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第三十三節「二つ世の理 相対せし二人の意思 正しき風となれ」
~贖罪と否定 無責任の死に憤る~
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「あのぅ……ユウ=フジサキさん、リッダが大変失礼いたしましたぁ」
「いや、彼女の気持ちもわかりますから」
立ち上がったアネットが大きな体でしきりに謝りながら頭を落とす。
勇の背丈すら越す彼女の礼を前に、勇すらどこか引き気味だ。
茶奈にしてみれば、もはやリッダと変わらず見上げる様に顎を上げて唖然としていた。
「だ、だが責任はとってもらう。 何があろうと私の両親を殺した事には変わりない」
「リッダちゃん!!」
相変わらずの強情な態度に、アネットも堪らず怒声を浴びせかける。
しかしリッダは引かぬ顧みぬの姿勢を貫き、アネットにすらそっぽを向く始末だ。
そんな二人を前に、勇は何を想ったのか……軽く「スゥ」と息を吸い込んだ。
「わかった……なら、俺の命を奪えばいい」
途端、衝撃の一言に茶奈とアネットが驚愕する。
リッダもまた、勇が一瞬何を言ったのか理解出来ず……唖然と目を見開かせていた。
「何を言ってるんですか勇さん!!」
「俺は本気だよ茶奈。 俺はここまでに、多くの人を殺し過ぎたんだ」
その時勇が茶奈に向けたのは、全てを悟った穏やかな瞳。
勇はそう覚悟する時が来るのだろうと思っていた。
いつか自分が犯してきた罪を償う時が来るのだろうと。
それは仕方のない事だった。
殺さなければ、殺されていたから。
生きる為に必死だったから。
でもいつしか殺すだけの側になった時、彼は同時に思い始めていた。
これは一方的な殺戮と何ら変わらないのだと。
そこで彼は罪の意識を憶えたのだ。
そして今、こうして罪を問われた。
だから彼は覚悟を決めて、こう言い切ったのだ。
自身の命で全てが償えるなら。
茶奈や仲間達が犯した罪を共に償えるなら。
もはやこの命は、惜しくは無い。
「―――でも、今はダメだ。 世界を救い、全てが正しい形に戻るまで俺は死ねない。 だからそれまで待って欲しい。 必ず俺が救ってみせるから」
「フジサキユウ……貴様は―――」
その時勇がリッダに見せたのは微笑み。
一切の恐怖や哀しみをも感じさせない、慈しみを交えた穏やかな笑顔。
死を恐れる事無く、皆の生の為に自身を投げ打つ。
リッダにはその姿が……今は亡き父の姿と重なって見えていた。
自身が愛した……誇り高き父の姿と。
「そんなの、絶対にダメですッ!!」
そんな中、突如として茶奈が叫び声を上げた。
突然の事に勇が驚き、その身ごと振り向かせる。
その時彼の眼に映ったのは……悲しみの余り涙を零す茶奈の素顔だった。
「茶奈……」
「勇さんは勝手なんです!! そうやって自分だけで決めて、自分だけで命を粗末にして!! なんでいつも皆の事を考えてる様で考えてないんですか!! 皆、勇さんが死なない様にこれだけ頑張ってるのにッ!!」
その場に響き渡る程の叫びが彼女の口から絶えず放たれる。
茶奈がここまでに感情を見せる事はあまり無い。
感情表現が豊かになった今でも。
特に怒りや悲しみの感情をここまで強く押し出す事はほとんど無いと言って等しい。
それ程までに彼女は憤っているのだ。
それ程までに……勇の事を想っているから。
「それなのに勇さんが自分から死んだら、もう誰も止められないじゃないですか!! そんなのダメです、許さない……!! 例え皆が許しても……私が絶対に許さないッ!!」
リッダやアネットが怯む程の怒号。
それを吐き散らした時、たちまち空気が静寂を迎える。
それは茶奈が己の内に秘めた想いを固める為の間。
想いのままに、願うままに……訴える為の。
「―――それでも勇さんが死ぬと言うなら……私も死にます!!」
その一言は……震えていた。
覚悟など出来ている訳も無かったのだろう。
死ぬ事が怖くない訳は無いのだ。
今までに、一杯人の死を見て来た。
いつか自分も同じ様に戦場の中で死を迎えるかもしれない。
そう思った事は数知れない。
それでもこう言わしめたのは、勇と共に生きる事を選んだから。
彼の愛を受け入れて、彼に愛を打ち明けて。
こうして二人で歩もうとしたから。
彼の居ない世界に、自分の生きる理由は無いのだと。
そう伝えたかったのだ。
彼女は不器用だから、そうとしか言えなかった。
でもその一言は……どう言い換えるよりも強く、勇の心を激しく撃ち貫いた。
「茶奈、それは―――」
「否定はさせません。 貴方が死ねば私が死ぬ事も止められません。 もう決めましたから。 私は何があっても勇さんと生きるんです。 生きて未来を見届けるんです!! だから死ぬなんて言わないで……生き続けるって言ってください……お願いだから……っ!!」
その時、勇の胸に「トスン」と軽い衝撃が響く。
茶奈が彼の胸に飛び込んだのだ。
悲しみの余りに啜り泣きながら。
例え世界の命運を握る二人であろうと、ここに居るのはただの人間、ただの男女、愛する者同士。
でも互いが納得出来なければ、そこで二人は終わる。
そして戦う理由は無くなり、世界が終わるだろう。
勇もまた、それを望まない。
彼女の想いに応える事が、彼が最も望む願いだから。
「ごめん茶奈。 俺、浅はかだったよ……本当にごめん」
その一言と共に……勇は茶奈をそっと抱き込むのだった。
その時、二人を見つめるリッダが何を想うのか。
父親の面影を感じる勇と、その彼に寄り添いながら共に生きる事を誓う茶奈。
それが彼女には……父と母の懐かしき姿と重なって見えていた。
ずっと昔にもらった愛情とぬくもり。
それらを全て与えてくれた、敬愛する父と母。
そう見えた時、自然と彼女の口元に……優しい笑みが戻っていた。
「あ、あのな、良い雰囲気の中で悪いのだが―――」
勇と茶奈のムード溢れる雰囲気の中に突如としてリッダが小さな声で割り込んだ。
それはもう、まるで障子に大きな穴を開けて覗き込むが如く。
堪らずアネットが背後で「ああもう……」と頭を抱える中で。
「べ、別に命まで取ろうなんて思いはしないんだからっ……そのな―――」
勇と茶奈が抱き合いながらも「ポカン」としていると、リッダがバツが悪そうに視線を外しながら落ち着かない様を見せる。
「何て言うかその……せ、世界を救うんだろ? ならそれをすれば……許してやらないでもない」
「リッダちゃあん……っ」
赤面……もとい紫面を見せながらそう答えるリッダに、アネットは感無量だ。
思わず彼女に抱き着き、巨大な腕で潰さんばかりに締め上げる。
そんな障壁の働かない殺人ハグを喰らい、リッダが破裂せんばかりに膨れた面を見せつけていた。
「フフッ……リッダさんの顔、面白いですね」
「じょ、じょうだんではああ お おっぎょごおおお!!」
突如として訪れた緩やかな空気が勇と茶奈の悲しみを跳ね退ける。
決して意図した事では無いが、少なくともリッダが望んでいた形に戻った事には変わりはないのだろう。
そう、彼女がここに居る事こそがその理由とたり得るのだから。
例え一時的に本能に負けたとしても、平和を望むという願いは変わらない。
今こうしてそれも克服出来たのだから。
誤解も晴れたのだから。
もはや彼女に、勇を責める理由などありはしなかったのだ。
こうして、世界の真実を伝える前の些細な出来事は終わりを告げた。
リッダとアネット……珍妙なコンビの二人は最終的に勇の伝えようとしている事実をしっかりと聴き遂げる事を誓い、その場を後にしたのだった。
二人の賛同を得たにも足る出来事を経た事で勇達は更に自信を付け、来たるべき会場に臨む。
世界に認められ、その上で真実の救世を実現する為に。
世界中の要人達が集まる中で……遂にその時が訪れる。
「いや、彼女の気持ちもわかりますから」
立ち上がったアネットが大きな体でしきりに謝りながら頭を落とす。
勇の背丈すら越す彼女の礼を前に、勇すらどこか引き気味だ。
茶奈にしてみれば、もはやリッダと変わらず見上げる様に顎を上げて唖然としていた。
「だ、だが責任はとってもらう。 何があろうと私の両親を殺した事には変わりない」
「リッダちゃん!!」
相変わらずの強情な態度に、アネットも堪らず怒声を浴びせかける。
しかしリッダは引かぬ顧みぬの姿勢を貫き、アネットにすらそっぽを向く始末だ。
そんな二人を前に、勇は何を想ったのか……軽く「スゥ」と息を吸い込んだ。
「わかった……なら、俺の命を奪えばいい」
途端、衝撃の一言に茶奈とアネットが驚愕する。
リッダもまた、勇が一瞬何を言ったのか理解出来ず……唖然と目を見開かせていた。
「何を言ってるんですか勇さん!!」
「俺は本気だよ茶奈。 俺はここまでに、多くの人を殺し過ぎたんだ」
その時勇が茶奈に向けたのは、全てを悟った穏やかな瞳。
勇はそう覚悟する時が来るのだろうと思っていた。
いつか自分が犯してきた罪を償う時が来るのだろうと。
それは仕方のない事だった。
殺さなければ、殺されていたから。
生きる為に必死だったから。
でもいつしか殺すだけの側になった時、彼は同時に思い始めていた。
これは一方的な殺戮と何ら変わらないのだと。
そこで彼は罪の意識を憶えたのだ。
そして今、こうして罪を問われた。
だから彼は覚悟を決めて、こう言い切ったのだ。
自身の命で全てが償えるなら。
茶奈や仲間達が犯した罪を共に償えるなら。
もはやこの命は、惜しくは無い。
「―――でも、今はダメだ。 世界を救い、全てが正しい形に戻るまで俺は死ねない。 だからそれまで待って欲しい。 必ず俺が救ってみせるから」
「フジサキユウ……貴様は―――」
その時勇がリッダに見せたのは微笑み。
一切の恐怖や哀しみをも感じさせない、慈しみを交えた穏やかな笑顔。
死を恐れる事無く、皆の生の為に自身を投げ打つ。
リッダにはその姿が……今は亡き父の姿と重なって見えていた。
自身が愛した……誇り高き父の姿と。
「そんなの、絶対にダメですッ!!」
そんな中、突如として茶奈が叫び声を上げた。
突然の事に勇が驚き、その身ごと振り向かせる。
その時彼の眼に映ったのは……悲しみの余り涙を零す茶奈の素顔だった。
「茶奈……」
「勇さんは勝手なんです!! そうやって自分だけで決めて、自分だけで命を粗末にして!! なんでいつも皆の事を考えてる様で考えてないんですか!! 皆、勇さんが死なない様にこれだけ頑張ってるのにッ!!」
その場に響き渡る程の叫びが彼女の口から絶えず放たれる。
茶奈がここまでに感情を見せる事はあまり無い。
感情表現が豊かになった今でも。
特に怒りや悲しみの感情をここまで強く押し出す事はほとんど無いと言って等しい。
それ程までに彼女は憤っているのだ。
それ程までに……勇の事を想っているから。
「それなのに勇さんが自分から死んだら、もう誰も止められないじゃないですか!! そんなのダメです、許さない……!! 例え皆が許しても……私が絶対に許さないッ!!」
リッダやアネットが怯む程の怒号。
それを吐き散らした時、たちまち空気が静寂を迎える。
それは茶奈が己の内に秘めた想いを固める為の間。
想いのままに、願うままに……訴える為の。
「―――それでも勇さんが死ぬと言うなら……私も死にます!!」
その一言は……震えていた。
覚悟など出来ている訳も無かったのだろう。
死ぬ事が怖くない訳は無いのだ。
今までに、一杯人の死を見て来た。
いつか自分も同じ様に戦場の中で死を迎えるかもしれない。
そう思った事は数知れない。
それでもこう言わしめたのは、勇と共に生きる事を選んだから。
彼の愛を受け入れて、彼に愛を打ち明けて。
こうして二人で歩もうとしたから。
彼の居ない世界に、自分の生きる理由は無いのだと。
そう伝えたかったのだ。
彼女は不器用だから、そうとしか言えなかった。
でもその一言は……どう言い換えるよりも強く、勇の心を激しく撃ち貫いた。
「茶奈、それは―――」
「否定はさせません。 貴方が死ねば私が死ぬ事も止められません。 もう決めましたから。 私は何があっても勇さんと生きるんです。 生きて未来を見届けるんです!! だから死ぬなんて言わないで……生き続けるって言ってください……お願いだから……っ!!」
その時、勇の胸に「トスン」と軽い衝撃が響く。
茶奈が彼の胸に飛び込んだのだ。
悲しみの余りに啜り泣きながら。
例え世界の命運を握る二人であろうと、ここに居るのはただの人間、ただの男女、愛する者同士。
でも互いが納得出来なければ、そこで二人は終わる。
そして戦う理由は無くなり、世界が終わるだろう。
勇もまた、それを望まない。
彼女の想いに応える事が、彼が最も望む願いだから。
「ごめん茶奈。 俺、浅はかだったよ……本当にごめん」
その一言と共に……勇は茶奈をそっと抱き込むのだった。
その時、二人を見つめるリッダが何を想うのか。
父親の面影を感じる勇と、その彼に寄り添いながら共に生きる事を誓う茶奈。
それが彼女には……父と母の懐かしき姿と重なって見えていた。
ずっと昔にもらった愛情とぬくもり。
それらを全て与えてくれた、敬愛する父と母。
そう見えた時、自然と彼女の口元に……優しい笑みが戻っていた。
「あ、あのな、良い雰囲気の中で悪いのだが―――」
勇と茶奈のムード溢れる雰囲気の中に突如としてリッダが小さな声で割り込んだ。
それはもう、まるで障子に大きな穴を開けて覗き込むが如く。
堪らずアネットが背後で「ああもう……」と頭を抱える中で。
「べ、別に命まで取ろうなんて思いはしないんだからっ……そのな―――」
勇と茶奈が抱き合いながらも「ポカン」としていると、リッダがバツが悪そうに視線を外しながら落ち着かない様を見せる。
「何て言うかその……せ、世界を救うんだろ? ならそれをすれば……許してやらないでもない」
「リッダちゃあん……っ」
赤面……もとい紫面を見せながらそう答えるリッダに、アネットは感無量だ。
思わず彼女に抱き着き、巨大な腕で潰さんばかりに締め上げる。
そんな障壁の働かない殺人ハグを喰らい、リッダが破裂せんばかりに膨れた面を見せつけていた。
「フフッ……リッダさんの顔、面白いですね」
「じょ、じょうだんではああ お おっぎょごおおお!!」
突如として訪れた緩やかな空気が勇と茶奈の悲しみを跳ね退ける。
決して意図した事では無いが、少なくともリッダが望んでいた形に戻った事には変わりはないのだろう。
そう、彼女がここに居る事こそがその理由とたり得るのだから。
例え一時的に本能に負けたとしても、平和を望むという願いは変わらない。
今こうしてそれも克服出来たのだから。
誤解も晴れたのだから。
もはや彼女に、勇を責める理由などありはしなかったのだ。
こうして、世界の真実を伝える前の些細な出来事は終わりを告げた。
リッダとアネット……珍妙なコンビの二人は最終的に勇の伝えようとしている事実をしっかりと聴き遂げる事を誓い、その場を後にしたのだった。
二人の賛同を得たにも足る出来事を経た事で勇達は更に自信を付け、来たるべき会場に臨む。
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