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一章
神出る島
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私はしがない作家をやっている。
机に向かい何を書こうかと悩んでいる。
原稿用紙には、
「橘 ヒグラシ」
というペンネームを書いただけ。
あとは、窓から眺める港をぼーっと見ているだけ。
「遺作.....か....」
恐らくあと数年....大体三年くらいだとは思うが、そのくらいの間に私はこの世から消えているだろう。
病名は.....とりあえず肺の病とだけ述べておく。
その病を告げられたのは東京の医者からだった。
それを聞いた後、東京を離れ、この港町を終の住処としたのだ。
小高い坂の上にあるこの部屋から海が見えて、時折漁船が行き来する。
最期を迎える住処としては悪くない。
しかし.....
何を書いていいものやら、さっぱりいいものが浮かんでこない。
よくよく私というやつは、物書きには向いていなかったんじゃないかとさえ思える。
この部屋は殺風景なもので、卓袱台とテレビしかない、およそ10年前に離婚した妻が残したものだった。
あの頃はそこそこに仕事も順調で、妻が働かなくても食っていけるほどに十分すぎるほどの収入はあった。
だが、同業の新進気鋭の作家の方に気持ちが傾いたらしい。
ある日出版社から帰ってくると、このテレビと卓袱台を残して消えていた。
テレビをつけると、最近は「ピンクレディー」や「キャンディーズ」というのがよく出ている。
私はこういうのが好きでも嫌いでもない。
塞ぎがちな最近の私の気持ちには、このくらいの子たちの歌がちょうどいい。
しかし.....
全く何を書いていいのかわからん。
夕暮れになり、涼しい風も吹いてきたところで、私は散歩に出かけた。
小高い坂を下に下ってみる。
通りすがりの人達は私を気味悪がる。
まぁそりゃあそうだろうな。
青い顔して無精髭の私がユラユラと歩いているのだから。
中には、
「どうもぉ」
と言って会釈してくれるご老人方もいたりする。
そういう人には私も軽く会釈するが.....
こういう感じで歩いていると、港にたどり着いた。
少し息が上がり、少し咳き込んでしまった。
おもむろにポケットのタバコを取り出し火をつける。
このタバコがいかんことは分かっているんだけど、もう今更どうしようもないだろう。
どうせあと三年しか生きれないんだ。
海を眺めながらタバコをふかしていると、
「おい、あんた!」
「え?」
漁師の身なりをした中年の男が、こっちを睨んでいた。
「こんなとこでタバコを吸ってもらっちゃ困るよ。」
「は?」
「こいつが読めねぇのか!」
そこに火気厳禁と書いてある看板があった。
「あ、こりゃあすいません。」
と、海にタバコを投げ捨てると、
「ば、バカヤロー!だからって海に捨てる奴があるか!」
「あ、いや、その.....」
「お前!ちょっとこっち来い!!」
と連れられて行ったのは、そこから歩いて直ぐの市場だった。
その中の一角にある事務所で、まぁ長い説教をされて....
内容と言ったら、俺たち漁師がどんな思いをして~とか、神聖な海に~とか、そんなのをひと通り聞かされて、そんで、
「そういやお前さん、あんまり見ねえ顔だな。」
と言われたところで咳込み始め、
「お、おいおい、お前ぇ大丈夫かよ!」
そして咳が酷くなって倒れたらしい。
気がつけば、その中年のおじさんの家の布団で寝てたんだけども、目が覚めて直ぐに女の人が部屋に入ってきた。
「あら、お目覚めですか?」
「え?っと....ここは?....」
すると、さっきの中年の男が入ってきて
「おぅ、目が覚めたのかぃ。全くビックリしたよ。急に倒れて血ぃ吐きやがってよ。」
「どうも、すいません。」
「さっき医者にきて見てもらったんだけど、お前ぇ労咳患ってたんだな。」
「あ、えぇ、そうなんです。元々身寄りもないんで、それならいっそと思いここにやってきまして。」
「そうだったのかぃ....あ、おい!こいつに粥を作ってやってくれ。」
「あ、そうだね。あんた、ちゃんと見張っててね。」
そういうと女性は粥を作るために台所へ向かった。
「ああ、そうだ。まだ名前言ってなかったな。俺は高橋ってんだ。高橋伝助だ。嫁の名前はルリ子。あんたの名前は?」
「あ、はい私は橘 耕造です。小説を書いていまして、橘 ヒグラシというペンネームで書いています。」
「へぇぇ、あんた物書きかい?」
といい終えるくらいの時に台所から、
「ちょっちょっと、橘ヒグラシといいました?」
慌ててこの部屋に戻ってきた奥さんが、そう言って聞いてきたので、
「ええ、ヒグラシです。」
「ヒグラシって、神出る島を書いてた、あ...あのヒグラシ先生?」
「おぃおぃ、なんだなんだ?藪から棒に。」
「ちょっと待って、、」
そう言って別の部屋から文庫本を持ってくると、その本は十数年前に私が文芸雑誌で連載していた「神出る島」の単行本だった。
「へぇぇ、あんた有名な人なんだな。」
「私、この本すごく好きで全巻揃えたんですよ。」
「い...いやはや、お恥ずかしい限りで....」
「まさか、こんなところでヒグラシ先生にお会いできるなんて、、」
「ルリ子、お前がそんな取り乱し方するなんてなぁ.....ん?なんだこの臭いは?お前、粥は大丈夫かよ?」
「え?あ!やだ、大変!」
そう言ってまた台所へ戻っていった。
「どうもすまんねぇ。普段はあんなおっちょこちょいじゃあねぇんだけどな。」
「いえいえ」
しばらくすると、玄関が開く音がして、
「ただいまぁ」
「お、お帰り!あれぁ娘の元子だ。今大学生でよ。」
「へぇ大学生ですか。」
「まぁな。俺の子にしては出来のいい娘でな、文学部に行ってるんだけどよ。」
すると部屋のふすまが空いて、
「こ、こんばんは.....」
「元子、この人はな....」
と、その言葉を封じるように、奥さんがお粥を片手に、
「元子、私の小説読んだことあったでしょう?神出る島」
「うん、あの小説読んだよ。割と面白い話だったよ」
「この方はあの作家さんよ。」
「え.....どういうこと?」
「どうもこうもねぇ、この方があの橘....なんだったっけな....」
「ヒグラシです。初めまして。」
「えええええ!!あの作家さんなの?」
「そうよ元子。私もさっきビックリしちゃって。」
この奥さんも歳の割に綺麗な人だが、娘も中々の美人だった。
そんな女性たちが、私のことで興奮してくれてることに、私も嬉しかった。
「お父さんもタバコポイ捨てくらいで、そんなに叱らないでよ!可愛そうじゃない!」
「何言ってやがんだ!海を汚されて黙ってられるか!俺は漁師だぞ?!」
「まぁまぁ、二人ともそれくらいにして、先生お粥どうぞ。」
「どうもすいません、こんなことまでしていただいて。あとは自分でやりますから。」
「ダメよ先生、お体に障りますわ。私が食べさせてあげますから。はい、お口開けて~。」
「ダメだこりゃあ、見ちゃいらんねぇや!」
私はお粥を食べた後、薬を飲んで、またその部屋で寝かせてもらい、朝を迎えた。
「じゃあ先生、俺は事務所に行ってくるから、帰るときは嫁さん付き添わすからよ、気ぃつけて帰ってくれよ。」
「色々とお世話をかけまして.....」
「いいってことよ、あ、それからな、もうタバコはやめなよ。身体には悪い、昨日みたいに怒られるで、いいことなんかありゃあしねぇんだ。」
「ええ、そうですね。やめたほうがいいな。」
その日の昼前に奥さんの付き添いで自分の部屋まで帰ったんだけど、一緒に歩きながら、ずっと神出る島の話で持ちきりだった。
本当にこの人、あの本が好きだったんだな。
私が忘れかけてる部分まで覚えていた。
そしてその後、じわじわとだけど。その町中に私の存在が浸透していった。
机に向かい何を書こうかと悩んでいる。
原稿用紙には、
「橘 ヒグラシ」
というペンネームを書いただけ。
あとは、窓から眺める港をぼーっと見ているだけ。
「遺作.....か....」
恐らくあと数年....大体三年くらいだとは思うが、そのくらいの間に私はこの世から消えているだろう。
病名は.....とりあえず肺の病とだけ述べておく。
その病を告げられたのは東京の医者からだった。
それを聞いた後、東京を離れ、この港町を終の住処としたのだ。
小高い坂の上にあるこの部屋から海が見えて、時折漁船が行き来する。
最期を迎える住処としては悪くない。
しかし.....
何を書いていいものやら、さっぱりいいものが浮かんでこない。
よくよく私というやつは、物書きには向いていなかったんじゃないかとさえ思える。
この部屋は殺風景なもので、卓袱台とテレビしかない、およそ10年前に離婚した妻が残したものだった。
あの頃はそこそこに仕事も順調で、妻が働かなくても食っていけるほどに十分すぎるほどの収入はあった。
だが、同業の新進気鋭の作家の方に気持ちが傾いたらしい。
ある日出版社から帰ってくると、このテレビと卓袱台を残して消えていた。
テレビをつけると、最近は「ピンクレディー」や「キャンディーズ」というのがよく出ている。
私はこういうのが好きでも嫌いでもない。
塞ぎがちな最近の私の気持ちには、このくらいの子たちの歌がちょうどいい。
しかし.....
全く何を書いていいのかわからん。
夕暮れになり、涼しい風も吹いてきたところで、私は散歩に出かけた。
小高い坂を下に下ってみる。
通りすがりの人達は私を気味悪がる。
まぁそりゃあそうだろうな。
青い顔して無精髭の私がユラユラと歩いているのだから。
中には、
「どうもぉ」
と言って会釈してくれるご老人方もいたりする。
そういう人には私も軽く会釈するが.....
こういう感じで歩いていると、港にたどり着いた。
少し息が上がり、少し咳き込んでしまった。
おもむろにポケットのタバコを取り出し火をつける。
このタバコがいかんことは分かっているんだけど、もう今更どうしようもないだろう。
どうせあと三年しか生きれないんだ。
海を眺めながらタバコをふかしていると、
「おい、あんた!」
「え?」
漁師の身なりをした中年の男が、こっちを睨んでいた。
「こんなとこでタバコを吸ってもらっちゃ困るよ。」
「は?」
「こいつが読めねぇのか!」
そこに火気厳禁と書いてある看板があった。
「あ、こりゃあすいません。」
と、海にタバコを投げ捨てると、
「ば、バカヤロー!だからって海に捨てる奴があるか!」
「あ、いや、その.....」
「お前!ちょっとこっち来い!!」
と連れられて行ったのは、そこから歩いて直ぐの市場だった。
その中の一角にある事務所で、まぁ長い説教をされて....
内容と言ったら、俺たち漁師がどんな思いをして~とか、神聖な海に~とか、そんなのをひと通り聞かされて、そんで、
「そういやお前さん、あんまり見ねえ顔だな。」
と言われたところで咳込み始め、
「お、おいおい、お前ぇ大丈夫かよ!」
そして咳が酷くなって倒れたらしい。
気がつけば、その中年のおじさんの家の布団で寝てたんだけども、目が覚めて直ぐに女の人が部屋に入ってきた。
「あら、お目覚めですか?」
「え?っと....ここは?....」
すると、さっきの中年の男が入ってきて
「おぅ、目が覚めたのかぃ。全くビックリしたよ。急に倒れて血ぃ吐きやがってよ。」
「どうも、すいません。」
「さっき医者にきて見てもらったんだけど、お前ぇ労咳患ってたんだな。」
「あ、えぇ、そうなんです。元々身寄りもないんで、それならいっそと思いここにやってきまして。」
「そうだったのかぃ....あ、おい!こいつに粥を作ってやってくれ。」
「あ、そうだね。あんた、ちゃんと見張っててね。」
そういうと女性は粥を作るために台所へ向かった。
「ああ、そうだ。まだ名前言ってなかったな。俺は高橋ってんだ。高橋伝助だ。嫁の名前はルリ子。あんたの名前は?」
「あ、はい私は橘 耕造です。小説を書いていまして、橘 ヒグラシというペンネームで書いています。」
「へぇぇ、あんた物書きかい?」
といい終えるくらいの時に台所から、
「ちょっちょっと、橘ヒグラシといいました?」
慌ててこの部屋に戻ってきた奥さんが、そう言って聞いてきたので、
「ええ、ヒグラシです。」
「ヒグラシって、神出る島を書いてた、あ...あのヒグラシ先生?」
「おぃおぃ、なんだなんだ?藪から棒に。」
「ちょっと待って、、」
そう言って別の部屋から文庫本を持ってくると、その本は十数年前に私が文芸雑誌で連載していた「神出る島」の単行本だった。
「へぇぇ、あんた有名な人なんだな。」
「私、この本すごく好きで全巻揃えたんですよ。」
「い...いやはや、お恥ずかしい限りで....」
「まさか、こんなところでヒグラシ先生にお会いできるなんて、、」
「ルリ子、お前がそんな取り乱し方するなんてなぁ.....ん?なんだこの臭いは?お前、粥は大丈夫かよ?」
「え?あ!やだ、大変!」
そう言ってまた台所へ戻っていった。
「どうもすまんねぇ。普段はあんなおっちょこちょいじゃあねぇんだけどな。」
「いえいえ」
しばらくすると、玄関が開く音がして、
「ただいまぁ」
「お、お帰り!あれぁ娘の元子だ。今大学生でよ。」
「へぇ大学生ですか。」
「まぁな。俺の子にしては出来のいい娘でな、文学部に行ってるんだけどよ。」
すると部屋のふすまが空いて、
「こ、こんばんは.....」
「元子、この人はな....」
と、その言葉を封じるように、奥さんがお粥を片手に、
「元子、私の小説読んだことあったでしょう?神出る島」
「うん、あの小説読んだよ。割と面白い話だったよ」
「この方はあの作家さんよ。」
「え.....どういうこと?」
「どうもこうもねぇ、この方があの橘....なんだったっけな....」
「ヒグラシです。初めまして。」
「えええええ!!あの作家さんなの?」
「そうよ元子。私もさっきビックリしちゃって。」
この奥さんも歳の割に綺麗な人だが、娘も中々の美人だった。
そんな女性たちが、私のことで興奮してくれてることに、私も嬉しかった。
「お父さんもタバコポイ捨てくらいで、そんなに叱らないでよ!可愛そうじゃない!」
「何言ってやがんだ!海を汚されて黙ってられるか!俺は漁師だぞ?!」
「まぁまぁ、二人ともそれくらいにして、先生お粥どうぞ。」
「どうもすいません、こんなことまでしていただいて。あとは自分でやりますから。」
「ダメよ先生、お体に障りますわ。私が食べさせてあげますから。はい、お口開けて~。」
「ダメだこりゃあ、見ちゃいらんねぇや!」
私はお粥を食べた後、薬を飲んで、またその部屋で寝かせてもらい、朝を迎えた。
「じゃあ先生、俺は事務所に行ってくるから、帰るときは嫁さん付き添わすからよ、気ぃつけて帰ってくれよ。」
「色々とお世話をかけまして.....」
「いいってことよ、あ、それからな、もうタバコはやめなよ。身体には悪い、昨日みたいに怒られるで、いいことなんかありゃあしねぇんだ。」
「ええ、そうですね。やめたほうがいいな。」
その日の昼前に奥さんの付き添いで自分の部屋まで帰ったんだけど、一緒に歩きながら、ずっと神出る島の話で持ちきりだった。
本当にこの人、あの本が好きだったんだな。
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