いじめられっ子の僕は、異世界で無双する。

せつ

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冒険者ギルド

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異世界の街へと来た。
すごい!あっちに曲芸人が…あっ!こっちは屋台だ!僕、こういうのは始めてだから見ているだけで楽しいな。
なんて、キョロキョロしながら目を輝かせていると、二人の笑いをこらえるような声が聞こえてきた。
悪いとは思ってるんだけど、つい、新鮮で…申し訳ない。

とことこ歩いていると、大きな建物が見えてきた。僕はフードを抑えながらじっとみる。

「ふおおぉ…すごい、大きいですね!」

「……ぶはっ!そうだな…、っ、」

「くっ…ユキは可愛いな。」

二人してずっと、僕をまるで子供を見るような目で見ながら笑っている。
抑えられないんです……

そして、その大きな建物の前に立つ。

「ついたぞ、ここが冒険者ギルドだ。くれぐれも、俺達のそばから離れないこと!フードを外さないこと!分かったな?」

「分かりました!」

この建物が冒険者ギルド…かっこいいなあ。

中へ入ると、結構人が居た。どうやら、食堂のような所と繋がっているらしい。
そして、お酒を飲んでる人や、壁に貼られた紙を見ていた人、受付の人などがこっちを見ていることに気づいた。
うう…怖い。二人は、有名人なのだろうか。

「アーデントさん!リオルさん!おはようございます!三日間何してたんですか~!心配しましたよ、もう!」

巨体のおじさんが声をかけてくる。見かけによらず明るいな…。

「あ~っ、色々あってな。んで、今日はユ…この子のことで色々しにきたんだ。ちょっとどいてくれないか?」

「この子って……小さいですね!何歳なのかな?」

「っ…ええっ、と…17歳…です…」

「「「17歳!?!?」」」

わわっ、びっくりした。
ギルドの6割くらいが急に叫んだ。
アーデントさんとリオルさんも驚いてる……何歳だと思っていたのだろうか。

「そっか、もっと幼いのかと…っていうか、声可愛いね!彼氏いる?」

「おい!!この子にちょっかいをかけるな。」

「え~、この子って…アーデントさんとリオルさんの何なんですか?」 

「親戚が忙しいらしいから、預かってただけだ。…もういいか?」

「わ、わかりましたよ~。そんなに怒ったら、モテませんよ?」

「うるせえ!」

やっと受付に辿り着いた。騒がしいなあ…。

「おはようございます。…って、アーデントさんにリオルさんじゃないですか。いつもありがとうございます。今はA級モンスターの討伐依頼はありませんよ。」

えっ、A級モンスター…?討伐…?

「違えよ。この子の身元保証人を俺らにして欲しくてここに来たんだ。」

「えっ…この子が…?わ、分かりました。早急に手配致しますね。」

受付の奥からドタバタと音が聞こえる。
…え、近づいてきてる…?
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