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食育 牛を育てる小学校のつづき
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その意見を聞いた人物たちは、一瞬動きを止めました。
そして、各自が様々に意見を好き勝手に言い合い、
収拾がつかなくなってしまいました。
その日は一旦、お開きになりました。
後日、学校にて。
教師、PTA、子供会、塾講師、教育委員会、JA、焼肉店オーナー等
が集まり会議を開催。
あーだーこーだと議論は白熱し、最後は殴り合いで決着がつきました。
『牛を殺すのに賛成票を投票した生徒が、直接牛を殺す事』が決定です。
投票後に喜んでいた三十一名は既に把握されているので、
今更言い逃れは出来ません。
学校長、教育委員長、村長、県知事の連名で命令が出されました。
『牛を殺すのに賛成票を投票した生徒が、直接牛を殺す事』は必ず実行されるべき事項である。
仮に仮病などで不参加の場合は、無理矢理に力尽くででも参加させる事。
不参加の生徒が自宅に不在の場合は自宅に放火するが、放火者は罪には問わない。
この命令に反発したのは人数比率で言えば、
1%にも満たなかったので黙殺されました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
五月下旬の日曜日、牛殺しが行われます。
牛殺し、賛成に票を入れた生徒三十一名のうち、二十八名は学校に来ましたが、
後の三名は姿を現していません。
二名は無理矢理に連れて来られましたが、
残りの一名は前日に親戚の家に行っていたので、悪質な逃亡だと判断されて
自宅を放火されました。
つづく。
そして、各自が様々に意見を好き勝手に言い合い、
収拾がつかなくなってしまいました。
その日は一旦、お開きになりました。
後日、学校にて。
教師、PTA、子供会、塾講師、教育委員会、JA、焼肉店オーナー等
が集まり会議を開催。
あーだーこーだと議論は白熱し、最後は殴り合いで決着がつきました。
『牛を殺すのに賛成票を投票した生徒が、直接牛を殺す事』が決定です。
投票後に喜んでいた三十一名は既に把握されているので、
今更言い逃れは出来ません。
学校長、教育委員長、村長、県知事の連名で命令が出されました。
『牛を殺すのに賛成票を投票した生徒が、直接牛を殺す事』は必ず実行されるべき事項である。
仮に仮病などで不参加の場合は、無理矢理に力尽くででも参加させる事。
不参加の生徒が自宅に不在の場合は自宅に放火するが、放火者は罪には問わない。
この命令に反発したのは人数比率で言えば、
1%にも満たなかったので黙殺されました。
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五月下旬の日曜日、牛殺しが行われます。
牛殺し、賛成に票を入れた生徒三十一名のうち、二十八名は学校に来ましたが、
後の三名は姿を現していません。
二名は無理矢理に連れて来られましたが、
残りの一名は前日に親戚の家に行っていたので、悪質な逃亡だと判断されて
自宅を放火されました。
つづく。
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