた清次郎が、弾かれたように一歩、後退している。

「どうした?」

「……通れませぬ」

「何だと?」

 清次郎が手を伸ばすと、結界が反応した。彼を拒むように弾いている。

「そんなはずはない。お主の体を記憶させておる。朝は通れたではないか」

 私は自由に行き来できる。それに張り直した結界は、清次郎の髪を練り込み、受け入れるようにしている。

「もう一度通ってみよ」

「はっ」

 一歩足を踏み出した清次郎は、やはり弾かれた。見えない結界に手を付いている。

「……紫藤様。もしや誰ぞ入り込んでおるのでは」

「しかし、この結界は私とお主しか通れぬよう……いや、待て」

「山の抜け道ですな」

「ああ。確かめるぞ」

 急いで抜け道を作った場所まで走った。結界の境界線にある木を確かめる。

「……やはり。札がありませぬ」

「ああ。新しい札を貼っておったのだがの。この仕掛けに気付いた者が侵入したと考えて、まず間違いなかろう」

 腕を組んだ私は、清次郎を見つめる。彼が結界内へ入れない以上、私が確かめに行くしかない。そこで札を剥がし、清次郎を入れる。

 彼もまた、そうするしかないと分かっているようだ。心配そうに私を見ている。

「案ずるな。私以上の霊媒師など、そうおらぬ」

「承知しておりますが……相手はずいぶん用意周到にございます。恐らくあの影は、我らの目を欺くためのもの。その間に抜け道を使い、紫藤様のお屋敷に入り込んだと思われます」

「しかし分からぬのは、何のためであろうな」

 清次郎と二人、道まで戻る。結界を外し、清次郎に来てもらうためには、山の中を行くよりも幾分か整備されている山道の方が良い。

 ここから結界を外せたら、一番良いのだが。札は屋敷の中に隠している。ここからでは私の力が届かない。

 万が一のためにと残していた抜け道が、敵を侵入させる道になろうとは。後で潰しておかなければ。

「清次郎」

「はっ」

「お主から口付けてくれ」

「……は?」

「ほれ、はようせぬか。何が起こっておるか分からぬからな。たっぷり、与えてやるぞ!」

 唇を指差し、にこりと笑ってやる。どうせ怒るか呆れるか、するだろうと思いながら。

 そのどちらでもなかった。ぐいっと腰を引かれ、胸に掻き抱かれる。

「紫藤様……」

「…………!」

 囁かれ、重なった唇が痺れるほどに、熱く塞がれる。ゆるりと入ってくる舌が、私のそれと重なり合い、愛しむように啄まれる。

 とても優しい口付けだった。私の白髪を撫でた清次郎は、唇を離し、真剣な眼差しで見つめてくる。

「力をお与え下さい。すぐに動けるよう準備し、お待ちしております」

「……う、うむ」

「無茶はなさいませぬよう」

 頬を包むように触れた清次郎は、心底心配そうだ。青い瞳がじっと私を見つめている。

「……案ずるなと言うたはずだ。すぐに結界を解くでな」

「はい」

「もう一度、口付けてくれ」

「承知」

 言葉と共に塞がれる。今度は私から彼の中へと入っていく。彼の逞しい肩に手を添え、スルスルと首へ滑らせながら抱き締めた。できるだけ多くの力を彼の中へ注ぎ込んでおいてやる。

 もしも、何者かの狙いが清次郎であった場合、私が離れるのは危険だ。彼は私の心配ばかりしているけれど、私だって彼の身が心配でたまらない。

 破壊の力をギリギリまで与えた私は、そっと濡れた唇を離した。潤った清次郎の唇に指で触れながら笑ってやる。

「すぐに終わらせる」

「油断はなりませんぞ」

「分かっておる。そう心配するな」

「胸騒ぎがするのです」

 私が離れようとしても、彼が離さない。私の手を取り、握り締めている。

「とても嫌な胸騒ぎなのです。上手くは説明できませぬが……」

 名残惜しげに握り締める手をペシンと一つ、叩いてやった。

「お主の主は、一番の霊媒師ぞ。私を越える者などおらぬ」

「……はい」

「今も昔も、私の先を行く者はおらなんだ。誰の戯れか知らぬが、勝手に屋敷に入り込んだ罪、問い正さねばな」

 大きな清次郎の手をゆっくり離し、一人結界内へと入っていく。結界に手を付いた清次郎が見守る中、足早に社へと向かった。

「小五郎! おらぬか?」

 道を行く途中、呼んでみたけれど。大抵、社の近くで想いを寄せる姫の魂を感じていた彼は、呼んでも来なかった。間の悪いことに、姫の様子を見に行っているのかもしれない。

 仕方が無く一人階段を駆け上がり、社に戻ったのだが。

 重苦しい空気が立ちこめている。思わず口元を着物の袖で覆った。

「……何だ、これは。誰もおらぬのか?」

 まるでここに雨雲が広がっているかのように暗く感じる。息をするのさえ、苦しくなってきた。

 いつもは一人か二人は漂っている霊が居るのに。一人も居ない。

 何が起こっているのか。気を引き締めた。とにかく結界を外してしまおう。状況判断は清次郎の方が上手い。彼に分析してもらい、この戯れを起こした下手人を見つけださなければ。

 社を駆け抜け、屋敷の方へ走った。ますます重たくなる空気に、足がだるくなってくる。体の重さが増したような気怠さに負けそうになる。

 引きずるように歩いた私は、結界の源である札を隠している部屋の前に立った。庭から草履のまま入ろうとした時だった。

 言い様のない、殺気が向けられる。ぞわりと逆立つ白髪に、緩慢に振り返る。

「ようやく戻ってきたか、紫藤蘭丸」

「……誰……だ?」

「おや、つれない。某の顔を忘れ申したか?」

 腕を組んだ、若い男がにやにやと笑っている。まだ十七、八歳ほどのわっぱに見えるというのに、どういう訳か大人びた印象も受ける。

 鋭い目、長い黒髪、身長はあるけれど、成長段階なのか、松田真之介よりは細い。立ち姿は侍のようだ。草色の着物に身を包んでいる。

 どうしても、記憶の誰とも繋がらない。

「お主のような男は知らぬ。誰だ?」

「海淵でござる」

 男は右手を挙げている。咄嗟に掌から扇子を取り出した。

「……海淵? どこぞで聞いたことのある名だが……お主のような男は知らぬ」

「無理もない。某も紫藤殿と同様、化け物にございますからな」

 海淵が右手を振った。横っ飛びに避ける。黒い塊が、私が居た場所を焦がしている。

 続けざまに放たれる。駆けながら避け、扇子を振って応戦する。四発目の黒い塊を風で跳ね返した私は、ふと、ある記憶の名と繋がった。

「海淵……山で会ったあの海淵か?」

「左様にござる。思い出して頂き光栄ですな」

「……あり得ぬ。人間が若返るなど!」

「ですから申したはずです。某もお主同様、化け物になったのですよ」

 グッと、右足に力を込めた海淵が飛び込んでくる。反射的に一歩後退し、距離を取る。扇子を構え、力を注ぎながら我が身を守った。

「ずいぶん戦い慣れていらっしゃる!」

「清次郎と鍛えておるでな! お主があの海淵であるならば、若返ったからくりを教えてみよ!」

「大したことはしておらぬ! ただこの身に……」

 スラリと、腰に帯びていた刀を抜いた海淵。私が清次郎に与えた刀のように、仏字が刻まれている。

 あれはまずい。

 身構えた私に笑っている。

 忌々しい、唇を噛み締めながら、早く結界を解かなければと部屋を目指す。先回りした海淵は、ニヤリと口の端を曲げて笑った。

「悪鬼を宿しておりまする」

「……悪鬼、だと?」

「素晴らしい、力の源でござる!」

 ブンッと振られた刀から、衝撃派が飛んだ。吹き飛ばされた私は、地面を擦るように滑っていく。白い着物が汚れ、打った体が軋んだ。

 体が丈夫になったとはいえ、やはり清次郎や小五郎のように、刀を持つ者と闘うには私の経験は浅すぎる。元侍であるのか、刀の扱い方に慣れている海淵は、笑いながら近付いてくる。

「紫藤蘭丸、そなた、某と天下を取ってはみぬか?」

「……天下……だと?」

 よろめきながら立ち上がり、視線だけで札がある部屋を見る。ずいぶん離されている。結界の力を変えたのは、言うまでもなく海淵だろう。

 私の力を変えるとは、この男が悪鬼を身に宿したというのは本当らしい。チラリと左手を見れば、数珠を握っている。あれが制御している封印の力だろう。

 噂だけだが聞いたことはある。人の怨念が集まり、鬼となり、力を持った悪霊の集合体。悪霊の一歩先を行くのが悪鬼とされている。悪霊は破壊や封印の力で残された怨念を削り、極楽浄土へ導くことが可能だが。

 悪鬼はもう、魂には戻れないと言われている。強い破壊の力で滅するか、封印し、外へ出さないようにするしかないと言われている。

 故に代々、力のある霊媒師が封印の力を使って封じてきたと言う。

 それをどうやって手に入れたのか。まして体に宿しているとは。

 ニヤリと笑う海淵を睨み付けた。

「お主には……荷が重かろう……それほど力があるようには見えぬ」

「……そなたも同じ事を言うのだな」

「身に過ぎた力は我が身をも滅ぼすぞ。それは大き過ぎる力だ。すぐに封印し……」

「煩い!!」

 怒鳴った海淵の声が、力となり、私を再び吹き飛ばした。扇子を落としてしまい、木に叩き付けられてしまう。咳き込んだ体の目の前に立った海淵は、私の白髪を掴むと引き上げた。

「……ぅ……」

「お主さえ言うことを聞けば、某の情人として囲ってやろうと思ったのだが」

「……は……ははは! 情人? お主のか? 誰がなるものか!」

 唾を吐き捨ててやる。不快な言葉に顔を歪めた私は、もはや我慢の限界だった。人間相手に三つの力を使うのは気が引ける。

 だが、この私を情人扱いしようとする者に、手加減してやる情は持ってはいない。

「ここは私の社ぞ。覚悟せい!」

「……覚悟した方が良いのはお主の方だ、紫藤蘭丸。まだ気付かぬのか?」

 喉に太い手が当てられた。木に縫いつけられた私は、力を使う前に着物を切り刻まれてしまう。ハラリと落ちた着物の切れ端を忌々しく思いながらも、どうせこのまま獣に変わるのだからと力を込めていく。

 だが、どうしてか力が出なかった。先ほどまでは、確かに力を使えたのに。

 口の端を上げ、馬鹿にしたように笑っている海淵が、私の褌を掴み、引っ張っている。解かれた褌が放り投げられ、彼の前に全てを晒してしまう。

「……どういうことだ」

「封じさせてもらった。お主の力の一部をな」

「何だと!? そのようなこと、できるはずが……!」

「某なら、できる」

 顔を近づけられ、必死に両手で遮った。少年の体をしているくせに、ずいぶん力が強い。薄い唇を手で遠ざける私に、余裕の笑みすら浮かべている。

 大きな手が、剥き出しの肌に滑ってきた。太股に触れられ、鳥肌が立つ。引き離したくても、そうすれば口付けられてしまう。嫌悪感に吐きそうになる。

「そう、邪険にしてくれるな。某は清次郎よりよほど上手いぞ」

「離せ、下衆が!!」

「そういう口を利けぬよう、仕込んでやる」

 海淵の口が大きく開いた。そこから、黒い影が噴き出してくる。それらが私の体にまとわりついた。海淵によってひとまとめにされた腕に絡み、そのまま木に巻き付いていく。両足もまた、広げるように固定され、裸のまま縫いつけられてしまった。

「良い眺めだ。裸のままだと滑稽になるものなのだが……やはりお主は美しい男だ、紫藤蘭丸」

「……このような侮辱、許さぬぞ……!」

 扇子がなくても、体内から力を放出すれば良い。思いっきり力を放出したのだが。

 力が出ない。

 破壊の力が、出ない。

「……何故……だ?」

「答えは簡単だ」

 肩を竦めた海淵。私が吐き捨てた唾をようやく手の甲で拭い、舐めている。

「ここはもう、悪鬼の領域になっておる」

「その様なこと、できずはずがなかろう! この社はずっと、私の力を溜め込んでおる!」

「その力ごと頂いた。今もお主の力を喰らい続けておる。おかげで機嫌が良い」

 海淵の手が、私の頬に触れた。そのまま胸を伝い、下っていく。

「今のお主はただの赤子。某の手で、愛しんでやらねばの」

「……離せ」

「ずっと、抱いてみたかった。乱れてみせよ」

「止めろ……私に触れるな!!」

 大きな手が、私のそれに絡んでくる。手慣れた様子でしごかれ、体は無様にも反応をし始める。

 彼の手だけではなかった。黒い影が私の体を這っていく。感じるように、胸の突起を撫でられ、摘み、転がしてくる。

 まるで海淵の手が無数にあるようだった。両足を抱え上げるように影が動く。広げられた足のせいで、最も見せたくない場所が開いてしまった。

「あはは! いいざまだな、紫藤蘭丸! お主ほどの男が悪鬼の前では赤子のようだぞ!」

「……くそっ!」

「力は良い。何もかもを手に入れることができる」

 太い指が口の中に入ってきた。拒もうと奥歯を噛み締めた私に、なおも指がねじ込まれる。ギュッとモノを握られ、思わず仰け反った瞬間、無遠慮に入れられた。

 乱暴に口内を荒らした指が、私の唾液を伴って引き抜かれる。

 目の前で、海淵が微笑んだ。

 ゆっくりと、濡れた指が下がっていく。

 晒された場所へと、太い指が入れられ、頭が衝撃に霞んだ。

「……嫌だ!! 嫌だ!! 抜け!!」

「あはは!!」

「そこは清次郎だけのものぞ!!」

「あの男は今頃、死んでおる」

「…………な……に?」

 グッと中に入れられ、仰け反る私に身を寄せてくる。すぐに入り込んだ二本目が、別々の動きで刺激を与えてきた。

 唇が触れそうなほど近付いた海淵が、憎らしいほど楽しそうに笑っている。

「生かすと思うか?」

「……おのれ……!」

「残念だったな。お主は死ねぬ」

 三本まで入れた海淵が、おかしそうに笑いながら中を掻き回した。私の意志とは関係なく、体が反応を返してしまう。ヒクつく太股、浅ましく立ち上がった私のモノを見て、唇を舐めてニヤついた。

「良い熟れ具合だ」

「……清次郎を……どうした!」

「のう、もう一度言うぞ。化け物同士、某と共に来い。某なら、ずっと一緒に居てやれる」

 首筋を舐めた海淵が、耳たぶをあま噛みしながら囁いた。甘い言葉を紡ぎ始める。

「どのみちあの男はお主より先に逝くではないか。あれが一人歳を取っていくのは寂しかろう」

 労るような、優しい手つきで頬を撫でてくる。中を探っていた指が抜けた。

 自分の着物を緩め、褌を外している海淵。彼を見つめ、唇を噛み締める。



 この男、どこまで知っているのか。



 何故、そのことを知っているのか。



 こみ上げてくる涙を察した海淵は、まるで恋人にするような手つきで、涙を拭ってくれた。

「決心されよ。一時の情など、虚しいだけよ」

「……清次郎は……私は清次郎と……!」

「共に死のうと思うても、できはしまい。何度も死のうとしたのであろう? だが、お主の力はお主を離さぬ」

 抱え上げられた両足。解された場所へ、海淵のモノが当たっている。

「抱いてやろう。狂おしいほどな」

「……止めろ……止めてくれ……! それでも私は清次郎と……!」

「止める訳がなかろう」

 グッと、先端が入ろうとした時だった。

 真っ赤な炎が、空を覆ったのは。

 張った結界を覆うように、炎が迸る。衝撃と共になおも炎が噴き上がる。

 どろりと、結界が溶け始めた。封印の力を上回る破壊の力で、無理矢理こじ開けようとしている。

「……ちぃっ。兄じゃめ、良いところで邪魔を!」

 苦々しく呟いた海淵は、私の足を降ろした。

 代わりに顎を掴み、顔を上げさせられる。

「……まあ、良い。封印の力さえ手に入れば、お主などに用はない」

「封印の力だと?」

「やはり気付いてはおらなんだか」

 笑った海淵に、口付けられていた。必死に奥歯を噛み締め、舌の侵入を阻止しようとした私に笑っている。唇を触れ合わせただけの海淵は、炎が結界を溶かし尽くしても、離さない。

 結界が解けると、中を覆っていた黒い影が暴れ出す。海淵の左手に填められた封印の力では抑えられないのか、ガタガタ震え始めた彼の腕。

 結界が解けたのなら、清次郎が来てくれる。彼がそう簡単にやられるはずがない。

 グッと奥歯を噛み締めていたはずの私は、それを開かざるを得なかった。

 私の中から、何かがせり上がってくる。

 腹の中から喉を通り、口内に達すると、噛み締めていた私の歯を押し上げて外へと出ていく。すぐに海淵の口内へと移ったそれを、彼は音をたてて飲み込んだ。

「……なに……を……」

 急激に意識が遠のいていく。体が異常な重さになった気がした。

 私を拘束していた影が消える。ドサリと地面に倒れた私を見下ろした海淵は、左手を自分の胸と腹の間に当てている。

「さあ、新しい封印の力だ。これで文句はなかろう」

「……ふういんの……ちから……お主……まさ……か…………」

 瞼が降りてしまう。

 口が開いたまま閉じない。

 意識を手放した私は、深い、深い、闇の中へと落ちていった。


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