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マギアアームド・ファンタジア
12話 デスエンカウント
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道中にアイテムを採取し、ラプタス以外の小型モンスターも撃破して素材アイテムを集めつつ、クエストを進行させていく三人。
ラプタスの討伐数も8となり、残る討伐目標数まであと二頭。
平地を一周してきた頃には、それなりの量の素材アイテムが集まっていた。
「たくさん集まったね」
カノラは、自分のアイテムボックスの項目を開いて、中を確認する。
「うん、これだけ集めれば、少しくらいは装備を強化出来るはずだ」
アロウもアイテムボックスの項目を確かめる。
植物類だけでなく、鉱物類や虫類も集めているので、マギアアームドの生産や強化も出来るはずだと見ている。
「ルナさんはどうですか?」
アロウは、ルナの素材アイテム集めの進捗を訊ねる。
「私も十分集まったと思うので、そろそろ残りのラプタスを討伐して、帰還しましょうか」
ルナの方も大量だったようだ。
素材採集はこの辺りで切り上げて、残るラプタスを討伐してクエストクリアだ。
平原地に点在していたラプタスは全て撃破しているので、洞窟内か、山頂部にいるだろう、と判断したルナに従い、三人は山道へ向かう。
その、道中。
「……あっ」
先頭を歩いていたルナは何かに気付き、すぐに足を止めた。
「ルナさん?」
どうしたんですか、とアロウが訊ねようとするが、ルナはそれには答えずに「こっちっ」と小さくも鋭い声で岩陰の方へ誘導する。
何かは分からないが、とにかく隠れる必要がありそうなので、アロウとカノラは、ルナの誘導に合せて岩陰に身を潜める。
「物音、立てないでください……」
人差し指を口元に添えて沈黙を促しつつ、ルナは岩陰からそっと顔を覗かせる。
アロウもその後ろから覗いてみる。
二人の視線の先にいるのは、緑色の筋骨隆々とした肉体の、一つ目の巨人。その右手に握るのは、樹木をそのまま持ってきたような巨大な棍棒。
「『サイクロプス』です」
ルナがその大型モンスターの名を答える。
巨人――サイクロプスは、棍棒を肩に担いで我が物顔で平原をのし歩いている。
「Bランクの大型モンスターですから、今の私達じゃ絶対勝てません」
「通り過ぎるのを待つってことですね」
序盤のフィールドに稀に現れる、明らかに逸脱した強さのモンスター。
デスエンカウント、と言うものだろう。
「私、最初に見つけた時に戦って、即死しましたから……」
「な、なるほど……?」
全く相手にならなかったようだが、一度戦闘を行ったおかげでモンスター図鑑に登録することは出来たようだ。
それはともかく、ここはルナの忠告通りにサイクロプスをやり過ごすのが先決。
だが、
「えっ?」
プキュー、と言う可愛らしい鳴き声がカノラの背後から聞こえたと思えば、
水色の半液体状の小型モンスター――『スライム』がいた。
しかも、空気を読まないかのようにカノラに攻撃しようとしているではないか。
「ちょ、ちょっと、今はこっち来ないで……」
カノラの小声などお構いなし、スライムは勢いよく体当たりを仕掛けてきた。
「きゃぅっ」
小型モンスターと言えどその体当たりは立派な攻撃だ、カノラは情けない悲鳴を上げて岩陰から押し出されてしまう。
そして、悪い偶然が重なり――サイクロプスの単眼が、カノラの姿を捉えてしまった。
ラプタスの討伐数も8となり、残る討伐目標数まであと二頭。
平地を一周してきた頃には、それなりの量の素材アイテムが集まっていた。
「たくさん集まったね」
カノラは、自分のアイテムボックスの項目を開いて、中を確認する。
「うん、これだけ集めれば、少しくらいは装備を強化出来るはずだ」
アロウもアイテムボックスの項目を確かめる。
植物類だけでなく、鉱物類や虫類も集めているので、マギアアームドの生産や強化も出来るはずだと見ている。
「ルナさんはどうですか?」
アロウは、ルナの素材アイテム集めの進捗を訊ねる。
「私も十分集まったと思うので、そろそろ残りのラプタスを討伐して、帰還しましょうか」
ルナの方も大量だったようだ。
素材採集はこの辺りで切り上げて、残るラプタスを討伐してクエストクリアだ。
平原地に点在していたラプタスは全て撃破しているので、洞窟内か、山頂部にいるだろう、と判断したルナに従い、三人は山道へ向かう。
その、道中。
「……あっ」
先頭を歩いていたルナは何かに気付き、すぐに足を止めた。
「ルナさん?」
どうしたんですか、とアロウが訊ねようとするが、ルナはそれには答えずに「こっちっ」と小さくも鋭い声で岩陰の方へ誘導する。
何かは分からないが、とにかく隠れる必要がありそうなので、アロウとカノラは、ルナの誘導に合せて岩陰に身を潜める。
「物音、立てないでください……」
人差し指を口元に添えて沈黙を促しつつ、ルナは岩陰からそっと顔を覗かせる。
アロウもその後ろから覗いてみる。
二人の視線の先にいるのは、緑色の筋骨隆々とした肉体の、一つ目の巨人。その右手に握るのは、樹木をそのまま持ってきたような巨大な棍棒。
「『サイクロプス』です」
ルナがその大型モンスターの名を答える。
巨人――サイクロプスは、棍棒を肩に担いで我が物顔で平原をのし歩いている。
「Bランクの大型モンスターですから、今の私達じゃ絶対勝てません」
「通り過ぎるのを待つってことですね」
序盤のフィールドに稀に現れる、明らかに逸脱した強さのモンスター。
デスエンカウント、と言うものだろう。
「私、最初に見つけた時に戦って、即死しましたから……」
「な、なるほど……?」
全く相手にならなかったようだが、一度戦闘を行ったおかげでモンスター図鑑に登録することは出来たようだ。
それはともかく、ここはルナの忠告通りにサイクロプスをやり過ごすのが先決。
だが、
「えっ?」
プキュー、と言う可愛らしい鳴き声がカノラの背後から聞こえたと思えば、
水色の半液体状の小型モンスター――『スライム』がいた。
しかも、空気を読まないかのようにカノラに攻撃しようとしているではないか。
「ちょ、ちょっと、今はこっち来ないで……」
カノラの小声などお構いなし、スライムは勢いよく体当たりを仕掛けてきた。
「きゃぅっ」
小型モンスターと言えどその体当たりは立派な攻撃だ、カノラは情けない悲鳴を上げて岩陰から押し出されてしまう。
そして、悪い偶然が重なり――サイクロプスの単眼が、カノラの姿を捉えてしまった。
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