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第三章
第38話 謀略のピクト
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エルフたちは復讐を望まない。
これは彼らに根付いた精神文化に起因するものだという。
人間が死を恐れるのと違い、彼らは死を恐れない。
それは決して命知らずという意味ではなく、死を受け入れているという意味で。
死とは終わりではない。次の生命への糧となりいずれ星へと還る前準備。
だから彼らにとっての死は喜びでもある。
故に彼らは仲間の死を悲しまない。
再び別の形で会いましょう、と誓って見送るのだ。
いつか再び精神文化の中で繋がり、再会できると信じているから。
――そう教えてもらった俺はリディスさんと共に更なる地下へと進む。
野盗どもが投獄された場所、地下牢獄へと。
ただ正直、その精神文化というものはまだ理解に至っていない。
異世界産だとしても、俺もまたこの世界での人間と同じってことなのだろう。
それでも、彼らが現状維持を望むのなら意思は汲みたいと思う。
復讐するのではなく、危害が及ばないようにすればいいのだと。
「ここだ。この先に彼らがいる」
「わかった。なら後は任せてくれ。リディスさんは口裏を合わせてくれるだけでいい」
「了解した」
だからここからは俺のターンだ。
ちょっくらハッスルさせてもらうとしようか……!
そう心を奮わせる中で牢獄の重い扉が開き、中が露わになる。
するとその先には縄で繋がれた三人の野盗たちが膝で座らされていた。
「彼らが捕虜だ。他はもう助けられず死んでしまった」
「そうか。わかったよリディス殿、手間をかけさせてすまないな」
「……いや、構わない」
奴らを前にした途端、俺の心にスイッチが入った。
口調をぬったりとさせ、ほんの少し偉そうに演出するために。
さらには奴らの前に立つと、そっと自分を抱くように両腕を回す。
右手を腰へ、左手を自分の顔を半分を覆う形で。
そして奴らを見下し、鼻で笑ってやるのだ。
「……無様だな。残り三人となった今でも生き永らえているなどとは」
「何を……!?」
「黙れ、お前たちの下卑た返しなど俺には興味無い」
「「「ッ!?」」」
今の俺は皇族だ。
ベース設定はそう、昔見たアニメの主人公。
親を殺されたとある皇子が親族に復讐を行うというもの。
その末に皇子は亡国出身の友と共に、その復讐を成し遂げた!
そして! 俺は! その役になりきる!
大好きだったあの物語の主人公に、俺はなるッ!
「まったく大したことをしてくれた。異変を感じ、身分を隠して部下たちと共に出兵したのはいいが……まさかエルフの森を焼くような愚か者がまだこの時代にいたとはな」
「何……!? 貴様、流民ではないのか!?」
「フッ、お前たちと同じだよ」
「「「――ッ!?」」」
「しかし、こうして騙せていたということは俺の変装も棄てたものではないな?」
ニヤリとした笑みを浮かべ、さらに頭を引く。
奴らにはきっと、俺がよほど偉そうに見下ろしているように見えていることだろう。
奴らの顔が憤りで歪む。計画通りだ。
「お前たちの正体は既に掌握している。さしずめ中央の手の者だろう?」
「「「……」」」
「あくまでシラを切るかね。まぁその程度のことで口を割るとは思っていないさ」
そう、口を割るとは思っていない。
しかし感情を逆撫でられたことで抑えが効かなくなっているのは事実。
おかげで見えたぞ、真ん中の奴!
俺の発言でピクリと瞼を動かした所をな!
ククク、動揺しているのが見え見えだ。
まさかこうも容易く見抜けるとは思わなかったぞ?
少し前に読んだ心理学の書物サマサマだなぁ!
「貴様は何者だ! なぜ我らの邪魔をした!」
ふふ、分かり易い返しだ。
こいつら、実は誘導尋問だとわかっててノってきてくれてるんじゃないだろうな?
「だから言っただろう。お前たちと同じだと」
「何っ!?」
「まだわからないのか? ならば教えてやろう……」
だがおかげで気分は最高潮だ。
さぁ俺の演技の見せどころだぞ!
両腕を広げ、存分に見せつけてやろう!
「我が名はピクト! 姓はオムレス!」
「な、なにっ!?」
「オムレスだと!?」
「あの首切り侯と同じ姓……!?」
「そう! 我が父の名バーギュ・オムレス! 首切り侯と名高き者の次男であり、かの方の意志を継ぎし者である!」
フフフ、狼狽えているな。
それもそうだろう、腐っても貴族の名だ。
奴らが如何な立場であろうと、その位を無視することはできまい。
「だがあの方に次男など――」
「馬鹿め。当然だ。この俺の存在はずっと秘匿されていたのだから」
「「「ッ!?」」」
「すべては父のため、ひいてはこの地の安定のため。そして父の密命を受け、俺は密かにエルフと盟約を結び、この森を外敵から守る使命を得ていたのだっ!」
さらには奴らに人差し指を向けて威圧する。
信じた奴らはもう既に歯を軋ませているぞ。
ははははっ! やれるじゃあないかっ!
「嘘を付くな狼藉者めぇ! 貴様があの首切り侯の息子だとぉ!?」
「そうだ、証拠を出せ! そうすれば信じてやる!」
おお喚く喚く。うるさいくらいに。
だがお前たちは気付いていない。
すでにお前たちが俺の操る盤上で踊らされているということになッ!
「証拠? フッ、なぜそんな物を出す必要がある?」
「「「なっ!?」」」
「この場にいるのは我々のみ。そして俺はお前たちを好きに出来る立場にある。しかもお前たちの目的など、とうに知り得ているのだよ」
故に鋭い眼差しを向け、口角も上げる。
遊びは終わりだと言わんばかりに。
「なればお前たち如きに証明する必要などないということを忘れるなッ!」
「「「うううッ!!!???」」」
「……俺が一つ命令を出すだけでこの男がお前たちを殺すだろう。そうされても仕方がない立場だということを今一度思い出すのだな」
そこでふとリディスさんに目を向ける。
するとリディスさんがそれに気付き、剣を抜いてピュピュピュと振り抜いてみせた。
すごい剣さばきだ。男たちが顔を蒼白にさせてしまうほどに。
「だが俺も寛大でありたいと思う。そこでお前たちに一つチャンスをくれてやろう」
「チャ、チャンス……?」
「そうだ。お前たちが知り得る、殺してしまったエルフたちに報いる情報を洗いざらい吐け。そうすればその情報如何で俺が恩赦を与えて開放するよう働きかけよう。なんなら我が配下に加えてやっても良い。一族郎党含めてな」
「なっ!?」
「くっ、そんなことで我々が屈するとでも――」
「ただし!」
「「「――ッ!?」」」
「ただし一人だけだ。三人分も増えては適わんからな。よってそれ以外は不要処分とする。なお、この後は一人ずつに分けて監禁させてもらうとしよう」
ふはははは! 完璧だ! 完璧な流れじゃないか!
まさかここまで上手く行くとは。我ながら才能が恐ろしい!
絵師界隈より演劇界で生きた方が良かったんじゃないかぁ!?
こうなればこちらのもの、後は全員が吐くまで待てばいい。
暴露チキンレースの始まりだッ!
なぁに、一人にすることで他の状況がわからず疑心暗鬼に陥るから、結果はすぐにでも出ることだろうよ!
「以上だ。リディス殿、後の用意と尋問は貴殿らエルフに任せた」
「承知した」
そして俺たちはこう言い残して牢獄を後にした。
あとは扉を閉めればもう悪逆皇子タイムは終了だ。
疲れたが大満足である!
「ふぅ~~~中々に面白かったぜ」
「ところでピクト殿、先ほど貴殿が仰っていたのは……」
「ああ、あれ全部嘘な。ただ俺の言った通りにやれば間違いなく奴らは吐くよ」
「ほう……」
確かに奴らは忠誠心のような硬い意志を持っている。
しかし所詮は盗賊紛いなことをさせても平気な人員で、そこまで強くは無い。
まず高級貴族ってことも有り得ないだろうしな、折れるのも時間の問題だ。
だから俺たちは奴らが吐くまで時間を潰すだけでいい。
吐いたとしてもしばらくは牢獄にいてもらうさ。すべて片付くまではな。
その時が来るのを楽しみに、俺たちは意気揚々と狭い階段を上がっていった。
これは彼らに根付いた精神文化に起因するものだという。
人間が死を恐れるのと違い、彼らは死を恐れない。
それは決して命知らずという意味ではなく、死を受け入れているという意味で。
死とは終わりではない。次の生命への糧となりいずれ星へと還る前準備。
だから彼らにとっての死は喜びでもある。
故に彼らは仲間の死を悲しまない。
再び別の形で会いましょう、と誓って見送るのだ。
いつか再び精神文化の中で繋がり、再会できると信じているから。
――そう教えてもらった俺はリディスさんと共に更なる地下へと進む。
野盗どもが投獄された場所、地下牢獄へと。
ただ正直、その精神文化というものはまだ理解に至っていない。
異世界産だとしても、俺もまたこの世界での人間と同じってことなのだろう。
それでも、彼らが現状維持を望むのなら意思は汲みたいと思う。
復讐するのではなく、危害が及ばないようにすればいいのだと。
「ここだ。この先に彼らがいる」
「わかった。なら後は任せてくれ。リディスさんは口裏を合わせてくれるだけでいい」
「了解した」
だからここからは俺のターンだ。
ちょっくらハッスルさせてもらうとしようか……!
そう心を奮わせる中で牢獄の重い扉が開き、中が露わになる。
するとその先には縄で繋がれた三人の野盗たちが膝で座らされていた。
「彼らが捕虜だ。他はもう助けられず死んでしまった」
「そうか。わかったよリディス殿、手間をかけさせてすまないな」
「……いや、構わない」
奴らを前にした途端、俺の心にスイッチが入った。
口調をぬったりとさせ、ほんの少し偉そうに演出するために。
さらには奴らの前に立つと、そっと自分を抱くように両腕を回す。
右手を腰へ、左手を自分の顔を半分を覆う形で。
そして奴らを見下し、鼻で笑ってやるのだ。
「……無様だな。残り三人となった今でも生き永らえているなどとは」
「何を……!?」
「黙れ、お前たちの下卑た返しなど俺には興味無い」
「「「ッ!?」」」
今の俺は皇族だ。
ベース設定はそう、昔見たアニメの主人公。
親を殺されたとある皇子が親族に復讐を行うというもの。
その末に皇子は亡国出身の友と共に、その復讐を成し遂げた!
そして! 俺は! その役になりきる!
大好きだったあの物語の主人公に、俺はなるッ!
「まったく大したことをしてくれた。異変を感じ、身分を隠して部下たちと共に出兵したのはいいが……まさかエルフの森を焼くような愚か者がまだこの時代にいたとはな」
「何……!? 貴様、流民ではないのか!?」
「フッ、お前たちと同じだよ」
「「「――ッ!?」」」
「しかし、こうして騙せていたということは俺の変装も棄てたものではないな?」
ニヤリとした笑みを浮かべ、さらに頭を引く。
奴らにはきっと、俺がよほど偉そうに見下ろしているように見えていることだろう。
奴らの顔が憤りで歪む。計画通りだ。
「お前たちの正体は既に掌握している。さしずめ中央の手の者だろう?」
「「「……」」」
「あくまでシラを切るかね。まぁその程度のことで口を割るとは思っていないさ」
そう、口を割るとは思っていない。
しかし感情を逆撫でられたことで抑えが効かなくなっているのは事実。
おかげで見えたぞ、真ん中の奴!
俺の発言でピクリと瞼を動かした所をな!
ククク、動揺しているのが見え見えだ。
まさかこうも容易く見抜けるとは思わなかったぞ?
少し前に読んだ心理学の書物サマサマだなぁ!
「貴様は何者だ! なぜ我らの邪魔をした!」
ふふ、分かり易い返しだ。
こいつら、実は誘導尋問だとわかっててノってきてくれてるんじゃないだろうな?
「だから言っただろう。お前たちと同じだと」
「何っ!?」
「まだわからないのか? ならば教えてやろう……」
だがおかげで気分は最高潮だ。
さぁ俺の演技の見せどころだぞ!
両腕を広げ、存分に見せつけてやろう!
「我が名はピクト! 姓はオムレス!」
「な、なにっ!?」
「オムレスだと!?」
「あの首切り侯と同じ姓……!?」
「そう! 我が父の名バーギュ・オムレス! 首切り侯と名高き者の次男であり、かの方の意志を継ぎし者である!」
フフフ、狼狽えているな。
それもそうだろう、腐っても貴族の名だ。
奴らが如何な立場であろうと、その位を無視することはできまい。
「だがあの方に次男など――」
「馬鹿め。当然だ。この俺の存在はずっと秘匿されていたのだから」
「「「ッ!?」」」
「すべては父のため、ひいてはこの地の安定のため。そして父の密命を受け、俺は密かにエルフと盟約を結び、この森を外敵から守る使命を得ていたのだっ!」
さらには奴らに人差し指を向けて威圧する。
信じた奴らはもう既に歯を軋ませているぞ。
ははははっ! やれるじゃあないかっ!
「嘘を付くな狼藉者めぇ! 貴様があの首切り侯の息子だとぉ!?」
「そうだ、証拠を出せ! そうすれば信じてやる!」
おお喚く喚く。うるさいくらいに。
だがお前たちは気付いていない。
すでにお前たちが俺の操る盤上で踊らされているということになッ!
「証拠? フッ、なぜそんな物を出す必要がある?」
「「「なっ!?」」」
「この場にいるのは我々のみ。そして俺はお前たちを好きに出来る立場にある。しかもお前たちの目的など、とうに知り得ているのだよ」
故に鋭い眼差しを向け、口角も上げる。
遊びは終わりだと言わんばかりに。
「なればお前たち如きに証明する必要などないということを忘れるなッ!」
「「「うううッ!!!???」」」
「……俺が一つ命令を出すだけでこの男がお前たちを殺すだろう。そうされても仕方がない立場だということを今一度思い出すのだな」
そこでふとリディスさんに目を向ける。
するとリディスさんがそれに気付き、剣を抜いてピュピュピュと振り抜いてみせた。
すごい剣さばきだ。男たちが顔を蒼白にさせてしまうほどに。
「だが俺も寛大でありたいと思う。そこでお前たちに一つチャンスをくれてやろう」
「チャ、チャンス……?」
「そうだ。お前たちが知り得る、殺してしまったエルフたちに報いる情報を洗いざらい吐け。そうすればその情報如何で俺が恩赦を与えて開放するよう働きかけよう。なんなら我が配下に加えてやっても良い。一族郎党含めてな」
「なっ!?」
「くっ、そんなことで我々が屈するとでも――」
「ただし!」
「「「――ッ!?」」」
「ただし一人だけだ。三人分も増えては適わんからな。よってそれ以外は不要処分とする。なお、この後は一人ずつに分けて監禁させてもらうとしよう」
ふはははは! 完璧だ! 完璧な流れじゃないか!
まさかここまで上手く行くとは。我ながら才能が恐ろしい!
絵師界隈より演劇界で生きた方が良かったんじゃないかぁ!?
こうなればこちらのもの、後は全員が吐くまで待てばいい。
暴露チキンレースの始まりだッ!
なぁに、一人にすることで他の状況がわからず疑心暗鬼に陥るから、結果はすぐにでも出ることだろうよ!
「以上だ。リディス殿、後の用意と尋問は貴殿らエルフに任せた」
「承知した」
そして俺たちはこう言い残して牢獄を後にした。
あとは扉を閉めればもう悪逆皇子タイムは終了だ。
疲れたが大満足である!
「ふぅ~~~中々に面白かったぜ」
「ところでピクト殿、先ほど貴殿が仰っていたのは……」
「ああ、あれ全部嘘な。ただ俺の言った通りにやれば間違いなく奴らは吐くよ」
「ほう……」
確かに奴らは忠誠心のような硬い意志を持っている。
しかし所詮は盗賊紛いなことをさせても平気な人員で、そこまで強くは無い。
まず高級貴族ってことも有り得ないだろうしな、折れるのも時間の問題だ。
だから俺たちは奴らが吐くまで時間を潰すだけでいい。
吐いたとしてもしばらくは牢獄にいてもらうさ。すべて片付くまではな。
その時が来るのを楽しみに、俺たちは意気揚々と狭い階段を上がっていった。
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そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
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