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第一章
第18話 一同、紫空界へ
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界外に渡るのはとても簡単だ。
旅費を支払って界間航空便を使えばいい。
二日に一回の間隔で飛ぶ公共機空船へと乗り込むのだ。
多少値は張るが、必要になるのはそれだけ。
身分証明も要らないし、滞在期間も決められていない。
各国どこも移動制限は無く、基本的に来るものは拒まず。
なんならそのまま移動先へ移住しても構わないくらいだそうな。
税金もそこまで掛からないらしいし。
なにせ虹空界はそれほど広くない。
機空船に乗ればどの大陸も一時間ほどで横断出来てしまうから。
その大陸間も同様の時間しか掛からないのでほとんど手間が無い。
おまけに機空船の燃料は空気と魔力なのでとてもリーズナブルなのだ。
で、そんな機空船を利用して今、俺達は紫空界にいる。
その目的はもちろん、ノオンの計画に乗る為。
紫空界が青空界に間者を送り込んだ理由を確かめる為だ。
きっとこのままうかうかしてれば遅かれ戦争が始まってしまうだろう。
それこそ戦力の乏しい青空界がどうなってしまうかわからない。
それどころか、他の大陸にまで争いが飛び火してしまう可能性もある。
故に、最悪の結末となる事だけは絶対に阻止しなければ。
そんな訳で降り立った訳だけれども。
最初に向かったのは中央皇国――ではなく、陸外れの水産都市で。
「ノオン、俺達に魚料理を嗜んでいる余裕なんてあるのか?」
「何を言うんだいアークィン! 【水産都市ウルスーヤ】は魚だけじゃなく蟹料理も絶品なのさ!」
「「「カニィー↑!」」」
それで現在、街自慢の料亭とやらにて食事中。
なんだこれ、凄くデジャブを感じるぞ。
あとそういう問題じゃないだろう。
それにな、もっと大切な事がある。
「ではこうやって並べられた料理の代金はどうするつもりなんだ?」
「ツケさ!」
「自慢げに言うなよ!」
そう、所持金が無い。
航空便を利用したのでスッカラカンだ。
しかもほとんどが俺の支払いで。
それでその後、寄港街からここまで歩いてきたんだが。
着いて早速と向かったのがこの店だったんだ。
クソ、ツァイネル討伐の報酬さえ貰えればこんな事にはならなかったのに。
せめて国民救助の報酬くらいは受け取っても良かったんじゃないか?
「ハッハー! 実はこの店、以前から何度もツケをした事があるのさっ!」
「毎回ちゃんと払えよ!」
「ヘイマスター! ゴリヤー海老のパイン蒸しを頼もう! 最ッ高の奴で!」
しかしノオンめ、地元だか知り合いだか何だか知らんがやりたい放題だ。
店員の憐れむ白い目が見えるが、これは混血だからとかじゃないだろう。
後でまたローストビーフの切れ端でも添えてやろうか?
「カニ美味いマジ美味い」
「マオ、お前海産物も行けるんだな。本当に植物なのか?」
「半分人間だからオールオッケィ!!」
毎度の事ながらマオも遠慮しないな。
高い物からゴリゴリ食べていくのは見ていて逆に気持ちいいくらいだ。
でもせめて外殻くらいは残せ。そこは食べていい部位じゃない。
「ぐふふ、メイルシュトロームアイスおいし、おいし」
「デカい。フィーのそれ自分くらいにデカいぞ。食べきれるのか体積的に」
「甘味は別次元な~の~」
甘味にうるさいフィーは全く別の物を頼んでいる。
この店最大級の超特大アイスを一人で食べきるつもりらしい。
なお冷蔵魔法が掛かっているそうだから別次元が冷えないといいな。
「もぐもぐ、わかめもぐもぐ」
「テッシャはこういう時リーズナブルなんだな。どれどれ【ペリーヨワカメ】の値段は――待て、それ以上食べてはいけない」
「ずごごごごじゅるすぽん」
コイツ……ッ! 止められるのがわかって吸い込みやがったッ!
なんで一本モノのワカメ、こんなクッソ高いんだ!? 高級酒か!?
そもそも取り置き可ワカメキープってなんなんだよ!!
ダメだ、こんな店に来てしまったらもう止められない。
俺だけでも店側の負担を抑えなければ。
それで俺に添えられたのは、ツマ。
ああ、手持ちのジャーキーのお供に丁度いいよ……。
やめろ店員、憐れみの目をこちらにも向けるんじゃあない。
クソッ、これでは落ち着いて食べれないじゃないか!
こうなったら仕方ない、父直伝の秘策を試してやる。
「正直、ここに何しに来たかわからなくなったんだが? もしかして武聖ウーイールーが残せし格言〝早晩多子〟を知らんのか?」
「ハハッ、アークィンはせっかちだね。慌てても出来ない事があるんだよ。〝早晩多子〟には〝時を見計らえ〟という意味があるのも知らないのかい?」
「本人はそう言ってなかったぞ」
「そうなのか、じゃあ土地によって受け取り方が違――え? 本人って、ウーイールー様の事、かい……?」
よし、これで全員黙ったな。
さすが我が父、その名を聞けば蛮子も黙ると宣うだけの事はある。
けど何故だ、皆ガン見してくるんだが。
ノオン、裾を引っ張るのはやめるんだ。
そして何か訴える様な目を向けるんじゃあない。
「ほう……君は、ウーイールー様を、知っている、のかい……ッ?」
「まじかー、あの伝説の御方と話したのかー、それは是非訊かねば」
「フィー、おなかがきゅっとなっちゃ~た。きになるー」
「もぐもぐ、わかめもぐもぐ」
にしても意外な反応だった。
これは想定外だぞ。
父は生前こう言っていた。
〝何かあれば儂の名を出せ。さすれば皆畏れ、敬い、ひれ伏すだろう〟と。
話が違うよ父上。
皆、興味津々だよ。
あとテッシャ、もうワカメはやめろォ!
「ここではあまり話したくないな。まぁいずれは話すさ。脱退しなければな」
「ちゅぎィィィーーー!!!!!」
これでは収まりが付かないので、とりあえずノオンを転がしておく。
このネタなら簡単にコロコロさせられるからな。
なにせ賊騒動からここまで最短ルートだった。
【銀麗騎志団】離脱云々の話をおざなりにしたままで。
それで立場が曖昧だからこうも簡単に揺すれるのだ。
なに、悪い事していないから問題は無いだろう。
タダ喰らいな分、床掃除くらいはしっかりしておけよ。
「アークィン、まだ抜ける気があるのかい?」
「どうだろうな、まだ決めかねている。皆の実力は何となくだけどわかったし。多分これ程のパーティは早々無いだろうな」
「ならどうして? 私は君が居てくれると楽しくて嬉しいよぉ?」
それに今はこの立場のままで居たい。
決してポージングしたくないからという訳じゃあなくて。
まだ深く入り込んでしまう訳にはいかないと思ったんだ。
彼等の色に染まってしまえば自分を見失ってしまうのではないかと。
まだ人付き合いが下手な俺だからな、怖いんだよ。
多分それはまだ俺が彼等を信用しきっていないから。
本当に信頼していいのか、背中を預けていいのかがわからない。
仲間と名乗っていいのか、それが不安で堪らない――のだと思う。
「ありがとう。けど今はその優しさが恥ずかしいんだ。説明し難いな」
けど俺には残念ながらこれを伝える勇気がまだ無い。
敵をブチのめす勇気はあるんだけど、きっと別腹なんだろうな。
となるとフィーの甘味袋と同じく別次元にあるのかもしれない。
だから今は苦笑いで気持ちに応える。
その別次元から勇気を引き出す方法がまだ思い浮かばないから。
「なら君が良い返事をするまでクロ様のお尻を掃除しないでおこう」
「やめろォ! それだけはやめろォうッ!!」
「クシシッ!」
だけど、それでも嬉しいよ。
こうして対等に扱って貰える事がさ。
なら事が済むまで尽くすとしようか。
そこまでやりきったって俺に一切の損は無いんだから。
よりぬき言語紹介
――――――――――――――――――
ペリーヨワカメ
ウルスーヤからほんの少し離れたペリーヨ海で採れる最上級のワカメ。海底の恵みをふんだんに吸い上げたお陰で栄養満点。滋養強壮にもなり、夜の営みにとても効果があるという。そのお陰で値段は非常に高く、収穫量も制限されている。また密漁した場合は処刑に至る事もあり、扱いはもはや禁制品にも足る。なので少しづつ楽しむのが定石。その為のワカメキープである。時々売り切れるので取り置き予約するのも手とされている。
なおこの日テッシャの腹に消えたのは二本。なんて畏れ多い事を。
――――――――――――――――――
旅費を支払って界間航空便を使えばいい。
二日に一回の間隔で飛ぶ公共機空船へと乗り込むのだ。
多少値は張るが、必要になるのはそれだけ。
身分証明も要らないし、滞在期間も決められていない。
各国どこも移動制限は無く、基本的に来るものは拒まず。
なんならそのまま移動先へ移住しても構わないくらいだそうな。
税金もそこまで掛からないらしいし。
なにせ虹空界はそれほど広くない。
機空船に乗ればどの大陸も一時間ほどで横断出来てしまうから。
その大陸間も同様の時間しか掛からないのでほとんど手間が無い。
おまけに機空船の燃料は空気と魔力なのでとてもリーズナブルなのだ。
で、そんな機空船を利用して今、俺達は紫空界にいる。
その目的はもちろん、ノオンの計画に乗る為。
紫空界が青空界に間者を送り込んだ理由を確かめる為だ。
きっとこのままうかうかしてれば遅かれ戦争が始まってしまうだろう。
それこそ戦力の乏しい青空界がどうなってしまうかわからない。
それどころか、他の大陸にまで争いが飛び火してしまう可能性もある。
故に、最悪の結末となる事だけは絶対に阻止しなければ。
そんな訳で降り立った訳だけれども。
最初に向かったのは中央皇国――ではなく、陸外れの水産都市で。
「ノオン、俺達に魚料理を嗜んでいる余裕なんてあるのか?」
「何を言うんだいアークィン! 【水産都市ウルスーヤ】は魚だけじゃなく蟹料理も絶品なのさ!」
「「「カニィー↑!」」」
それで現在、街自慢の料亭とやらにて食事中。
なんだこれ、凄くデジャブを感じるぞ。
あとそういう問題じゃないだろう。
それにな、もっと大切な事がある。
「ではこうやって並べられた料理の代金はどうするつもりなんだ?」
「ツケさ!」
「自慢げに言うなよ!」
そう、所持金が無い。
航空便を利用したのでスッカラカンだ。
しかもほとんどが俺の支払いで。
それでその後、寄港街からここまで歩いてきたんだが。
着いて早速と向かったのがこの店だったんだ。
クソ、ツァイネル討伐の報酬さえ貰えればこんな事にはならなかったのに。
せめて国民救助の報酬くらいは受け取っても良かったんじゃないか?
「ハッハー! 実はこの店、以前から何度もツケをした事があるのさっ!」
「毎回ちゃんと払えよ!」
「ヘイマスター! ゴリヤー海老のパイン蒸しを頼もう! 最ッ高の奴で!」
しかしノオンめ、地元だか知り合いだか何だか知らんがやりたい放題だ。
店員の憐れむ白い目が見えるが、これは混血だからとかじゃないだろう。
後でまたローストビーフの切れ端でも添えてやろうか?
「カニ美味いマジ美味い」
「マオ、お前海産物も行けるんだな。本当に植物なのか?」
「半分人間だからオールオッケィ!!」
毎度の事ながらマオも遠慮しないな。
高い物からゴリゴリ食べていくのは見ていて逆に気持ちいいくらいだ。
でもせめて外殻くらいは残せ。そこは食べていい部位じゃない。
「ぐふふ、メイルシュトロームアイスおいし、おいし」
「デカい。フィーのそれ自分くらいにデカいぞ。食べきれるのか体積的に」
「甘味は別次元な~の~」
甘味にうるさいフィーは全く別の物を頼んでいる。
この店最大級の超特大アイスを一人で食べきるつもりらしい。
なお冷蔵魔法が掛かっているそうだから別次元が冷えないといいな。
「もぐもぐ、わかめもぐもぐ」
「テッシャはこういう時リーズナブルなんだな。どれどれ【ペリーヨワカメ】の値段は――待て、それ以上食べてはいけない」
「ずごごごごじゅるすぽん」
コイツ……ッ! 止められるのがわかって吸い込みやがったッ!
なんで一本モノのワカメ、こんなクッソ高いんだ!? 高級酒か!?
そもそも取り置き可ワカメキープってなんなんだよ!!
ダメだ、こんな店に来てしまったらもう止められない。
俺だけでも店側の負担を抑えなければ。
それで俺に添えられたのは、ツマ。
ああ、手持ちのジャーキーのお供に丁度いいよ……。
やめろ店員、憐れみの目をこちらにも向けるんじゃあない。
クソッ、これでは落ち着いて食べれないじゃないか!
こうなったら仕方ない、父直伝の秘策を試してやる。
「正直、ここに何しに来たかわからなくなったんだが? もしかして武聖ウーイールーが残せし格言〝早晩多子〟を知らんのか?」
「ハハッ、アークィンはせっかちだね。慌てても出来ない事があるんだよ。〝早晩多子〟には〝時を見計らえ〟という意味があるのも知らないのかい?」
「本人はそう言ってなかったぞ」
「そうなのか、じゃあ土地によって受け取り方が違――え? 本人って、ウーイールー様の事、かい……?」
よし、これで全員黙ったな。
さすが我が父、その名を聞けば蛮子も黙ると宣うだけの事はある。
けど何故だ、皆ガン見してくるんだが。
ノオン、裾を引っ張るのはやめるんだ。
そして何か訴える様な目を向けるんじゃあない。
「ほう……君は、ウーイールー様を、知っている、のかい……ッ?」
「まじかー、あの伝説の御方と話したのかー、それは是非訊かねば」
「フィー、おなかがきゅっとなっちゃ~た。きになるー」
「もぐもぐ、わかめもぐもぐ」
にしても意外な反応だった。
これは想定外だぞ。
父は生前こう言っていた。
〝何かあれば儂の名を出せ。さすれば皆畏れ、敬い、ひれ伏すだろう〟と。
話が違うよ父上。
皆、興味津々だよ。
あとテッシャ、もうワカメはやめろォ!
「ここではあまり話したくないな。まぁいずれは話すさ。脱退しなければな」
「ちゅぎィィィーーー!!!!!」
これでは収まりが付かないので、とりあえずノオンを転がしておく。
このネタなら簡単にコロコロさせられるからな。
なにせ賊騒動からここまで最短ルートだった。
【銀麗騎志団】離脱云々の話をおざなりにしたままで。
それで立場が曖昧だからこうも簡単に揺すれるのだ。
なに、悪い事していないから問題は無いだろう。
タダ喰らいな分、床掃除くらいはしっかりしておけよ。
「アークィン、まだ抜ける気があるのかい?」
「どうだろうな、まだ決めかねている。皆の実力は何となくだけどわかったし。多分これ程のパーティは早々無いだろうな」
「ならどうして? 私は君が居てくれると楽しくて嬉しいよぉ?」
それに今はこの立場のままで居たい。
決してポージングしたくないからという訳じゃあなくて。
まだ深く入り込んでしまう訳にはいかないと思ったんだ。
彼等の色に染まってしまえば自分を見失ってしまうのではないかと。
まだ人付き合いが下手な俺だからな、怖いんだよ。
多分それはまだ俺が彼等を信用しきっていないから。
本当に信頼していいのか、背中を預けていいのかがわからない。
仲間と名乗っていいのか、それが不安で堪らない――のだと思う。
「ありがとう。けど今はその優しさが恥ずかしいんだ。説明し難いな」
けど俺には残念ながらこれを伝える勇気がまだ無い。
敵をブチのめす勇気はあるんだけど、きっと別腹なんだろうな。
となるとフィーの甘味袋と同じく別次元にあるのかもしれない。
だから今は苦笑いで気持ちに応える。
その別次元から勇気を引き出す方法がまだ思い浮かばないから。
「なら君が良い返事をするまでクロ様のお尻を掃除しないでおこう」
「やめろォ! それだけはやめろォうッ!!」
「クシシッ!」
だけど、それでも嬉しいよ。
こうして対等に扱って貰える事がさ。
なら事が済むまで尽くすとしようか。
そこまでやりきったって俺に一切の損は無いんだから。
よりぬき言語紹介
――――――――――――――――――
ペリーヨワカメ
ウルスーヤからほんの少し離れたペリーヨ海で採れる最上級のワカメ。海底の恵みをふんだんに吸い上げたお陰で栄養満点。滋養強壮にもなり、夜の営みにとても効果があるという。そのお陰で値段は非常に高く、収穫量も制限されている。また密漁した場合は処刑に至る事もあり、扱いはもはや禁制品にも足る。なので少しづつ楽しむのが定石。その為のワカメキープである。時々売り切れるので取り置き予約するのも手とされている。
なおこの日テッシャの腹に消えたのは二本。なんて畏れ多い事を。
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