科学部部長の野望と阻止するM子

桃月熊

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死者蘇生薬

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部「どんな薬なら作っちゃ駄目だと思う?」

M「死者蘇生薬は止めておいた方がいいですよ」

部「需要はあると思うけど」

M「需要があるのが問題点の一つです」

部「需要があり過ぎて、死者蘇生薬を求めて死者が出るんだね」

M「はい。そしてそれ以上の問題もあります」

部「それは一体?」

M「安価で大量生産出来たとして、ほぼ無制限に世の中に出回ったとします」

部「うん」

M「仮にある一個人が両親を生き返らせますとします」

部「大体そうだろうね、虐待や育児放棄で恨みでもしてない限りは」

M「はい、生き返った両親はそれぞれの両親を生き返らせます」

部「その生き返った両親がそれぞれの両親を生き返らせるって事だね」

M「はい。計算しやすいように25年を一世代とします」

部「うん、100÷25=4で100年で四世代だね」

M「はい、蘇生した人間合計数は2の4乗×2-2で30人になります」

部「100年遡って30人だね」

M「同様に2000年遡ります、2000÷25=80世代です」

部「計算式は2の80乗×2-2かな、計算機が必要だね」

M「桁数が多すぎてエラーになりました」

部「手書きで計算するしかないのか」

M「出ました、兆の上の京の上の垓の上の𥝱に届いています」

部「2000年遡っただけでそんなに?」

M「はい、たった1人でこの数字です。最初が数億人だとしましたら」

部「𥝱の更に数億倍の人間が蘇生するのか」

M「この時点で全人類が地球の陸地に留まるのは不可能です」

部「歴史の始まるは2000年前所じゃないし、もっと増えるのか」

M「蘇生しても海に落ちて死亡か、人間の頭上での生活になります」

部「死者蘇生薬は作っちゃ駄目だね」

M「それが良いと思います」
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