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第23話 ざ、ざまあああぁぁぁ↓(楠視点 後編)
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まさか第四の部屋までノンストップでクリアされるなんて!?
あいつら頭がおかしいんじゃねぇのか!?
どうしたらそんな事ができるんだよ!?
次は、次の魔物は一体なんだ!? 頼むぞぉぉぉぉぉ!
「次は最後の部屋みたいよ! 見て、ダンジョンコア!」
「だが守っているのはゴブリンと……ゴブリンエリートだとぉぉぉ!!?」
「あの巨大さに加えて狡猾で残忍、さらには高レベルだから魔法耐性も高い。下手な魔法を使っても阻害されて通用しないぞ! いくらなんでもこの相手じゃ間宮達でも……!」
ふは、ふはははは最後の最後でざ、ざまあああ!!!!! ざまぁぁぁあああ!!!!!
ゴブリンエリートは僕でも勝てた事がない!
トップオブトップスでも苦戦必至な強ボスの一角だ!
これを四人で倒すだと!? いいや無理だね!
徹底した戦術とチームメンバーの力、そして犠牲が必要になる相手なのさ!
そしてなにより周囲のゴブリンどもが小細工をさせてくれない!
ゴブリンエリートがさらに奴らの統制を堅牢にしているから崩すのは至難の業だぜぇぇぇ!!!
「え、ちょ……爆裂魔法!?」
「ゴブリンどもを一網打尽にしやがった!」
「――んっはあああ!!!??」
「まさかあの魔術士、この時のためにマナをとっといたって事!?」
「そういえば攻撃魔法なんて、ここまでに一切使ってないわ!」
じょ、冗談じゃない! まとめて倒したら経験値が無駄になるだろ!?
それどころか取得経験値に偏りが生まれて非難されるし、他プレイヤーが巻き込まれでもしたらまずいだろうが!
――ああああくっそおおお、あいつら少人数だったあああ!!!
じゃあ何か!? 先日もこうしてれば余裕だったって意味かよ!?
僕への当てつけか間宮ァァァァァァ!!!!!
「いや待て、だがさすがにゴブリンエリートは無傷だ! なんてこった!」
「それどころか一気に間宮達に突っ込んでいくぞ! まずい、逃げてくれ!」
「ダメだ終わった! さすがに早矢川でもあの相手じゃ無理だ! くっそお!」
あ、待て、そうだゴブリンエリートがいる。
あいつにすべての望みを懸けるしかない!
頼むゴブリンエリート! 間宮どもを蹂躙してくれぇ!
「なっ!?」「ちょ!?」
「――え、なんだ、何があったのかなあああ!?」
「ゴブリンエリートが自分で壁にぶつかったんだ」
「は?」
「あ、スピードアップの魔法かけられてる。それでいきなり足が速くなって反応しきれなかったんだ」
「んなにぃ!? 魔法耐性あるんじゃねぇのかよ!?」
「おそらくゴブリンエリートは弱体耐性しかないんだ。魔法への知識があるだけだから、ドライアドみたいな特性じゃなくただ防御性能が高いってだけで」
「つか楠、お前そんな粗暴な事言う奴だったっけ……?」
「あ、つ、つい興奮しちゃって……はは」
あぶないあぶない、うっかり素が出てしまった。
落ち着け、落ち着くんだ僕。奴らのペースに乗せられてはいけない。
「お、すかさず間宮と早矢川で奴のアキレス健を切ったぞ! うまい!」
「これで奴ももう動けない! あとはとどめを刺すだけだ、いけぇ!」
「だが暴れれば一緒だ! どう対処する宝春学園!?」
「うっ、なんだ、画面が一気に暗くなった!?」
「暗黒魔法の〝広域黒煙幕〟だ!」
また委員会が禁止した魔法を使ってやがる!
馬鹿か!? このチャンスに自分達で視界を奪うとか!
だが俺達には煙幕も透視して見える。
せいぜい奴らの間抜けな姿を――
「見て! 〝怪音波魔法〟まで使ったみたい!」
「それだけじゃない、〝刺激臭魔法〟まで使ってるぞ!」
――は?
「そうか、これは敵への弱体じゃない。環境変化の魔法だから耐性に関係無いんだ」
「でもこれだけの状況じゃ間宮達も相当キツいんじゃない?」
やる事がめちゃくちゃだ……もうなんでもありかよ!?
だが弱体を撒いた所でゴブリンエリートが勝手に死ぬ訳じゃない。
それどころか自爆だ。これらを防ぐ治癒魔法は存在しないからな!
「あれ、間宮達の姿が無いぞ?」
「あ、あいつら元の通路にいやがる!」
「しかも魔防壁張って、その手前でのんびりしているわ!」
「その手が……! 通路なら魔防壁一つで事足りるもんな!」
もう逃げ終えているのかよぉぉぉ!
行動に無駄が無さ過ぎだろぉぉぉ!?
「だけどそれだけじゃゴブリンエリートは倒せなくない?」
「そ、それはそうだが……」
そ、そうだ。その通りだよ!
ゴブリンエリートには高い自然治癒能力もある!
攻撃せずに放っておけば足も癒えてすぐ動けるようになるだろう。
そうなればあんな魔防壁、速攻で壊されて終わりだ。
どうせ地味な時間稼ぎにしかならないんだよォォォ!!!
「煙幕が晴れてきたわ」
「あ、ゴブリンエリート、へばって倒れてる」
へっ……?
「魔物にも知能があるからこそ恐怖心もある。五感を奪われ、パニックになって暴れて疲れ果ててしまったのだろう」
「しかもなんか足を抑えて苦しみはじめたぞ!?」
「あ、あれは……虹岡の魔法〝こむら返り術〟だ!」
なんだよその究極に地味でドギツい魔法!?
つか弱体魔法効かないんじゃねぇのかよ!?
「あの煙幕の中で体力だけでなく精神力まで削られたんだ」
「そうか、それで魔法耐性が急激に落ちたって事かよ」
「うわぁもう片方の脚にも使ってやがる……」
「エッグい!」「すっげぇ痛そう」
「あんな魔法あったっけ?」
「知らないわよ。一部の魔法は習得者の性格に依存する特殊なものもあるんだから」
あ、ああ……ゴブリンエリートがどんどん弱っていく。
もだえ苦しんだあげく、とうとう動かなくなっちまった……。
あ、そこに間宮が斧投げで容赦なく頭をブチ抜きやがった。
弱って防御力も落ちた所を一撃って、どんだけ地味に徹底してんだ。
つか、とことん斧投げるのかよアイツ。
「そして最後の締めはやはり虹岡か」
「ダンジョンコアの防御力まで無視かよ鈍器」
「ここまで来るともう見てて逆になんか清々しくなるよな」
「次、俺も鈍器レベル上げようかな」
お、おかしいだろ、なんでこうなったんだよ。
あいつら本当に四人だけで攻略しちまいやがった……。
た、頼む、誰か夢だって言ってくれよ! お、おぉーい!
あいつら頭がおかしいんじゃねぇのか!?
どうしたらそんな事ができるんだよ!?
次は、次の魔物は一体なんだ!? 頼むぞぉぉぉぉぉ!
「次は最後の部屋みたいよ! 見て、ダンジョンコア!」
「だが守っているのはゴブリンと……ゴブリンエリートだとぉぉぉ!!?」
「あの巨大さに加えて狡猾で残忍、さらには高レベルだから魔法耐性も高い。下手な魔法を使っても阻害されて通用しないぞ! いくらなんでもこの相手じゃ間宮達でも……!」
ふは、ふはははは最後の最後でざ、ざまあああ!!!!! ざまぁぁぁあああ!!!!!
ゴブリンエリートは僕でも勝てた事がない!
トップオブトップスでも苦戦必至な強ボスの一角だ!
これを四人で倒すだと!? いいや無理だね!
徹底した戦術とチームメンバーの力、そして犠牲が必要になる相手なのさ!
そしてなにより周囲のゴブリンどもが小細工をさせてくれない!
ゴブリンエリートがさらに奴らの統制を堅牢にしているから崩すのは至難の業だぜぇぇぇ!!!
「え、ちょ……爆裂魔法!?」
「ゴブリンどもを一網打尽にしやがった!」
「――んっはあああ!!!??」
「まさかあの魔術士、この時のためにマナをとっといたって事!?」
「そういえば攻撃魔法なんて、ここまでに一切使ってないわ!」
じょ、冗談じゃない! まとめて倒したら経験値が無駄になるだろ!?
それどころか取得経験値に偏りが生まれて非難されるし、他プレイヤーが巻き込まれでもしたらまずいだろうが!
――ああああくっそおおお、あいつら少人数だったあああ!!!
じゃあ何か!? 先日もこうしてれば余裕だったって意味かよ!?
僕への当てつけか間宮ァァァァァァ!!!!!
「いや待て、だがさすがにゴブリンエリートは無傷だ! なんてこった!」
「それどころか一気に間宮達に突っ込んでいくぞ! まずい、逃げてくれ!」
「ダメだ終わった! さすがに早矢川でもあの相手じゃ無理だ! くっそお!」
あ、待て、そうだゴブリンエリートがいる。
あいつにすべての望みを懸けるしかない!
頼むゴブリンエリート! 間宮どもを蹂躙してくれぇ!
「なっ!?」「ちょ!?」
「――え、なんだ、何があったのかなあああ!?」
「ゴブリンエリートが自分で壁にぶつかったんだ」
「は?」
「あ、スピードアップの魔法かけられてる。それでいきなり足が速くなって反応しきれなかったんだ」
「んなにぃ!? 魔法耐性あるんじゃねぇのかよ!?」
「おそらくゴブリンエリートは弱体耐性しかないんだ。魔法への知識があるだけだから、ドライアドみたいな特性じゃなくただ防御性能が高いってだけで」
「つか楠、お前そんな粗暴な事言う奴だったっけ……?」
「あ、つ、つい興奮しちゃって……はは」
あぶないあぶない、うっかり素が出てしまった。
落ち着け、落ち着くんだ僕。奴らのペースに乗せられてはいけない。
「お、すかさず間宮と早矢川で奴のアキレス健を切ったぞ! うまい!」
「これで奴ももう動けない! あとはとどめを刺すだけだ、いけぇ!」
「だが暴れれば一緒だ! どう対処する宝春学園!?」
「うっ、なんだ、画面が一気に暗くなった!?」
「暗黒魔法の〝広域黒煙幕〟だ!」
また委員会が禁止した魔法を使ってやがる!
馬鹿か!? このチャンスに自分達で視界を奪うとか!
だが俺達には煙幕も透視して見える。
せいぜい奴らの間抜けな姿を――
「見て! 〝怪音波魔法〟まで使ったみたい!」
「それだけじゃない、〝刺激臭魔法〟まで使ってるぞ!」
――は?
「そうか、これは敵への弱体じゃない。環境変化の魔法だから耐性に関係無いんだ」
「でもこれだけの状況じゃ間宮達も相当キツいんじゃない?」
やる事がめちゃくちゃだ……もうなんでもありかよ!?
だが弱体を撒いた所でゴブリンエリートが勝手に死ぬ訳じゃない。
それどころか自爆だ。これらを防ぐ治癒魔法は存在しないからな!
「あれ、間宮達の姿が無いぞ?」
「あ、あいつら元の通路にいやがる!」
「しかも魔防壁張って、その手前でのんびりしているわ!」
「その手が……! 通路なら魔防壁一つで事足りるもんな!」
もう逃げ終えているのかよぉぉぉ!
行動に無駄が無さ過ぎだろぉぉぉ!?
「だけどそれだけじゃゴブリンエリートは倒せなくない?」
「そ、それはそうだが……」
そ、そうだ。その通りだよ!
ゴブリンエリートには高い自然治癒能力もある!
攻撃せずに放っておけば足も癒えてすぐ動けるようになるだろう。
そうなればあんな魔防壁、速攻で壊されて終わりだ。
どうせ地味な時間稼ぎにしかならないんだよォォォ!!!
「煙幕が晴れてきたわ」
「あ、ゴブリンエリート、へばって倒れてる」
へっ……?
「魔物にも知能があるからこそ恐怖心もある。五感を奪われ、パニックになって暴れて疲れ果ててしまったのだろう」
「しかもなんか足を抑えて苦しみはじめたぞ!?」
「あ、あれは……虹岡の魔法〝こむら返り術〟だ!」
なんだよその究極に地味でドギツい魔法!?
つか弱体魔法効かないんじゃねぇのかよ!?
「あの煙幕の中で体力だけでなく精神力まで削られたんだ」
「そうか、それで魔法耐性が急激に落ちたって事かよ」
「うわぁもう片方の脚にも使ってやがる……」
「エッグい!」「すっげぇ痛そう」
「あんな魔法あったっけ?」
「知らないわよ。一部の魔法は習得者の性格に依存する特殊なものもあるんだから」
あ、ああ……ゴブリンエリートがどんどん弱っていく。
もだえ苦しんだあげく、とうとう動かなくなっちまった……。
あ、そこに間宮が斧投げで容赦なく頭をブチ抜きやがった。
弱って防御力も落ちた所を一撃って、どんだけ地味に徹底してんだ。
つか、とことん斧投げるのかよアイツ。
「そして最後の締めはやはり虹岡か」
「ダンジョンコアの防御力まで無視かよ鈍器」
「ここまで来るともう見てて逆になんか清々しくなるよな」
「次、俺も鈍器レベル上げようかな」
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