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第二十節「心よ強く在れ 事実を乗り越え 麗龍招参」
~朝の日の下に彼~
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7月中旬……勇達のアルライ訪問の翌日。
雲の少ない晴天から注がれる日の光が、朝であろうと容赦なく照り付ける。
その日常とも言える風景は、彼等にとっても変わる事の無い平穏とも言える一日の始まりに他ならない。
戦いに苛まれ続ける彼等の心の拠り所は、そんな日常なのかもしれない。
ジュジュジュ……チチチッ……
小鳥が囀り、空を舞う。
嘴に、見た事の無い小さな虫を咥え空を舞っていくその姿は雀の様であるが僅かに体格の大きい角の様なトサカを有する小鳥……だがその傍らに居るのは雀。
東京の一角……既に『あちら側』の生態系との繋がりが人々の目にも留まる程に染まり始めており、その事実もまたあらゆる情報筋にて公表され始める様になっていた。
「あずちゃあん、そろそろ出発しないと遅刻しちゃうわよぉ~!」
街の一角のとある一軒家……園部家の住宅。
彼等の母親の声が上がると、間もなく木製の階段を駆け下りて来る一人の少女。
リズミカルに足音を鳴らしながら駆け下りた彼女は既にいつもの制服を纏い、登校準備も整っている様相を見せていた。
「あずちゃん、行ってらっしゃい」
「うん、行ってきまーす!!」
兄の心輝は未だ布団の中で爆睡中。
だが遠慮する事無くいつもの大きな声を張り上げて玄関の扉を押し開いた。
途端、差し込む日の光が僅かに彼女の眼を怯ませ瞼を狭ませる。
すると、玄関前に居る人影に気付いた彼女は不意に視線を向け……逆光に慣れ始めた視界がその人物の姿をはっきりと映し出していった。
「おはよう、あず」
彼女の家の前に居たのは勇であった。
「あっ、勇君……おはよ~」
それに対して、いつもとは違う落ち着いた反応を見せるあずー。
そんな彼女の姿や挙動を見た勇は不意に「あれ……」と呟いてしまう。
彼の目に映るあずーの姿……それは今までとは雰囲気の異なる彼女。
後ろに結っていた髪が丸ごと無くなったショートヘアへと変わっており、そんな彼女の雰囲気もまたどこか落ち着いた様子を見せていた。
「あれ、あず……イメチェンしたのか?」
「うんっ、少し思う所があってね~」
そう言いながら「ニシシ」と笑う彼女の本質こそ変わっていない様子ではあるが。
「でも珍しいね、勇君から訪ねて来るなんて……お兄でも呼びに来たの?」
「いや、ちょっとあずと話したい事があってね」
そんな言葉が放たれると、さすがのあずーも僅かに動揺したのか驚きの表情を浮かべる。
「え、あたしと? ……そうなんだ……じゃあ学校に行かなきゃいけないし、歩きながら話そっか」
「ああ」
そう答え頷くのを確認すると、あずーが玄関から公道へと足を運び、その足を学校の方へと向ける……そんな彼女の歩みに合わせる様に、勇もまたその隣に並び歩を進めた。
お互い緊張があるのだろうか、静かな間が二人を包む。
突然の彼女の変化に戸惑う勇。
突然の彼の訪問に戸惑うあずー。
二人の空気はどこか初々しさも醸し出すかの様な様子さえ感じられる。
そんな間に……堪らず勇の声が静寂を裂いた。
「あ、えっと……最近訓練に来ないよな、皆心配してたよ」
「あぁ~……うん、ごめんね~テストも近いし勉強しなきゃーってさ」
そんな事を口ずさむ彼女には眼鏡は掛かってない……つまり『勉強モード』ではない。
『通常モード』の彼女であるのならば、その様な言葉を口に出す事など滅多に無いはずなのだが……。
そんな言葉に、勇は疑念を持ちつつも静かに受け返す。
「……そっか……実はさ、シンに『あずに会ってやってくれ』って言われてさ……何かあったんじゃないかって心配してたんだ。 ここの所慌ただしいのもあったから、何か思う事があるんじゃないかってさ」
「そうなんだ……お兄めなんて嬉しい事をぉ……でも、あたしはいつも通りだよ?」
「いつも通り……それならいいんだけど……」
勇の含んだ言い方に、あずーは首を傾げ彼の顔を見つめた。
「その、さ……俺がこの間やらかしたやつ……あれ、見てたんだよな……?」
照れ臭そうに額を掻きながら勇がそう呟くと、あずーも彼の気持ちを察したのか……ほんのりとした笑顔を作る。
「あーあれねぇ~……勇君鼻の下伸びてて凄かったやつ!!」
「そ、そう……それ……改めて言われるとやっぱり恥ずかしいな……」
リジーシアでの勇の痴態……それは当然あずーにもオンラインで通じていた。
彼女の変化はその時の出来事が元なのではないか……そう思い当たる節があるからこそ勇はこうして彼女の下を訪れたのだ。
恥を感じながらもあずーの前に立つ勇……腹は括れど、思いきれない感情の欠片が僅かに勇の顔を赤く滲ませる。
「思い違いならいいんだけどさ……俺に幻滅したとかさ、そんな感情にさせてしまったのなら……なんていうのか、申し訳ないっていうか……」
あずーが勇の事を好きだという事は仲間内だけでなく、周囲に居る人間の知る所だ。
彼女の特異な行動がそれを逆に児戯的な雰囲気へと変えてしまっていた訳であるが。
彼女の想いを少なからず知っていたからこそ、引責の念にも駆られるのも仕方の無いのかもしれない。
だが、そんな彼の何時に無い浮かない表情を見たあずーは……自らの浮かべた笑顔を無くすどころか大きな笑みへと変え、俯く彼に言葉を返した。
「んふふ~……確かに、あれがキッカケって言われたらそうかもしれないかな~」
「やっぱり……?」
不安そうな顔を浮かべたまま視線だけをあずーに向けると、彼女の万遍の笑みが視界に映り動揺を買う。
「でもさでもさ、ちょっと違うかな~」
「え?」
途端の切り返しに勇の顔がキョトンとし、僅かな間が開く。
そして不意に彼女の歩みが止まると……僅かに行き過ぎた勇が彼女の顔を追う様に体ごと振り返った。
「勇君、うちに初めて来た時の事、憶えてる?」
「1年の時シンに連れられて来た時の事かな……?」
「そうそう!! あの時さ、お兄に『好きな子のタイプ』聞かれてたじゃん?」
「あ、えーっと……確かそんな話してたような気がする……もしかして聞いてた?」
「うん、聞いてたよ……『元気な子が好き』ってさ」
勇の顔が蒼白になっていく……。
彼等が友達となったその日の何気ない話……それでも好きな異性のタイプを異性に聞かれたと知れば恥と感じる事もある。
そんな勇の顔を見たあずーは「フフッ」と小さな声を上げて笑う。
「だからさ、あたしはその時から『元気な子』であろうと思ったんだ……勇君が好きになってくれるようにってね」
「え……でもあの時、あずって俺と初対面だったはずだろ……どうしてそう思ったんだ?」
「んふふーそれはヒミツ!!」
「えぇ~……」
不意にあずーが再び歩み始め、勇を追い越すと……唖然と彼女を見つめていた彼がそれに追い付こうと続く。
そんな彼に振り向く事無く……彼女の口が開いた。
「でもね、こないだ気付いたんだ……勇君が好きな『元気な子』ってこういう事じゃないんだって……まぁ薄々感じてはいたけどさ。 きっと元気っていうのはエウリィちゃんみたいに我があってハッキリする事なんじゃないかって」
「あず……」
「それに気付けたからあたしはこう成れた……ううん、多分今の『あたし』が『地のあたし』なんだと思う。 今まで無理してたんだなぁってさ、やっと気付いたんだぁ~」
そんな彼女の表情は清々しい程に綺麗な笑顔で……今までのあざとい程に大きな笑みとは全く異なる自然なカタチ……それを横目に見つめていた勇の心が僅かに揺れ動く。
「まぁでもほら、もうあたしも高3じゃん? いつまでも子供で居られないってね」
「そっか……そうだよな。 もうあずと会って3年も経つんだな」
「そそ……だからさ、勇君も変に気を使わなくていいよ…… あたしは別に悪い方に転がった訳じゃないんだからさ。 むしろ今まで以上に好きになっちゃった」
「あはは……そこは変わらないんだな……」
「当たり前じゃんっ!! 本質はつよかわいいあずーちゃんなの!!」
自然な笑顔を向け、いつもと変わらない事を口走る彼女のテンションに押され、自然と勇の口元も笑みを作り……そして口を開け笑う。
そんな一連の二人の会話が時間を忘れさせたのだろう……気付けば既にそこは白代高校のすぐ近くの交差点……そこを曲がればその先に見える程の距離。
「あ~もう着いちゃったのかぁ……勇君と久々の話もっとしたかったのにな~」
「はは……俺はいつも事務所に居るさ、話したい時に来ればいいさ」
「訓練の邪魔するのも嫌だし、体動かしたい時に行くよ。 とりあえず、テスト終わったらね~」
「そうだったな……テスト頑張ってな」
「うん、勇君も訓練頑張ってね~!!」
互いが手を振り別れを告げる。
そして駆け足で校門へと向かっていく彼女の足取りは軽やかで……勇はそんな彼女の後姿を見守る様に、見えなくなるまで見つめ続けていた……。
雲の少ない晴天から注がれる日の光が、朝であろうと容赦なく照り付ける。
その日常とも言える風景は、彼等にとっても変わる事の無い平穏とも言える一日の始まりに他ならない。
戦いに苛まれ続ける彼等の心の拠り所は、そんな日常なのかもしれない。
ジュジュジュ……チチチッ……
小鳥が囀り、空を舞う。
嘴に、見た事の無い小さな虫を咥え空を舞っていくその姿は雀の様であるが僅かに体格の大きい角の様なトサカを有する小鳥……だがその傍らに居るのは雀。
東京の一角……既に『あちら側』の生態系との繋がりが人々の目にも留まる程に染まり始めており、その事実もまたあらゆる情報筋にて公表され始める様になっていた。
「あずちゃあん、そろそろ出発しないと遅刻しちゃうわよぉ~!」
街の一角のとある一軒家……園部家の住宅。
彼等の母親の声が上がると、間もなく木製の階段を駆け下りて来る一人の少女。
リズミカルに足音を鳴らしながら駆け下りた彼女は既にいつもの制服を纏い、登校準備も整っている様相を見せていた。
「あずちゃん、行ってらっしゃい」
「うん、行ってきまーす!!」
兄の心輝は未だ布団の中で爆睡中。
だが遠慮する事無くいつもの大きな声を張り上げて玄関の扉を押し開いた。
途端、差し込む日の光が僅かに彼女の眼を怯ませ瞼を狭ませる。
すると、玄関前に居る人影に気付いた彼女は不意に視線を向け……逆光に慣れ始めた視界がその人物の姿をはっきりと映し出していった。
「おはよう、あず」
彼女の家の前に居たのは勇であった。
「あっ、勇君……おはよ~」
それに対して、いつもとは違う落ち着いた反応を見せるあずー。
そんな彼女の姿や挙動を見た勇は不意に「あれ……」と呟いてしまう。
彼の目に映るあずーの姿……それは今までとは雰囲気の異なる彼女。
後ろに結っていた髪が丸ごと無くなったショートヘアへと変わっており、そんな彼女の雰囲気もまたどこか落ち着いた様子を見せていた。
「あれ、あず……イメチェンしたのか?」
「うんっ、少し思う所があってね~」
そう言いながら「ニシシ」と笑う彼女の本質こそ変わっていない様子ではあるが。
「でも珍しいね、勇君から訪ねて来るなんて……お兄でも呼びに来たの?」
「いや、ちょっとあずと話したい事があってね」
そんな言葉が放たれると、さすがのあずーも僅かに動揺したのか驚きの表情を浮かべる。
「え、あたしと? ……そうなんだ……じゃあ学校に行かなきゃいけないし、歩きながら話そっか」
「ああ」
そう答え頷くのを確認すると、あずーが玄関から公道へと足を運び、その足を学校の方へと向ける……そんな彼女の歩みに合わせる様に、勇もまたその隣に並び歩を進めた。
お互い緊張があるのだろうか、静かな間が二人を包む。
突然の彼女の変化に戸惑う勇。
突然の彼の訪問に戸惑うあずー。
二人の空気はどこか初々しさも醸し出すかの様な様子さえ感じられる。
そんな間に……堪らず勇の声が静寂を裂いた。
「あ、えっと……最近訓練に来ないよな、皆心配してたよ」
「あぁ~……うん、ごめんね~テストも近いし勉強しなきゃーってさ」
そんな事を口ずさむ彼女には眼鏡は掛かってない……つまり『勉強モード』ではない。
『通常モード』の彼女であるのならば、その様な言葉を口に出す事など滅多に無いはずなのだが……。
そんな言葉に、勇は疑念を持ちつつも静かに受け返す。
「……そっか……実はさ、シンに『あずに会ってやってくれ』って言われてさ……何かあったんじゃないかって心配してたんだ。 ここの所慌ただしいのもあったから、何か思う事があるんじゃないかってさ」
「そうなんだ……お兄めなんて嬉しい事をぉ……でも、あたしはいつも通りだよ?」
「いつも通り……それならいいんだけど……」
勇の含んだ言い方に、あずーは首を傾げ彼の顔を見つめた。
「その、さ……俺がこの間やらかしたやつ……あれ、見てたんだよな……?」
照れ臭そうに額を掻きながら勇がそう呟くと、あずーも彼の気持ちを察したのか……ほんのりとした笑顔を作る。
「あーあれねぇ~……勇君鼻の下伸びてて凄かったやつ!!」
「そ、そう……それ……改めて言われるとやっぱり恥ずかしいな……」
リジーシアでの勇の痴態……それは当然あずーにもオンラインで通じていた。
彼女の変化はその時の出来事が元なのではないか……そう思い当たる節があるからこそ勇はこうして彼女の下を訪れたのだ。
恥を感じながらもあずーの前に立つ勇……腹は括れど、思いきれない感情の欠片が僅かに勇の顔を赤く滲ませる。
「思い違いならいいんだけどさ……俺に幻滅したとかさ、そんな感情にさせてしまったのなら……なんていうのか、申し訳ないっていうか……」
あずーが勇の事を好きだという事は仲間内だけでなく、周囲に居る人間の知る所だ。
彼女の特異な行動がそれを逆に児戯的な雰囲気へと変えてしまっていた訳であるが。
彼女の想いを少なからず知っていたからこそ、引責の念にも駆られるのも仕方の無いのかもしれない。
だが、そんな彼の何時に無い浮かない表情を見たあずーは……自らの浮かべた笑顔を無くすどころか大きな笑みへと変え、俯く彼に言葉を返した。
「んふふ~……確かに、あれがキッカケって言われたらそうかもしれないかな~」
「やっぱり……?」
不安そうな顔を浮かべたまま視線だけをあずーに向けると、彼女の万遍の笑みが視界に映り動揺を買う。
「でもさでもさ、ちょっと違うかな~」
「え?」
途端の切り返しに勇の顔がキョトンとし、僅かな間が開く。
そして不意に彼女の歩みが止まると……僅かに行き過ぎた勇が彼女の顔を追う様に体ごと振り返った。
「勇君、うちに初めて来た時の事、憶えてる?」
「1年の時シンに連れられて来た時の事かな……?」
「そうそう!! あの時さ、お兄に『好きな子のタイプ』聞かれてたじゃん?」
「あ、えーっと……確かそんな話してたような気がする……もしかして聞いてた?」
「うん、聞いてたよ……『元気な子が好き』ってさ」
勇の顔が蒼白になっていく……。
彼等が友達となったその日の何気ない話……それでも好きな異性のタイプを異性に聞かれたと知れば恥と感じる事もある。
そんな勇の顔を見たあずーは「フフッ」と小さな声を上げて笑う。
「だからさ、あたしはその時から『元気な子』であろうと思ったんだ……勇君が好きになってくれるようにってね」
「え……でもあの時、あずって俺と初対面だったはずだろ……どうしてそう思ったんだ?」
「んふふーそれはヒミツ!!」
「えぇ~……」
不意にあずーが再び歩み始め、勇を追い越すと……唖然と彼女を見つめていた彼がそれに追い付こうと続く。
そんな彼に振り向く事無く……彼女の口が開いた。
「でもね、こないだ気付いたんだ……勇君が好きな『元気な子』ってこういう事じゃないんだって……まぁ薄々感じてはいたけどさ。 きっと元気っていうのはエウリィちゃんみたいに我があってハッキリする事なんじゃないかって」
「あず……」
「それに気付けたからあたしはこう成れた……ううん、多分今の『あたし』が『地のあたし』なんだと思う。 今まで無理してたんだなぁってさ、やっと気付いたんだぁ~」
そんな彼女の表情は清々しい程に綺麗な笑顔で……今までのあざとい程に大きな笑みとは全く異なる自然なカタチ……それを横目に見つめていた勇の心が僅かに揺れ動く。
「まぁでもほら、もうあたしも高3じゃん? いつまでも子供で居られないってね」
「そっか……そうだよな。 もうあずと会って3年も経つんだな」
「そそ……だからさ、勇君も変に気を使わなくていいよ…… あたしは別に悪い方に転がった訳じゃないんだからさ。 むしろ今まで以上に好きになっちゃった」
「あはは……そこは変わらないんだな……」
「当たり前じゃんっ!! 本質はつよかわいいあずーちゃんなの!!」
自然な笑顔を向け、いつもと変わらない事を口走る彼女のテンションに押され、自然と勇の口元も笑みを作り……そして口を開け笑う。
そんな一連の二人の会話が時間を忘れさせたのだろう……気付けば既にそこは白代高校のすぐ近くの交差点……そこを曲がればその先に見える程の距離。
「あ~もう着いちゃったのかぁ……勇君と久々の話もっとしたかったのにな~」
「はは……俺はいつも事務所に居るさ、話したい時に来ればいいさ」
「訓練の邪魔するのも嫌だし、体動かしたい時に行くよ。 とりあえず、テスト終わったらね~」
「そうだったな……テスト頑張ってな」
「うん、勇君も訓練頑張ってね~!!」
互いが手を振り別れを告げる。
そして駆け足で校門へと向かっていく彼女の足取りは軽やかで……勇はそんな彼女の後姿を見守る様に、見えなくなるまで見つめ続けていた……。
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