条件付きの異世界生活

レスィ

文字の大きさ
3 / 5

第2章 変化

しおりを挟む
「やっ、やっべぇ」

俺は女の子からの赤い石を握り魔法を使ったところ、あまりにも大きな炎だったため町を半壊させてしまった。

「え?なにこれ」

女の子が呆然としている。

「ここまで高い魔力の放出初めて見た、、」

正直自分でもびっくりしたここまで高い能力が自分にあったとはと、

「ま、町の人は!?」

周りを見てみると人っ子1人存在しなかった。

「人がいない?良かったけど何で?」

不思議に思い首を傾げ考え込むと抱えてる女の子が。

「えっとそれは私の人避けの魔法を使ったからなんです、あっ私降ります」

疑問を応えて女の子は俺の腕から降りる。

「そんなことより、貴方何者なんですか?」

女の子は少し警戒して質問をしてくる。

「俺?俺は、、あれ?俺って誰だ?あれ?わからない」

頭を抱える、俺?私?僕?頭の中で複数の何かを感じる。

「あの?大丈夫ですか?」

女の子が心配そうに近づいてきた。

「だ、大丈夫!今名前を思い出した。カナタって名前だよ!」

カナタという名前は今考えた俺は名前も覚えてなかった。

「あと僕は今さっきここに飛ばされたんだ」

「飛ばされた?」

女の子が不思議そうに頭を傾げる。

「うん、僕は多分違う世界の住人なんだよ」

「え?」

女の子は信じられなさそうに口を開けてる。

「俺は謎の光に包まれて気がついたらここにいたんだ、だからこの世界の知識なんか何一つとしてわからない」

「異世界、、確かに貴方の魔力は桁違いのものです、あんな大きな魔力を使って貴方は平気そうなのを見ると底知れない魔力を持っている、その魔力で世界を渡ることも可能できるでしょう」

女の子はブツブツと1人喋り始める。

「あ、いや俺の世界では魔力はないよ」

女の子は驚きまた1人ブツブツと喋り始めた。

「ねぇ、そんなことよりさっきの男達は大丈夫かな?」

女の子は独り言をやめ質問に応える

「そういえばそうですね、あの人達もなかなかの魔力を持っていましたいくら高火力とはいえあの人達が簡単にやられるはずは、、」

言葉を遮り。

「あぁそうだよ、簡単にやられはしないよ」

声は下から聞こえた、いつの間にか水溜まりができていてそこから先程の小柄な男がいた。

「なっお前なんだその水の体はー!」

俺が驚くと同時に男は攻撃を仕掛けてきた。

「はぁぁ!」 

「うぉ!」

咄嗟に避けたが尻餅を付いてしまった。

「くそ!」

「死ねぇ!」

男の手から高速で水が放射された、鉄など容赦なく切れる速度のため避ける選択肢以外がないが避けられないので、右手を前に出し盾にする。

「ぐぁぁぁ!」

俺はまた後ろに下がるが右手の痛みが酷くこれ以上動くのが辛い。

「カナタ!」

女の子が叫ぶ。

「こんなものか」

「不意打ちの癖に偉そうにするな!」

俺は右手の痛みに耐えながら左手から先程と同等の炎を男に向ける。

「うぉらぁ!」

バシャァァァ!と大量の水が俺の炎を打ち消してしまった。

「なっ!!」

「つまらんな!」

男は先程の攻撃をもう1度してきた。

「うぉあ!」


先程と違い体を自由に動かせたため急所を外したがかすり傷があり、少し遅ければ真っ二つだった。

「大人しくしていれば見逃したものを、馬鹿な男だ」

男はゆっくり近づいてくる。

クソ!クソ!クソ!クソ!

なんなんだよいきなり説明もなしにこんな所に飛んできたらいきなり戦って死にかけてなにがどうなってんだよ!もう少しゆっくり考えさせてくれよ!怒りが収まらない俺の体からは炎が全身から出始めた。

「ほぅ」

男は様子を伺いながらこちらを観察している。

「いきなり襲いやがって!ふざけんな!俺にだって事情とかあんだぞ!」

怒りがピークに経つと変化が起きた。

(さぁ変わろう?)

「動かなくなったかやはりつまらなかったな死ぬがよい!」

男は水を高速で放射させた。

バサァァァと静かなを立てて大量の砂が水を吸収した。

(僕)は右側の髪の毛をかきあげ。

「さぁ、僕の時間だ」







しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

元公務員、辺境ギルドの受付になる 〜『受理』と『却下』スキルで無自覚に無双していたら、伝説の職員と勘違いされて俺の定時退勤が危うい件〜

☆ほしい
ファンタジー
市役所で働く安定志向の公務員、志摩恭平(しまきょうへい)は、ある日突然、勇者召喚に巻き込まれて異世界へ。 しかし、与えられたスキルは『受理』と『却下』という、戦闘には全く役立ちそうにない地味なものだった。 「使えない」と判断された恭平は、国から追放され、流れ着いた辺境の街で冒険者ギルドの受付職員という天職を見つける。 書類仕事と定時退勤。前世と変わらぬ平穏な日々が続くはずだった。 だが、彼のスキルはとんでもない隠れた効果を持っていた。 高難易度依頼の書類に『却下』の判を押せば依頼自体が消滅し、新米冒険者のパーティ登録を『受理』すれば一時的に能力が向上する。 本人は事務処理をしているだけのつもりが、いつしか「彼の受付を通った者は必ず成功する」「彼に睨まれたモンスターは消滅する」という噂が広まっていく。 その結果、静かだった辺境ギルドには腕利きの冒険者が集い始め、恭平の定時退勤は日々脅かされていくのだった。

俺の伯爵家大掃除

satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。 弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると… というお話です。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  ブックマーク・評価、宜しくお願いします。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...