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第四十五 勝ち抜け四 脱落一 白紙九十五 その三
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トイレを流し、
顔をしっかりと洗った。
冷蔵庫からオレンジジュースを取り出し、少し飲む。
そのままオレンジジュースを持ったままモニター画面の前に戻った。
頭上の電光掲示板を確認すると、
競技開始まで凡そ六十分。
つまりは単純に言ったら積極的な勝ちの狙い方と
消極的な勝ちの狙い方がある訳だ。
積極的な勝ちの狙い方は
四枚ある勝ち抜けカードを取りに行く。
4/100なんだからドンドンカードを取っていけば
その内に勝ち抜けカードをめくれるだろう、って考え方。
その反対の消極的な勝ちの狙い方は
脱落カードをめくらなければ良いって考え方。
最後まで残っていても勝ち抜けになるんだから。
二回パスして一枚めくる、これを繰り返して、
合計百回が過ぎるのを待つ。
この方法を参加者全員がした場合は何回めくればいいんだ?
一番二番三番四番五番
パスパスパスパスパス
パスパスパスパスパス
強制強制強制強制強制(強制的にめくり)
上記を一セットとして十五回分。
これを六セット繰り返すと、九十回。
残りは十回。
だから、
一番二番三番四番五番
パスパスパスパスパス
パスパスパスパスパス
90+10=100
これで合計百回か。
つまりはカードを六枚めくって、その間に脱落をめくらなければ
勝ち抜け確定か。
1/100が脱落なんだから、殆ど脱落をめくる事は無いな。
そもそも合計めくり枚数が
一番VS二番三番四番五番
↓
六枚VS二十四枚
比率で言えば1:4
拠って脱落カードをめくる確率も1:4
消極的な勝ちを狙っても1/5:4/5
なんだから、勝ち抜けられる可能性の方が圧倒的に高い。
なんだ実は普通にルールを適用しても楽勝っぽいな。
……なんか違う気がする。
この可能性論は参加者各自に対して当てはまるんだもん。
誰がどの程度有利なのか単純に並べてみよう。
首に掛かっている番号札は一番である。
一番VS二番三番四番五番なら一番が有利。
二番VS一番三番四番五番なら二番が有利。
三番VS一番二番四番五番なら三番が有利。
四番VS一番二番三番五番なら四番が有利。
五番VS一番二番三番四番なら五番が有利。
結果としては、全員が同じ様に有利って、意味の分からない状態になっている。
なにが可笑しいんだ?
確実になにかが可笑しいだけど。
考え方の根本が間違ってるのか?
もう一度ルールを確認しなおそう。
顔をしっかりと洗った。
冷蔵庫からオレンジジュースを取り出し、少し飲む。
そのままオレンジジュースを持ったままモニター画面の前に戻った。
頭上の電光掲示板を確認すると、
競技開始まで凡そ六十分。
つまりは単純に言ったら積極的な勝ちの狙い方と
消極的な勝ちの狙い方がある訳だ。
積極的な勝ちの狙い方は
四枚ある勝ち抜けカードを取りに行く。
4/100なんだからドンドンカードを取っていけば
その内に勝ち抜けカードをめくれるだろう、って考え方。
その反対の消極的な勝ちの狙い方は
脱落カードをめくらなければ良いって考え方。
最後まで残っていても勝ち抜けになるんだから。
二回パスして一枚めくる、これを繰り返して、
合計百回が過ぎるのを待つ。
この方法を参加者全員がした場合は何回めくればいいんだ?
一番二番三番四番五番
パスパスパスパスパス
パスパスパスパスパス
強制強制強制強制強制(強制的にめくり)
上記を一セットとして十五回分。
これを六セット繰り返すと、九十回。
残りは十回。
だから、
一番二番三番四番五番
パスパスパスパスパス
パスパスパスパスパス
90+10=100
これで合計百回か。
つまりはカードを六枚めくって、その間に脱落をめくらなければ
勝ち抜け確定か。
1/100が脱落なんだから、殆ど脱落をめくる事は無いな。
そもそも合計めくり枚数が
一番VS二番三番四番五番
↓
六枚VS二十四枚
比率で言えば1:4
拠って脱落カードをめくる確率も1:4
消極的な勝ちを狙っても1/5:4/5
なんだから、勝ち抜けられる可能性の方が圧倒的に高い。
なんだ実は普通にルールを適用しても楽勝っぽいな。
……なんか違う気がする。
この可能性論は参加者各自に対して当てはまるんだもん。
誰がどの程度有利なのか単純に並べてみよう。
首に掛かっている番号札は一番である。
一番VS二番三番四番五番なら一番が有利。
二番VS一番三番四番五番なら二番が有利。
三番VS一番二番四番五番なら三番が有利。
四番VS一番二番三番五番なら四番が有利。
五番VS一番二番三番四番なら五番が有利。
結果としては、全員が同じ様に有利って、意味の分からない状態になっている。
なにが可笑しいんだ?
確実になにかが可笑しいだけど。
考え方の根本が間違ってるのか?
もう一度ルールを確認しなおそう。
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