1,179 / 1,197
第三十九節「神冀詩 命が生を識りて そして至る世界に感謝と祝福を」
~救いの代償、そして挫けぬ心~
しおりを挟む
「―――でも、何か、しなきゃ……!!」
それは心輝と瀬玲が無力に打ちひしがれていた時だった。
こんな声が聴こえ、全員が足元に振り向いてみれば。
なんと茶奈が寝返り起き上がろうとしているという。
それも震えながらも使命感に駆られるままに。
いつから話を聞いていたのだろうか。
そもそもいつから目を覚ましていたのか。
とはいえ事情を説明する必要はもう無さそうだ。
恐らく、乗っ取られてからの事は邪神を通して知っているのだろう。
だからこそ既に戦意も見せ、背中の魔剣に光を灯そうとしている。
でも肝心の身体がボロボロで。
救う為とはいえ、勇達に叩かれ続けたから相当に痛いはず。
起き上がろうとしても「うぅ~!」と唸るだけで、四つん這いから動けないくらいに。
「茶奈!? 無理しちゃダメよ!!」
「無理、じゃないです、勇さん、待ってる、です……!」
しかも口調もどこか変だ。
今までの様に流暢と話せず、何だか片言で。
確かに呼吸も荒いが、それだけではとても説明が付かない。
それどころか突如として手先が崩れ、再び肩がドチャリと地を突く事に。
そんな状況に茶奈自身もどこか不可解さを隠せなくて。
「~~~ッ!?」
『いいえ茶奈さん、それは本当の無理なのです。 いいですか、よく聞いてください。 今の貴女の首上と手の先にはもう命力が通っていません。 厳密に言えば繋がりを断ち切っただけですが。 でもその所為で該当部における命力使用は出来ず、命力機動も意思発声も出来ないのです』
「「「えっ!?」」」
ただ、その原因はどうやら疲労やダメージなどではないらしい。
茶奈を救う上でどうしても必要となる代償だったのだ。
確かに、勇は茶奈と邪神との繋がりを断てた。
ただし茶奈の命力の流れを断ち切る事で。
これは一歩間違えれば死に繋がりかねない行為である。
だからこそ可能性が薄かったのだ。
そんな中でも幸い、上手く断ち切る事には成功して。
でもその上で後遺症だけは避ける事が出来ないから。
結果、茶奈は戻ってしまった。
命力を得る前の喋り方に。
上手い語り方さえわからない、本来の肉声に。
ずっと命力の会話を使っていたから誰も気付かなかったのだろう。
普通に話せる事が当たり前で、それを出来ていたと思っていたから。
だから本人も知らぬまま依存し、本当の話し方を学ぶ事無く今までを生きて来て。
そして断ち切られたからこそ気付いてしまった。
自分の醜いと思っていた喋り方に。
多くの者達から嫌われた吃音に。
しかもより一層酷くなっていたという事実も加えて。
「あ、あ、うぅ~~~ッ!!」
「茶奈……」
『残念ですが、これは防ぎようがありませんでした。 茶奈さんを救う上で背負わなければならない代償だったのです……』
しかもこの声だけは受け手側が天力・命力を持っていても変換されない。
茶奈の声に一切の命力が乗っていないからだ。
よってこの声はもはや島打つ波音とも変わらないという。
相手側の命力がそう認識してしまうが故に。
この事実をア・リーヴェさえも知っているなら、勇もきっと知っているのだろう。
決戦の末に茶奈が何かを失う事になると。
だが勇はそれでも茶奈を救いたかった。
命こそ救えれば、喋り方なんて後で幾らでも矯正出来るから。
例え全てがやり直しとなろうとも。
例え他の皆が嫌いになろうとも。
今からは苦しくても、いつかはどうにでも出来るのだと。
だから斬ったのだ。
この戦いが終わった後、一緒に苦難を乗り越えるつもりで。
いつか必ず何の不自由も無い、穏やかな生活を送れる様にと。
『でも勇を悪く思わないであげてください。 これは彼なりに思った事で―――』
「わかって、ます! 勇さん、そんなしないって……!」
そして茶奈も、そんな勇を心から信じている。
勇は決して陥れるつもりなど無いのだと。
今こうして生きている事が何よりもの愛の形なのだと。
故に茶奈は諦めない。
勇が言った通りの頑固ささえ見せつけて。
例え手に力が入らなくとも関係無い。
なら泥だらけになろうとも肘を立てて強引に体を起こすだけだ。
それを心輝と瀬玲が支え、どうにかして立ち上がる。
事実を前にしてもなお挫ける事無く。
更には景色の彼方、勇と邪神の舞う戦場へと視線を向けていて。
「私は、出来る事、します。 後悔して、したくない、から!」
「ちゃ、茶奈ッ!?」
その間も無く、光がその場に迸る。
再びその背に薄紅の翼が形成されたのだ。
それも先の戦いのとは違う、いつもの優しく淡い色合いで。
ババウッ!!
たちまちその翼が推力を与え、止める間も無く景色の先へ。
余りの強引さに心輝も瀬玲も唖然とするばかりだ。
「全く、あの子は……」
「ホント、こういうトコばっか似てるよなぁ。 頑固なのはお互い様かっての」
「フフッ、確かに。 勇もここぞって時は相当頑固だからねぇ」
こうなった手前、もう二人もただ笑うしかない。
勇と茶奈の頑固さと言ったら折り紙付きだと知っているからこそ。
だったらこのまま何もかも薙ぎ倒して行ってしまいそう。
事実も現実も口実も、纏めて倒されてレーンに消えてしまいそうなのだと。
『もしかしたら二人には言葉さえ要らないのかもしれませんね。 なまじ天力や命力という概念があるからこそ忘れがちな、とても大事な事なのだと思います』
「心が通じ合う、かぁ……羨まし。 私もそんな恋愛してみたかったなぁ」
「へっ、柄でもねーな―――オグッ!?」
理由なんて要らない。
ただそうしたいからそうする。
相手がそう求めていると信じているから。
きっとここまでの関係を築ける者はそう多くも無いだろう。
大概が自己満足だったり、先走りだったり。
いや、もしかしたら勇と茶奈もその類なのかもしれないけれど。
でもきっとそれでいいのだ。
それでも二人は許し合えるし、行為そのものも愛せる。
だから通じ合っている様に見えるのだろう。
心なんて探らなくてもいい。
機嫌取りなんてしなくてもいい。
思うがままに行動するだけで互いに認め合えるから。
「みぞおちは止めとけ、ンゴゴ……!!」
「センチな想いをこねくり回した罪は重い」
ただこれは愛ではなく理解だ。
なら例え愛し合う者同士でなくとも同様に出来るはず。
互いに認め合った者なら誰でも。
それを心輝も瀬玲も頭では理解していないかもしれない。
けれど思う所があるから、茶奈の去った彼方を見つめて想いを馳せる。
茶奈が何を思って行ったのか、何をするつもりで飛んだのか。
同様に、自分達にも出来る事は何か無いのかと。
「さ、さてと。 じゃあ俺達も行くかぁ。 このままじゃ締まりも付かねー」
『ほ、本気ですか!? 一体何をなさるつもりなのですかあ!?』
「何って別段、特に案は無いよ。 ま、何とかなるんじゃん? 邪神ちゃんに命力ぶつけなきゃいいだけでしょ」
『それはそうですがぁ……』
満身創痍だろうが、武装が無かろうが関係は無い。
役割を探すのは戦いながらでいい。
この戦いに導いてくれた仲間達の分までやれる事をやるだけなのだと。
こうして決意の下、心輝もが空をゆるりと行く。
瀬玲とア・リーヴェをぶら下げ、グラグラと揺れながらも。
少しでも決戦での役に立つ為に。
この二人もまた、こうなったらもう止まらないから。
それは心輝と瀬玲が無力に打ちひしがれていた時だった。
こんな声が聴こえ、全員が足元に振り向いてみれば。
なんと茶奈が寝返り起き上がろうとしているという。
それも震えながらも使命感に駆られるままに。
いつから話を聞いていたのだろうか。
そもそもいつから目を覚ましていたのか。
とはいえ事情を説明する必要はもう無さそうだ。
恐らく、乗っ取られてからの事は邪神を通して知っているのだろう。
だからこそ既に戦意も見せ、背中の魔剣に光を灯そうとしている。
でも肝心の身体がボロボロで。
救う為とはいえ、勇達に叩かれ続けたから相当に痛いはず。
起き上がろうとしても「うぅ~!」と唸るだけで、四つん這いから動けないくらいに。
「茶奈!? 無理しちゃダメよ!!」
「無理、じゃないです、勇さん、待ってる、です……!」
しかも口調もどこか変だ。
今までの様に流暢と話せず、何だか片言で。
確かに呼吸も荒いが、それだけではとても説明が付かない。
それどころか突如として手先が崩れ、再び肩がドチャリと地を突く事に。
そんな状況に茶奈自身もどこか不可解さを隠せなくて。
「~~~ッ!?」
『いいえ茶奈さん、それは本当の無理なのです。 いいですか、よく聞いてください。 今の貴女の首上と手の先にはもう命力が通っていません。 厳密に言えば繋がりを断ち切っただけですが。 でもその所為で該当部における命力使用は出来ず、命力機動も意思発声も出来ないのです』
「「「えっ!?」」」
ただ、その原因はどうやら疲労やダメージなどではないらしい。
茶奈を救う上でどうしても必要となる代償だったのだ。
確かに、勇は茶奈と邪神との繋がりを断てた。
ただし茶奈の命力の流れを断ち切る事で。
これは一歩間違えれば死に繋がりかねない行為である。
だからこそ可能性が薄かったのだ。
そんな中でも幸い、上手く断ち切る事には成功して。
でもその上で後遺症だけは避ける事が出来ないから。
結果、茶奈は戻ってしまった。
命力を得る前の喋り方に。
上手い語り方さえわからない、本来の肉声に。
ずっと命力の会話を使っていたから誰も気付かなかったのだろう。
普通に話せる事が当たり前で、それを出来ていたと思っていたから。
だから本人も知らぬまま依存し、本当の話し方を学ぶ事無く今までを生きて来て。
そして断ち切られたからこそ気付いてしまった。
自分の醜いと思っていた喋り方に。
多くの者達から嫌われた吃音に。
しかもより一層酷くなっていたという事実も加えて。
「あ、あ、うぅ~~~ッ!!」
「茶奈……」
『残念ですが、これは防ぎようがありませんでした。 茶奈さんを救う上で背負わなければならない代償だったのです……』
しかもこの声だけは受け手側が天力・命力を持っていても変換されない。
茶奈の声に一切の命力が乗っていないからだ。
よってこの声はもはや島打つ波音とも変わらないという。
相手側の命力がそう認識してしまうが故に。
この事実をア・リーヴェさえも知っているなら、勇もきっと知っているのだろう。
決戦の末に茶奈が何かを失う事になると。
だが勇はそれでも茶奈を救いたかった。
命こそ救えれば、喋り方なんて後で幾らでも矯正出来るから。
例え全てがやり直しとなろうとも。
例え他の皆が嫌いになろうとも。
今からは苦しくても、いつかはどうにでも出来るのだと。
だから斬ったのだ。
この戦いが終わった後、一緒に苦難を乗り越えるつもりで。
いつか必ず何の不自由も無い、穏やかな生活を送れる様にと。
『でも勇を悪く思わないであげてください。 これは彼なりに思った事で―――』
「わかって、ます! 勇さん、そんなしないって……!」
そして茶奈も、そんな勇を心から信じている。
勇は決して陥れるつもりなど無いのだと。
今こうして生きている事が何よりもの愛の形なのだと。
故に茶奈は諦めない。
勇が言った通りの頑固ささえ見せつけて。
例え手に力が入らなくとも関係無い。
なら泥だらけになろうとも肘を立てて強引に体を起こすだけだ。
それを心輝と瀬玲が支え、どうにかして立ち上がる。
事実を前にしてもなお挫ける事無く。
更には景色の彼方、勇と邪神の舞う戦場へと視線を向けていて。
「私は、出来る事、します。 後悔して、したくない、から!」
「ちゃ、茶奈ッ!?」
その間も無く、光がその場に迸る。
再びその背に薄紅の翼が形成されたのだ。
それも先の戦いのとは違う、いつもの優しく淡い色合いで。
ババウッ!!
たちまちその翼が推力を与え、止める間も無く景色の先へ。
余りの強引さに心輝も瀬玲も唖然とするばかりだ。
「全く、あの子は……」
「ホント、こういうトコばっか似てるよなぁ。 頑固なのはお互い様かっての」
「フフッ、確かに。 勇もここぞって時は相当頑固だからねぇ」
こうなった手前、もう二人もただ笑うしかない。
勇と茶奈の頑固さと言ったら折り紙付きだと知っているからこそ。
だったらこのまま何もかも薙ぎ倒して行ってしまいそう。
事実も現実も口実も、纏めて倒されてレーンに消えてしまいそうなのだと。
『もしかしたら二人には言葉さえ要らないのかもしれませんね。 なまじ天力や命力という概念があるからこそ忘れがちな、とても大事な事なのだと思います』
「心が通じ合う、かぁ……羨まし。 私もそんな恋愛してみたかったなぁ」
「へっ、柄でもねーな―――オグッ!?」
理由なんて要らない。
ただそうしたいからそうする。
相手がそう求めていると信じているから。
きっとここまでの関係を築ける者はそう多くも無いだろう。
大概が自己満足だったり、先走りだったり。
いや、もしかしたら勇と茶奈もその類なのかもしれないけれど。
でもきっとそれでいいのだ。
それでも二人は許し合えるし、行為そのものも愛せる。
だから通じ合っている様に見えるのだろう。
心なんて探らなくてもいい。
機嫌取りなんてしなくてもいい。
思うがままに行動するだけで互いに認め合えるから。
「みぞおちは止めとけ、ンゴゴ……!!」
「センチな想いをこねくり回した罪は重い」
ただこれは愛ではなく理解だ。
なら例え愛し合う者同士でなくとも同様に出来るはず。
互いに認め合った者なら誰でも。
それを心輝も瀬玲も頭では理解していないかもしれない。
けれど思う所があるから、茶奈の去った彼方を見つめて想いを馳せる。
茶奈が何を思って行ったのか、何をするつもりで飛んだのか。
同様に、自分達にも出来る事は何か無いのかと。
「さ、さてと。 じゃあ俺達も行くかぁ。 このままじゃ締まりも付かねー」
『ほ、本気ですか!? 一体何をなさるつもりなのですかあ!?』
「何って別段、特に案は無いよ。 ま、何とかなるんじゃん? 邪神ちゃんに命力ぶつけなきゃいいだけでしょ」
『それはそうですがぁ……』
満身創痍だろうが、武装が無かろうが関係は無い。
役割を探すのは戦いながらでいい。
この戦いに導いてくれた仲間達の分までやれる事をやるだけなのだと。
こうして決意の下、心輝もが空をゆるりと行く。
瀬玲とア・リーヴェをぶら下げ、グラグラと揺れながらも。
少しでも決戦での役に立つ為に。
この二人もまた、こうなったらもう止まらないから。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】魔法大戦 〜失われた古代魔法で無双する!〜
加瀬 一葉
ファンタジー
王立魔法学校。高等部に編入してきた冴えない生徒ラフィト。エリートが集うこの学校で、辺境出身のラフィトは落ちこぼれの劣等生なのだが……。
実は彼は、失われたはずの古代魔法を操る一族の末裔。魔族の脅威が増す時代に、ラフィトは人類を救うことができるのか?
過去と現在が交錯する、魔法ファンタジー。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
元皇子の寄り道だらけの逃避行 ~幽閉されたので国を捨てて辺境でゆっくりします~
下昴しん
ファンタジー
武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。
二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。
帝国は武力を求めていたのだ。
フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。
帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。
「ここから逃げて、田舎に籠るか」
給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。
帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。
鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。
「私も連れて行ってください、お兄様」
「いやだ」
止めるフェアに、強引なマトビア。
なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。
※カクヨム様、小説家になろう様でも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる