1 / 17
死んだはず
しおりを挟む
ーーーーチュンチュン、ピチチ
窓から光が差し込んでいる。明るい、…朝だ。
僕は腫れた首元をさすって、体の外から見える位置を確認する。
「……あっ、ここアザができてる」
僕はそこだけに家に落ちてた絆創膏を貼った。
体中が痛い。鉄の味がする。……一日が、始まる。
切り餅を一つ焼いて食べ、ボロボロなリュックを背負って家を出た。
「ねーあの人くさぁい」
「こら!そんなこと言わないの。」
通りすがった親子から視線を感じた。どこかの傷が見える位置にあったのだろうか。何を話していたのか聞こえなかった。………まあ、いつものことか。
僕はそのまま歩き進んだ。
学校につき、下駄箱の中の上履きを探す。
ーーーない。
またあそこだろうかと思い、近くのトイレの中のゴミ箱を確認する。
あった。
僕はそれを拾い、トントンと音を鳴らして履いて、自分のクラスへ向かった。
ガラガラ
教室がしんと静まりかえる。
「ーーーうわ、またあいつあんな服で来たよ。」
「よく学校来れるよな。」
「くっせーな、来るんじゃねぇーよ。」
「うわーーー………なんで来るのよ」
「今日は来ないに賭けてたのに!負けたじゃないのなんで来たのよ!!あーもーあたしのおかずぅー」
いろいろな人から冷ややかな視線を送られる中一番鋭い視線を感じ、その元の人を探す。
クラスの可愛い系男子、川野さんだ。
「ーーふふっ、また来たのぉ~?いい度胸してるじゃぁ~ん」
その後、川野さんは小声で僕にこう言った。
「ーー君が最初、生意気な格好して皆の気を引こうとするからだよ?自業自得だよ。あぁ、いい気味。」
そうだ。高校生活初日、僕はいわゆる高校デビューをしようと思い、髪の毛を少し切り制服もしっかり着て学校に行ったのだ。
それが、川野さんの気に触ったのだろう。僕は、色々な男に遠目で見られたまに話しかけられていた。どうしていいのかも分からずあたふたしていると、川野さんが僕に突っかかってきたのだ。
その後も、川野さんとその川野さんの取り巻きにいじめられ、親からの教育と川野さん達からのいじめの跡が隠せなくなり、皆が離れていったのだ。
……自業自得だろう。僕は、中学校生活に嫌気がさして少しでも変わろうとしてしまったのだ。全部僕が悪いのに。
僕は、返す言葉も見つからず自分の席へと向かった。
「は?ーーなに無視してんだ、よっ!」
どたーーーん
足を引っかけられて、僕は盛大に転んでしまった。もう17歳だというのに、盛大に、だ。周りの皆は笑ってる。もちろん、川野さんもだ。ーーーー辛い。そんな目で見ないで。あぁ、気持ちが悪い。
僕がイヤな思いをすれば皆は笑う。そういうものなのだろうか。いや、そんなことはないだろう。きっと僕が、僕が全部全部悪いんだ。
「……………ごめんなさい」
「ん~~?どうして謝るの?僕は何も悪い子としてないのにぃ……もしかしてぇ、僕のこと悪者にしようとしてるの?」
川野さんはわざとらしく目に涙を浮かべ取り巻きの男達に話しかける。
「なっ!川野さん………!川野さんは何も悪くない!悪いのは薄汚いあいつだよ!」
ーーバキッ
「おらっ、!なにっ、!俺達のっ、!川野さんをっ、!いじめてるんだよっ!」
ードカッ!バキッ!ゲシゲシッ!
僕は取り巻き達に何度も何度も蹴飛ばされた。
「…………ごめんなさい、僕が全部悪いです。川野さんに悪いことを言ってしまって、……生きていてごめんなさい。」
「はぁ!?お前、そんなんで許されるとでも…」
「………そうだよねぇ。君もいくら悪気があったとはいえ人間だししょうがないよぉ。みんな、そんなに蹴らないであげてぇ……」
川野さんは俺を見下ろしてほくそ笑み、嘘っぽい笑みを浮かべる。
「っ!!!川野さんお優しい…!!ほら!!お前も、川野さんの優しさに免じて許してやるから早く座れ!!次やったら許されねぇからな!」
ようやく先生が来て、ボロボロになった僕をスルーして朝のHRを始めた。
そこからは、いつもと同じだった。
ーーー放課後、家に帰る。
ドアを開けると、早速ママに教育を施される。
「ーーーゆき…なんで女の子じゃなかったのよ……こんな汚らわしい男だなんて……あぁ、イヤだわ…………私のゆきちゃんを返してよ…こんな…こんなモノなんて生むはずじゃなかったのに……コレのせいで私の人生最悪よ!」
いつものように何度も何度も何度も何度も怒られ、僕の部屋でたたき込まれる。
ビシッ、バシッ、ビシッ、バシッ、バシバシバシバシ……
………痛い。痛いよ。僕が女の子に生まれなかったから。こんな目に遭ってるんだ。雪って言う名前も、生まれてくるはずの女の子の為にママが付けた名前だったのに…ぼくが生まれてしまってごめんなさい。……………
生まれたときの記憶が蘇る。……ママの、残念そうで絶望した顔。
…ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
…いままで受けた扱いに似合う言葉が、やっと出てきた。
ーーー死のう。
お母さんももういないお父さんも生まれてくるはずだった本当の雪ちゃんも先生も川野さんもその取り巻きもクラスの皆も全員、……僕が死ぬのを待ち望んでいるのだ。
そこからは早かった。僕は次の日休み時間に屋上へ行むかい、上履きを脱いで下をのぞき込んだ。
ーーー高い。
そりゃそうか。ここ、階数でいうと5階だしな。……休み時間が終わる前に飛び降りなきゃ
びゅうっ………
……………怖い。やっぱり、死ぬのは僕でも怖かった。いままでいろいろなことをされ、いいことなんて何もなかった僕でも死ぬのは怖かったのだ。心底自分に吐き気がした。こんなに死ぬのを望まれているのに死なないなんて、なんて性格が悪いのだろうと。あぁ、早く死ななければいけないのに。でも、怖い……、ここから落ちたら痛いだろうな…いままでで一番。
そう考えていたら、強い風が吹き床を踏み外してしまった。
ーーーーびゅうううううううううっ!
ーーー落ちている。本当に、これから、僕は死ぬんだ。
走馬灯のように今までの記憶が流れる。死ぬとき、時間がゆっくりに感じるって本当なんだな。
…ああ、良い思い出はひとつもないや。
窓から、先生の驚きつつも面倒くさそうな顔、川野さんやその取り巻き達の心底嬉しそうな顔が見えた気がした。
ーーーごめんなさい。
こうして、俺は地面に強く頭をぶつけ、衝動的に目を瞑った。死んだ…………はずなのに、なぜまだ考えているのだろうか?
そして僕が目を開けると、そこには青く茂った草木と青い空が見えた。後頭部は少しヒリヒリする程度だった。
…………ここはどこだろうか。死後の世界?………いや、クラスメイトが言っていた、異世界、というやつだろうか。
俺は、探るようにして歩き出してみた。
窓から光が差し込んでいる。明るい、…朝だ。
僕は腫れた首元をさすって、体の外から見える位置を確認する。
「……あっ、ここアザができてる」
僕はそこだけに家に落ちてた絆創膏を貼った。
体中が痛い。鉄の味がする。……一日が、始まる。
切り餅を一つ焼いて食べ、ボロボロなリュックを背負って家を出た。
「ねーあの人くさぁい」
「こら!そんなこと言わないの。」
通りすがった親子から視線を感じた。どこかの傷が見える位置にあったのだろうか。何を話していたのか聞こえなかった。………まあ、いつものことか。
僕はそのまま歩き進んだ。
学校につき、下駄箱の中の上履きを探す。
ーーーない。
またあそこだろうかと思い、近くのトイレの中のゴミ箱を確認する。
あった。
僕はそれを拾い、トントンと音を鳴らして履いて、自分のクラスへ向かった。
ガラガラ
教室がしんと静まりかえる。
「ーーーうわ、またあいつあんな服で来たよ。」
「よく学校来れるよな。」
「くっせーな、来るんじゃねぇーよ。」
「うわーーー………なんで来るのよ」
「今日は来ないに賭けてたのに!負けたじゃないのなんで来たのよ!!あーもーあたしのおかずぅー」
いろいろな人から冷ややかな視線を送られる中一番鋭い視線を感じ、その元の人を探す。
クラスの可愛い系男子、川野さんだ。
「ーーふふっ、また来たのぉ~?いい度胸してるじゃぁ~ん」
その後、川野さんは小声で僕にこう言った。
「ーー君が最初、生意気な格好して皆の気を引こうとするからだよ?自業自得だよ。あぁ、いい気味。」
そうだ。高校生活初日、僕はいわゆる高校デビューをしようと思い、髪の毛を少し切り制服もしっかり着て学校に行ったのだ。
それが、川野さんの気に触ったのだろう。僕は、色々な男に遠目で見られたまに話しかけられていた。どうしていいのかも分からずあたふたしていると、川野さんが僕に突っかかってきたのだ。
その後も、川野さんとその川野さんの取り巻きにいじめられ、親からの教育と川野さん達からのいじめの跡が隠せなくなり、皆が離れていったのだ。
……自業自得だろう。僕は、中学校生活に嫌気がさして少しでも変わろうとしてしまったのだ。全部僕が悪いのに。
僕は、返す言葉も見つからず自分の席へと向かった。
「は?ーーなに無視してんだ、よっ!」
どたーーーん
足を引っかけられて、僕は盛大に転んでしまった。もう17歳だというのに、盛大に、だ。周りの皆は笑ってる。もちろん、川野さんもだ。ーーーー辛い。そんな目で見ないで。あぁ、気持ちが悪い。
僕がイヤな思いをすれば皆は笑う。そういうものなのだろうか。いや、そんなことはないだろう。きっと僕が、僕が全部全部悪いんだ。
「……………ごめんなさい」
「ん~~?どうして謝るの?僕は何も悪い子としてないのにぃ……もしかしてぇ、僕のこと悪者にしようとしてるの?」
川野さんはわざとらしく目に涙を浮かべ取り巻きの男達に話しかける。
「なっ!川野さん………!川野さんは何も悪くない!悪いのは薄汚いあいつだよ!」
ーーバキッ
「おらっ、!なにっ、!俺達のっ、!川野さんをっ、!いじめてるんだよっ!」
ードカッ!バキッ!ゲシゲシッ!
僕は取り巻き達に何度も何度も蹴飛ばされた。
「…………ごめんなさい、僕が全部悪いです。川野さんに悪いことを言ってしまって、……生きていてごめんなさい。」
「はぁ!?お前、そんなんで許されるとでも…」
「………そうだよねぇ。君もいくら悪気があったとはいえ人間だししょうがないよぉ。みんな、そんなに蹴らないであげてぇ……」
川野さんは俺を見下ろしてほくそ笑み、嘘っぽい笑みを浮かべる。
「っ!!!川野さんお優しい…!!ほら!!お前も、川野さんの優しさに免じて許してやるから早く座れ!!次やったら許されねぇからな!」
ようやく先生が来て、ボロボロになった僕をスルーして朝のHRを始めた。
そこからは、いつもと同じだった。
ーーー放課後、家に帰る。
ドアを開けると、早速ママに教育を施される。
「ーーーゆき…なんで女の子じゃなかったのよ……こんな汚らわしい男だなんて……あぁ、イヤだわ…………私のゆきちゃんを返してよ…こんな…こんなモノなんて生むはずじゃなかったのに……コレのせいで私の人生最悪よ!」
いつものように何度も何度も何度も何度も怒られ、僕の部屋でたたき込まれる。
ビシッ、バシッ、ビシッ、バシッ、バシバシバシバシ……
………痛い。痛いよ。僕が女の子に生まれなかったから。こんな目に遭ってるんだ。雪って言う名前も、生まれてくるはずの女の子の為にママが付けた名前だったのに…ぼくが生まれてしまってごめんなさい。……………
生まれたときの記憶が蘇る。……ママの、残念そうで絶望した顔。
…ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
…いままで受けた扱いに似合う言葉が、やっと出てきた。
ーーー死のう。
お母さんももういないお父さんも生まれてくるはずだった本当の雪ちゃんも先生も川野さんもその取り巻きもクラスの皆も全員、……僕が死ぬのを待ち望んでいるのだ。
そこからは早かった。僕は次の日休み時間に屋上へ行むかい、上履きを脱いで下をのぞき込んだ。
ーーー高い。
そりゃそうか。ここ、階数でいうと5階だしな。……休み時間が終わる前に飛び降りなきゃ
びゅうっ………
……………怖い。やっぱり、死ぬのは僕でも怖かった。いままでいろいろなことをされ、いいことなんて何もなかった僕でも死ぬのは怖かったのだ。心底自分に吐き気がした。こんなに死ぬのを望まれているのに死なないなんて、なんて性格が悪いのだろうと。あぁ、早く死ななければいけないのに。でも、怖い……、ここから落ちたら痛いだろうな…いままでで一番。
そう考えていたら、強い風が吹き床を踏み外してしまった。
ーーーーびゅうううううううううっ!
ーーー落ちている。本当に、これから、僕は死ぬんだ。
走馬灯のように今までの記憶が流れる。死ぬとき、時間がゆっくりに感じるって本当なんだな。
…ああ、良い思い出はひとつもないや。
窓から、先生の驚きつつも面倒くさそうな顔、川野さんやその取り巻き達の心底嬉しそうな顔が見えた気がした。
ーーーごめんなさい。
こうして、俺は地面に強く頭をぶつけ、衝動的に目を瞑った。死んだ…………はずなのに、なぜまだ考えているのだろうか?
そして僕が目を開けると、そこには青く茂った草木と青い空が見えた。後頭部は少しヒリヒリする程度だった。
…………ここはどこだろうか。死後の世界?………いや、クラスメイトが言っていた、異世界、というやつだろうか。
俺は、探るようにして歩き出してみた。
10
あなたにおすすめの小説
竜の生贄になった僕だけど、甘やかされて幸せすぎっ!【完結】
ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。
転生した新人獣医師オメガは獣人国王に愛される
こたま
BL
北の大地で牧場主の次男として産まれた陽翔。生き物がいる日常が当たり前の環境で育ち動物好きだ。兄が牧場を継ぐため自分は獣医師になろう。学業が実り獣医になったばかりのある日、厩舎に突然光が差し嵐が訪れた。気付くとそこは獣人王国。普段美形人型で獣型に変身出来るライオン獣人王アルファ×異世界転移してオメガになった美人日本人獣医師のハッピーエンドオメガバースです。
病み墜ちした騎士を救う方法
無月陸兎
BL
目が覚めたら、友人が作ったゲームの“ハズレ神子”になっていた。
死亡フラグを回避しようと動くも、思うようにいかず、最終的には原作ルートから離脱。
死んだことにして田舎でのんびりスローライフを送っていた俺のもとに、ある噂が届く。
どうやら、かつてのバディだった騎士の様子が、どうもおかしいとか……?
※欠損表現有。本編が始まるのは実質中盤頃です
【本編完結】完璧アルファの寮長が、僕に本気でパートナー申請なんてするわけない
中村梅雨(ナカムラツユ)
BL
海軍士官を目指す志高き若者たちが集う、王立海軍大学。エリートが集まり日々切磋琢磨するこの全寮制の学舎には、オメガ候補生のヒート管理のため“登録パートナー”による処理行為を認めるという、通称『登録済みパートナー制度』が存在した。
二年生になったばかりのオメガ候補生:リース・ハーストは、この大学の中で唯一誰ともパートナー契約を結ばなかったオメガとして孤独に過ごしてきた。しかしある日届いた申請書の相手は、完璧な上級生アルファ:アーサー・ケイン。絶対にパートナーなんて作るものかと思っていたのに、気付いたら承認してしまっていて……??制度と欲望に揺れる二人の距離は、じりじりと変わっていく──。
夢を追う若者たちが織り成す、青春ラブストーリー。
魔法使い、双子の悪魔を飼う
よんど
BL
「僕、魔法使いでよかった」
リュシーは宮廷専属の優秀な魔法使い。
人が寄りつけない程強い自身の力のせいで常に孤独なリュシーは、ある日何気なく街を歩いていた際に闇商人の話を聞いてしまう。貴重で価値ある''モノ''を高値で買い取る悪趣味な会が近くであるらしく気になったリュシーは其処で不思議な双子と出逢いを果たす。
本の見よう見まねで無償の愛を与え続けるリュシーに育てられた双子はいつしか胸の内に何とも言えない感情を抱く様になり...
独りぼっちだった魔法使いが出逢いを通して彼等と関係を紡いでいき幸せを知る微闇要素有りのBLファンタジー。
(※) 過激描写のある話に付けています。
*** 攻め視点
※不定期更新です。
※誤字脱字の報告助かるので嬉しいです。
※何でもOKな方のみ拝読お願いします。
扉絵
YOHJI@yohji_fanart様
(無断転載×)
【完】心配性は異世界で番認定された狼獣人に甘やかされる
おはぎ
BL
起きるとそこは見覚えのない場所。死んだ瞬間を思い出して呆然としている優人に、騎士らしき人たちが声を掛けてくる。何で頭に獣耳…?とポカンとしていると、その中の狼獣人のカイラが何故か優しくて、ぴったり身体をくっつけてくる。何でそんなに気遣ってくれるの?と分からない優人は大きな身体に怯えながら何とかこの別世界で生きていこうとする話。
知らない世界に来てあれこれ考えては心配してしまう優人と、優人が可愛くて仕方ないカイラが溺愛しながら支えて甘やかしていきます。
イケメンダブルセンターとアンチ>ファンな平凡な俺
スノウマン(ユッキー)
BL
アイドルグループ【オーバーウェルミング】は圧倒的な歌唱力の深山影月、圧倒的なパフォーマンス力の漣陽太、そして圧倒的な平凡力な俺間桐真緒の3人で結成されている。
大人気の二人と違いアンチしかいない俺だが、メンバーからもファンからも愛される日が果たしてくるのか!?
悪役令息物語~呪われた悪役令息は、追放先でスパダリたちに愛欲を注がれる~
トモモト ヨシユキ
BL
魔法を使い魔力が少なくなると発情しちゃう呪いをかけられた僕は、聖者を誘惑した罪で婚約破棄されたうえ辺境へ追放される。
しかし、もと婚約者である王女の企みによって山賊に襲われる。
貞操の危機を救ってくれたのは、若き辺境伯だった。
虚弱体質の呪われた深窓の令息をめぐり対立する聖者と辺境伯。
そこに呪いをかけた邪神も加わり恋の鞘当てが繰り広げられる?
エブリスタにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる