ホラー小話

カリー専門店（最後にネタバレします）

へー、こんな所にカレーショップが
新規開店したのか。
カレーは好きだし、入ってみるか。

[カリー専門店]
カレーじゃなく
カリーって言うのも
インドっぽくっていい感じだ。
店内へと足を踏み入れた。
今は平日の午後三時過ぎ、
アイドルタイムの為、
他に客の姿はない。

注文する前に誓約書を書かされた。
[何があっても店舗に責任はありません]

前にも別な店で書いた事があるからな。
苦情がでるほどに辛いカレーって
証拠だよな。
ま、それでこそカレーだよな。
カレーは辛い方が旨い。

メニューに目をやると。
爆弾カリー
天国カリー
溶岩カリー
興奮カリー
凄惨カリー
病院カリー
火傷カリー

物騒な名前が並んでいる。
それぞれ詳しい説明があり、
凄惨カリーを注文した。

提供された料理を一口食べて、
ある事実に気付いて
盛大に後悔した。
もう遅いが。











凄惨カリーは青酸カリ。