5 / 11
本編
2.5話 嵐のような2人
しおりを挟む
ギルドへ向かう途中、大きなハンマーをもっためちゃくちゃ怖そうな男ふたりが口論をしていた。
「てめぇ!?この間のドラゴンを倒せたのは俺の最高に最高な剣があったからだろうが!!」
「なんだとぉ!?俺の動きやすくて丈夫で最っ高にかっこいい防具があったカラに決まってるだろうが!!」
ドラゴンを倒してきたらしいふたりがどっちが活躍したかで口論しているらしい。
「てめぇの防具はボロボロになっちまったじゃねぇか!!」
「お前の剣だってすぐに欠けちまったじゃねぇか!!」
そう言うて互いに肩を掴み揉み合いになる。
そして...
俺とフェイの目の前に転がってきた。
「うわっ!なんだこのおっさんは!」
驚き俺はそう叫んでしまった。
『誰がおっさんだ!俺はまだ28歳だ!!』
息ピッタリ。怒鳴られた俺は謝っていると、
「まあいい、お前剣も持たずにどこへ行くつもりだったんだ?」
「へ...?ギルドに行こうとしていたところですけど...」
「ギルド?お前冒険者にでもなろうとしてるのか?」
「ま、まあ、そんなところです」
「私達は、この世界の魔王をたおすのよ!」
フェイが余計なことを言うと、
『ワッハッハッ』
やっぱり、笑われた。
だが、さっきまでの喧嘩をしていた怖い顔は、気さくなおじさん程度に和らいでいた。
「お前たち気に入ったよ!俺はそこの<カンパーニュ>って防具屋の店主だ」
「俺は、その隣の武器屋<グリッシーニ>の店主だ」
「ギルドに行ってなんの職業をやるか決まったら寄ってくれや。お前達の防具を作ってやるよ。」
「俺の店にもよれよ?」
『絶対来いよな!』
そう言いそれぞれの店へ戻って行く。
途中、また口論を始めるふたり...。
嵐のようなふたりは去ってゆき、どっと疲れが溜まったような気がした。
「てめぇ!?この間のドラゴンを倒せたのは俺の最高に最高な剣があったからだろうが!!」
「なんだとぉ!?俺の動きやすくて丈夫で最っ高にかっこいい防具があったカラに決まってるだろうが!!」
ドラゴンを倒してきたらしいふたりがどっちが活躍したかで口論しているらしい。
「てめぇの防具はボロボロになっちまったじゃねぇか!!」
「お前の剣だってすぐに欠けちまったじゃねぇか!!」
そう言うて互いに肩を掴み揉み合いになる。
そして...
俺とフェイの目の前に転がってきた。
「うわっ!なんだこのおっさんは!」
驚き俺はそう叫んでしまった。
『誰がおっさんだ!俺はまだ28歳だ!!』
息ピッタリ。怒鳴られた俺は謝っていると、
「まあいい、お前剣も持たずにどこへ行くつもりだったんだ?」
「へ...?ギルドに行こうとしていたところですけど...」
「ギルド?お前冒険者にでもなろうとしてるのか?」
「ま、まあ、そんなところです」
「私達は、この世界の魔王をたおすのよ!」
フェイが余計なことを言うと、
『ワッハッハッ』
やっぱり、笑われた。
だが、さっきまでの喧嘩をしていた怖い顔は、気さくなおじさん程度に和らいでいた。
「お前たち気に入ったよ!俺はそこの<カンパーニュ>って防具屋の店主だ」
「俺は、その隣の武器屋<グリッシーニ>の店主だ」
「ギルドに行ってなんの職業をやるか決まったら寄ってくれや。お前達の防具を作ってやるよ。」
「俺の店にもよれよ?」
『絶対来いよな!』
そう言いそれぞれの店へ戻って行く。
途中、また口論を始めるふたり...。
嵐のようなふたりは去ってゆき、どっと疲れが溜まったような気がした。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
4
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる